狼姫たちの闘い   作:ナユ

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監察方❽

 

 

――

 

 

 

 

 

―ドキャッ

 

1人の浪士顔面に蹴りをくらわせる鉄

 

「ぐわーーッッ」

 

と声をあげ吹っ飛ぶ浪士

 

別の浪士がそれを見て

 

「このクソガキー。」

 

と突っ込んでくる。

 

しかし、鉄はその浪士の攻撃をよけ

 

「オラァーーーッッ!!!」

 

―ゴスッ

 

とカウンターをかます

 

「痛てええぇ!!ι」

 

その光景を脇で見ながら

 

――…アカンこれ以上市村に暴れられては…

 

山崎は考えをめぐらせる

 

と、その時…

 

―ガッ

 

「!!しまった…!」

 

鉄の隙をついた1人の浪士が女の子を後ろから捕まえる…

 

「よォーしよォーしええ子じゃのうお前ら。そのまま動かんときーや…!」

 

―ぐぐッ…

 

女の子を盾にして拳を強く握り…

 

「ドラァアアッ」

 

鉄に拳を下ろす。

 

しかし拳が鉄に当たる寸前に今まで大人しくしていた女の子が浪士の顔の前に持っていた布を使い視界をふさぐ

 

「なッなんじゃ前が…。」

 

「おおっと!」

 

遅くなった拳を難なくよける

 

「くそっこのガキ…。」

 

隙ができ女の子は浪士の手から逃れ鉄はその男に拳をぶつけた。

 

「イッ…てぇえ!!」

 

女の子の手を取り

 

「助かったぜ!よし今のうちだ早くこっちへ――…」

 

逃げようとするが、

 

―ズン

 

「…たかがガキ1人刀を抜く必要もないと思うたがどうやらそねぇーな手加減はいらんようじゃのう…。」

 

と2人の前に立ちはだかり刀を抜刀する浪士…

 

「くそッ…」

 

浪士に囲まれてしまった2人…

 

「……」

 

無言でふところからクナイをだす山崎

 

しかし…

 

「お待ちなさい」

 

誰かがその手を止める

 

「こんな物振り回しちゃあお仕事バレちゃいますよ?」

 

と言いながらクナイを取り上げるその人物

 

そして前に出て行く

 

「!?なんじゃテメェら!?」

 

「おやおや危ないですねぇ遊びとはいえ抜刀は感心しませんよ。」

 

鉄や山崎、雅の良く知る人物達…

 

“沖田総司”“早弥雫”“永倉新八”“原田左之助”の4人が立っていた

 

 

「……お…ッ沖!」

 

「おーーっと!名乗るほどのモンじゃないサ」

 

鉄が言おうとした事を永倉が止める

 

「なんで小いせぇのまで居んだよ!?」

 

「…今はいいけどねその呼び方でも。後でちゃーんと覚えてネv」

 

『永倉さんι』

 

永倉の呟きを隣にいた早弥には聞こえていた

 

「…オイなんの用か知らねんが」

 

─チャキッ

 

「手ェ出すなよ、こっちにゃガキがおるんじゃけ」

 

女の子がまた捕まり鉄は動揺した

 

だが

 

─ガシッ

 

「オイオイ!!」

 

『向ける相手が違いますよお兄さん?』

 

原田と早弥が男に詰め寄り

 

─ブンッ

 

「うわあッ!!」

 

原田は男を投げ飛ばし、早弥は女の子を助けた

 

「よォーーし!お前ら!後は俺達にまかせろ!!」

 

『はい、まかせます!』

 

「で…でかいのまで…?」

 

鉄はほうけているが

 

─パシッ

 

『ほら鉄クン!さっさと逃げるよ!』

 

早弥に引っ張られながら路地に走り去った

 

そこまで見届けた山崎はその場を立ち去るのであった

 

.

 

 

 

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