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「あのねェ鉄クン ちょっとも~これ以上劇的なことされちゃうとお兄ちゃんマジちょっと身がもたないかも~?なんて感じなんだけどな~~~あ?」
あの後、歩の部屋に行き傷を見てもらっている鉄…
神経性胃炎持ちの辰之助にはきつい出来事だったのかかなり目がやばくなっていた…
「それとも死んでみたいのかな!?一緒に死んでみよ~~か?アハハハハハハ」
笑い〈?〉ながら鉄の頬を引っ張っている辰之助…
「いでで。いででで~ιι」
「ホラじっとせい!…せやで、いい加減にしときココに神経性の薬なんてあらへんで!」
「俺は悪くねーよ!泥棒だと思ってついてったらサーー昨日の一件がどうの、企みがどうの、奴が来てるとか副長としゃべってんだもん。妖しすぎるぜ!!」
「またそんな機密事項を!!」
「あれは監察や。」
新撰組諸子取締役兼監察“山崎烝”
――監察…つまり情報収集に奔走する“密偵”のことやね
「普段は別人になりすまして素顔見せへんせいか隊内でも“謎の人物”扱いされてるわ。」
「へーえ…。」
「でも、“謎の人物”のわりによくご存じですね。」
「えっまぁ…飯作ってる関係やしなァ!こんくらいは…ねぇ?」
辰之助の言葉に焦る歩
「なァなァ…。俺も監察方になれる?」
「はぁ!?」
「だってよ。小姓じゃ長人のヤツラと戦えねぇじゃん…。」
「……鉄………。」
「ひょっとして…あんたら長人に仇でもおるん?」
「…両親を斬られたんです。」
―グッ
握っていた手を強く握る辰之助…。
そして過去の話をする辰之助…
「本気にしちゃったみたいで…はは…。」
「……男の子やねぇ…。」
「…決めた。俺、小姓やめて監察になる。」
―ガクッ
鉄の言葉に空気が凍る…
「…だからそういう笑えない冗談を…」
「安心しろ。本気だ。」
「…!!ι」
「考えてもみろよ見た目俺と同じか小せェくらいのガキが監察なんてかっこつけた仕事してんのにこの俺は副長の世話なんて絶対間違ってるゼーーーッ!!あんな剣山ヤローより俺の方が出来ることを見せつけてやらー!!」
「こんのおバカっ」
「…。」
――そういうこと……か…
鉄を抑えながら歩の方をチラ見し何かを理解する辰之助…
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「そういえばもう1人居たけど…あれは?」
暴れる〈?〉のを止め呟く鉄…
「もう1人?」
呟きが聞こえたのか歩が聞き返す…
「うん。茶黒髪の男。眼鏡かけてた!」
『ほぉ…。
それは僕のことかな?』
「「「Σ―――っ!!?」」」
いつの間にか背後に立つ雅に声を上げられないほど驚く3人
『俺のことだろ?』
「わあぁああ!!」
――こ、この人どこから…ι
ニヤリと笑いながら言う雅。今度は驚きの声を上げる辰之助…
「い、いつの間に来たん?雅ιι」
歩はいつの間にか来た雅に尋ねる…
『この部屋の前を先ほど通ったら…話し声が聞こえて…な。』
「お、お前…誰だ…?」
歩の質問に答えると鉄が横から質問してくる…
『…人に名を尋ねるときは自分から名乗るもんだろ?市村鉄之助。』
「お、俺のこと知ってるなら言わなくても同じだろ!!」
『うむ…確かにそうだな…。クク…。』
「雅…?」
妖しい笑みを浮かべる雅に嫌な予感がして声をかける歩
『僕の名は藤堂雅。八番隊の隊士だ。
ちなみにお前が総司にやられた時、一応近くにいたしお前にも声かけたから“はじめまして”じゃないからな?』
「は?」
「…!」
――あの時後ろに居た…少年?
『兄の方は僕に見覚えがあるようだな…。で、お前は記憶力大丈夫か?昨日のことだぜ?クク…』
「…。」
――ムカッ…
「あ、あの時は…。」
雅の言葉にピクッと反応した鉄を押さえ話かける辰之助
『礼なら僕に言う必要はないぞ?言うなら手当てをしてくれた雫に言えよ?』
「はぁ…。」
『んじゃ、僕は話たいこと話したし。明日は早いから寝る。オヤスミアユ姉。Goodnights市村兄弟。』
「――っ!!?」
「オヤスミ雅」
歩の声を背にさっさと部屋に戻る雅
異国の言葉を話した雅に驚きを隠せない辰之助を置いて
「なんだあいつ…?最後何て言ったんだ??」
疑問符を飛ばす鉄…
そんな鉄を見た歩は…
「あぁ。異国の言葉らしいよ。異国語で“オヤスミ”って意味らしいで。」
と助け舟を出す…
「なんで…異国の言葉を…。」
「さぁ?そこんトコはなーんにも話してくれヘンのや…あのコ。」
辰之助の疑問に答える歩…
謎が残る…
「…俺も明日に備えて寝る!!おやすみなさい!!」
ダッと部屋を出て行ってしまう鉄
「ああッまたお礼も言わずにッ!!すみませんこんな夜更けに手当てしていただいて…。」
歩に頭を下げる辰之助
「かまへんて…寝つけへんとこやったし…。」
「可愛くないと思いつつ他人に文句を言われると腹が立っちゃうもんなんですよね。」
固まる歩
「気を悪くしないでください、悪気はないんです。それじゃ…。」
―パタン
そういい辰之助も部屋を出て行く…
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