この個性は暴走という形で目覚めた
最初はただ癒すだけの個性だった、一日に11人と言う制限はあるがただ生きていれば死にかけの人ですら完全に癒すことが可能だった、この制限はこれ以上は使用できなくなるわけではなく、毎回11回目に次は何か取り返しのつかない事が起きるという確信があった
そして小学5年生の時に誘拐され、知らない場所へ連れていかれた、そこはまるで研究所の様な場所で、何処までも白い壁と天井が特徴的だった。連れられた先で12人の瀕死の子供を癒すことを強制された、同時に従わなければ殺すとも言われた。
11人目を癒した時いつもとは違う感覚がした、自分の体から4対の白い翼が生えていたのだ、おかしい、前までは限界まで癒してもこんな変化はなかった
自分の変化に驚いていると、誘拐犯から早くしろと言われ、それに従って12人目の子供を癒した瞬間、意識がどこか遠くに行く感覚がした
気が付けば目の前に自分だったものが立っていた、それは首に666と書かれた金の首輪をしていて。
それは何処か神々しく頭に響くような声で告げた
『我が使徒たちよ、目覚めよ。そして我を迎えるのだ』
変化は自分だけではなかった、自分が癒した子供達が正気を失ったように祈るような体勢をとり、内側から破るようにそれは現れた、
皮膚が無く剥き出しの白と赤い筋肉の様な肉体を持ち、異様に長い鼻に裂けるほどに笑う口から見える鋭い歯、首には灰色の羽のマフラーを着けて背中からは一対の白い翼が生えている、どういう訳かハイヒールを履いていて666と書かれた十字架のような鎌を手に持っていた
しかし一人だけ人の形を保ち3つの目を付けた嘴のようなマスクで顔を覆っている
それ等は自分だった物の元に集まり祈りを捧げ、自分だった物は告げた
『時は来た。鐘が鳴る。救済の時が来た。立ち上がれ下僕よ。立ち上がり、仕えよ。私は生と死である。闇と光である』
そう告げると、使徒たちは立ち上がり何が起きているかわかっていない誘拐犯を11の鎌で切り裂いた、
切り裂かれた誘拐犯は白い光に包まれ光はそのまま自分だった物に吸い込まれた。そしてまた告げた
『我が下僕よ。使徒達よ。救いを求めるものに手を差し伸べよ。阻む物に救済を与えよ。汝らが正義である。』
青い目をした使徒が扉の前に立つとその鎌を振りかぶって、扉を割いた。
その使徒はそのまま自分の横にたち守る様な体制をとった。
無理矢理開かれた扉から9人の使徒と、1人の人が出て行き銃声と悲鳴が聴こえた
自分はゆっくりと移動を開始し、それに続いて2人の青い目をした使徒が着いて行った
どこまでも白かった廊下は鮮血に染まり床には人だった物が転がっていた、自分はそれに手を伸ばすと死体と血が光り輝き、ひとつの光になって自分の手に吸い込まれて消えていった。
暫くそれを繰り返しながら移動していると曲がり角から十数人の銃を持った人がでてきた、中には何も持っておらず、こちらに手を向けている人もいた
「あいつらが最後だ!!そのまま殺せ!!」
リーダーと思わしき人が叫ぶと、一斉に攻撃を始め、後ろに居たはずの2人の使徒が壁になる様に立ち塞がった、そして自分は白く大きな4対の翼を丸めた、すると隙間から赤い光が漏れだし、それに気付いた人が
「なにかしてくるぞ!!壁の後ろに下がれ!!」
と言い、攻撃してきた人達が攻撃をやめ、壁の後ろに隠れた。そして限界まで溜め物は解放するように翼を広げると、赤い光が広がり、壁の向こうから大量の血液が飛び出した、そして足元から9人の使徒が生えてきた
壁の向こうの死体を吸収した後まるで知っているかのように廊下を進み、暫くして出口の様な場所に着いた、そこには人の形を保った使徒が沢山の子供と待っていて、こちらに気づくと同時に重そうな扉を無理矢理開いた
外に出るとヒーロー達が沢山いて、その中の数人がこちらの前に立ち、他のヒーローが子供たちを保護した。自分はそれを見届けると、自分は告げた
『この世を生きる物よ。此度は汝らの代わりに我等が救い、救済を与えた。されど我等は汝らの味方に在らず。汝らが道を踏み外した時。我等は汝らに救済を与えに行こう。』
そう告げると自分と使徒達の体が浮き、自分の意識と共に消えて行った…
気が付いたら自分の家の部屋に居た、何が起きたのかわからない上、自分はヒーローになる道を失ったことはわかった。
後全く知らない服と嘴のようなマスクと、林檎と白い蛇が一体化した3枚の翼を生やした杖があった
ロボトミ動画見てたら描きたくなった、後悔はしてない