ある少年との出会い❶
『え、仕事?』
朝、朝食の手伝いの為に早起きした私にアユ姉がそう言った
「そうなんよ、だから今日から頼めへんかな?」
『全然大丈夫だよ、アユ姉の変わりに私が皆の分をちゃんと作るよ』
「ありがとうな雫ちゃん」
話が終わり、朝食を作り始めた二人
だが
─ダッダッダッダッ
「来たみたいやな」
『そうですね』
遠くの方から足音が三つ
─ダッダッダッダッ
それは台所の前で止まり
─スパンッ
「おっはようーアユ姉に雫ちゃん!」
「今日の飯は何なんだ?」
「うおーー!もう出来てるじゃんか!」
『つまみ食いは駄目ですよ原田さん!』
いつものごとく永倉に藤堂に原田が台所に来た
「ちゃんと待っててくださいよ、アユ姉の料理暫く食べられないんだから」
早弥の言葉に三人はアユ姉を見た
「えーー!そうなの!?」
「マジかよ!」
「それじゃあ誰が飯を作るんだ?」
永倉の言葉にアユ姉は応える
「心配いらんよ、雫ちゃんに頼んだから」
三人はいっせいに早弥を見た
「雫ちゃんの料理が食べられるの!?」
「そりゃあ楽しみだな!」
「でも、全員の分のの料理を一人で作れるのか?」
『大丈夫だと思いますよ』
早弥がそお言うも永倉は何か考えるそぶりをしていた、しかし何か思い付いたらしく手を上げた
「●年ぶりに包丁にぎってみたい人!!」
『な、永倉さん?ι』
〝●年ぶり〟とゆう言葉に驚いてしまうなか
「おう、まかせろーッ」
「たまにゃ男料理っちゅーのもネ」
もう手伝うのは決定してしまったらしい
「大丈夫なん?」
『…頑張りますι』
少しだけ不安をいだきながらも、皆にまかせるのであった
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「なァ──っ辰兄ィ~」
市場に鉄の声が響く
「もー腕痛ェよォ、高くてもなんでもいいから早く買えって──俺先帰っていい──?
な──な──!」
「あーうるさいッ!」
辰之助は鉄を叱った
『ごめんね鉄クン、付き合わしちゃって』
「あ、雫のせいじゃないよ、ただ…」
鉄は辰之助を見る
「辰兄がおそいんだよ、もうビンボーじゃねぇんだから高いの買ってもいいじゃん。それに俺達の金じゃねーし!」
「あのな鉄、お金ってのはあっても無くても大事に使うもんなの!」
「買い物くらいさせとくんだった…」とゆう辰之助のため息が聞こえ、早弥は苦笑いをした
「大体あの三人が作るんじゃいい食材なんてもったいない…刀は使えても包丁は使えなさそうだしな…
そうなった時は「食材が悪いんですよ」とか言っときゃご機嫌とれるし」
─腹黒…!?ι
鉄と早弥は同時に同じ事を思った
「ま、とにかくなんでもいいから早く…」
「………」
辰之助が話をしている途中なのに、鉄はもう話を聞いてなかった
早弥がそれに気づき鉄が見ている先を見てみると、向かいに刀屋があることに気づいた
鉄が何を考えているのか分かり、微笑みながら鉄に話しかけた
『行きたい?』
鉄は最初驚いた顔をしたが、すぐに嬉しそうに笑った
「行く!」
『よし!』
辰之助を見てみるとまだ食材選びをやっていたので大丈夫だと思い、鉄と一緒に刀屋へ入った
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