とある師弟の成層圏   作:カツヲ武士

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原作前に色々すると思ったか?
残念だったな!

さくしゃのそうぞうりょくがたりない!

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


第3話

「は?いや、ソレってウチら関係無いです

よね?そもそも関わるなって言われてますし、

えぇそうです国軍の技術厰に言って下さい」

 

ふむ、また軍部か政府からの無茶振りです

かね?何だかんだで師も楽しんでますから

邪魔はしませんが、相手の担当者は

もう少し師に対する敬意が必要ですよね。

 

・・・さて、履歴を調べて担当者を確認

しますか。

 

「あぁ、アレですか。けどアレって

特に拘る必要有りますか?それに確か

繋がりがある代表候補生が居るのでは?」

 

む、代表候補生が絡む事案だと?

 

「はぁ、いや、確かにウチも繋がりは

有りますが、あくまで姉です。アレに

関してはノータッチですよ?」

 

我々と繋がりがある姉とアレですか。

つまり話題は男性操縦者の一人、織斑一夏。

 

何やら面倒事の臭いがしますね。

とりあえずこの担当者は尋問確定です。

 

「はぁ?本気ですか?」

 

師が本気で呆れてる?コレはまた珍しい。

 

「まぁ確かに技術大佐って階級はありますが

軍関係に関わるなって言ってきたのはソチラ

ですよね?」

 

そうですね。ISが兵器である以上、民間人

に運用を任せるわけにはいかないと言う事で、

我々にも技術大佐だの技術少佐だのと言った

役職はつけられました。

 

私たちが所持してるコアは元々国から与えられた

モノでも有りませんし、政府も流石に私たちから

強奪は出来ませんからね。

 

そう言った形で我々を取り込んだだけの筈が、

今さら役職を押してきた?

 

「はぁ、まぁアレは使い手と作り手が

未熟だったと言うだけの話ですよね」

 

役職をどうこう言うと言うことは、ソレに

伴う責任と権利が発生します。

軍はそう言うのには煩いですからね。

責任だけ押し付けるような行為は自らの

首を締める行為となりますから中々

出来ません。それに相手は師ですからね。

敵に回すような事はしないでしょう。

 

「いや、今さらですか?別にアレで勝った

からって何も得にはなりませんよね?

むしろ最新技術は隠すべきでは?」

 

つまり師に何らかの仕事をさせる為に、

技術大佐としての権利を与える?

 

さらにそれは代表候補生絡み?

ついでに織斑一夏が関わる?

 

それにアレとか勝つとか・・・

 

さ、私はご飯の仕度でもしましょうかね。

今日のご飯は師が好きな八宝菜ですよー。

 

「はい、まぁ本人には伝えておきますけど

技術少佐とか辞めると言うと思いますよ?」

 

やっぱり私かっ!腐れ担当者め、私に

言えば絶対問題になると思って師に

泣きつきやがった!

 

師は気難しいように見えて【面白い】

と思えば何でも有りだから、ある意味

説得しやすいからなっ!

 

技術厰の連中、一体私に何をさせる気だ?!

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

「ま、そんなワケで日本に出張だとよ」

 

「もう決定事項ですか」

 

伝えてみるとは一体何だったのか・・・

 

「出張と言っても日本支部での生活だから

大してやることは変わらんよ・・・俺は」

 

「俺はって。私は何をするんです?」

 

まぁこの時期にわざわざ日本に行くんですから

やることはわかってますけどね。

 

「既にお察しの通り、IS学園だ」

 

「そうですかそうですか」

 

やっぱりそうですか。まぁ師も日本に行くなら

別に良いんですけどね。ただ担当者と担当部署

には地獄を見てもらいましょう。

具体的には予算の削減。異動も退職も許さん。

私たちに仕事をさせるくらいなら連中に

やる給料など無い。

全部コッチで使ってやりますよ。

 

「軍としては織斑一夏の情報が欲しいとの

ことだが、ソレに関しては既に有るから

特に何もしなくて良いぞ」

 

そうですよねぇ。日本支部で姉と二人暮らし

させてましたから、普通に髪とか有るし姉が

モンドグロッソで優勝した後は、自家発電

したときの残骸からDNAの塊を回収してますし。

 

黒髪の姉と巨乳モノが趣味でしたっけ?

 

兎も一緒になってやってましたよね。

黒髪巨乳は良いけど幼馴染みを忘れるな。

とか言って近所の住人に幼馴染みモノを

渡すように指示してましたっけ。

 

まぁ兎はアレを悪用させないために管理する

と言う大義名分も有ったようですけど。

 

「それじゃ何しに行くんです?」

 

軍の命令は完璧な形でクリアしてるなら

連中の予算を奪うだけでしょ?私がIS学園

に入る必要無くないですか?

 

「仕事としては内部監査と人材の確保だな」

 

「内部監査はまだしも、人材の確保ですか?」

 

正直な話、私と師と・・・兎が居れば

宇宙開発も特に問題無いですし、先進国に

蔓延する女尊男卑の風潮のお陰で優秀な

人材はいくらでも拾い放題なんですけど。

 

「いくらか目を付けてるのが居る。それに

暫くは彼処が物語の中心になりそうだからな。

介入する為の伝手はあって困るもんじゃ

ないだろ?」

 

「物語の中心ですか?」

 

まぁ女しか使えない筈のISをいきなり

男が使えるようになりましたからね。

そりゃ世間の注目も集めますか。

 

「別に男が使えようが使えまいが、

絶対数が決まってるから乗り手が

増えるだけの話なんだがな」

 

「そうですね。乗り手が女だろうが男だろ

うが、整備や開発に男女は関係有りません」

 

むしろ女だけに拘ってるから連中の開発は

恐ろしく遅いんですよね。

 

いきなり理系だとか兵器開発・兵器運用が

出来る筈もなく、しかも乗り手が年頃の

小娘だから、気分で調整が変わります。

 

ウチなんかだとトップダウンで一言「やれ」

で済む話ですら、わざわざ時間かけて

機嫌取ってからじゃないと出来ないって。

 

更に良い結果が出なければ臍を曲げて、

似たような実験には散々文句を垂れて、

最終的には技術者を脅すか殺すまでが

一連の流れ。

 

トライ&エラーのトライも出来ないし

エラーで殺される環境はねぇ。

そりゃ人材も流出しますよ。

 

「しかしIS学園に居る人材だと引き抜きも

難しいんじゃないですか?」

 

基本は各勢力に所属してますしね。

候補生じゃない小娘どもだって一応

日本所属ですし。

 

「建前上あの学園は国や勢力の干渉を受け

ない事になってるだろ」

 

「あぁ、確かに」

 

所属は日本ですが応用は利きますもんね。

実際生徒会長はロシアの国家代表です。

 

建前や法は有効に使うために有りますから

普通に技術者の引き抜きは可能ですか。

 

「理解したところで、コレがリストだ。

最優先がコイツ。コイツを引き抜ければ

後は遊んでて良いな」

 

「なるほど・・・コレなら難しくは

ありませんね。問題は既に他の連中が

関わってる場合ですか」

 

コレだけの好条件なら誰だって目を

付けますからね。

 

「その時はその時で構わんさ。内部監査

だけしてれば良い」

 

「対象は【天才】ですか」

 

わずか一年足らずで代表候補生の地位を

勝ち取ったと言いますが・・・明らかに

織斑姉弟との繋がりが評価を底上げして

ますよね。

 

「【鬼才】には足りんが、まぁ軍としては

どっちかが上手く行けば良いし、お前を

俺から引き離す為の策でもある」

 

あぁ。軍にも女尊男卑の勢力が居ますからね。

連中は師が連中の言うことを聞かないのは

私が居るからだと勘違いしてますし。

 

「幼い頃から洗脳教育してた」と言いますが

元々教育なんて多かれ少なかれ洗脳行為

ではありませんか。

 

連中の腐りきった思想なんか要りません。

そーゆーのは織斑千冬にくれてやれば

良いのです。

 

「引き離したところで連中の手駒に

なると思ってるんですかね?」

 

開放したとか言って恩を着せる気

でしょうか?

 

「思ってるんだろ。そんな連中が幅を

利かせつつあるのが今の軍部だ」

 

「つまり、師は連中の標的であり

男性の守護者ですか?」

 

黒幕のはずが妙に目立ってますよ。

 

まぁ表立っては裏表のない良いヒトで、

「実は影の総裁だった!」なんてのは

良くあるお話です。

 

しっかり良い人っぽい悪役をして

もらいましょう。

 

「連中が騒げば騒ぐほど俺の元に

人材が集まるという謎仕様ってな。

まぁ予算もあるから抱え込む分には

問題ない」

 

元々潤沢な予算でしたが、それに加えて

上層部の連中も知り合いの保護を求め

たりして来ますからね。

 

予算と権力の両立が出来てますが、

師を排除したらヒステリックな女共が

騒いで自分の首を絞めるという

どっちに転んでも地獄状態。

 

普通に会話できて、権力欲が薄くて

利益も配分してくれる師の方がマシ

だって感じなんですよねぇ。

 

良識の有る女性や結婚を控えてる

女性も旦那や彼氏を守るために

コッチに来ますし。

 

人材と予算が集まるから更に陣営が

強化されると言う雪だるま方式。

 

やっぱり阿呆が馬鹿やってくれると

師にはプラスに働きますね。

最終的にはそういう風になるよう

段取りを組んだ師が凄いのですが。

 

「あとは国外の技術水準も見てみたい。

全体的にはアレだが、部分的なモノに

関しては見るべきモノがあるかも

知れんしな」

 

「有りますかね?まぁ無いとは

言い切れませんけど・・・」

 

「実際の成果は微妙でも、

発想だけでも十分な収穫になる。

無駄を知り見識を広めることにも

なるから損だけではないさ」

 

最終的には私の見識を広める為ですか

・・・まったく、この人は。

もう少し自分を大事にしてくれても

良いと思うんですけどねぇ。

 

「それに目標はクリアしてるんだ。気楽に

婚前旅行に行くにはちょうど良いだろ」

 

「こっ・・・そ、そうですね!」

 

い、今、婚前旅行と言いましたか!

確かに言いましたね!

えぇ絶対言いましたよ!

そう言われて見れば日本は先進国の

中でも清潔ですし、食べ物も

美味しいですからね!

 

我が国では立場や柵も有りますから、

なかなか自由には行きませんが

たまには羽目を外すのも良いでしょう!

 

ふふふ、担当者連中の予算は

9割カットの予定でしたが、8割で

勘弁してやりますよ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「久しぶりですね中将」

 

まぁ8割カットで許すのは予算だけ。

 

他に関してはきっちりと精算させて

頂きましょう。

 

私と師に手を出せばどうなるか、連中が

忘れたというなら思い出させてやります

 

『はっ!お久しぶりです!』

 

「ここは「少佐の態度では無いぞ!」

と叱りつけるところでは?」

 

と言うか少佐に敬礼する中将という

のも微妙ですよね。

 

『ご冗談を。陛・・・閣下に対して

そのような言動をする者はこの国

には教頭殿を除いておりません!』

 

「ふむ。貴女は私の母なのですから、

そのくらいは教育の一環と思うのですが」

 

実際普通の子供なら歪みますよ?

 

『閣下の母となれたことは司馬家当主

として最高の名誉であると自認して

おります!

ですが閣下の教育に関しては教頭殿に

一任しておりますので、私如きが母親面

して口を挟むつもりはございません!』

 

まぁそれもそうですね。そのおかげで

やりたい放題出来てますし。

 

この辺は姉上や子供達がきちんと

師や私のことを言い残していたから

こそなんでしょうけどね。

 

コイツの態度は変わらないか。

ならやはりアノ命令はおかしい。

 

「それは重畳、では今回の私に

対する命令はどういう事だ?」

 

師から見れば人材の発掘や他国の

情報を国の予算で確認できる上に

こ、婚前旅行も出来るから良い

ということですが、それはあくまで

私を納得させる後付けの理由です。

 

そもそものきっかけであるIS学園

への出向はどういうつもりなのか。

出立の前に確認せねばなりません。

 

『え?め、命令ですか?』

 

「貴女が私に対する命令を知らない?

どういうことです?怠慢だと言うなら

永遠に休ませてあげますが?」

 

どういうことだ?一応技研の所長は

コイツなのにコレが知らない?

となれば、一体どう言った経緯で

私に命令が出た?

 

『も、申し訳ございません!至急

確認させていただきます!』

 

「えぇ、裏取りは任せます。ちなみに

任務の内容はIS学園への出向です」

 

『はぁ?!閣下が国外に出向?!』

 

「声が大きい」

 

『し、失礼しました!直ちに

担当者を尋問します!』

 

「ですねコレが師との会話履歴です。

内容を纏めて明日の16:00まで

に報告なさい」

 

『はっ!』

 

・・・普通はこうなりますよねぇ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「先輩、今回はお疲れ様でした」

 

「あぁ、山田君にも苦労をかけたな」

 

まったく、タダでさえ世界初の男性操縦者が

見つかって現場は混乱しているというのに、

よりにもよってソレがウチの一夏だとは。

 

正直言って、IS学園などより冬林技研で

保護してもらった方がアイツの為では

有ったんだが・・・今回は日本政府の

動きが早かったな。

 

「セシリアさんも角が取れたように

大人しくなりましたしね。

これでクラス対抗戦までには弟さんも

しっかり訓練できます」

 

「そうだな。ISを理論的に教えるなら

代表候補生にまでなったオルコットが

居れば問題ない。

アイツもソコソコの腕にはなるだろう」

 

教科書を捨てた等と言った時は

危うく教頭の命奪崩壊拳(劣化)を放つ

ところだったが・・・

 

まぁ最低限のことは中学時代に技研の

バイトで学んでたから大丈夫だろうが、

実際に使うとなると色々と勝手が

違うからなぁ。

 

「代表候補生と言えば、これからも

大変そうですよね・・・」

 

「あぁ、中国とドイツとフランスが

何か画策してるようだったな」

 

特にフランスはなぁ・・・奴ら

一体何を考えてるんだ?

 

「直近は中国からの候補生ですね」

 

「凰鈴音だったな。アレならまだマシだ」

 

「お知り合いですか?」

 

「昔、数年間近所に住んでてな」

 

技研の社員寮に移った後も学区は

同じだったから転校も無かったし。

 

あいつも友人と離れずに済んで

良かったと思ったものだ。

 

実際はその辺をあの人たちが調整

してくれてたんだろうがな。

 

しかしアレも一夏に惚れてたから、

箒やオルコットとひと悶着あるだろうなぁ。

 

また寮の壁とかドアを壊さないように

最初にしっかり言い聞かせよう。

 

「へぇ。じゃあもう1人の人も

お知り合いですかね?」

 

「もう1人?代表候補生が2人も

来るのか?」

 

さすがに聞いてないぞ。連絡ミスか?

 

「もう1人は代表候補生ではく

技術士官だそうですよ?

年齢は同い年ですけど、多分

凰さんの機体の調整とかをする

んじゃないですかね」

 

「なるほど」

 

技術士官か。確かに最新型を候補生に

持たせても、メンテナンスや各種情報の

フィードバックには専門家が必要だしな。

 

更に中国のような国では喩え中立を謳って

いるとはいえ、日本にあるIS学園の

関係者に自国の最新鋭機を弄らせたくは

ないだろう。

 

若手の経験にもなるから、そういう

機会を逃したくないのも分かる。

 

だが知り合いというのはなんだ?

 

「なんでもその人って冬林技研所属の

人らしいですよ?」

 

「ほう」

 

そういうことか。確かに政府からの要請で

倉持に招聘されるまでは冬林技研の日本支部

所属だったが・・・

 

「多分知り合いではないな。基本的に

日本支部の職員は中国本部の連中とは

絡むことがなかったんだ」

 

「へぇーそうなんですか?」

 

言葉や意識の壁もあったが、本部では

武装やら何やらの研究もしてたからな。

国外の従業員は基本的に日本支部で

宇宙開発関連の仕事に専念してたんだよ。

 

デブリ除去や燃料切れの人工衛星の

分解にISも使ってたが、それよりも

人工衛星の打ち上げに成功したり、

探査機のアマツバメが小惑星に到達

したときは思わず涙したものだ。

 

アレに間接的にとはいえ、少しでも

関われたことは私に取っても宝だよ。

 

束も泣いて喜んでたしなぁ。

 

「私も名前を聞いただけですから

中国本部の人か日本支部所属の人か

までは聞いてませんでした」

 

あぁ、今は技術士官の話だったな。

 

「ま、それが普通だよ」

 

自分の受け持つ生徒ならまだしも

他のクラスの生徒のだし、しかも

他所の国の組織の内情なんて

普通はわからないからな。

 

「ですよねー。司馬さんなんて日本

にもいますしねー」

 

 

 

 

 

 

 

 

( ˙-˙ )

 

 

 

 

 

 

 

「せ、先輩。近年稀に見る真顔?

(っていうか阿呆面?)ですね」

 

い、いまコイツ何て言った?

 

「と、冬林技研の技術士官で、

高校1年の司馬だと?!」

 

別人だよな?いや、あり得んだろ?

 

「え、えぇ、司馬さんです。漢字も

アノ晋の司馬懿と一緒らしいですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

( ˙-˙ )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「せ、せんぱーい?!」

 

 




つ、続かない・・・よね?


弟子、なんか偉いらしい

男性操縦者は複数人いる?

副所長、日本で遊ぶ気満々の三本ってお話


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