とりあえず書かないと忘れそうだったので書きました。
スランプ気味です。
今回は初話なので長めですが、基本的に3000文字前後で書きます。
もし、この作品が続けばの話です。
簡易設定
ハチマン ヒキガヤ 26歳 男性
オーシア国防空軍 少尉
1993年生まれ
2005年3月 市立ソーム小学校卒業
2008年3月 公立ソーム中学校卒業
2011年3月 私立ソーム高等学校卒業
同年4月 オーシア国防空軍 ハイエルラーク空軍基地 入隊
第108教育隊 前期教育期間
2012年4月 オーシア国防空軍 サンド島空軍基地 入隊
第88教育隊 後期教育期間
2013年4月 オーシア国防空軍 サンド島空軍基地 配属
第108戦術戦闘飛行隊 実地研修
2019年4月 オーシア国防空軍 国際停戦監視軍フォートグレイス島空軍基地 配属
第508戦術戦闘飛行隊
追加設定は随時書いていきます。
俺ガイルのキャラは他に登場するは今のところありません。
俺は小さい頃から何故か、空に憧れていた。
親父がパイロットではなかったが、空のあの蒼さに惹かれていた。
しがらみのない自由で、どこまでも深い蒼い空
小中高で徹底的に虐められて心が折られそうになっても、
空を見ればそれを忘れることが出来た。
軍のパイロットを目指そうと思ったのは高校2年の時に勃発した
環太平洋戦争(ベルカ事変)がきっかけだった。
伝説の飛行隊「ラーズグリーズ」
何故か心を打たれた。
専業主夫は選択肢として捨てたわけではなかったが、心までもを引きずりそうなダークブルーには勝てなかった。
茨の道が待っていたこと、なんてこの時知る由がなかった。
高校の強制入部、合宿、文化祭、修学旅行と決して人に言えないような経験をしていた俺には全く想像もできなかった。
だが、ある意味俺の人生の負の部分の規模がでかくなっただけの話だった。
この基地に来てすぐで、俺のソーティーは明日からだったが緊急招集がかかってブリーフィングルームにいた。
緊急招集が珍しいからか、周りは騒いでいた。
俺は嫌な予感がしていた。
だいたい当たってしまうハチマンセンサーは優秀。
そこで優秀さを発揮して欲しくもないがな。
司令 <<諸君、集まったかね。落ち着いてくれ、静かに!!
今日まで国際停戦監視軍の一員としてユージア大陸の平和を維持してきた。
今日まではな。
つい先ほど、国際停戦監視軍のレーダーサイトが所属不明機の接近を通報してきた。
通報直後にレーダーサイトからの通信が途絶えた。
所属不明機による攻撃を受けたと判断した。>>
やっぱり当たった。
ただ事ではないな。
国際停戦監視軍を攻撃するとなると、戦争を仕掛けてる以外は考えられない。
司令<<このユージア大陸における停戦協定が破られた可能性がある。
国際停戦監視軍フォートグレイス基地飛行隊は本日もって重警戒体制に移行し、
出撃命令を受けた者は当空域に緊急飛行して所属不明機の発見、捕捉、威嚇射撃で強制着陸させよ!
もし敵からの攻撃を受けた場合は・・・>>
ドーーーーーーーーーーーーーーーンッ!
爆音とともに地響きが伝わった。
これは爆弾独特の振動だ。
<<なんだ、爆発か!?>>
<<おいおい!煙が上がっているぞ>>
<<攻撃を受けています!所属不明機多数、上空に確認!>>
<<上空ってか!馬鹿な?!>>
<<北部の燃料タンク群が爆撃を受けた!負傷者多数!>>
司令<<スクランブルだ!各機直ちに離陸し、我が基地を攻撃している所属不明機を排除せよ!>>
ヘルメットを持って慌ただしく、格納庫へと走っていく上官や先輩のパイロットたち。
司令<<これは演習ではない!>>
爆弾による地響きが続いていた。
新人の俺も例外なく狩り出された。
ヘルメットを被って、格納庫へと向かった。
警報が基地中に響いて、戦闘機が次々と空へと上がった。
外に待機していた戦闘機が優先的に上げられ、俺が充てられた機体は格納庫から出されていた。
急いで外に出て、機体に乗った。
<<レーダーサイトは依然沈黙!>>
<<スクランブルだ!早く上がれ!>>
<<爆撃機が飛来!機数は不明!>>
<<早く滑走路を開けろ!>>
無線は混線していた。
機体はF-16だった。
計器類、フラップ等の確認をして、指示に従って滑走路へと向かった。
管制塔<<メイジ隊滑走に向かえ!>>
俺はメイジ隊の2番機だった。
<<ゴーレム隊、テイクオフ!スカイキーパーとのリンク完了!>>
<<メイジ隊の離陸急げ!>>
滑走路に入って、停止位置に着いてフラップ類の動作確認をもう一度した。
管制塔<<トリガー、君のコールサインは『メイジ2』
確認して、復唱せよ>>
『トリガー』引き金、それは俺の高校の学生生活での行動からつけられたネームだ。
自分が殺すという責任と殺される覚悟を持つ者
<<メイジ2>>
管制塔<<メイジ2 離陸を許可する。事態は逼迫している>>
少し離れた横では救助に向かう輸送ヘリが飛んでいた。
スロットルをフルに倒して加速した。
管制塔<<着任したばかりですまんが、君の腕が必要だ。頼んだぞ。>>
全くだ。3日前ぐらいにここに来たばかりだ。
そしてのんびりしてられる時間はなさそうだ。
恨んでやる、平穏な時間を崩しやがった奴。
ノッカー<<管制塔、悪いがそいつをさっさと上げてくれ>>
管制塔<<聞こえたな>>
滑走路の半分を過ぎたあたりで離陸に必要な速度になり、操縦桿を引いて機首を少し上げた。
操縦桿をさらに引いて、後輪が地面から離れた。
左手には甲板が燃えている空母が見え、湾内に沈んだ駆逐艦、黒煙を上げている建物が見えた。
高度がある程度上がったところで、ランディングギアを収納した。
管制塔<<先行しているゴーレム隊と君の僚機メイジ1が上がっている。合流せよ
メイジ2、高度解除。幸運祈る>>
レーダーにメイジ1が写った。
湾の外には爆撃を逃れた駆逐艦数隻が海上に逃げていた。
高度をさらに上げて、メイジ1と合わせた。
ブラウニー<<空母が燃えている・・・。湾岸設備もかなりやられている>>
ノッカー<<これ以上の被害を出させるな! 食い止めるぞ>>
高度がメイジ1と同じになったところで指示された。
ノッカー<<メイジ2、お前はメイジ1とエレメントを組め。
各機 ビジネススタートだ。 ゴーレム隊、行くぞ!>>
ゴーレム隊<<了解>>
メイジ2の右斜め後ろに付いて、速度を落とした。
スカイキーパー<<こちらはAWACSスカイキーパーだ。
侵入した所属不明機を全機撃墜せよ。護衛の数は多くない。
攻撃でレーダー施設がやられた。各機の奮戦を期待する。頼んだぞ。>>
クラウン<<トリガー、俺が僚機だ。
俺と一緒に動いてもらう。エレメントはそういうものだ。
目標の爆撃機を探すんだ。>>
数秒後、レーダーに爆撃機一機が写った。
近づいてロックオンしてミサイルを2発撃ち、それが爆撃機に吸い込まれたような軌道を描いて当たり、
爆撃機が金属片を散らしながら胴体と翼を折りながら墜ちた。
スカイキーパー<<敵爆撃機 撃墜確認。いいぞ、メイジ2>>
簡単だった。
爆撃機は急な動きが出来ないから、的に等しい。
だが、ミサイルの軌道を考えずに撃つと外れるとは言っても、やはり墜としやすい。
クラウン<<よし、トリガー。レーダーを切り替えて敵を探せ>>
広域レーダーに替えると左方に敵が写っていた。
メイジ1が左の曲って、追うように左に操縦桿を倒して左のラダーペダルを踏んだ。
大きく左に曲がって、先端に辺りに敵がいる方向に向け終えると水平に戻した。
敵は自分たちより上に飛んでいた。
クラウン<<随分と高いところ飛んでるな>>
高度を上げて、ドッグファイトに備えた。
<<港湾の燃料施設の破壊が完了していない。再度の爆撃を要請する>>
<<護衛機 集結せよ 反復攻撃をする ポイントは835だ>>
先に爆撃機を墜とすとするか。
機首を爆撃機に向けて、速度を少し上げて近づいた。
ロックオンして、ミサイルを2発撃ち込んで翼を折った。
それから急旋回して対象を失った護衛機を狙った。
敵は旋回して高度を下げてスピードを稼ごうとしたが、無駄だ。
後ろに食いついて、ロックオンをして旋回し終えて速度を失っているところを待つ。
速度を稼げないと思ったのか、高度を下げるのをやめて旋回を続けたが速度が落ちていた。
ミサイルをかまして、真っ二つにした。
他の護衛機はゴーレム隊によって墜とされていた。
今度はレーダーに爆撃機4機が編隊を組んで飛んでいるのが写った。
体勢をを直して、編隊に向いた。
護衛機はない。
編隊の斜め左後ろから近づこうとしている。
一機墜とすのに二発使う。
特殊兵装を使うべきだなと思っていると、無線が入った。
クラウン<<特殊兵装を使え>>
許可が出た。
兵装を切り替えて、4機にロックオンして放った。
4本のミサイルが緩やかで綺麗な弧を描きながら爆撃機に向かい、叩き墜とした。
クラウン<<いいぞ 素直で結構>>
スカイキーパー<<メイジ2、敵爆撃機撃墜だ。 上出来だな>>
旋回してエレメントを組んで、レーダーを切り替えて次の敵を探した。
ノッカー<<メイジ2、よくやった。だが、まだまだ無駄な動きが多い。
デブリーフィングで指導してやる。生きて帰ってこい>>
はあ、何事もなく部屋に戻れるはずもないよな。
早くマッ缶が飲みてぇ。
おっと、そう思っているとレーダーに複数の反応があった。
って、さっき敵機を墜とした場所かよ。
クラウン<<スカイキーパー、こちらメイジ1。タリー2、バンディット>>
スカイキーパー<<了解、敵の爆撃機と戦闘機だ>>
メイジ1に従って、反転して向かった。
ノッカー<<ゴーレム2、エレメントを維持だ>>
ブラウニー<<了解、隊長の背後は私が守ります>>
ノッカー<<言うじゃねぇか>>
えらく、隊長に忠実だな。
某戦車アニメの銀髪の現副隊長に似てるな。
何の話をしているんだ、俺は。
敵爆撃機の高度は自分たちよりは下だった。
クラウン<<トリガー、どっちをやる>>
いくら面倒くさがりの俺でも、さすがに戦闘機の相手をしたい。
腕が鈍ってしまう。
<<戦闘機をやります>>
クラウン<<了解>>
こっちに気がついたのか、戦闘機は爆撃機から離れた。
こっちとヘッドオンする気はないようで、旋回していった。
俺は背後に付いて、通常ミサイルに切り替えてミサイルを撃って墜とした。
スカイキーパー<<ゴーレム メイジ、新たな敵が2グループだ>>
レーダーを確認すると、大きく赤い点が二つあった。
どっちに向かうのかと思ってメイジ1とのエレメントを組み直していると、
無線が入った。
IUN-PKF HQ<<こちらHQ 交戦中の部隊に告ぐ。無人機はいるか?確認せよ>>
おいおい、こんな時に言うなよ。
にしても、なぜ無人機?
ノッカー<<無人機?こんな状況で?相手のケツを追うのに忙しい俺らに?>>
全くもってその通りだ。
クラウン<<無人機?どうやって見分けろというんだ?>>
無人機の特徴を言ってこないからどうしようもできないが、なぜかすごく引っかかる。
だが、そんなことより基地に近い方の敵グループを急いで墜とさねぇと。
高度と速度を上げて向かった。
数分すれば、敵機が見えた。
護衛機は他の味方機の相手で忙しいようだ。
爆撃機がTu-95ではなく、Tu-160だった。
敵機の後方したから上昇する形で接近して、ミサイルを撃ち込んだ。
うん?翼には薔薇の紋章?どこかで見たことがある。
ッ!?エルジアの連中か?!
IUN-PKF HQ<<これ以上の損害を許すな!>>
もう一機の爆撃機を落とすと、レーダーにまた護衛機付き爆撃機編隊が写っていた。
チッ!まだ来るのかよ。
エレメントを組みナイス時間がない。
もうあとちょっとで基地に到達する。
スロットルをフルに倒して向かった。
ノッカー<<メイジ1、メイジ2から目を放すな>>
数分で敵機が見え、特殊兵装に切り替えて爆撃機4機を墜とした。
スカイキーパー<<特殊兵装あとわずか>>
編隊を通り過ぎて、旋回して通常ミサイルで残りの敵機を墜とした。
護衛対象を失った戦闘機とドッグファイトに入った。
ENN<<・・・・・・・・エルジア中央放送からの・・・・です・・・・・・・・>>
なぜか砂嵐の音が混じったラジオの音声が聞こえてきた。
ENN<<・・・・オーシア連・・・・軌道エレベーターを建設s・・・・>>
ラジオの内容が気になってしまう。
だが、それより後ろについた戦闘機を引き離さないといけねぇ。
ミサイル警報がなり、フレアを使って回避して撃ってきた戦闘機の後ろについて墜とした。
レーダーには敵機の機影はなくなっていた。
さっきので最後だったようだ。
スカイキーパー<<ゴーレム、メイジへ 全ての敵機を撃墜した。レーダーには敵影なし。オールクリアだ>>
終わってしまったか。
たった16分がかなり短く感じた。
クラウン<<メイジ2よくやった。編隊長、こいつは使えます>>
ノッカー<<一度の出撃では実力は分からん。欲張ったことを考えずに、生きて帰ることを考えろ>>
それはそうだが、クラウンさんは優しいな。
ブラウニー<<隊長の意見に賛成です>>
さすが2番機だ。
やっぱり某戦車アニメの現副隊長に似てるな。
IUN-PKF HQ<<ゴーレム隊 こちらはHQだ。無人機を確認できたか?>>
そんなことを考えていると、無線が入った。
無人機がすごい引っかかるな。本部がなんでこう聞いて来るかが分からん。
だが、こいつが厄介な何者かになりという予感がする。
ノッカー<<無人機になぜこだわる?>>
IUN-PKF HQ<<ゴーレム1、帰投後に出頭して報告せよ 以上!>>
今は答える気はないようだな。
機体を基地へと向けて、帰って行こうとした。
ENN<<南の海 ガンター湾の美しいエメラルド色の水を乱したその上に・・・>>
先から途切れ途切れで入ってくるラジオが気になるが、無人機の方が気がかかりだ。
ENN<<・・・エルジア王国王女ローザ・コゼット・エルーゼ・・・>>
声からしてまだ同い年か少し下だぞ。
ENN<<国民の皆さん・・・・>>
何かを言うとして途切れた。
もうすぐ滑走路の進入角度に入る。
管制塔の誘導を受け、着陸してすぐにデブリーフィングのためブリーフィングルームに向かった。
司令<<現在、基地の損害を確認中だ。
分かっている事は停泊中だった原子力空母アルバトロスが撃沈した事だ。
来襲してきた敵がエルジアのものとだということだ。
ユージア大陸に駐留している他の国際停戦監視軍の基地も同様に襲撃を受けて損害も大きい。
緒戦で受けた打撃を回復できずに負ける戦争は多い。
だからこそ、迎撃に成功した意味は大きい。
諸君は戦局を変える可能性があるからな。
よくやってくれた。
以上、解散する>>
これで部屋に帰れると思ったら肩を掴まれた。
ノッカー<<トリガー、俺の部屋に来い。みっちり教えるからな。>>
完全に忘れていた。
<<分かりました>>
重い足取りでノッカーに後についた。
1時間ぐらい教えられて、片付けとか色々やっていたら1日が終わってしまった。
熱血系に見えて結構真剣で優しかったのは意外だった。
一日の終わりに飲むはマッ缶は最高だなと改めて思った。
平穏な時間は早く戻ってこないかな。
次回に続く?
この作品の次回の更新は不明です。
そもそも続くかどうかも分かりません。
変なところで終わってすみません。