最後にその手が掴むもの   作:zhk

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なんか結構強引ですが、許してください...


男子は至って単純な生き物

『おっーーーと!!これはどういうことだぁ!?まさかの!まさかの二組が三位でラストスパートをかけていくぅぅぅぅぅ!!』

 

「いっけーロッド!!」

 

「うっそーん...」

 

競技祭の会場は、歓声に満ち溢れていた。そのほぼすべてを今、グレン率いる二組がかっさらっていた。

 

開始時から、二組はかなりの注目を浴びていた。それもそうだろう、今まで慣例となりつつあった成績上位者の使い回しをやめ、クラス全員で挑むという端から見れば勝負を捨てたと感じられても仕方のない戦略で挑んだのだから。

 

だが、その作戦は今功を出していた。現在行われている『飛行競争』では、ロッドが他の生徒を抑え三位でゴールした。

 

「おっしゃぁぁぁ!!ナイスだカイ、ロッド!!」

 

「やった!先生ロッド君とカイ君、三位ですよ!?」

 

「お、おう...さすがだな。」

 

諸手をあげて喜ぶシンシアとルミアに、少し引き気味になりながらもどうにか肯定するグレン。しかし、グレンはこれほどまで自分の生徒がやるとは思っていなかった。

 

(確かにペース配分だけ考えろとは言ったが...ここまでうまくはまるとはな...)

 

他のクラスは二組と違い、出場する生徒は他の競技にも出場するため、必然的に一つの競技にかける練習時間が短くなる。

 

それに比べ、この競技だけを練習してきたカイやロッドとはやはりペース配分の差がついてしまう。この競技は会場を魔導器により、飛行魔法である【レビテート・フライ】を使って二十周する。

 

つまり、持久戦なのだ。そうなればどれだけコースを走っていたが顕著に現れるのは明らかだろう。

 

「幸先いいですね先生!ひょっとして、この展開、先生の計算済みですか?」

 

「と、当然だな...」

 

たじたじと不自然に答えるが、その問いを投げかけたシスティーナも会場の熱気と、先程の試合の興奮によってそれほど気にしてもいなかった。

 

「俺達このまま行けば優勝出来るんじゃないか!?」

 

「やっぱりグレン先生についていくのは正解だったんだ!」

 

(やめろお前ら!!そんな、そんな純粋な瞳で汚れきった大人を見ないで!!)

 

生徒達はグレンの策略(笑)がうまくはまった事に対して尊敬と信頼の念を込めた瞳を向けるが、グレンはそんな事何にも予想していなかったので、グレンのその態度は見ていて滑稽である。

 

「くそ!たまたま勝ったからって調子にのるなよ!」

 

「おいおい?たまたまなんかじゃねえよ。これがグレン先生の本領なんだよ!!」

 

「そうだそうだ!お前らの動きなんて、先生にはお見通しなんだよ!!」

 

他クラスが絡みに来るが、それをシンシアを筆頭に退けていく。グレン先生を理由にして。

 

(シン!?!?これ以上傷口を広げないで!!お前の場合それを素でやってるから余計厄介!!)

 

と、グレンは内心冷や冷やどころか凍りつきそうな勢いだったが、そんな事をシンシア達が知るわけもなく、話はどんどん大きくなっていく。

 

「なんだって?あの先生、爪を隠していたのか?」

 

「俺達はヤバい人を相手にしてるんじゃ...」

 

シンシアの言葉に強い力が籠っていたからなのか、他クラスの生徒達も、シンシア達の言うことをそのまま鵜呑みにしていく。

 

「今年の優勝は俺達二組が頂くんだよ!!そうだろ、てめぇら!!」

 

「「「「「おおおおおおお!!」」」」」

 

(もうやめろ!これ以上クラスの士気をあげるなシン!?俺の心が絶対零度に達しちゃう!?)

 

ここでまさかのグレンが評価した、シンシアのリーダーシップが機能してしまう。それにより、シンシアの妄言(本人は信じきっているが)を他の生徒達は完全に信じてしまった。クラスの士気は一気に最高潮に達していた。

 

「先生?大丈夫ですか?顔色悪いですよ?」

 

「ああ、ルミア...お前だけが俺のオアシスだよ...」

 

「...?」

 

グレンの謎の発言に、ルミアはきょとんと首を傾げていた。

 

「さてと、俺はそろそろ競技の準備行ってくるわ」

 

「もう行くのか?『大乱闘』はまだ先だぞ?」

 

カッシュが疑問に思いそう尋ねる。

 

シンシアが出場する『大乱闘』は午前の競技の中でもかなり後の方の物だ。どれぐらい後かというと、午前中最後の競技である『精神防御』の前なので、今いかずとももう少しあとでも十分間に合う。

 

「少しアップしときたいんだよ。お前ら俺の勇姿見とけよ!!」

 

「そういうのは優勝してから言いなよ。」

 

シンシアの暑苦しい発言を、ギイブルが冷たくあしらう。

 

「まぁそういうなってギイブル!せっかくの祭りなんだか騒ごうぜ!!」

 

「うるさいな。アップならさっさと行ってきたらどうだい?」

 

「ちぇ、連れねぇな...」

 

そう言うと、シンシアは会場の奥へと向かう。

 

「頑張ってください!!応援してますわよ!!」

 

「ぜってぇ優勝しろよな!」

 

「シン君、無理しないでね!」

 

「フィーベル家の名前に、泥を塗るんじゃないわよ!!」

 

クラスメイトからの多大な声援に笑顔で手を振ることで答えながら、シンシアはそのまま会場の奥へと消えていった。

 

ーーー

 

「さてと、ここら辺でいいか...」

 

シンシアは周りに誰もいないことを確認すると、制服の

ポケットから、割れた宝石のが埋め込まれた魔導器を取り出す。そして簡単な詠唱をして、その魔導器を耳に着けた。

 

『俺だ』

 

その魔導器から聞こえるのは、低めの渋い男の声。

 

「シンです。こちらから見て異常は感じません。」

 

『了解した。本当にお前にはすまないと思っている。こんなことに一般人を巻き込んで...』

 

「気にしないでくださいアルベルトさん。人助けになるなら、俺も率先してやりますよ」

 

通話の相手はアルベルトだった。なぜ、こんなことになっているのかを説明するのは、昨日の夜まで時間を遡らなければいけない。

 

ーーー

 

リィエルを抱えてアルベルトに着いていったシンシアは、裏路地のような場所へと案内された。

 

そこで回復したリィエルを下ろし、話は始まる。

 

「俺は宮廷魔導士団特務分室所属、アルベルト=フレイザーだ。今回は同僚が失礼した。」

 

「そんな!頭をあげてください!そんな俺は頭を下げられるような事は何もしてませんよ。」

 

いきなり頭を下げたアルベルトに、シンシアは驚きのあまり声を少し上擦らせながらそう答える。

 

「うん、アルベルトが私から目を離さなかったらこんなことにはなってなかった。」

 

「リィエルはもう少し空気を読もうな...お前が迷子になったのが原因だろ?」

 

「私は迷子じゃない。ただ道がわからなかっただけ。」

 

「いや、それを一般的には迷子って言うんだよ...」

 

シンシアとリィエルの会話を聞きながら、アルベルトは頭をあげる。

 

「リィエル、お前は一体彼にどこまで話した?」

 

「所属とコードネーム、階級と名前」

 

「やはりそこまで話していたのか...」

 

アルベルトは苦い顔をしながら空を仰ぐ。それはまるで諦めたかのような態度だった。

 

「君、名前は?」

 

「俺ですか?俺はシンシア、シンシア=フィーベルです。」

 

その自己紹介に、アルベルトが一瞬驚いたような顔になるが、それはすぐに消えたのでシンシアは気が付かなかった。

 

「なるほど...お前がか...」

 

「?どうかしましたか?」

 

「いや、何でもない。一応俺達はコードネーム等はあまり明かしてはいけない。というよりはトップシークレットだ。それは本名も、なのだが...」

 

アルベルトはリィエルを流し見るが、リィエルは近くの木箱に座り眠たげな目をさらに眠たげに細めていた。

 

「リィエルが一般人である俺に、それをばらしてしまったと...」

 

「本当に申し訳ないが、そういうことだ...」

 

アルベルトは顔をしかめながらそう話す。

 

「俺はどうしたらいいんですか?他言無用ぐらいで済むならいいですけど、記憶とか弄ります?」

 

「いや、そんな急にそこまでの高等魔法を使うほど俺に技術はない。普通なら、お前の言うとおり他言無用で終わるのだが...シンシア、お前に折り入って頼みがある。」

 

「いいですよ」

 

先程からあまり表情の変化が乏しかったアルベルトの顔に、明らかな驚きが浮かべられる。

 

「そんな二つ返事でいいのか?俺がどんな頼みをするかも言っていないのに...」

 

「人の頼みは断れないんですよ。それに、一学生にそこまで無理なことを強要させるほど、アルベルトさんも鬼ではないでしょう?」

 

シンシア自身、完全とは言えないにしろアルベルトという男を、この少しの会話と纏う雰囲気、そして行動からなんとなくだが把握していた。

 

それはかなりの観察力があることを示しているのだか、本人には全くそんな気は一切ない。

 

「なら、一つ頼みを聞いてくれ。お前はアルザーノ帝国魔術学院の生徒だな?」

 

「はい。」

 

シンシアに、何故それを知っているのかという疑問が生じたが軍の人間ならばそれぐらい知っているだろうと、あっさり考える事をやめて、アルベルトの話に聞き入った。

 

「明日の競技祭中、王室親衛隊の行動を監視して俺に報告してほしい。」

 

「王室親衛隊?なんでですか?」

 

「ここ最近、王室親衛隊に不穏な動きがあるとの情報が入った。それも、異能者差別に対する法案が円卓会で閣議されるようになって特に顕著にな」

 

「????」

 

シンシアは小首を傾げる。残念ながら、シンシアにはそういう政治や法律といった話にはかなり疎く、アルベルトが言っている事の半分も理解できていなかった。

 

「...わかった。理解できないようだから何故かは省く。王室親衛隊が今回の陛下の学院訪問に際して、何か行動を起こすかもしれない。一応俺とリィエルも監視につくが、それでも人員は足りていないのが現状だ。そこでお前に頼みたい」

 

噛み砕いて説明された内容で、やっと理解できたシンシアは、その話を首を縦に振りながら聞いていた。

 

「やることはわかりました。けれど、なんでそんな機密情報を俺に明かすんですか?」

 

普通、そんな国の裏事情なんてシンシアが聞けるものではない。それを、いくらリィエルがコードネームを明かしてしまっているからと言っても軽々しく話していいものではないだろう。

 

「普通ならば、こんなことは話さないし頼まないのだがな...すまないが理由は言えない。」

 

「...わかりました、ならもう聞きません」

 

シンシアも何か裏事情があると理解したのか、渋々引き下がった。

 

「恐らく何もないとは思うが、この魔導器から定期的に連絡を入れてくれ。」

 

「了解です」

 

「こんな遅くに引き留めてすまなかったな。俺の用件は終わりだ。」

 

「それじゃ失礼します。また連絡は入れます」

 

そう言いながら、シンシアは憂鬱な面持ちで家路へと着いていった。

 

ーーー

 

『そうか...シンシアは今から競技か』

 

「はい。その間は監視できないので、よろしくお願いします。」

 

『そこはお前がそんな事を言う必要はない。これは我々がお前に押し付けているような物だからな...』

 

そんな昨日の事を振り返りながら、シンシアは周りに気を配りつつアルベルトに連絡を入れているのだ。

 

『ところでシンシア...』

 

「シンでいいですよ。シンシアだと女子みたいなんで」

 

『そうか、わかった。ならばシン...』

 

『そちらにリィエルはいるか?』

 

「......え?」

 

アルベルトの問いに、シンシアはすっとんきょうな声をあげる。

 

「も、もしかしてアルベルトさん...そっちにいないんですか?」

 

『少し目を離した隙にいなくなった。まったく、どこで油を売っているんだ...』

 

魔導器から、深いため息がシンシアの耳に入る。

 

「ま、まぁこっちで見つけたらすぐ連絡入れます」

 

『本当にすまない。礼は必ずする』

 

そう言って、アルベルトは通話を切った。シンシアは魔導器をもとの場所に戻して、会場の外の広場に行くべく通路を曲がると、

 

そこにはリィエルがいた

 

「......」

 

「......」

 

お互いに沈黙が広がる。その雰囲気を壊して話しかけたのはシンシアだった。

 

「リィエル、お前なんでこんなところにいるんだ?」

 

「アルベルトの所は暇だから、シンのところに来た。」

 

リィエルはさも当然のようにシンシアにそう答える。

 

「いや、任務はどうすんだよ...」

 

「大丈夫、何かあったら私も行くから」

 

「そういう問題なのか?」

 

そのままシンシアはリィエルを置いて広場へと向かう。歩き始めると、その後ろをリィエルがついてくる。

 

シンシアがその場で止まると、リィエルも止まる。

 

またシンシアが歩き始めると、リィエルもまた歩き始める。

 

シンシアがまたも止まると、リィエルもそこで止まった。

 

「なぁ...ホントについてくるのか?」

 

「うん」

 

「俺競技のためのアップするだけなんだけど...」

 

「なら私が相手になる」

 

そう言うと、リィエルは両手を合わせて口にしだす。

 

「《万象に(こいねが)う・我が腕手(かいなで)に・十字の(つるぎ)を》」

 

そこで詠唱を終えると、リィエルは床に手をつける。

 

次の瞬間、リィエルの右手には十字の剣が持たれており、リィエルの足元は十字型の窪みが出来ていた。

 

「す、す...」

 

シンシアはその魔法を目の当たりにすると、

 

「すっげぇぇぇぇぇぇぇ!!!カッコいい!!今のどうやったんだ!?」

 

目を爛々と輝かし、興奮を露にしながらリィエルに詰め寄った。詰め寄られたリィエルも、自慢気に小さな胸を張りながら堂々としていた。

 

「それ教えてくれよ!!な!な!!」

 

「ん。いいよ。暇だし」

 

「よっしゃ!じゃ広場に行こうぜ!」

 

今の魔法を見ていてもたってもいられなくなったのか、シンシアはリィエルの手をとって走り出した。この時、シンシアの頭にアルベルトに連絡を入れるということは片隅にもなかった。

 

ーーー

 

「...こうやって霊素(エテリオ)根源素(オリジン)

属性値の各戻り値を....こっちにこんな感じで根源素(オリジン)再配列して......物質を再構築する。こんな感じ」

 

「なるほどな。すげぇことやってんだな...」

 

広場の木陰で、シンシアは地面に座りながらリィエルの魔術解説を聞いていた。リィエルは、近くの木の棒で地面に魔術式を書いていき、それをシンシアは見ながら理解していた。

 

シンシアは錬金術の知識に置いては、他には負けないと自負している。魔術の中でも自分がまともに使える種類の魔術だったため、事あるごとに錬金術関連の文献を読んでは、自分の記憶能力で覚え実践しようと試みているからだ。だからこそ、シンシアは錬金術に置いては他の生徒よりも実力は高い方に位置する。錬金術のみだが...

 

(にしてもこれ...下手したら廃人ものだぞ?俺の魔術容量で出来るか?)

 

これは一歩間違えれば、脳内で演算処理が追い付かずオーバーフローしてしまい、最悪廃人となり得るだろう。それをなんの躊躇いもなく行えるリィエルに、シンシアは感服していた。

 

「シンなら出来る。多分...」

 

「いやいや...脳が焼ききれてさようならだな。その未来しかみえねぇ。せめてもう少しキャパシティに余裕があればなんとか...」

 

シンシアはどうにかそれを実践するために試行錯誤する。その理由はーー

 

(あれ使えたらかっこよくね?かっこいいよね?武器術なら独学とはいえそれなりに納めてるからなんとかなるだろうし...)

 

下心満載だった。その辺りはやはり年頃の男子なのだ。

 

「けど、まあ覚えた。ありがとうなリィエル」

 

シンシアがリィエルに礼をすると、リィエルは不思議そうにこちらを見ていた。

 

「シンは、怖くないの?」

 

「ん?何が?」

 

リィエルは相変わらず表情を変えずに、シンシアの隣に座る。

 

「私があれを見せると、大抵みんな変な目で見る。でもシンは違ったから。」

 

「別に変じゃねぇだろ。逆にすごいことだと思うぜ?」

 

「すごい?」

 

リィエルは首を傾げながら、シンシアの方へと顔を向ける。

 

「だってみんなが出来ない事が出来るんだぜ?それは誇って良いことだと俺は思う。逆に俺なんて周りが平然と出来る事すら出来ないからな...」

 

シンシアは頭をかきながら恥ずかしそうに告げる。

 

「でもシンは強い。それはアルベルトも言ってた。」

 

「俺が?なんでまた?」

 

「わからない。ただそんな気がするだけ」

 

「そ、そっか...」

 

いつも自分が言っていることと同じようなことを言われて、シンシアただただ頷いた。

 

そこで、魔術による音量拡大で声が響く。

 

『シンシア、シンシア=フィーベル君!早く会場に来て下さい!!もう始まりますよ!!』

 

「え?マジで!?」

 

シンシアはあわてふためきながら懐中時計で時間を確認すると、時刻はもう既に競技開始の五分前となっていた。シンシアも話に夢中になるあまり、時間を全く気にしていなかった。

 

「ごめんリィエル!俺もう行くわ!じゃあな!!」

 

そう言ってシンシアはリィエルに手を振りながらもうダッシュで会場へと走っていく。それをリィエルは、手を振り返しながら、ぼんやりと見ていた。

 

ーーー

 

「ヤバいな...アップなんてなんもできてねぇんだけど...まぁ面白い話聞けたからいっか!!」

 

シンシアは急ぎ目で走ったことによって、どうにか会場まで間に合うことが出来た。

 

他の生徒は一クラス一人が出場するので、総勢十人。しかもそれぞれが成績トップクラスの猛者達だ。その全員がシンシアを狙うかのように見ていた。

 

「いいね、いいねぇ燃えてきた!!」

 

周りが真剣な表情の中、シンシアだけは不敵な笑みを浮かべながら指を鳴らす。絶対絶命であろうと、シンシアの心持ちは変わらない。

 

逆に、このような逆行こそシンシアの本領が発揮される。

 

「さて!暴れようじゃねぇか!!!」

 

そして試合開始のゴングが鳴り響き、戦いの火蓋が切って落とされる。

 

最後までこの会場で立っていられるかは、誰にもわからなかった。

 

 

 

 

 





次回はシンシアの競技開始!シンシアの持つ秘策とは一体!?
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