出会い❶
元治元年(一八六四年)三年───
「たのも~~うッ!!!」
朝っぱらから怒鳴り声が頓所に響く
『ん?』
姿なき、その声に反応したのは新撰組一番隊隊士の一人
〝早弥雫〟が聞いていた
「どうかしましたか?」
その早弥の隣には
新撰組一番隊隊長〝沖田総司〟
も、その場にいた。
『いやあの…』
「おーい。総司ー!雫ー!!」
早弥が何かを言う前に原田が二人に声をかけた
「あ、原田さん今から出るんですか?」
「おうよ、集まりしだい行く!」
『朝から大変ですねι』
「隊長ーーッ!十番隊そろいましたッ!!」
丁度よく隊士が知らせに来た
「おう!じゃあな総司!雫!」
「はい」
『行ってらっしゃーい!』
原田は十番隊を引きつれ
「出動ーーーッ!!!」
あっとゆう間に行ってしまった
『相変わらず元気でしたねぇ原田さん』
「そうじゃないと原田さんじゃないですよv」
『ですよねぇv』
沖田と早弥はその場で笑いあいながらどこかへと移動していく。
その時、早弥は、最初に聞いた声の事をすっかり忘れていた。
門の外では、ある兄弟のお兄さんが弟を引きずりながら立ち去っていたとか。
.
─ダッダッダッダッ!
「『ひ~じ~か~た~さーん!!』」
─スパーンッ!
「朝っぱらからうるせーぞ!!」
沖田と早弥はあれから土方の部屋へ来た
そして
「『お小遣いくださ~いvV』」
「またか!!」
土方に小遣いをくれとねだっていた
「おめーら、この間やったばっかだろーが」
「も~ありません!ねぇ雫?」
『そ~だよね総司?』
二人のやりとりに脱力しきってしまった土方
仕方なく銭を渡すと
「ありがとうございます土方さん!v早速行きましょう雫!」
『はい!』
二人は風の様に部屋を後にした
そんな二人を見て土方は深いため息をした
『ため息すると、幸せが逃げますよ…。』
二人の出て行った扉の影から現れた影…
新撰組五番隊隊士の一人
〝藤堂雅〟
「…お前か…。」
『…低血圧なのは、わかってますが…。
僕、仮にも女なんですが…?
布団の中にいつまでも居ないでくださいよ。』
「…。」
『…それと、買出しがあるので、呼び出した要件は早めにお願い
します…。』
「…その買出しなんだが…ついでに、紙を買ってきてくれ。」
『はぁ…。』〈ため息〉『…またですか…。』
「引き受けてくれるか…。」
『ついでになんで構いませんよ…。』〈呆〉
「…スマン。」
『もう、慣れました…。…では…僕はこれで。
…帰ってくるまでには、寝床から出ててくださいよ?丞も命令待機してるでしょうしね。』
「あぁ…。」
──────
「いや~いい買い物をしましたねv」
『そうですねv』
あのあとサイゾーを連れお菓子を買った二人
フとサイゾーが沖田の着物を引っ張る
「?どうしましたかサイゾー?」
『きっとあれじゃないですか?』
「あれ?」
暫く考えて
「ああ、これですか?」
何かわかったらしく
「よーーし
取ってこーいvV」
勢いよく〝ソレ〟を投げた
が
─スコーーン
─ブスーーッ
「ぎゃーーー!?」
〝ソレ〟は壁に当たり起動がづれ、その先にいた少年の頭に刺さった
結び目にだったが
『人に当たっちゃいましたよι』
「あ~~ッゴメンなさ~い!!」
謝りに行こうとした二人だが
「Σあ、だめですよサイゾーッ!!ι」
〝ソレ〟もとい骨に目がくらんだのかサイゾーが少年に向かって走り出す
「食ったろか!」
振り向く少年だったがサイゾー(豚)だとわかると固まり勢いで川に落ちてしまった
「あっちゃ~~…ι」
『やっちゃったι』
すかさず駆け寄り
「そこのキミ!大丈夫ですか?」
『ゴメンね~ι』
手をさしのべたのであった