「…おい貴様ァ」
原田に話しかけたのはさっき原田に投げ飛ばされた男
「刀ぬけや…ぶった斬っちゃる!!」
原田相手に殺気をとばす
「……悪ィけど、俺刀の方はあんまし得意じゃねぇんだ。という訳で……」
目にとまったのは暖簾
原田は暖簾の棒を取り
「こいつでカンベンしてもらうぜぇ!!!」
原田のその行動に
「──…ふッざけんなァア!!」
怒り刀を振り下ろす
しかし、原田は棒で刀を地面に下げ
空いた相手の腹めがけて棒を突きたてた
─ドサァ
「命拾いしたなァ!!明日から暖簾にお辞儀して店入れよォーー!?」
─く…くそう…強い…!!
仲間がやられ怯む
しかし
─こいつ相手なら…
弱そうな永倉に標的をかえ
「オイオイ佐之ーー!だめだろォもー少し手加減…
うっひゃああ!?!」
─ガキィイン!
刀を振り下ろすもすんでのところで防がれる
「──…びっびっくりしたァ…」
永倉はいきなりの事にびっくりしていた
そして男は刀に力を込める
「オイオイどぉした!?押されれるじゃねーか!!」
「気のせいだ気のせい!ι」
そお言うも足が後ろへずれる
「……あのサァ、そんな押しで俺が倒れるとおもってんの?」
「!?」
永倉は刀で相手の起動をずらし後ろをとる
「しまっ…」
永倉は刀を峰に変え
─斬!
─ドサッ
「…残念で~したっ、こう見えてもけっこう腕は立つんだよネ」
一撃で男を倒した
「ちっ、それならコイツを!」
そう言い向かった先には丸腰の沖田がいた
「てりゃーーー!!」
沖田に斬りかかる
だが
─ガッ
沖田は完全に見きり男の手を掴んだ
「隙だらけですよ」
─バシッ
「っ!」
男に鉄拳をくらわせ気絶させる
「おっしゃあ!?残るはあと一人!」
「かかって来やがれ!!ぶっ倒して…」
そこで気づく
「「……アレ?」」
最後の一人が消えていた
「何処行きやがった!」
「逃げたのか?」
考えを巡らせるが分からない
と…
「…まさか!?」
そう言うと走り出す沖田
「お、おい!?」
永倉達の声が聞こえるも沖田は走り去ってしまった
あれから鉄と女の子を連れ逃げる早弥
『此処らへんでいいか』
だいぶ離れてある通りで止まった
『鉄君、後は私達にまかせて行ってください』
「で、でも…」
いうこと聞かない鉄
早弥は真剣な顔になり
『鉄君にはその女の子を逃がすとゆう大事なことがあるでしょう?』
そう言われどもる鉄
「お、俺だって…」
その時気づく
「あ…!!」
早弥に斬りかかろうとする男に
「早弥さんッッ!!!」
─ギンッ!
『あ、ぶな…!』
鉄の声で反応し、とっさに腰に隠し持っていた短剣で受け止める
右手で柄をつかみ、左手で峰に手を当てたえる
『っ!不意打ちなんて卑怯なてを使いますね』
「うるせえ!勝てばいいんだよ勝てば!!」
男は更に力を入れ
─キイン!
『っ!?』
短剣を弾きとばし早弥に斬りかかる
─殺られる!
まさにそう思った時
─ガッ
後ろから足がのび刀を止め男を壁に叩き付け相手の差し料を首に近付ける
「…雫を斬ろうなんて、あなた…覚悟はありますか?」
「おっ、沖田さん…!」
そう、早弥を助けたのは沖田だった
『総司…』
「大丈夫ですか?さあ、鉄君達は早く向こうへ」
その時の沖田の目は鉄と試合した時の目で
「…あ…」
鉄は一瞬恐怖を感じた
「……さぁ!」
「………」
呼び掛けに応じ鉄と女の子は走って行った
「…きっ貴様ら…新撰組の…!」
「………」
その言葉を聞き、沖田の目付きは変わった
「ここまで来れば大丈夫だ」
女の子を連れて走っていた鉄
安全そうな所まで来て足を止める
「怖かったろ、どっかケガとかしてねぇか!?」
鉄の言葉に首を左右に振る女の子
「そっか!気を付けて帰れよ!」
別れを言うと女の子が鉄の手を両手で握る
「………」
目を見開く鉄だったが、女の子の満面の笑みに自分も笑顔になる
「……じゃあな!」
女の子は去り、鉄は見えなくなるまで手を振り続けた
「……へへっ」
満足そうに笑う鉄だったが
「……」
「……」
山崎がいる事に気付き少し固まる
しかし山崎が歩き出すと我にかえる
「!?おいっ!なんだよそのカッコ!?仕事しねーの?」
「……」
山崎に話しかけるも返事はない
「………まいっか!女の子も助かったし」
鉄は思った事を話しだす
「ちょっと騒ぎになっちまったけど、〝終わり良ければ〟って言うしな!」
そう言い山崎を見上げると
─パァァン…
頬に痛みがはしった
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