ーー私は遠征任務が嫌いだ。
他の艦娘と話す機会が増えるから。
私は今、遠征任務に出ている。
駆逐艦である限り、重要な任務が無くて都合がつく時は、高練度でも遠征任務に組み込まれるのだ。実際に今この艦隊には最前線を任されるような高練度の駆逐艦が3人もいる。
高練度で強い艦娘がいるだけで、ある程度の安心感が得られるらしい。今回は新人もいるのでこの編成になった。
といっても私が戦闘を行うようなことになれば逆に仲間が危険になるので、私は戦闘なんて無いような遠征任務しか参加できないという制限があるけれど。
戦闘に参加して相手を倒すと意識するだけで、私は止まれなくなるのだから。
「叢雲ー、お前どこ行く気だー?」
「天龍さん、分かってはいるんだけど! これ引っ張ってると真っ直ぐ進めないのよ!」
「ま、お前は初任務だからな。他のやつのことよく見て技を盗めよー」
「なんでこんなにドラム缶重いのよ! もう!」
「叢雲ちゃん、吹雪型1番艦として私が教えてあげるよ! だからお姉ちゃんって呼んで?」
「ぜったいに呼ばない! でも教えて」
「吹雪お姉ちゃんって言ったら教えてあげる」
「ねぇ睦月、教えてくれない?」
「にゃ、にゃしぃ……」
「おーい、叢雲ちゃーん?」
「バカ姉は無視していいから、教えてください」
「わ、分かったにゃしぃ。じゃあ、とりあえず一本から練習してみよう? 天龍さん、残り持ってもらっても良いですかにゃ?」
「おう。……弥生、卯月、お前らも手伝え」
「…はい」
「別にうーちゃんが全部持っても良いぴょん?」
「それじゃ俺が面倒で押し付けたみたいだろうが」
「別にいいのに。天龍さんは気にしすぎぴょん。弥生の分も、うーちゃんが持つぴょん」
「…弥生は、自分で持つから…大丈夫」
「ねぇ、卯月ってそんなに力持ちなの? すごい非力そうに見えるんだけど。第1艦隊にも所属してるんでしょ?」
「叢雲ちゃんもそのうち分かるよ。卯月ちゃんはすごいんだから! それと私も昔は第1艦隊に居たんだよ? お姉ちゃんすごいでしょ?」
「少なくともあんたは全くそう見えないわ」
「そんな〜。 卯月ちゃん、私すごいよね? 第1艦隊で頑張ってたよね?」
「ぴょ、ぴょん。吹雪はすごいぴょん。夕立が着任する前は一緒に出撃してたよ」
「…吹雪は、弥生の目標。弥生は吹雪のこと尊敬してる」
「ほらぁー! 叢雲ちゃん。私、すごいんだよ? 弥生ちゃんに尊敬されてるんだよ?」
「……これを尊敬?」
「うーん、今の吹雪ちゃんはちょっと尊敬できないにゃしぃ……」
吹雪は叢雲がきてから空回りしていて頼れそうにないけれど、普段はとても頼れるのだ。
久しぶりに会えた妹が可愛くて可愛くて仕方ないのだろう。
私も妹が来たらこうなるのだろうか。でも睦月は私達が来た時もこんな風にはならなかったと思う。少し過保護になったくらいか。
私は天龍さんからドラム缶を受け取ると、弥生と2人で分けて持った。
弥生はじっとこちらを見ていた。私を心配しているらしく気づくと見られていることが多い。
彼女は私の姉にあたり、表情が硬いので何を考えているのか分かりづらいが、とても優しい性格をしている。
また、ここの鎮守府で私より1日早く建造された同期でもある。最初は訓練などもずっと一緒だった。
なので私の変化を1番近くで見てきた艦娘だ。
そして、私が初めて仲間を攻撃して、大破させたのも彼女である。
本人は気にしないでと言っているが、私は気にするのだ。
私は今でも彼女に対して罪悪感が消えていない。
「全員止まれ!」
「!っとと。 天龍さん、どうしたんですか?」
「吹雪、3時方向の水平線に何か見えた気がする。俺の気のせいなら良いが、深海棲艦だったらまずい。悪いが先行して見てきてくれ」
「わかりました!」
「卯月、大丈夫か? 念のために睦月と叢雲を連れて先に鎮守府に行っててくれ。ここより内側に敵はいないはずだ」
「ぴょん。なら9時方向から鎮守府に向かうぴょん」
「睦月と叢雲がいるんだ。くれぐれもお前は戦おうとするなよ。睦月、いざとなったら叢雲を連れてなりふり構わず逃げろ」
「了解にゃ! 叢雲ちゃん、睦月のそばにいてね」
「わ、わかったわ」
「ドラム缶はうーちゃんが持つぴょん」
「緊急だから別に投棄してもいいんだけどな。まあこれで何もなかったらもったいねえか。……よし、全員ドラム缶を卯月に預けろ! それとそっちの指揮は卯月が取れ」
「…………ふ、吹雪!」
「なあに? 叢雲ちゃん」
「その……気をつけなさいよ」
「………まっかせてよ!! 大丈夫、私がやっつけちゃうんだから!!」
「お前なんでそんなにキラキラしてんだよ……」
「…まぶしい…です」
「天龍さん! 先に行きます!」
「……あいつ、はしゃぎすぎだろ。まあいいや。弥生、行くぞ」
「…了解」
吹雪の後を天龍さんと弥生が追いかけて行く。私も反対方向へ行かなければ。
「じゃあ行くよ。準備はいいぴょん?」
「にゃしぃ!」
「私も大丈夫だけど……そのドラム缶、全部運べるの?」
「問題ないぴょん。うーちゃん達は左へ90度回頭後しばらく真っ直ぐ行って、そのまま鎮守府を目指します」
そう言って私は移動する。後ろでロープに繋がれたドラム缶同士がぶつかる音が聞こえるが、気にせずに速度を上げた。普通の駆逐艦なら波の抵抗で移動できない量だが、私の場合は波や風の力を利用して進むことができる。
ーー私はこの力が嫌いだ
この力は普通じゃないから。
速度が安定したところで、後ろから2人が付いてくるのを確認する。
「すごい、これが第1艦隊……。私もいずれこの量のドラム缶を運べるようにならないといけないのね」
「……叢雲ちゃん、これは卯月が特別なだけだから気にしないでいいよ」
「こんなに運べるなら、私たち遠征行かなくてもいいんじゃない? というかなんで最初からこの量を運ばないの?」
「……これ、結構燃料つかうぴょん。だからあんまり効率よくないぴょん」
「ふぅん。惜しいわね。そういえばなんで卯月は戦ったらダメなの? なんか天龍さんに念を押されてたけど。強いんでしょ?」
「……もしかして叢雲ちゃん、吹雪ちゃん達が心配で気を紛らわそうとしてるのかにゃ?」
「ち、違うから! 心配なんかしてないから! 単純に疑問なだけよ!」
「およよぉ? ほんとかにゃー?」
「本当よ! それで、なんでなの!?」
「ぴょ、ぴょん。それは、まあ、なんていうか。うーちゃんが強すぎるから、とか、周りが見えなくなる、みたいな?」
「? どういう事?」
「うぅ……なんていうか、うーちゃんからは言いづらいから、あとで吹雪にでも聞くといいぴょん」
「………ま、いいわ。それより睦月、さっきの続きなんだけど……」
叢雲は睦月にドラム缶の運びかたについて質問し始めた。きっと私に気を使ったんだろう。
本当は自分で言うべきだとは思うけれど、どんな反応をされるのか怖いのだ。もし何か言われたら、自分が異常だと再認識させられる。
だから“あなたが邪魔で沈めるかもしれない”なんて言えるわけがないのだ。
私は後ろの2人の会話を聞きながら鎮守府に向けて先を急いだ。
◆
結局、天龍さんが見たのは深海棲艦ではなくドロップして浮いていた艦娘だった。
そして今、その艦娘は私の前に立っている。
「三日月です。よろしくね。卯月お姉ちゃん!」
この時、私は衝撃を受けた。普段は砲弾も跳ね返してしまう私だが、この衝撃は跳ね返せなかった。
『お姉ちゃん』
この鎮守府では睦月型の末っ子だった私に、初めて妹ができたのだ。
正直に言おう、すごくかわいい。
無言で三日月を抱きしめる。
「お、お姉ちゃん?」
「はっ!? う、卯月だぴょん。よろしくぴょん!」
「…ずるい、私も」
三日月の後ろにいた弥生はそう言うと私ごと三日月を抱きしめてきた。
普段の無表情も心なしか嬉しそうな顔に見える。
「さっき弥生お姉ちゃんに聞いたんだけど、ここでは私が睦月型で1番下なんだね」
「そうなるぴょん。もう睦月には会ったぴょん?」
「まだだよ。さっきドックで目が覚めたばかりだから」
「なら今から会いに行くぴょん。きっと喜ぶぴょん」
「…弥生も行く」
睦月型は寮で同じ部屋を使っている。この鎮守府で同型艦は同じ部屋になることが多い。同型艦がいない場合は1人部屋になるし、人数が多い場合は別れたりするけれど。
今のところ例外は加賀さんと瑞鶴さんくらいだ。そういえば今度翔鶴さんが着任すると聞いたけれど、部屋はどうするのだろう。3人で同室になるのだろうか。
部屋で三日月が睦月に挨拶している時、私は睦月に聞かなくてはいけないことがあった。
「ねぇ、睦月、ちょっと聞きたいぴょん」
「およ? なに? 卯月」
「うーちゃん達も睦月のことお姉ちゃんって呼んだ方が良いぴょん?」
「…たしかに」
「およよ? 2人ともどうしてそんな深刻そうな顔してるの?」
「…弥生たち、睦月にお姉ちゃんって言ったこと…あまりない」
「……うーちゃん、三日月にお姉ちゃんって言われて嬉しかったぴょん」
「ああ、そういう……。睦月は今のままでいいよ。名前で呼ばれるのも気に入ってるにゃ」
「わ、私も名前で呼んだ方がいい?」
「三日月は好きな方でいいよ。睦月は妹がいるだけで幸せだから」
私の姉はなんて素晴らしいのだろう。吹雪もこうなら叢雲にお姉ちゃんと呼んでもらえるかもしれない。今なら吹雪の気持ちも分かるけれど。
私はどちらで呼ぶか悩み出す三日月を見ながら、吹雪にそれを教えてあげるかどうか考えていた。
◆
三日月が着任して数日が過ぎたある日、弥生は三日月の砲撃訓練を見学していた。
普段は第2艦隊で重要な任務があるため妹の訓練を見ることは出来ないが、今日はたまたま都合がついたのだ。
三日月の隣には叢雲がおり、同じく砲撃訓練を行なっている。
プライドの高い彼女のことだから、三日月に負けないように裏で訓練しているのかもしれない。
そんなことを思いながら、弥生はそれぞれの後ろにいる睦月と吹雪に目を向けた。
三日月は基本的に睦月が指導している。
それは睦月が普段あまり重要な任務についておらず、抜けても大きな問題にならないからである。
弥生は睦月と違って、後方でのサポートよりも単艦での強さを重要視している。その違いから既に、弥生は睦月よりも練度が上になっており、第2艦隊でもトップを争うほどだ。
「睦月お姉ちゃん、やっと当たりました!」
「その調子だよ。次はもっと遠くの的を狙うのです」
「いやー、三日月ちゃんは上手だね。うちの叢雲ちゃんは最初当てるまでにどれだけ掛かったか」
「今は当てれるんだからいいでしょ!」
「でもまだ時々当たらないでしょ? あの距離なら百発百中にならないと」
「前から思ってたけど、本当にそんなことできるの? あんた適当言ってんじゃないでしょうね」
「まあまあ叢雲ちゃん、落ち着くにゃしぃ。吹雪ちゃんは本当に出来るよ。弥生もできるにゃ?」
「…できる」
「吹雪ちゃんすごいです! 弥生お姉ちゃんもすごい!」
「…睦月も、それくらいできるはず」
「まあ、当てるだけならできるかにゃ」
「睦月お姉ちゃんもできるんだ! 私も頑張らないと」
「………疑って悪かったわ」
「叢雲ちゃんはかわいいなぁ」
「吹雪ちゃんは相変わらずにゃしぃ」
「…弥生は、吹雪のこと…尊敬してる」
「そういえば前も言ってたわね。私は未だに実感できないんだけど」
「吹雪ちゃんはなんていうか、戦い方が普通で強いのです」
「普通? たしかに吹雪は見た目が普通で地味だから会っても記憶に残らないけど」
「叢雲ちゃん、お姉ちゃんだって泣くことあるんだよ?」
「普通じゃない戦い方ってどんなの?」
「…代表的なのは夕立と卯月、かな」
「あの2人の戦い方はちょっと真似できないにゃ……」
「どんな感じなの?」
「あの2人は、近接戦闘の割り合いが多いんだよね」
「き、近接戦闘? 艦娘なのに?」
「意外と接近戦で戦う人は多いんだよ? 特に戦艦の人達とか。でもあの2人の相手ができる人はあまり居ないと思う」
「この鎮守府だと長門さんと金剛さんくらいじゃないかにゃ」
「あと卯月ちゃんは不思議な力があるからね。私も使ってみたいなぁ」
「それって、もしかしてドラム缶をたくさん運んだ時のやつ?」
「それにゃしぃ。卯月が言うには、燃料か体力を犠牲にして向きを変えられるらしいのです」
「……なんか漠然としててイメージ湧かないわね」
「一応言っとくと、他の艦娘に比べて割り合いが多いだけで、砲撃や雷撃もすごく上手だからね?」
「卯月お姉ちゃんすごい!」
「…だからこそ、弥生は吹雪を尊敬してる。夕立が着任する前、第1艦隊で活躍してた」
「……たしかにそんな人達の中で活躍してたのはすごいかもね。でもなんで今は後方にいるの?」
「後方任務で万が一があった時の保険として配属されてるにゃ。あとは新人の育成だよね、吹雪ちゃん?」
「そうだよ。だから叢雲ちゃんの初任務で天龍さんが何か見た時も私が先行したし、ドラム缶の運び方も教えたでしょ?」
「運び方を教えてくれたのは睦月だけどね」
「私も卯月お姉ちゃんと一緒に戦いたいです」
「うーん。……それにはかなりの努力が必要になるかな」
「…まずは、第2艦隊へ所属する」
「それで弥生より強くならないとダメにゃ」
「……弥生お姉ちゃんより、強く……」
「そしてこれが重要なんだけど、……卯月ちゃんが戦いやすいように行動する必要があるね」
「卯月が戦いやすいように?」
「……今のうちに教えておいた方がいいかもしれにゃしぃ」
「…………うん。なんていうか、卯月ちゃん、戦闘が始まると性格変わっちゃうんだよね」
「性格が変わるって……二重人格ってこと?」
「それに近いかも。とにかく率先して敵を最後まで倒してくれるんだけど、邪魔すると危ないんだよ」
「危ないって、怒られるんですか?」
「いや、そうじゃなくて……卯月ちゃんの邪魔になると、攻撃してくるんだ」
「えっ、味方を攻撃するってこと? 敵と味方の区別できてないの?」
「区別はついてるから率先して狙われたりはしないんだけど、卯月ちゃんの戦闘に少しでも邪魔になると追い払われちゃうんだよね。攻撃されて」
「……睦月お姉ちゃん、本当?」
「……本当にゃしぃ。戦闘が終わって冷静になると、いつもの卯月に戻って青ざめるにゃ」
「……戦ってる間の記憶はあるのね。でもそれってすごく危ないんじゃない?」
「にゃしぃ。実際にそれで弥生は大破したことがあるのです」
「あなた大破したの!?」
「…うん。でもそのせいで、卯月はずっと苦しんでる。卯月は自分からみんなと仲良くできなくなった。…自分が傷つけてしまうかもしれないって」
「卯月は寂しがりにゃ。誰かが自分から離れていくのが恐いのね」
「お姉ちゃん……」
「…だから、弥生は強くなった。卯月を助けてあげたい…から」
「弥生がここまで強くなった理由の1つは、第1艦隊に入って卯月と一緒に戦うためにゃしぃ」
「…昔、卯月はよく弥生を励ましてくれたし、優しくしてくれた。弥生は、卯月のこと大切に思ってる。…だから、弥生は一緒に戦えるって教えてあげたい」
「……私も、私も協力します!」
「……私もやってあげるわ。でもみんな既に色々やったんでしょう?」
「うん。それで解決しないから困ってるんだけどね」
「あぅ……」
「…でも、三日月は良い感じだと思う。三日月の前だと、卯月はいつもより笑う」
「そ、そうなの? じゃあ、私もっと仲良くする!」
「卯月は妹が出来て嬉しそうにゃしぃ。いっぱい甘えるといいのです」
「…うん。私も嬉しいし。………それにこのままだと、弥生も先に進めない」
「叢雲ちゃんも私に甘えて良いんだよ?」
「遠慮しとくわ」
「…………実は私も前から苦しんでて……」
「……………そうなの?」
「……三日月、練習再開するのね!」
「はい!」
「…弥生もそっちに行く」
◆
「長門、これはどういうことネ?」
「ち、違うんだ、これは卯月と三日月に写真を撮ってくれと言われただけで……」
「じゃあなんで2人はこっちを向いていないのデスカ?」
「シャッターを押した時にたまたま夕立が来て2人を呼んだんだ! だ、だからこちらを向いてないんだ!」
「じゃあなんでこの写真を長門が持っているのデース?」
「そ、それはたった今拾ったから……」
「Hi、加賀ー!! Goodtiming! 長門が駆逐艦を盗撮してたヨ!! 憲兵に連行するから手伝ってくだサーイ!!」
「頭にきました。瑞鶴、翔鶴、先に行ってて」
「うわー、これ通りがかった私達のせいかな。加賀さん行っちゃったよ」
「あの、瑞鶴、あの人は?」
「翔鶴姉、あの人はなんて言うか、誤解の果て? なのかな? うーん、でも写真持ってたのは言い訳出来ないような」
「あれはさっき夕立が落としたっぽい」
「あんたそこに居たのね。もしかしてワザと? これは流石に酷いと思うんだけど」
「夕立もワザとじゃないっぽい。三日月ちゃん達が夕立と一緒に写った写真をくれた時に部屋に忘れていったから、届けようとしたら途中で落としたっぽい。夕立も探してたの」
「ホントでしょうね?」
「ぽい! 偶然っぽい! 夕立、嘘はつかないっぽい!」
「でも長門さん、なんであんなに焦ってるの? 余計怪しく見えるんだけど」
「あれは多分、長門さん自身も言い訳が出来ない状況だと分かってるからっぽい。あと金剛さんと加賀さんが怖いから」
「……フフフ、彼女は私と分かり合える運の低さかも」
「翔鶴姉?」
「翔鶴さん、はじめまして! 夕立よ! よろしくね!」
「翔鶴です。いつも瑞鶴がお世話になってます」
「鎮守府の案内? 夕立も行く!」
「夕立は長門さんの誤解をといてきなさい」
「今はあの2人が怖いからいや。瑞鶴さんは行けるっぽい?」
「無理だわ」