狼姫たちの闘い   作:ナユ

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出会い❷

『ごめんなさい。まさかあ~なるなんて…予想外でι』

 

あれから〝市村鉄之助〟とその兄〝市村辰之助〟にお詫としておごることになった

 

「いったん走りだすと止まらないんですよこの子…」

 

「いやぁご心配なく、それより凄い子ブタですねー!」

 

「変わった子でしょ?」

 

『サイゾーって言うんですよv』

 

サイゾーを抱き上げて二人に見える様にする

 

「さぁ、お詫ですから好きなだけ食べてくださいね」

 

「………」

 

何も喋らない鉄

 

「いやいやもう充分ですよ!なァ鉄?」

 

ねVと鉄に言うが

 

「お姉サーン!大福もいっこ追加ー!」

 

通じてないらしい

 

鉄は辰之助から鉄拳をくらい巨大タンコブができた

 

『あららι』

 

早弥は鉄のタンコブを見て苦笑いをする

 

「ずいぶんと荒れている様ですが、どうしたんです?まだ許してもらえませんか?」

 

沖田は鉄の前にしゃがみ顔を覗く

 

「別に…そのことはもう…」

 

「新撰組にでもいじめられたんですか?」

 

「──!」

 

食べようとした団子を置き歩きだす鉄

 

「鉄?何処へ…」

 

『鉄くん?』

 

「帰って寝る」

 

木刀を持ち歩きだす

 

「大方当たりってトコだぜお兄さん…考えてることすぐ顔に出る様なガキは採用出来ませんってよ」

 

『……え?』

 

採用?

ってことは…

 

「つまり新撰組に入りたいんですか!?」

 

『そうなんだ!なぁんだ』

 

歩き去る鉄の背に沖田と早弥は声を合わせて言った

 

「『それなら私達から頼んであげますよ』」

 

鉄と辰之助の動きが止まった

 

「新撰組には仲良しの人がいますから!ねvV」

 

『はいvV』

 

満面の笑みで言う二人に対し、市村兄弟は汗ダラダラだった

 

「…マジ?」

 

「大体、子供だからっていうのはおかしいですよ」

 

『隊士の中にも十代で免許皆伝、二十代で塾頭になった人だっているんですから…』

 

「!!それって…

 

沖田総司だろ!?」

 

一発で当てた鉄

 

「おや、よくご存知ですねェ」

 

「まだ顔は見たことないけど剣の天才だって話じゃん!」

 

興奮しているのか熱く語る鉄

 

その脇では沖田に視線を送る早弥

沖田は気づいたのか笑顔でかえした

 

『じゃあ、彼と戦えたらどうしますか?』

 

「ったりめー俺様の実力でこてんぱんに

 

 

ぼす!!」

 

─ゴッ

 

「〝のす〟だバカ…」

 

「『アハハハv』」

 

また殴られる鉄だった。

 

.

 

 

それから、新選組屯所へとやってきた4人…。

 

道場―――

 

 

―パーンッ

 

「キェェエエエエエイッ!!」

 

「タァーーーーーーーッ!!」

 

「一本!!それまでッ!!」

 

屯所の道場に顔を出す一行…

 

「本物…本物の隊士の稽古…道場…!」

 

「あ。」

 

『すいませーん近藤さん知りませんかー?』

 

「局長ならあそこですよ。」

 

 

――…きょ

 

 

局長―――!?

 

 

局長の友達って…

 

この人たちって何者…?

 

『あ、いたいた。』

 

「『近藤さーーんv』」

 

何を思ったのか、局長に抱きつく2人…

 

「も~う今日もお稽古ですかァ?最近遊んでくれなくてつまんな~いv」

 

『少しは相手してくださいよ~v』

 

「ワハハハ。なんだ、昼間から酔っ払っとるのか?」

 

 

―ホントに何者!!?

 

 

汗を流す二人など気にせず話に花が咲く3人であった…

 

 

 

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