とある師弟の成層圏   作:カツヲ武士
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時系列的に前話の同じ日の
夜と次の日の朝の話ですね

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


第20話

「リンちゃんが司馬様ー!ってこない

のは珍しいねって・・・ペア?」

 

ペアって何?クマ?洋梨??

それとも中国語でなんか有るの?

 

「そうなの!コレ見てよ!いきなりよ?

どーなってんのよ!!(#゜д゜)」

 

いきなりとかどうとか言われても・・・

 

「とりあえずそのチラシ?握り潰し

てたら見れないからね?」

 

手の中にあるものをどうやって見ろと

言うのか・・・ハイパーセンサーでも

無理だよね?

 

「あ、あまりの衝撃で握りつぶしちゃった。

ごめんごめん。ハイ、ちょーっとシワが

寄ってるけど見れるから良いわよね!」

 

「・・・まぁいいけどさ、司馬少佐に

見せる書類はこんな風にしちゃダメだよ?」

 

普通にお仕置きだからね?

 

「わかってるって!流石に司馬様には

そんなこと出来ないわよ!」

 

私なら良いのかよ!ってツッコムべき

なのかなぁ?だけど、な、仲がいい友達

ってきっとこんな感じなんだよね?

 

「ま、まぁわかってるなら良いよ。

で、チラシの内容なんだけど・・・」

 

はぁ?ペアってそういう意味?!

 

って言うかバカじゃない?!

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

『ふむ、フランスもドイツもアホだな』

 

それ以外なんと表現すれば良いのやら、

流石の師もお困りの様子ですね。

 

「ハイ。更に織斑千冬が乱入し問題を

先送りにしました。これによって後日

アレに搭載されたVTシステムが衆目に

晒されることが確定しましたね」

 

あの場で発動させていれば秘密裏に

抑えることも出来たでしょうに。

タイミングが悪いのか、それとも

狙ったのか・・・

 

『その場で片付ける方が教育者として

は楽だと思うんだがなぁ。あのアホは

ウチで何を学んだんだか』

 

そうなんですよねぇ。ただ通信教育で

授業を受けただけではなく、キサラギ

の研究室の連中がしっかり教育を

施したハズなんですけど。

 

あの様子では連中は参考にも反面教師

にもなってませんよ。

生徒としての目線しかなかったと言う

のでしょうか?

 

やはり大学に通わせまっとうな教育過程

の単位を取らせるべきじゃないですかね?

 

もしくは担任ではなく指導員として

一切の権限を剥奪するとか。

 

「そうですね。試合は月末ですので、

言い換えれば織斑千冬は月末までの間、

人形の教育を放置すると言うことです」

 

時間を無駄にしていると自覚してますかね?

 

二週間あれば凰鈴音を学生から准尉に

するくらいの教育はできるというのに。

 

『それにしても人形のコノ精神状況は

あきらかに異常だ。

織斑千冬に対する依存だけで片付けて

良いものでもなさそうだな』

 

己を軍人であると定義付けて居る者が、

この支離滅裂な言動ですからね。

 

「ですね。ドイツの人形は兵士としての

思想教育は受けたようですが、軍人と

しての教育を受けたとは思えません」

 

薬物でも投与されているのでしょうか?

生まれや環境を考えればソレも

有り得ますが・・・

 

アレではVTシステム関係なしに事故を

起こすでしょう。

 

『人形が勝手に自爆する分にはドイツの

勝手なんだが、その事故にお前や更識簪

が巻き込まれるのは面白くはないな』

 

「そ、そうですね」

 

ふ、ふふふ。まったく、普段は厳しい

くせに私生活だとこんなに優しいん

ですから・・・ほんと卑怯ですよねぇ。

 

それに特尉も順調に側室として認めら

れてるようで何よりです。

 

各種相性も悪くないようですし、コレ

で兎の比重も減れば最高ですね!

 

「では介入しますか?月末までは

完全に孤立しているでしょうから

いくらでも接触出来ますが?」

 

あの分だと普通の学生は接触を避ける

でしょうし、織斑千冬としても学園

としてもヘタに接触すればイギリスや

フランスの不評を買いますからね。

 

イギリスはともかく、阿呆を引き抜く

予定のフランスに隙を見せるような

ことはしないでしょう。

 

『だな。その前にこちらで根回しを

行うから、接触は明日か明後日になる

だろう。まぁ細かい予定はこれから

組むがお前もそのつもりで居るように』

 

「はっ!」

 

勝手に自爆させるよりそちらの方が

ドイツに貸しを作れると踏んだ?

ま、まぁ私たちの心配もあるでしょうけど!

 

『で、次の旅行に関してだが・・・』

 

「はいっ!来月一年の生徒は臨海学校に

行きますので、その後の土日を含めて

3泊4日の旅行が可能です!」

 

歩行訓練を始めたばかりの連中が外で

何をする気なのか、これはもうわけが

分かりませんよ。

 

こんな行事は無視です無視。それより

師と旅行です!

 

特尉はどうしますかね?准尉の補佐に

付けるか、それともこちらの旅行に

同行させるか。

 

正妻としては、側室を邪険にしないと

言う意味も込めて同行させても良い

と思うのですが、それだと夜の分担が・・・

 

ん?誰か来たようですね。

 

「司馬少佐、今お時間よろしいですか?」

 

特尉?それに准尉も居るようですが

またナニカあったんでしょうか?

 

暴行事件の当日ですよ?ドイツだの

フランスの連中は、もう少し落ち着く

ということを知らないのでしょうか?

 

『ふむ。まぁコッチの話は明日でも良いか。

まずは連中の相手をすると良いだろう』

 

「はい・・・」

 

あぁ、師との憩いの時間がぁ。

旅行の話もしたかったのに・・・

 

特尉と准尉が悪いわけでは無い。むしろ

緊急時の報告連絡相談は急いで当然。

 

だけどねぇ、もう少しあるでしょう?

 

まぁへうへうよりはマシですけど・・・

 

「今、開けますので少々待ちなさい。

・・・では大佐殿、失礼します」

 

『あぁ、疲れてるだろうが無理はするな。

基本的にお前には自由裁量が認められて

いるが、相手は10代女子だ。考えるのが

嫌になるようなことがあったら自棄になる

前にコチラに連絡をするように』

 

「はいっ!必ず連絡します!」

 

師に心配をかけるのは本意ではありま

せんが、心配してもらえると言うのは

嬉しいモノですね!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「それで、わざわざ夜更けに二人で来る

ということは相当な事案だと思いますが、

また連中が何かやらかしましたか?」

 

あぁ、大佐殿との報告の時間を潰された

司馬少佐がちょっと不機嫌だよ。

 

この人が感情を外に出すくらいだから

中身は相当荒れてるよね。

 

新しいチラシ持ってきて良かったぁ。

 

「そうなんですよ!コレ見てください!」

 

今度は握り潰さないようにね!

 

「コレ?チラシですか・・・はぁ」

 

司馬少佐もため息つくレベルですよねぇ。

 

「選抜タッグマッチってオカシイですよね!

しかもいきなりの変更ですよ!」

 

リンちゃんは怒るポイントがズレてる

と思うんだよね。

 

「少佐もお気付きでしょうが、連中は

まさしく異常です。

そもそも選抜と言っても、ついこの前

最初の歩行訓練したばかりの学生に戦闘

行動なんか取れるわけがありません。

さらにタッグマッチ・・・連携です」

 

「あっ!( ゚Д゚)」

 

こんなの訓練すらできませんよ。

 

「そうですね。その上、試合中にダメージ

を受けた機体の整備を考えれば・・・

誰がどう考えても無謀な試みでしょう」

 

ですよねー。誰とペアを組むとか

それ以前の問題ですよねぇ。

 

コレを毎年ヤってた?今まではペアじゃ無い

にせよ整備不良で死者とか出なかったの?

 

「( ゚Д゚)!」

 

リンちゃん、今気付いたって顔してる

けど、私にペア頼む前に気付こうよ。

 

まぁ私をパートナーに選んでくれた

ことは嬉しいけどさ!

 

「ふむ。コレはつまり学園側はドイツの

お人形を標的にしたようですね」

 

「え?アレがどうしたんですか?」

 

あぁ、なるほど。狙い撃ちにしてきた?

 

「リンちゃん。主席入学で専用機持ちの

螺旋頭が、手も足も出ずに完敗した上に

重傷まで負わされたんだよ?1対1で

戦える生徒が私たち以外にいると思う?」

 

普通に考えたら居ないよねぇ。

フランスの阿呆だって第二世代だし、

遺伝子操作と軍事教練漬けだった

人形に勝てるかと言われたら・・・

 

「あぁなるほど。つまり人形に足手まとい

をつけて弱らせて、一夏に勝たせるのが

学園側の狙いだと?」

 

お、ここでアホの織斑に行き着くなんて

成長したんじゃない?!

 

「そうですね。おそらく姉魂をフランスの

阿呆と組ませ、ドイツの人形と戦わせる。

そうすることで吊り橋効果も狙っているの

ではないでしょうか?」 

 

なるほど、フランスの阿呆をアホの

織斑に依存させる一手ですか。

 

「連携でもって強敵に立ち向かう二人って

感じですかね?まぁ三流の配役と脚本で

すけど役者は本気ですし、観客よりも

役者を満足させるための演劇と考えれば

・・・ありえますね」

 

英雄症候群とシンデレラ症候群の

合わせ技って感じだよ。

私は砂糖か反吐を吐きそうだけど。

 

「コレ、そんな茶番だったんですか?

あ、その上VTシステムまで起動したら、

人形は完全に悪者で正義の味方の二人

に教師も味方して公開フルボッコですか?

人形に同情するつもりはありませんけど、

コレ教育機関としてはどうなんです?」

 

うん。普通にイジメ案件だよ。

どう解釈してもありえないよねぇ。

 

まぁドイツにはお人形を切り捨てる

ことを前提に作戦組んでるヤツが

いるっぽいけど。

けどコレは内部犯なのかな?ココで

そんなことしたらドイツにとって

取り返しがつかない失点だけど・・・

あくまで今の政権に対するダメージと

しか考えてないならソレもあり得るか。

 

もしくはドイツ単体では自浄出来ないから、

他所の手を借りて膿を出しきろうとした?

 

「ドイツの作戦としてはともかく、

教育機関としての在り方を考えるなら

間違いなく無しです。

他の生徒との実力差を鑑みてのハンデ

キャップと言えば聞こえは良いかも知れ

ませんが、一人の生徒を対象にした差別

やイジメとも言えますからね」

 

ですよねぇ。

 

「人形は軍人だし連携訓練もそこそこ

できるでしょうが・・・どうしても相方

が足を引っ張りますよね?

最悪だと相方を後ろから撃って一人で

勝とうとしませんか?」

 

リンちゃん良い勘してるよ。

 

合理的に考えれば足手まといは邪魔な

だけだからね。

通常なら相方を無視する形でヤると

思うけど、苦戦するような相手の場合、

つまりアホと阿呆のコンビ相手なら

おそらくそうするだろうね。

 

「そうですね。アレと連携を組む為

には軍人的な思考と能力を持った

人間が必要ですが、この学園には

私たち以外にそのような者は存在

しません。

かといって私たちはこの茶番に参加

するつもりもないので、このままなら

人形は孤立無援となって暴走。

結果として暴走の鎮圧を理由にシステム

ごと殺されるか、生き延びてもドイツが

証拠隠滅の為に殺すと言ったところでしょう」

 

どちらにしろココでお人形さんは終わり

ってことだよね。このままなら。

 

「え?( ゚Д゚)」

 

ん?リンちゃんは何を驚いてるのかな?

 

「どうしました准尉?何か疑問が有る

なら溜め込まずに聞きなさい。

それが貴女の持ち味でしょう?」

 

あ、司馬少佐もアレはリンちゃんの

持ち味だって思ってたんだ?

 

まぁそうじゃなかったら矯正してるよね?

 

「い、いや、私たちって試合には

出ないんですか?」

 

「「・・・」」

 

「え?なんですかこの「何言ってんだ

コイツ?」みたいな空気?」

 

この子ったら・・・コレがぽんこつって

ヤツですかねぇ?

 

「リンちゃん、夕方言ったよね?自爆

と貰い事故に気をつけろって」

 

私と司馬少佐の話をちゃんと

聞いてなかったのかな?かな?

 

タッグじゃないならまだ良かったかも知れ

ないけど、こうなったら確実にお人形は爆発

するよね?これは貰い事故にならないの?

 

「あ、そ、そうよね!もう爆発するって

確定してるんだから、わざわざ爆心地に

行く必要なんかないよね!」

 

花火は上に打ち上げるのを遠くから

見るから良いんであって、至近距離に

打ち込まれたらタダのテロだからね?

 

「まぁ今回は爆発する前に師が動く

そうです。明日か明後日に彼女と

接触しますので、二人もそのつもりで」

 

「え?接触するんですか?」

 

さっきこのままならって言ってたもんね。

何かするとは思ってたけど、これは爆発

する前に信管を抜く感じかな?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「さて、ドイツの人形に関してだが」

 

あんまりといえばあんまりだろう。

 

「う~ん。ちーちゃんが何とかする

と思ったら、まさかの投げっぱなし

だからねぇ」

 

アレもなぁ。ほんと教育者という仕事を

なんだと思ってるのやら・・・

 

「それに学園の方針もな。教育者の

端くれとして、アレは許せんよ」

 

事情を知らないのもあるだろうが、

一人の生徒を狙い撃ちにするヤツが

あるか。

アレだって別に卑怯な真似をしたわけ

じゃない。あくまで自分の鍛えた技と

国家が開発した技術を駆使しただけ

だろうが。

 

やりすぎだってんなら止めなかった

学園の教師連中が悪い。

生徒を止めれずして何が教師だ。

 

歪だとわかってるなら壊して導け!

 

「あ~リーくんはそうだよね。

私としてはアノ計画から派生したって

時点で殲滅対象だけど・・・

まぁアレが悪いわけじゃないし?」

 

アレを捌いたらクロエも似たような

扱いになっちまうしな。

 

「とりあえずドイツにはウチの連中を

向かわせる。そこで人形について調べた

ところ、存在の不自然さに気付きその

まま調査したってことにする予定だ」

 

もう全部知ってるが、何の動きも無い

のに情報が抜かれてるってわかったら

無駄に警戒されるからな。

 

ウチの連中にとっても、制限時間内に

どこまで正確な情報を持ってこれるかって

言う訓練にもなるし。

 

「回りくどい気もするけど、まぁ政治って

そんなもんなんだよね?束さんはソッチは

わかんないや。リー君に任せるよ!」

 

思考することを諦めてると言えるが

束は自分を科学者として定めてるからな。

 

純度を落とすのを嫌ったと思えば、

無理に矯正する必要も無いか。

 

「まぁそうだな。それで研究施設は

もちろんのこと、どこから資金が流れて

るのか、どこに情報が流れてるのかを

入手したってことにしてドイツ上層部に

連絡を取り、人形を我々が引き受ける

よう働きかけることにする。

アレに対する教育はそれからだ」

 

証拠を握った上で施設を連中に潰させよう。

 

もし連中が研究施設を潰さなかったら

俺がACで仕掛けてやろうじゃないか。

 

「ま、反対はしないよ。だけどVTシステム

の方はこっちで潰してもいいかな?」

 

ん?まぁアレは束の美学に反するからな。

 

あんなものを造って喜ぶ変態はこいつに

潰してもらうか。

それに粛清手段が明確に違えば、束と

俺が別勢力だと勘違いさせることも

出来るしな。

 

・・・いや、もしかしたらソレも考えた

上で自分が動くと言ってるのか?

 

だとしたらこの兎、ほんとに成長した

もんだよなぁ。

 

「うわっ!だ、だからいきなり頭を

撫でるのは何でなんだよ!」

 

ふはははは。人の成長を喜ばぬ教育者

がどこに居るというのか?

おとなしく撫でられるがよいわ!

 

「ま、まぁいいけどさ!あの、それで、

クーちゃんはもう寝たから・・・」

 

「あぁ、わかってる。防音も十分だし、

たまにはハメを外すと良いさ」

 

好き勝手やってるように見えて、

本当に大事な妹や織斑千冬とは

触れ合えて無いからな。

 

多少の憂さ晴らしも必要だろう。

 

「う、うん。ただ・・・」

 

「ん?どうした?」

 

コイツが言い淀むなんて珍し・・・

くもないか。

なんだかんだでコレ系にはいつまで

経っても慣れないからなぁ。

 

まぁ青春時代を丸々日本政府に監禁

されてたようなモンだから、この

歪さもシカタナイと言えばシカタナイ

んだろう。壊すには形が出来上がり

過ぎてたし、少しずつ変えるしか

無かったって言うのが、教育者として

情けない限りだ。

 

 

 

「あの・・・リー君も遠慮とかしなくて

良いからね?束さんは頑丈だからさ!」

 

 

 

・・・こいつめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アッーーーーーーーーー!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

う~んやっぱり、リー君は凄いなぁ。

細胞単位で優秀な束さんも足腰立たない

なんて相当だよ。

 

これはしーちゃんも側室さんを入れる

気持ちがわかるよね!

 

・・・ほんとならそんなの許す気も

無かったけど、リー君の家の為って

言われたらなぁ。

 

私はテロリストだから、流石に正式な

奥さんとかにはなれないし。

 

あ”~あんなことする前に特許のこと

とかちゃんと調べてればリー君に

もっと早く会えたのになぁ。

 

まぁ過ぎたことだからしょうがないけどさ。

 

んで、しーちゃんの子だとどうしても

アッチの家の子になるもんね。

 

それにかんちゃんはかんちゃんで

宇宙戦艦に興味深々だったし、それなり

に素質もあるからシカタナイね!

 

この良妻兎は許してやろうじゃないか!

 

「お母様、おはようございます!」

 

「あ、おはよ~クーちゃん!調子はどうかな?」

 

調整失敗で廃棄されそうなところを拾って

来たこの子も、最近じゃ随分明るくなって

来たよね。

教育って大事!流石はリー君だよ!

 

「最近は調整も不要なくらい調子が良い

ですね。やはりキサラギ様は技術者では

なく医者を名乗るべきだと思いますよ」

 

キサラギかぁアレは・・・ダメだと思う。

 

医術とかじゃなく、あくまで生体ユニット

としてクーちゃんを調整したのは正直

凄いと思うよ?束さんとはベクトルが違う

天災なのも間違いはないだろうし。

 

束さんも一回捕まりかけたけど、毒とか

効かないはずの束さんが麻痺させられる

って、一体ナニヲサレタんだろうね?

 

宇宙と生命の神秘は果てしない!って

言ってたけど、アイツはいつか宇宙に

変なナマモノを創って放出する前に、

一度矯正する必要があると思うんだ。

 

まぁ束さんが言うことじゃないかも

しれないけどさ!

 

「キサラギについては・・・本人が

そう名乗ってるんだからソレを尊重

してあげようじゃないか!それより

リー君とはもう会った?」

 

束さんと一緒に動いてるからクーちゃん

は中々リー君と会えないからね!

・・・夜は早く寝るように言ってるし!

 

「はい、お父様はクロエの頭を撫でて

くれましたし、ご飯も作ってくれました!」

 

うんうん。クーちゃんのお父さんなら

束さんの旦那さんだからね!その調子で

リー君に甘えるんだよ!

 

「それで、なんでもお二人の次の標的は

ドイツだとか?」

 

おぉ?まぁクーちゃんの生い立ちを

考えれば、好きにはなれないよねぇ。

 

「そうだよ!クーちゃんを造ったような

施設もまだあるみたいだけど、そっちは

リー君が潰すんだって。

束さんたちはVTシステムとか言う馬鹿

みたいなシステムを造って、束さん達

の夢を馬鹿にしてる連中を潰すんだよ!」

 

ちーちゃんのデータのコピー?

上辺だけちーちゃんを真似るのも許せない

けど、データだけとは言えちーちゃんを

操って戦わせるって言うのが許せないんだよ!

 

しかも中途半端な状態でしか再現できない

ってなんだよ!もう何のためのシステムだよ!

 

「・・・そもそも連中に生きる価値など

ありませんが、お母様の夢を穢すなら

なおさらですね。・・・粛々と埋葬します」

 

埋葬する必要なんか無いね!もう野晒し

にして斧で叩き割るべきだよ!

 

「作戦の決行はいつでもできるけど、

リー君からのゴーサインが出るまでは

禁止だよ!

フライングしたら怒られるから、今は

準備だけで我慢だね!」

 

ホントはすぐにでも殺りたいけど

リー君そういうの厳しいからなぁ。

 

政治的に一番効果が出るタイミングで

殺らなきゃだめだからって話だけど、

正直良くわかんないよね!

いつ殺っても一緒にしか思えないよ!

 

まぁリー君の指示に従って悪いことに

なったことが無いから、無駄に反発

とかはしなけどさ。

 

「?!絶対にフライングはしません!」

 

うんうん。お父さんの言うことは聞かないとね!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「し、司馬様ー!司馬様ー!」

 

「・・・朝からなんですか騒々しい」

 

元気なのは良いことですが、周りの

迷惑を考えなさい。

 

ただでさえ朝起きたら兎からの自慢

メールが来ててイラっとしたと言うのに。

 

もう次の旅行は絶対に外せませんよね。

アキタ以外の観光ポイントを早急に

探さねばなりません。

 

 

・・・しかし次に行こうとしていた

サイタマが予想外ですよね。

有名なマルノウチ・スゴクタカイビル

がどこにも無いんですよ。

 

海もないし?ツナミとか殺人マグロは?

築地ってトウキョウなんですか?

 

ソウカイヤは居るようですがメガコーポ

はトウキョウかオオサカが本拠地ですし。

 

北に向かえばグンマーですから、

やっぱりソッチにしようかなぁ。

 

もしくは監査の仕事って一学期だけとか

じゃ駄目ですかね?

もう十分指摘しましたよね?帰って師と

訓練したいんですけど。

 

 

 

 

「司馬様!試合が!試合の優勝者が・・・!」

 

准尉?あぁ、そう言えば居ましたね。

 

「試合?それに試合の優勝者?」

 

試合って月末のアレでしょう?

 

優勝もなにも出場者居るんですか?

 

イギリスの螺旋頭は損傷が激しくて

欠場ですし、ドイツの人形もこれから接触

しますから普通に考えたら出ないでしょ?

 

フランスの阿呆は織斑一夏とペアを組む。

 

我々は出場しないし。ほかの生徒は戦闘行動

なんか取れない上に連携訓練も出来ない。

 

こんなの良くて4人で2チームくらい

居れば良い方じゃないんですか?

 

「優勝したら一夏と付き合えるって

言う話なんです!

これはチャンスじゃないですか?!」

 

「はぁ?」

 

コイツは・・・いや、コレが10代女子

の暴走なのでしょう。

 

もう師に連絡しても良いですかね?

 

「いや、だから!」

 

「落ち着きなさい准尉、軍人が

不確かな噂話に踊らされてどうする。

醜態を晒す前に・・・死ぬか?」

 

「_| ̄|○ スミマセンデシタ!」

 

いや、朝から廊下でそんな大声で

ドゲザされましてもねぇ。

これは上官に対する嫌がらせですかね?

 

まぁいいや()

 

今回は10代女子の暴走と言うことで

勘弁してやりますよ。

 

「とりあえず結論から言いましょう」

 

さっさと冷静になれ

 

「け、結論ですか?」

 

「えぇ、そうです。確定した結論なので

異論があるなら自分で裏取りでも何でも

するように」

 

そもそもそんな噂話を私の元に持って

くる時点でアレなんですが・・・まぁ

第一報としてならアリということに

してやりましょう。

 

「は、はい!わかりました!」

 

「では心して聞きなさい。

・・・試合で優勝したら織斑一夏と

付き合えると言ったな?」

 

「は、はい!だからっ試合に!」

 

落ち着けというに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは嘘だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「( ゚Д゚)」

 




いや、歩行訓練したばかりの
生徒に戦闘させるの?それも
タッグで強制参加?ありえねぇよってお話。

ドイツのロリ兎に希望の光?

もはや兎は勝ち組と言っても過言ではない。
そして弟子とはそこそこ仲が良いもよう。

ちーちゃんは・・・(つд⊂)

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