狼姫たちの闘い   作:ナユ

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それぞれの思い
それぞれの思い❶


―朝―

 

「コラコラ駄目ですよォ取り合っちゃー」

 

総司が豚に餌をあげに来ていると…

 

「やぁおはよう沖田君」

 

「おはようございます山南さん」

 

―とてとてとてとて

 

「相変わらずお早いですねー土方さんとは大違いだ!」

 

「ハハハ…。仔ブタたちもずいぶん大きくなったねぇ。」

 

「あーなんですかそのの目は!“食べる”なんて言っちゃ嫌ですよ――?ハハハ…」

 

―クンクン

 

「ブキ? ブキー?」

 

サイゾウの前には血痕が点々とあった…

 

―――

 

一方屯所に帰ってきて山崎の部屋の前に居る2人…

 

『ケガの治療より報告を先に済ませるの…?』

 

「あぁ…。」

 

『……じゃぁ、報告が終わったころにアユ姉が来るように呼んどくよ…。』

 

そういい山崎と別れる雅

 

 

――――

 

 

「“忍”か…。長人もたいそうご丁寧なことだ」

 

「…申し訳ありません。」

 

「しかも桝屋から離れねぇところをみるとどうやら吉田の野郎 俺達相手にバクチでもしてるつもりらしい。生憎…こっちにゃ奴の遊びに付き合う気はさらさらねぇがな。」

 

――なんとしてでもはめてやるぜ

 

 

 

 

…どんな手を使ってもな―――…

 

 

「今後桝屋に関する詮索はすべて“髪結いの弓”に任せるとしよう…。」

 

.

 

─ざっぱぁぁん

 

「はあ~~い、聞こえてたら返事しましょ~」

 

「市村鉄クーン?」

 

「お゙───…」

 

『………ι』

 

朝の稽古

 

その途中で鉄が倒れてしまい、今永倉が水をぶっかけて鉄が起きた

 

「んだァ、ヤル気ねぇなぁッ。〝鉄〟ってのはなァ、打たれりゃ打たれるほど強くなるってもんじゃねぇのかー!?」

 

「イヤ、お前にしは珍しく頭使った会話なんだろーけど」

 

『あおってどーすんですかι』

 

原田の台詞に呆れる永倉と早弥

 

「あのサ、頑張るのはいいんだけど…ちょーっと無茶しすぎ」

 

『気絶して身に付くわけじゃないんだよ鉄クン』

 

「お~~~…ι」

 

『…大丈夫鉄クン?ι』

 

「お~~~…ι」

 

頼りない返事に、ますます心配になる

 

「ま、イイじゃねぇの!前みてぇに腐ってるよかガキらしくていいぜ」

 

原田はただ笑っていて全然心配してない様子

 

「ん!そういえばー」

 

「『?』」

 

「な、な、鉄クンどうした

訳?今日になって急にハリきっちゃってサぁ」

 

「あーー?」

 

「お!!さては女か!?スンゴイ事でもあったとかーー!?」

 

『ちょっと永倉さん、原田さんι』

 

早弥が止めに入るが二人は全くやめない

 

それに鉄は

 

 

「フ…

 

…ん──…いやなんて言うかさ

 

……久々に大人気ねぇ事考えちまったかな

 

…ってさ」

 

「大人気」

 

「ない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「Σあっ」」

 

沈黙の後二人は落ち込んだ

 

「…俺としたことが…予想もしねぇボケに一つもツッコめなかった…」

 

「バカヤロ──!!

おめーのせいで新八落ち込んじまっただろーが──!!」

 

「お前ら帰れ」

 

『アハハハvV』

 

四人で騒いでいる中、近付く影が一つ

 

.

 

 

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