とある師弟の成層圏   作:カツヲ武士
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ラウラウ説得中

そして衝撃の新事実がっ!

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


注:拙作のIS学園は土日は休みです


第29話

『えっと、あのですね。アレ?子供と言われ

ましてもその、私がまだ子供らしいですし?』

 

あぁ、やっぱりラウラさん混乱してるね。

 

オロオロする銀髪ロリ・・・尊いっ!

 

まぁコレもいきなり本題を叩きつけて動揺を

誘い、その後の話し合いを有利に運ぶって

言う話術の1つだから、軍人のラウラさんが

司馬少佐が作った流れに逆らえないのは

シカタナイことだけどさ。

 

「では司馬少佐、私が説明しますね?」

 

こう言うのは副官で側室の私の仕事

だもんね!

 

「えぇ。委細お任せします」

 

あ~司馬少佐はわかってるよね!この即断

即決に言葉選び!ナチュラルに私の副官魂に

火を着けますよねぇ!

 

『「・・・」』

 

おっと、待たせちゃった?今は説明説明っと。

 

「それじゃあラウラさん。とりあえずコッチが

現在心配してることと、大佐殿のお妾さんに

なるって事がどういうことかを説明するから、

落ち着いて聞いてね?」

 

こう言うのは焦っても良いこと無いからね。

 

『あ、あぁ、よろしく頼む』

 

相変わらず素直だよねぇ。この子は変な男に

騙される前に保護しなきゃダメだと思うんだ。

 

「うん、それとコレはあくまで私たちが勝手に

考えてる事だから、ラウラさんからしてみたら

はっきり言って余計なお世話だと思うの。

だから別にラウラさんが嫌なら断っても

誰も叱らないし、直ぐに決めなきゃいけない

問題でもないから焦らなくて良いからね?」

 

大事なことだから何度でも言いたいけど、

落ち着いて、焦らずに聞いてほしいよね。

 

『そ、そうか。ならすまんが説明を受ける

前にちょっと深呼吸させてくれ』

 

「うん。どうぞ」

 

『ひっひっふー。ヒッヒッフー』

 

「「・・・」」

 

お~い。ヒッヒッフーは深呼吸じゃないぞ~?

誰だ~ラウラさんに嘘教えたヤツは。

 

司馬少佐もいきなり出産準備されて

どうして良いかわかって無いじゃない。

 

まぁ、遺伝子の関係上ラウラさんと絡むのは

キサラギさん達だろうから、あとで研究室の

人達は事情聴取だね。

 

だけど、気持ちはわかるよ。

 

素直な銀髪ロリは尊いからね!

 

『よし、も、もう大丈夫だ』

 

おや、ちゃんと産まれたのかな?

 

「・・・特尉説明を」

 

「はっ!」

 

冗談さておき、ちゃんとやりますか。

 

「じゃあ説明するよ、つまり・・・」

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

カクカクシカジカオメカケサントムートンイトウ

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

『・・・ってことなの』

 

「なるほどな」

 

うん。言いたいことはわかった。確かに

私の子供云々の話になれば遺伝子操作の

影響も出るだろうし、そもそもがまともに

病院にすら行けない身だからな。

 

今はともかく、10年後を見据えれば私に

後ろ楯が有った方が良いのも事実だし、

今なら教頭殿の周りにも妾や愛人が居ない

からな。

 

正妻の司馬少佐殿としても、どこの誰とも

わからん女に教頭殿の子を産ませるくらい

なら、裏切りの心配がなく変な後ろ楯も無い

私に子を産んで欲しいと言うのもわからなく

はない。

 

私自身、ドイツとの政治的な優位を生むため

に引き取られただけだから、最悪生きてさえ

いれば良いなんて扱いになる可能性も有る

わけだし・・・妾だと公式には妻としては

扱われないが、李家の中では大佐殿の子供の

母親としての立場が得られるわけか。

 

うん。まぁ特に問題ないんじゃないか?

 

お節介と言えばお節介だが、私にとって損は

無いし、司馬少佐殿や簪特尉が認めてる

なら妾だからと言う理由で不当な虐待も

されることは無いだろうし。

 

そもそも司馬少佐殿や教頭殿が引き取って

くれなければ、証拠隠滅の為に事故死させ

られてた身。

廃棄の前に性的虐待もされる可能性だって

有ったんだから。

それに愛人扱いとは言え母子ともに

実験動物として扱われるよりは、まともに

扱って貰えるんだからその方が良いよな。

 

更に相手が教頭殿だと言うなら、我が身を

預けることに異論があるはずも無い。

 

「私としては何の問題もありませんね」

 

むしろお願いしますと言うべきだろう。

 

『少尉の決断に感謝します。ただ、初夜に

関しては明日の夜に私も冬林技研に行き

ますから、その際にしてもらいます。

コレは大丈夫ですか?』

 

し、初夜か・・・正直少し怖いんだが、

まぁいずれは経験することだしな。

別に死ぬわけでもないし、痛いと言っても

命奪崩壊拳に比べたらマシなはず!

 

それに少佐殿や簪特尉も越えた道だし、

ここは覚悟を決めるべきだろう!

 

「はっ!問題ありません!」

 

『ふむ。この度の無礼な申し入れに対して

即決と快い承諾に重ねて感謝を』

 

無礼って言う程でも無いと思いますけどね。

 

『私達も、軍の柵が無くなったラウラさん

には自由恋愛させてあげれれば良かったん

だけど・・・どう考えてもラウラさんには

普通の男の人との恋愛って難しくて。

力不足でゴメンね?』

 

うん。まぁ確かに真面目に私の事情を考え

たら、自由恋愛なんか出来ないよなぁ。

 

今までは特に気にしたことは無かったが、

10年後・20年後を考えればやはり

今のうちにこう言う選択を出来たことを

幸せに思うべきなのだろう。

 

それに私の将来をここまで心配してもらえた

ことに感謝すべきだとすら思うんだかなぁ。

 

「今まで特に恋愛など考えたこともなかったし、

良い切っ掛けになったと思ってるから謝罪

は不要だよ。これからは女としても特尉の

後輩となるから、その、なんだ。よろしく頼む」

 

司馬少佐殿は女としての主になるんだよな。

しっかり鍛えて護衛せねばならん!

 

『うん!これからもよろしくね!』

 

ふっ、ただの部品でしかなかった私が、

善き上司と善き同僚、善き職場に善き伴侶まで

得ることが出来るとはな。

 

・・・公私共に順調と言うか、未来は明るい

と言うかはわからんが、少なくとも過去には

全く興味が無くなったよ。

 

何せアレほど忠義を誓っていたドイツに、

今や欠片も未練を感じないのだから。

 

なんでも明日以降にドイツ軍は一度潰される

らしいが、まったく気にならんからな。

 

未だにVTシステムの稼働実験を辞めてない

って馬鹿じゃないか?

一度私達の件で軍部を洗い出したんだろ?

そりゃ反省の色なしと見なして潰されるよ。

 

まぁ私以外のデザインチャイルドは軍務

から外されたらしいから、後に残るのは

国を欺き我々を利用してた連中だ。

 

連中が自浄出来ないと言うなら滅べば良いさ。

 

―――――――――――――――――――

 

「ま、まさかシャルが女だったなんて!」

 

コレは・・・どうすれば良いんだ?

千冬姉は知ってるのか?いや、知って

いたら俺と同じ部屋にはしないよな?

 

山田先生だって普通に男子として扱ってたし。

 

「今まで騙しててゴメンね・・・」

 

「いや、まぁ、うん」

 

この場合、なんて言うのが正解なんだよ?!

 

なんかフランスの会社が第三世代機の開発が

出来てなくて?少しでも俺の情報を得て、

自分たちの第三世代機開発に役立てたいって

話らしいけど、別に俺の情報を集めても

第三世代機の開発には関係無くないか?

 

いや、今はソレよりも考えなきゃいけない

事があるよな。

 

「とりあえず今後どうするかだ。まさか

ずっと学園中のみんなを騙し通せるなんて

ことは無いからな」

 

今回は事故だったけど、その事故が今後

二度と起こらないなんて有り得ないし、

そもそも臨海学校はどうする気だったんだ?

 

「今後かぁ・・・普通なら産業スパイとして

捕まるか、アラスカ条約違反として捕まるか、

少なくとも公文書偽造の現行犯で捕まるね」

 

捕まってばっかりだなっ!しかも全部現行犯

だから始末に終えない。

 

て言うか一体シャルの親は何がしたかった

んだよ?コレってシャル一人を切り捨てて

終わる話じゃ無いだろ?

 

とりあえず、すぐに千冬姉に相談するか?

 

いや、IS学園としてもシャルは地雷だ。

 

女だと思ってたら騙されました♪なんて

軽い感じで扱われることなんかないよな?

 

シャルが言うには、下手に爆発される前に

証拠隠滅とかする可能性もあるって話だし。

 

千冬姉がそんなことをするとは思わないけど、

真っ向から逆らったら間違いなくIS学園と

仲が悪くなるよな?

 

折角まともな就職先を見つけたのに、面倒事

に捲き込んで千冬姉を無職になんかさせる

わけにはいかないし・・・

 

ん?就職先?就職先かぁ。

 

そうだよ冬林技研はどうだ?ドイツのニュース

は俺も見たけど、ラウラは軍人だけど学生で

無関係だからって言って受け入れたんだよな?

 

シャルもフランスやデュノア社に強要

されたってことにして、司法取引みたいな

ことは出来るんじゃないか?

公文書偽造だって、正確にはシャルがやった

わけじゃ無いだろ?

 

誰かに指摘されて捕まるんじゃなく、

自首なら扱いもマシになる可能性も高い。

 

デュノア社が文句を言ってきても、普通に

はね除ける力も有るよな?

 

アレ?意外と良いアイディアじゃないか?

 

学園には司馬さんも居るし、リンが居てくれ

れば繋ぎも取れるよな?

 

問題はシャルを受け入れてアッチに何の得が

有るかって話なんだけど、これは俺たちだけで

考えてもダメだな。まずはリンに相談しよう!

 

セシリアや箒は・・・ダメだ。建設的な意見

が出てくる気がしない。

あとの問題はシャルが親御さんを裏切ること

が出来るのかどうかだ。

司法取引なんかしたら間違いなく向こうには

帰れなくなるからな。

 

「シャル。シャルにフランスを、デュノア社

を捨てる覚悟が有るなら何とかなるかも

知れないぞ」

 

シャルが嫌だって言うなら別の方法を

考えなきゃダメだけど。今のところは

これしか無いと思う。

 

リンが新しい意見をくれるかもしれないけど、

それだってリンに相談しなきゃ駄目だしな。

 

「なんとか、なるの?」

 

「あぁ。とは言ってもあくまで可能性だけどな」

 

アッチも会社だから、何の利益もなく自分達が

潰れるような真似はしないだろうけど、逆に

言えば利益が有れば説得は不可能じゃない。

 

「・・・僕はフランスからもデュノア社から

も捨てられたようなモノだからね。

もうお母さんも居ないし、あんなところに

こだわりなんか無いよ」

 

よしっ!いや、良いことかどうかはアレ

だけど、コレなら何とかなるかも知れない!

 

「よし、なら直ぐに相談に行こう!」

 

こう言うのは時間をかけちゃ駄目だ!

 

「そ、相談?織斑先生に頼むの?」

 

不安そうだな。まぁ千冬姉に頼むってことは

IS学園に頼むってことだし、あらゆる

政治や組織に関わらないってことは、学園を

出たら守らないってことでも有るからな。

 

今後一歩も学園から出られないなんてなった

ら困るって言うのは当然だ。

 

だけど冬林技研は違う!・・・と思う。

 

「いや、まずはリンに相談する。シャルの

ことを話すことになるけど、良いか?」

 

冬林技研だけじゃなく、中国としても

取引が出来るかもしれないしな。

 

「凰鈴音さんか。確かに彼女達ならなんとか

出来るかも・・・」

 

これは相談するのはOKってことだよな?

て言うかそもそも正直俺一人でなんとか出来る

ような問題じゃないだろ。

 

キサラギさんも常々言ってたが、努力で

なんとかなることは多々ある。

 

だけどお金は無理なんだってばよ。

 

IS学園で三年間時間を稼ぐって言っても、

シャルの専用機の整備はデュノア社だし、

維持費とかはフランスが出してるし。

どうしたって問題にしかならないだろ?

 

万が一そこが何とかなっても、その後の

生活とかどーすんだよ?

学園から出られないから出会いもないし、

ずっと無職のニートするのか?ダメだ働け。

 

最悪専用機は無くすけど、ラウラみたいに

移籍とか、もしくは亡命とかした方が今後の

生活基盤を整えることが出来るんじゃないか

って思うのは間違って無いと思うぞ。

 

――――――――――――――――――――

 

「リン、頼む!力を貸してくれっ!」

 

「(;・ω・)」

 

夜の鍛練が終わってからシャワーを浴びて、

サメ映画を観ながら呼吸を整えてたら一夏が

フランスの阿呆を連れて、何やら頼みに来た

件について。

 

いや、まぁ一夏に頼まれたら大概のことは

嫌とは言わないけどさ。

 

アレでしょ?フランスの阿呆と話してて

自分の近接戦闘技術の拙さを解消する為には

私の協力が必要だって感じになったんでしょ?

そんで、時間とか考えずに突撃してきた

感じよね?

 

普通ならこんな夜中に来たら夜這いとか

勘違いするかも知れないけど、私は騙され

無いわよ!

だってフランスの阿呆も居るもん!(# ゜Д゜)

 

「まぁ部屋の前で頭を下げられてもね。

とりあえず中へどーぞ(ФωФ)」

 

「お、おう。すまん」

 

「お、お邪魔します」

 

一夏一人だけなら良かったんだけどねぇ。

 

「んで、私はどう力を貸せば良いの?」

 

私の動きは基本的に勘頼りだからね。

きちんとした技術を得るなら基礎鍛練から

きちんとするべきなんだけど、一夏に合った

鍛練となるとねぇ。

 

簪や司馬様ならトレーニングメニューを

組めると思うけど、簪は一夏が嫌いだし、

まさか司馬様にそんなの頼むわけには行か

ないからね。

 

とりあえずは走り込みと三次元戦闘の基礎

を教えなきゃ駄目かな?

 

「驚かないで聞いて欲しいんだが・・・」

 

ん?驚く?

 

「じ、実はここに居るシャルは男じゃなくて

女だったんだ!」

 

ん?ソレがどうしたの?

 

「「「・・・」」」

 

あ、なんか言わなきゃ駄目な感じ?

 

「ふーん、それで(ФωФ)?」

 

いや、それで何なの?私に相談に来るって

ことは今は千冬さんがIS学園に報告を上げて、

轡木十蔵がフランスと協議中なんでしょ?

 

私に何をしろと?コイツの友達になれとか?

 

「いや、それでって・・・」

 

「ぼ、僕が言うことじゃ無いと思うけど、

何て言うか・・・軽すぎない?」

 

本当にアンタが言うことじゃないわよね。

てか、もしかしてバレてないと思ってたの?

 

「そう言われてもねぇ。最初から知ってたし?」

 

「「えぇ?!」」

 

いや、そんな完全に予想外って顔されても。

コイツら世の中舐めすぎじゃないかしら?

 

―――――――――――――――――――――

 

知ってた?しかも最初からって?!

 

「ち、ちなみに最初っていつからだよ?!」

 

「え?ソイツが願書出して承認された後だろう

から、4月の中頃くらいには情報が来てたかな?」

 

入学する前から知ってたのかよ!

 

「それで、何で何も言ってこなかったんだ?」

 

「いや、IS委員会からの正式な承認を得て

転入してきたのよ?何か理由が有るって

考えるのが普通じゃない(ФωФ)?」

 

「「あぁ・・・」」

 

・・・それはそうだよな。フランスが

知らないわけないし、IS委員会だって調査

くらいするよな。

 

「そもそも一夏は男性操縦者の価値を軽く

見すぎなの。ソイツが本当に二人目なら

ただのクラスメイトじゃ済まないのよ?」

 

軽く見すぎ?

 

「ISが男も使えるとなれば、戦争利用は勿論

のことだけど、冬林技研でやってるような

医療とかにだって使える人間が増えるのよ?

専門の医療知識を持ったIS乗りが世界に何人

居ると思ってるの?」

 

「まぁ、ほとんど居ないよな」

 

千冬姉ですら兵器としか認識してないんだ。

研究者だって大体は工学部卒業だろうし、

医学部を卒業してISの技術を持つ人間なんて

どれだけ貴重なのかって話だろ?

 

「そう、ほとんど居ないの。今からそんな

人間を鍛えるのも難しい。だけど、今いる

経験豊富なお医者さんがISを使えたらどう?」

 

「あっ!」

 

そう言うことかっ!わざわざ子供を鍛えなく

ても、経験豊富な男の先生がISを使えれば

ソレだけで良いんだ!

 

ISが普及する前は医学とかは男の教授が

多かったし、ISを背景に女権団体関係者に

無理やりその座を奪われた人たちは最低限の

引き継ぎはしたけど、技術や経験の伝授は

しなかったんだよな。

 

そんな人たちがISを使えるようになったら、

まさしく技術革新が起こる!

 

「今のは医術で例えたけど、実際には様々な

分野で男は不当な扱いを受けて社会的地位を

奪われたの。ISに関係あることから全く関係

無いことまでね。一夏の存在は、そんな男の

人たちにとっての希望なのよ」

 

技術者とかもそうだよな。

様々な経験を持つ職人の人たちが不当に

その職を奪われたり、差別や冤罪のせいで

会社を潰されたりしたって話は良く聞く。

 

そう言った人たちから見たら俺は・・・

 

「そんな時に見つかった二人目でしょ?

しかも二人目以降は見つかってないときた。

そりゃ世界中の諜報組織が家族構成から何から

徹底的に調べるわよ。一夏との共通点が

あるかどうかなんて最優先事項じゃない?」

 

「な、なるほど」

 

それはそうかも知れないな。

 

「デュノア社の社員だって何人も狙われてるし、

フランス政府が多少の警備をしてるみたい

だけど当然限界はあるわ。本人の拷問や家族を

人質にとっての尋問だって当たり前よ?」

 

「ご、拷問?!」

 

「そんな、やりすぎだろうっ!」

 

いくらなんでもそこまではしないだろ?!

 

「やりすぎじゃないわ。それだけ二人目

の男性操縦者には価値があるの。偶然の

一人目とは違う、必然の二人目なんだからね」

 

「必然の二人目・・・」

 

世間的にはそうなるのか?

 

「一夏、貴方は現状を甘く見すぎ。前に分解

させてくれって言われたって冗談混じり

に言ってたけど、笑い事じゃないわよ?

これから先、ISを使える男が一人も生まれ

なければ必ず一夏を捕まえて実験しようと

する連中が現れるわ。

子供が産まれたらその子供は国が管理する

病院に隔離されて管理されることになるし、

精子から遺伝子情報を抜いて勝手に体外受精

させたりする可能性もあるのよ?」

 

こ、子供って。いや、それ以前に研究に

実験?さらに勝手な体外受精?!

 

そこまで・・・するんだろうな。

 

キサラギさんならそのままクローン創ったり、

変な生き物と合成するくらいはヤるもんな!

 

趣味でそんなことをするヒトが居る以上、

国からの命令でヤることは有るんだろう。

 

「あんまり自覚が無いからお説教みたいに

言っちゃったけど、本当に気を付けなきゃ

駄目なんだからね?」

 

「あぁ俺の存在もそうだが、シャルの存在も

俺が思ってた以上に重いんだってことは

良くわかった」

 

そこまでのモノなら当然背後関係は調べ

られるだろうし、デュノア社の人間なら

シャルが女だってのは知ってるよな。

 

それで、中国の諜報機関もそのことを

しっかり把握してたわけか。

 

「ソイツが本当に男だったらね。今まで

何も無かったのは、おそらくソイツが得た

一夏の情報を他の国にも分配するって取引

があるからじゃないかって言うのが私たち

の予想よ」

 

「はぁ?俺の情報の分配?!」

 

だ、第三世代機じゃないのかよ!

 

「そりゃそうよ。白式の情報を貰っても

基礎技術が足りない国には意味無いからね。

それに解析や再現が終わる頃には今の試作機

じゃなく完成型が出来てるでしょ?」

 

「そ、そうだな。あっちが研究してる間も

こっちだって研究開発してるんだもんな!」

 

最新型を造らなきゃ駄目なのに、出来上がる

のが劣化版じゃ意味がない。

 

「それなら男の操縦者の情報があった方が

良いに決まってるじゃない。宗教関係は殆ど

男性優位か男尊女卑だったりするしね」

 

「な、なるほど!」

 

さっきも言ったように、男が使えるように

なれば世界が変わるんだもんな。

特に宗教は厄介だ。イスラム教やヒンドゥー教

をはじめとした宗教関係は殆どが男性優位だし。

 

いや、ソレを考えたら俺はなんで無事なんだ?

かなりヤバいところに居るんじゃないか?

 

「で、そんな事情を完全に無視して中途半端

に男性操縦者に偽装してることで、世界中の

諜報員から失笑されてるシャルロットさん

に対して、私は何をすれば良いの?

いくら一夏の頼みでも、ここから誤魔化す

のは無理よ?」

 

「な、名前までバレてるんだね・・・」

 

そりゃそうだ。男装云々じゃなく、既に

デュノア社の人間から血縁関係やら背後

関係まで全部情報を引き出されて、本当の

意味で全部知られてるんだからな。

 

だけどそれなら話が早い!

 

「頼む!シャルを冬林技研で保護する方法を

一緒に考えてくれ!」

 

「( ゚Д゚)ハァ?」

 

流石に司馬さんに直訴するだけじゃダメだ。

何か利益を提示しないと取引は出来ない!

 

て言うかそんな感じで接触したら間違いなく

キサラギさんが来るっ!

 

さっきの話を聞いて確信したっ!最悪の

場合すでに俺のクローンが造られてて実験

とかされてそうだし。

 

人間の形をしてたらアレだからって言って、

俺と同じ遺伝子配列のタコとかサメを造って

合成とかしてるんだろ?!

 

IS関係ねーじゃん!ってツッコミすら無視

して好きなモノを造るくらいはヤるヒトだ!

 

だから、あくまで取引じゃなきゃダメなんだ!

貸し借りは絶対に作っちゃダメなんだ!

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

いや、冬林技研で保護ってどう言うこと?

千冬さんが上に報告してるんじゃないの?

 

「えっと、千冬さんはシャルロットさんの

ことを知ってるのよね?」

 

こんな奴にさん付けなんかしたくないけど、

今は一夏が守ろうとしてるからね。

 

司馬様や簪からもコイツの存在は認めた

方が良いって言われてるから邪険には

しないけどさ。だからって無条件で守る

ような事はしたくないんだけど。

 

「いや、まだ伝えてない。千冬姉なら守って

くれるかも知れないけど、そのせいでIS学園

と仲が悪くなって辞職とかされても困るしな」

 

あぁ、中途半端に政治を考えたのね・・・

 

さらにIS学園をただの学校みたいにしか

思ってないから、さっきの諜報云々とは

無関係だって考えてるのかぁ。

 

だけど、駆け落ちみたいな感じで、全てを

なげうって動かない分だけマシなのかしら?

 

まぁ千冬さんの辞職が絡むから、姉魂の

一夏にしたら選べないわよね。

 

それで私を頼ってくれたのは嬉しいけど。

 

さて、この場合どうするべきかしら?

たしかコイツが自分の意思で全部捨てて

亡命を望むなら受け入れるって話だった

けど、一夏経由で来たかぁ(;・ω・)

 

コレでコイツが助かれば、一夏の中で

私の株は上がるかもしれないけど、

頼りになるトモダチで終わりそうなのよね。

 

対してコイツは「ありがとう一夏♥」とか

言い出して女として押していくわよね?

 

一夏にしてみても最低限の責任は取ろうと

するだろうし。かといってここで私が

断れば、私の株は『使えねぇヤツ』って感じで

ガタオチするわよねぇ。

 

まぁコイツに関しては後で考えるか。

 

「とりあえずシャルロットさんの事情を

聞いていくから、録音させてくれない?」

 

まずは証言を録らないとね。

 

「「録音?」」

 

一夏はともかく、なんでコイツはこんなに

無関心なのよ?

 

「もし冬林技研で保護するなら扱い的には

亡命に近いものになるからね。

司馬様を説得するためにも今のシャルロット

さんに何が出来るのかを纏めたいし、きちん

とした形が欲しいのよ」

 

「そ、そうなんだ?」

 

コイツみたいに一夏の影に隠れてるような

ヤツって、司馬様が一番嫌いなタイプだし。

 

逃げ道塞いでハッキリと意思表示が出来ない

と、話にならないわ。

 

証言データさえ取れれば、政治的には

問題ないでしょうしね。

 

「なるほど。確かに自分に何が出来るかを

自分で理解してないと他人の説得なんか

出来ないもんな!」

 

一夏もなぁ。他人に流されないで自分で

考えることが出来れば良いんだけど、

まぁ今の環境じゃシカタナイわよね。

 

私はまだ何も確約してないのに、証言

データを渡しちゃ駄目でしょ?

 

相手が私だからともかく、螺旋頭とかなら

何も考えないで本国の担当に連絡してるわ。

 

「くれぐれも内密に!」とか言って相談して

しっかり周りに聞かれるのよね。

 

その結果フランスもデュノア社もコイツも

潰されて終わっちゃったりするのよ。

 

・・・ま、今回は信頼の証ってことにして

おこうかしら?

 

 

「じゃあ始めるわよ~・・・」

 

―――――――――――――――――――――

 

 

カクカクシカジカシャルロットムートンイトウ

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

はぁ、聞けば聞くほどフランスの連中の

アホさ加減がわかるわね(;´Д`)

 

そりゃマジノ線要塞群造るわよ。

 

さて、この音声データを司馬様に渡して

あとはコイツをどうするかって話なんだ

けど・・・

 

今日はもう遅いしとりあえず二人を部屋に

帰して、明日の朝イチにでもデータを渡し

に行こうかしら?

 

それとも女ってバレたんだから、ここに

泊める?

確か簡易ベットとか寝袋は有るわよね。

 

うん、そうしよう。何が悲しくて一夏の

寝室に女を入れなきゃダメなのよ!

 

そうと決まればさっさと準備をさせないと。

 

「一夏、今日はもう遅いからアンタは部屋に

戻った方が良いわ」

 

別に泊まっても良いけどね(ФωФ)

 

「あ、あぁそうだな。もうこんな時間か。

夜遅くにすまなかった」

 

「ご、ご迷惑をおかけしまし「待たれよ」

たって。え?」

 

何さらっと一緒に帰ろうとしてんのよ?

 

「シャルロットさんはコッチ。今までは男って

誤解されてたから良いけど、女ってわかった

以上同じ部屋はダメよね」

 

「「え、えぇ?!」」

 

当たり前でしょうが。誰が許すか(# ゜Д゜)

 

「一夏だって嫁入り前の女の子をキズモノに

したって言われたら困るでしょ?」

 

責任取れって言われてもねぇ?

 

「しねーよっ!」

 

よし、まだちゃんと女としては見てないわね!

 

「一夏はそうでも周りが勝手に騒ぐのよ。

シャルロットさんのお父さんとかさ」

 

これは冗談抜きで。なんかかなり執着して

るんでしょ?きっと娘の為の最後の贈り物

と言わんばかりに騒ぐわよ?

 

「むっ。父親か。娘と男が同じ部屋にいたら

それは有るかもしれないな・・・なんたって

シャルを利用する気しかないんだもんな」

 

「・・・そうかも」

 

二人とも父親の真意を知らないからねぇ。

わざわざ教えてやろうとも思わないけど。

 

それに、さっき男の操縦者の価値を散々

話したからね。

下手に口実を与えたら危険だって、少しは

危機感をもってくれたみたい。

 

「わかったら簡易ベット出すから手伝って

くれる?ソレが終わったらシャルロットさん

は部屋から着替えとか寝具を持ってきてね」

 

「お、おう!」

 

「は、はい!」

 

誰かに見られたら変な噂が立つかもしれない

けど、まぁすぐに女だってわかることだし。

 

何より一夏は誤解だって知ってるしね。

 

さて、後は政治のお話だから司馬様と

副所長さんにお任せよ~(ФωФ)♪

 

ん?そう言えば司馬様って・・・( ゚Д゚)ヤバイ!

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

おょ?リンちゃんから連絡?今日はサメ映画

観て寝るって言って無かったっけ?

 

「もしもし?どうしたの?」

 

もしかして次をお望みかな?

 

『簪ー!助けて!このままじゃ私、司馬様に

殺されちゃうっ!』

 

いや、殺されちゃうって、そんな大袈裟な。

 

そもそも司馬少佐は殺すとき相手に

予兆なんか見せないでしょ?

 

「何をしたか知らないけど、明日は命奪崩壊拳

だよ?ソレで全部許してくれるんじゃない?」

 

基本的に司馬少佐は引き摺らない

ヒトだからね~。

 

『無理だと思う!これから司馬様のところに

行くから、何とかフォローしてっ!』

 

「これから?」

 

もう22:00過ぎてるよ?それなのにわざわざ

会いに行くって言うなら相当な非常事態

なんだろうけど、ソレなら司馬少佐だって

普通に応対するよね?

 

それなのに殺されるの?

わけがわからないんだけど?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンちゃん・・・君は一体何をしたのかな?

 

 




旦那(家)の為に側室や妾を用意する弟子。
これはハーレムモノになるんじゃろか?

名家の当主は子を残すのも仕事ですからね。
正妻を重んじるのも当然ですから、
正妻に子が出来たら他にも作る準備が
出来てるんだよ~って言うのを見せる
ことで、副所長と弟子がちゃんとしてる
んだってことを周りに納得させてます。

シャルルが女だったなんてー?!
シャルって後からつけた呼び名ですっけ?

基本的に姉魂は常識人なんだと思いますよ?
持ってるのは何故かISが無い世界の常識なん
ですけどね。
かんちゃんが彼を阿呆と呼ぶ理由でもあります。
彼は現状把握が全くできてません。ってお話

何故弟子に殺されちゃうのか?ハハッ。
続きはWebさ!

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