とある師弟の成層圏   作:カツヲ武士
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基本的にこの作品は【蛇足】です。

今回の話は同じ作者の【とある策士】
の方を見ないと話の流れはわからない
と思われます。

見てない方は、中盤は無視した方が良いですよ?

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


第19話

今度はドイツかー。問題を起こすのは

知ってたけど、三日目で問題起こすって

相当だよね。

 

「ドイツですか。私の印象を言うなら合理

主義で頭の良い生真面目な馬鹿ですね」

 

「「あぁ」」

 

なんかしっくりきますよ。たぶん日本の

人も大体そんな感じの印象あるかも。

 

「基本的に合理主義で天才や秀才を容認する

だけの器の大きさはありますし、ソレを

育てる経験や法整備もありますね。

「居るんだから有効に使う」という発想

でしょうか。それ故医学・工学・軍事など

合理を求めムダを嫌う分野に置いては近隣

諸国を突き放すだけの素養はあります」

 

ですよね。基本的にそう言う部分では

優秀ですよね

 

「ただし、合理で片付かない分野に

おいては理解が遅れる節がありますね。

感情と言うモノが蔓延する民主政治の本質は

彼らには理解できていない可能性も有ります」

 

ありえる。これは日本人もそうだけどね。

今の民主政治は国民の意思で政治家を選出

してとか言うけど、日本人ってもともと

そう言う国民性じゃないんだよね。

 

「軍人が一番わかりやすいですが、彼らは

基本的に自分の専門分野以外に口を挟む

ことをしないのです。

軍人は政治に口を出さない。科学者も

政治に口を出さない。と言った感じで、

他には目もくれないからこそ一つの分野を

極めるようなことが出来るのではないで

しょうか?」

 

あぁ、確かに一つに没頭して他を

切り捨ててる印象はあります。

・・・っていうか技術者って基本的に

そんなモンですよ?倉持のクズが政治を

忖度するのだって予算の為でしょ?

 

「文民統制としては文句ないですよね?」

 

まぁ専門家にアホが反対意見を言わないって

意味ではそうだね。

 

「そうですね。ただ肝心の統制する文民。

つまり政治に対する理解が無いので、

政治が暴走する可能性を孕みます。

そして自分たちの邪魔をされることに強い

不快感を覚えるようですので、一度反発

すると修復が非常に難しい。

政治家が軍事に口を出すな!とか反対に

軍人が政治に口を挟むな!とか、

政治家が医術の発展の邪魔するな!ですね」

 

最後のはマッドなアレですよね?!

 

「ストッパーが居ないってことですか?」

 

「そうなります。まぁ一応軍事の場合は

政治家を兼任する軍務大臣に命令して、

ソレを軍務大臣が認めれば、後はトップ

ダウンで命令が行き渡りますので暴走は

抑止出来ますよ?

軍も別にクーデター等を起こす気はないので、

ある意味では正しい役割分担と言えます」

 

政治は政治家の役割だから、軍人である

自分達が上に立って何かをしようとは

思わないって言う事ですか。

まぁ軍人としては正しいよね?

 

問題は軍人気質の人が政治の主導権を握った

場合だけど・・・まぁ世界的に警戒されて

るからね。近隣諸国、特に政治に関しては

相手を腐らせることに定評が有るイギリス

が居るからね。あの国がその辺の内部を色々

コントロールすると思うけど。

でも今はイギリスそのものが分裂してる

からなぁ。またドイツが台頭するかも。

 

「ですから、今回の人形のように政治的

役割を踏まえた作戦行動と言うのは本来

彼らの苦手分野なのです」

 

「「なるほど」」

 

まぁ生粋の軍人だもんね。軍事以外に興味も

経験もないのに、いきなり政治的な役割まで

押し付けられて混乱してるのかな?

 

「本来なら准尉と私のように役割を分ける

べきなのですが、軍事と政治の壁でしょう。

特に現場の軍人は政治に無関心どころか

政治に関する役人を嫌いますし、

そもそも人形の存在は少し調べたら政治的に

アウトだとすぐにわかる存在です。

軍部としても政治将校のような存在を付ける

わけには行かなかったのでしょう」

 

「政治なんて面倒事に関わるくらいなら

いっそ全部任せた方が楽ですけどねー。

最低限の信頼関係が無ければ無理ですか」

 

「まぁ「デザインベビーを量産して産まれた

時から軍事教育してました」なんて言うのは

政治的には間違いなくアウトですからね」

 

軍部の中の派閥とか政治の中の派閥とか

色々あるだろうけど・・・まぁどっち

にしろお人形さんは孤立無援の単独任務。

 

そりゃ混乱するし肩肘も張るよね。

 

「本来のドイツ軍人なら出来ないことをさせる

ような気質ではありませんし、準備を怠る

ような無能でもありませんが、男性操縦者が

織斑であったこととフランスの阿呆の存在に

軍部も政治も引っ張られましたね」

 

なるほど、織斑千冬はドイツの教官も

してたから縁はある。織斑一夏の情報を

得るなら、姉と特に接点があった人形を

派遣することが一番マシって軍部は判断

したのか。

 

だけどその人形に政治が出来ないから

どうしようって感じ?それともそういうの

関係なしでVTシステムを暴走させることで

織斑を殺して軍部に介入しようとしている

派閥でも有る?

 

いや。そのVTシステムを使うのが人形なら、

デザインベビーを作って軍事利用している

連中に対するカウンターになるよね?

 

さらに無駄にISに拘る連中を掣肘する

ことも出来るか。

・・・アレ?これって連中の作戦が

成功したほうがドイツっていう国は

マトモになるんじゃない?

 

「それで、そのドイツが何を

しでかしたのですか?」

 

あ、そうだよね。生真面目なバカが何を

したかの報告だったよ。

 

「はい!では映像の確認をお願いします」

 

・・・盗撮とかは絶対言わないぞ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

カクカクシカジカドイツノムートンイトウ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「・・・なるほどコレはひどい」

 

「少佐、こいつ等馬鹿なんですかね?」

 

いや、フランスのときも思ったけどさ。

関係者全員バカだよね?

 

「まずこの人形ですが第三世代機の調査は

わかりますが、無駄に織斑一夏を敵視して

ますね。コレは何か理由が?」

 

私も織斑のアホは嫌いだし仲良くしようとは

思わないけどさ。

国とか組織を滅茶苦茶にしてまでつっかかる

って相当だよ?

 

アホだからって理由で第三世代機で攻撃

していいなら、このIS学園そのものが

消えて無くなってるし。

 

「なんでも以前一夏が攫われたせいで、

千冬さんがモンドグロッソの決勝を辞退

したことが気に入らないとか」

 

「「はぁ?」」

 

何を言っているのかな?

 

「いや、そもそも織斑千冬は弟魂ですよ?

ISか弟かと言われたら弟を取るでしょう?」

 

ですよねー。日本代表だって本人的には

別に望んでないわけだし。

そんなことして悪目立ちするくらいなら

普通に就職したかったって話だよね?

「もうそっとしてくれ」って感じでさ。

 

「それにドイツで開催された大会で

大会参加者の関係者が誘拐されたん

だから、悪いのは誘拐した犯人と

警備を担当したドイツじゃないの?」

 

普通に考えたら織斑千冬の連覇を

邪魔に考えてる人間なんかいくらでも

いるじゃん?

 

「人質とって邪魔したるぜよ!」なんか

誰でも真っ先に考える妨害方法だよね?

 

そもそもコレに関してはアホの織斑は

誘拐された被害者だよ?

無用心だって言う言い方もあるかも

しれないけど、中学生がプロに狙われて

逃げるって無理じゃない?

 

そもそも日本政府は何をしてたの?

織斑千冬の唯一の弱点なんだから連覇

して欲しいならちゃんと護衛しなきゃ

ダメじゃん。

 

おいこら楯無、何してた?

 

織斑千冬の連覇を阻むための誘拐

という作戦行動でしょ?

絶対に突発的なヤツじゃないよね?

必ず組織が絡む計画があるよね?

 

ドイツや日本の上層部にその計画を

認めてた奴がいたんでしょ?

 

まさかドイツも日本もその他警備のプロ

も揃いも揃って裏をかかれたとか?

 

『誘拐か・・・その発想は無かった』

 

なんて真顔で言わないよね?

 

「その辺アレの思考回路が良くわかんない

んだよねぇ。普通なら軍部の失態をお詫び

しなきゃダメじゃん?なんで憎むのかが

さっぱりでさー」

 

確かに分からないね。

 

「そしてイギリスの螺旋頭に対する

暴行ですか。コレはまぁ挑発に乗った

螺旋頭も非がありますね」

 

「そうですね。ただでさえ以前にヤった

アレで感情で兵器を振り回すと判断

されたのに、今回のコレですからね」

 

さらにボロ負けしてるし。まぁ近接戦を

するための機体じゃないし、あくまで

BT兵器のテストパイロット的な候補生

だから勝ち負けより兵器の稼働率が問題

なんだろうけど・・・コレは無いよなぁ。

 

「個人的には一夏を馬鹿にされたって

言うのはムカつくけど、だからって兵器

使ってまで戦うのか?と言われたら・・・

ありえないでしょ?」

 

「「ですね」」

 

「この挑発もなんというか・・・流石

10代女子ですね。もう少しまともな

口上は無かったのでしょうか?」

 

「普通にお互いの第三世代機の性能

試験として・・・とか言えば螺旋頭も

無下にはしなかったと思いますが」

 

国の威信がかかってるからね。

下手な戦闘もアレだけど、だからと

言って尻尾巻いて逃げるのも違うし。

 

本国や担当者に許可を取ってからなら

正当な試験になったと思うんだけど

 

「狙いはあくまで一夏だったみたい

ですから。同じクラスの専用機持ち

である螺旋頭を倒して挑戦状みたいな

形にする気だったんだと思います」

 

「「・・・」」

 

いや、なに?その世紀末思想?

 

「コレでドイツの特殊部隊の隊長かつ

少佐ですか。尉官教育どころか兵卒と

しての再教育の必要性を感じますよ」

 

まさしく兵器の私物化ですもんね。

 

学園的には場所はISの展開が許された

アリーナだから特に問題はないけど、

コレは訓練に身が入りすぎた結果って

ことになるのかな?

 

「さらに織斑一夏による乱入行為ですか」

 

これもなぁ。緊急だと思ったんだろう

けど、先にアリーナの担当監視員に

連絡入れるべきだよね。

 

「うーん。何故わざわざ乱入したんで

しょうね?」

 

まさか先生にチクるのカッコ悪いとか

言うつもり?

 

「自分で助けたかったんじゃない

ですかね?」

 

「いや、無理でしょ。なんだかんだで人形は

軍人としては・・・ダメだけど、兵士として

も・・・ダメか。えっと、IS操縦者としては

それなりの実力者だよ?

アホの織斑が勝てるわけ無いじゃん」

 

「だよねぇ(;´Д`)」

 

それとも同族嫌悪?量産型のくせに

生意気だって感じ?

 

無理無理。遺伝子操作されてる上に

軍事オンリーの人生を歩んで来てて、

織斑千冬に教導されて脳まで筋肉に

なったんだよ?

ISの稼働時間だって比べ物にならないし。

 

ドイツでの扱いが悪かったからアレかも

しれないけど、コレはちょっと前の私でも

苦戦する相手。

それに対してアホは姉に守られて生ぬるい

学生生活してたでしょうに。

もうこの時点で勝てるわけないじゃん。

 

「さらにフランスの阿呆も参戦しますか。

・・・ドイツのビールがホットって、

フランス冗談ですか?」

 

出来はスゴク・悪いですよね。

 

さらにココで戦闘行動取ればフランスの

阿呆の性別に疑問を抱く連中が増えるん

じゃない?

いつ・どこで操縦技術を学んだのかって

感じになるんじゃ無いの?

工作員が目立ってどうする気なんだろ?

 

「そもそもドイツの冷水と呼ばれた

人形がここまで感情的になって

良いものなんですかね?

普通にAICも見せびらかしてますし」

 

秘密兵器でしょ?可動実験も兼ねて

るのかもしれないけど、コレ後頭部

隙だらけだよね?

 

これから弱点の修正するのかな?

 

「ふむ。確かに感情に任せて兵器を振り

回しテロリストを殺してそうな感じですね。

装備の実験などで相手を殺し回った結果の

通り名でしょうか?」

 

「え?それ言ったら司馬様とか副所長さん

なんか冷酷非情どころじゃないですよね?

・・・ひぃっ!(つд⊂)」

 

・・・リンちゃん。君は馬鹿なのかな?

 

「・・・まぁ否定はしませんよ。軍事的な

実験に犠牲は付き物ですからね。

むしろ中途半端に妥協したら行けません。

その結果マジノ線要塞群のようなモノが

出来上がるのです」

 

「「金と時間と人材の無駄ですね」」

 

確かに中途半端はいけない。トライして

エラーする前に最低限の計画を立てな

きゃダメだって話だよ。

 

「そもそも師は李家の当代当主ですよ?

世界中の暗部にとっての恐怖の象徴が、

冷酷非情という言葉で収まらないのは

当然のことでしょう?」

 

そうですよねぇ。普段は優しいけど必要

なら笑顔で人体実験出来る人じゃないと、

超人102芸とか披露することすら出来

ませんよねぇ。

 

アレ、普通に人を殺すことが前提の

技ですし・・・

 

「確かにそうでした!(´・ω・)」

 

「私もその師の弟子筆頭として恥じぬ

程度の実力はあると自負してますからね」

 

そりゃ冷酷非情なんかじゃ収まりませんね。

 

そもそも政治の世界に温さなんて必要

無いですから。

人形が何人殺したか知らないけど、

司馬少佐は普通に殺すだけじゃなく

書類の上でも人を殺してる。

 

単純な犯罪者から政治関連の死傷者を

合わせたら既に10000は殺してるよね?

 

司馬少佐の持つマル秘リストに名前が

乗っただけで死亡が確定するんだから、

コレはもうリアルデスノートだよ!

 

「筆頭?でも司馬様が弟子入りする前

から副所長さんは李家の当主ですよね?

李家に筆頭の人とか他に居たんじゃ

・・・ひぃ!?(つд⊂)」

 

・・・リンちゃん。君は馬鹿だな。

 

「私が筆頭です。前の筆頭?そんな

モノは存在しません。いいね?」

 

「「あ、はい」」

 

何故か私も答えたけど、この人たちを

見たらドイツの人形なんかやっぱり

人形だよねぇ。

 

「ち、ちなみにその筆頭である司馬様は

102芸のウチどこまで使えるんです?」

 

「え?司馬少佐も使えるんですか?李家

の秘伝ですよね?!」

 

いや、弟子筆頭だから使えて当然なの?

 

「別に李家だけの秘伝でもありませんよ。

もともと超人102芸は李厳殿の師の技で

あって李厳殿のオリジナルではありません。

前に言ったでしょう?李厳殿が習得できた

のはおよそ7割だと」

 

あ、そういえばそうだ!別に李厳様が

開祖ってわけじゃないんだもんね!

 

「り、李厳様の師匠?!」

 

ん?あぁ、中国では李厳様が武神なんだ

もんね。その師匠なんか想像もつかないよね。

 

「えぇ。その師匠は様々な教えを門下生

に教え様々な人材を育てました。

武人としては李厳殿や姜維、徐晃や呂布

趙雲に華雄などが有名ですね」

 

「( ゚Д゚)」

 

門下生が有名過ぎませんか?!

 

「武将としては公孫賛や張任や張遼、

他にも楊任や楊奉、孟達ですか。

為政者としては孫堅やその娘の孫尚香、

李恢に徐庶や袁術。董卓も・・・まぁ

門下生と言えますかね?」

 

「( ゚Д゚)」

 

「いや、ソレ晋の有名どころが

ほとんど門下生じゃないですか!」

 

そんなの有り得るの?北○神拳だって

一子相伝なのに、当時の知識とか武術

って継承者以外には伝えないのが普通

じゃないの?!

 

「そうですよ?むしろ門下生によって

出来た国が晋です」

 

「( ゚Д゚)」

 

「陳登や黄叙も・・・まぁ一応弟子とは

言えるかも知れませんが、どうでしょう。

陳登は徐庶付きですし、黄叙は孫尚香の

弟子のようなモノですから、今回は

除外でいいでしょう。馬騰に関しては

・・・アレは門下生では無いですね」

 

「( ゚Д゚)」

 

豫州徐家の宰相として知られる陳登と

四将伝の作者の一人と言われる黄叙

も関係者なの?!

 

って言うかリンちゃんが驚いたまま

固まった?!カッチカッチだぞっ!

 

「その中でも冀州司馬家の初代として

知られる司馬仲達は幼少の時から

筆頭弟子として扱われていました。

彼女の前にもその師匠に教わっていた

張松達が居たにも関わらずです」

 

「( ゚Д゚)」

 

正確には姉の司馬郎が初代ですが

って言ってますけど、今さらりと

出てきた張松も有名人ですよね?!

 

「そ、それは何故でしょう?」

 

基本的に当時の中国は年功序列だし、

他の人たちだって決して無能じゃない

よね?ソレなのに何で幼少で後から

弟子入りした当時の司馬懿が筆頭

扱いなの?!

 

「師匠の全てを継げると判断された

からですね。政略軍略謀略の三略に

加え、個の武術から医術、思想まで

託すに値すると判断されたのです」

 

なんか少佐がスゴク誇らしげだけど

ちょっと寂しそう。コレはなんだろう?

 

「じゃ、じゃあ晋を作ったのって

当時の司馬懿様じゃなく、その師匠

じゃないですか!何でその人が無名

なんですか?!」

 

あ、リンちゃんが復活した。だけど

そうだよね。普通ならそんな人が

居たら歴史に名を残してるだろうし。

 

あ、けど司馬懿の師匠として有名な

のは楊修だよね?

 

「もしかして楊修様がその師匠なんですか?」

 

それなら楊家が序列第一位になった理由も

わかるし・・・だけど楊修は政治に特化

した人間だって話だと思ったけどなぁ。

 

「楊修殿は師匠の幼馴染です。彼は

文官の極みと言って良い人間でしたが

軍略や武術にはからっきしでした」

 

や、やっぱりそうなんだ?

なら他に師匠っているの?

 

「当時の司馬懿達の師匠は己の名を売る

ことに消極的でしてね。

曰く、『策士が名を知られたら駄目』とか

『獲物の前で名乗りを上げる狩人なんざ

存在しない』と常々語っていたそうです」

 

そ、それはそうだけど!

 

「その師匠の通称は教頭でした。

暗黒将軍とか暗黒卿と言うのも

ありましたが、流石に本人に対して

正面からそのようなことを言う

阿呆は居ませんでしたね」

 

「「教頭?!」」

 

あれ?確か今の大佐殿って・・・

 

「特尉は気付きましたね?そう現在

李家の教頭と呼ばれる我が師李儒文優。

その名の元である李儒殿が当時の司馬懿

達の師匠です」

 

「「え、えぇーーーー?!」

 

司馬少佐の名前は初代の名前を継承

したのは知ってたけど、じゃ大佐殿の

名前もその人の名前を継承してたの?!

いや、それ以前の問題だよね!

 

「李儒って人畜無害だけど狭量で、

司馬懿の功績に乗っかって出世して

ただけの人じゃ無いんですか?!」

 

「だ、だよね!李儒って言えば司馬懿

の足を引っ張るような人だよね?!」

 

本当にみんなの師匠なら

なんでそうなったの?!

 

「その悪評の元は曹操となってますが、

実際は李儒殿がその悪評をあえて広め

己の評価としたのです。

謀は密を持って為すと言いますからね。

更に司馬懿に晋を造らせるにあたって

自分の存在は邪魔にしかならないと

判断したというのもあります」

 

「( ゚Д゚)」

 

なんて香ばしい生き様!

 

「そして・・・まぁ色々ありまして。

若くして死期を悟った彼は、弟子達

に対し己の名を残すことを禁じました。

コレは先ほど言ったように新たな国を

造る英雄に師匠の存在は不利益に

なると判断したためです」

 

その色々が聞きたいです!

既にこれだけで2時間じゃ足りない

映画になりますよね?!

 

「え?何で不利益になるんですか?」

 

え?司馬懿の名前の重みが減るから

じゃないの?

 

「李儒殿は30前後で早世したのです。

その死因はともかくとして、師匠であり

国家の礎を築いた英雄を司馬懿が殺した

などと噂が立ったらどうなりますか?」

 

「・・・司馬懿の英雄としての名に

傷が付きます」

 

そうだね。国を興した英雄が、実は

師匠の功績を掠め取っただけって

言われたら・・・

 

「それに国家の正当性も。暗殺によって

出来た国なんか認められませんよね?」

 

1000年戦うどころか、100年、

いや50年持たずに戦いで滅びちゃう。

 

「そうですね。李儒殿の存在を正しく

伝えてしまえば、それが国家を乱す

原因となります」

 

関係者が生きているウチはまだしも、

関係者が死んだ後で資料だけ見たら

それを口実に出来るもんね。

 

「けどそれはまさに暗部の生き方

じゃないですか?己の名を消して

まで国の礎を築くなんて、当時の

武将にできることなんですか?」

 

家の存続を何よりも尊び、次いで名声

を求めた当時の人たちの中で自分から

名を消して弟子を支えるなんて普通は

無理なんじゃないの?

 

「普通は出来ませんね。李儒殿が特別

だったと言うことでしょう。そして

名を残すことを禁じられた弟子たちは

彼の名を教頭とだけ呼び、その名と

教えを子々孫々伝えることとしました」

 

これは「自分の先生が言ってたこと

だからよく聞くように」って感じかな?

 

「その中に超人102芸もあったんですね?」

 

あ、そうそう。元はその話だった。

当時の裏話面白すぎるよね!

 

「そうです。司馬家と姜家、そして李家

がその技の一部を伝授されたのです。

まぁ司馬懿も姜維も李厳殿の域には到達

できず、司馬懿が習得したのはおよそ6割。

姜維が習得したのはおよそ4割と言った

ところでしょうか。まぁ数はともかく

使いこなすという点では李豊以上であった

とされていますけどね」

 

ほほう・・・コレはまた随分香ばしい

感じがしてきましたぞ?

 

「そして質問の答えですが、現在私が

使えるのが7割。到底使いこなしている

と言えるレベルではありませんがね」

 

「「7割?!」」

 

もう武神じゃんっ!!

 

いや、大佐殿が神だから・・・何だろ?

拳王?聖帝??

 

「ふむ。我が国の昔話はこの程度で

良いでしょう。今はドイツの人形の話です」

 

「「・・・あ、そうでしたね」」

 

いや、別にいらなくないですか?

私としてはソッチの方を聞きたいん

ですけど。

 

「なるほど。それで最後に織斑千冬が

乱入して「試合でケリをつけろ」ですか。

問題の先延ばしと言うか何と言うか、

まず最初から止めろと言いたいですね」

 

ですよねー。少なくとも螺旋頭に

対する過剰攻撃は見逃してますね。

 

「あぁ、千冬さんは本来今日の担当じゃ

なかったみたいです。担当に応援として

呼ばれたって言ってましたよ」

 

教員のくせに情けないって言いたいところ

だけど、今回はしょうがないかな?

 

「・・・なるほど、第三世代機の衝突

ですからね。戦闘になれば教員と

いえども第二世代では不覚を取る

可能性もあるし、学園のISを損傷させる

わけにもいきませんか」

 

「ですね。ヘタに手加減して負けたり

したら今後の授業にも関わりますし。

まぁ警告くらいは出すべきだったとは

思いますけどね」

 

なんかそういうの一切してないよね?

自主性を重んじるとかそう言うレベル

じゃ無いような気がするんだけど。

 

「とりあえず関係者全員が馬鹿で

阿呆なのはわかりました。

イギリスが抗議するかどうかは

わかりませんが、第三世代の評価

試験を兼ねていると考えれば公には

したくないでしょうね」

 

惨敗ですからねぇ。1体1じゃ勝て

そうに無いし。

 

「これ、結局処分とかはありますかね?」

 

「学園としては生徒同士の接触という

形にしてしまえば楽ではありますが、

そうすればこの人形は無罪放免。

周囲の感情的にはどうでしょうかね?」

 

「かといって公にすれば管理不十分で

司馬少佐が介入する口実になります。

コイツら自爆しすぎじゃないですか?」

 

首輪でも付けて、勝手にIS展開したら電流

でも流れるようにしたら良いと思うんだ。

 

「まぁどちらに転んでも我々は損してる

わけでもないですし。

月末の試合を楽しみにしましょうか」

 

「試合ですかぁー面倒ですねぇ(´Д`)」

 

私たちは別に出なくても良いけど、

リンちゃんは普通の学生しなきゃ駄目

だもんね。だけど気を抜きすぎじゃない?

 

「リンちゃん、油断したらダメだよ!」

 

司馬少佐に怒られる前に注意しなきゃ!

 

「いや、油断って言うか余裕でしょ?

あんな欠陥機に負けないって」

 

い~や油断だねっ!

 

「人形がVTシステムで盛大な自爆を

するだろうから、巻き込まれないように

しないとダメだって!」

 

超至近距離で花火が炸裂するようなもん

だよ?油断するなんてとんでもない。

 

「そうですね。自分が信号で止まって

いても、相手が突っ込んでくることが

あるという事実を忘れてはいけません」

 

です!予期せぬ貰い事故が一番怖いんです!

 

「確かにっ!了解です(*`・ω・)ゞ」

 

敬礼は右手だけど・・・シカタナイネ!

 

コレで暫くはドイツの人形は動かないし。

あとはフランスの阿呆と織斑のアホの

学園ラブコメの見物かな?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「簪ー簪ー私とペア組んでーーー!」




昔話はともかく、ドイツのお人形さんや
螺旋頭が何をしたかは原作を見ておくれやす。

リンちゃんは参戦してません。だって
許可がないと専用機使用禁止だし。

あくまで他の第三世代機や姉魂の白式を
研究する為に陣取ってる感じです。

観客席には、当然他の人も居ますし
カメラも普通に回ってる設定。

だってみんなそのために居るんだし?
実機使った訓練を見ないっておかしいよね?

司馬家と李家に李儒の名が伝わってたのは
・・・誰のせいかなぁ( ̄ー ̄)ニヤリってお話

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