とある師弟の成層圏   作:カツヲ武士

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キンクリ!(と言うほどでもないか?)
フィールドは海だ!月面じゃないぞ!

弟子とかんちゃんとラウラウが真剣勝負ッ!
誰が一番強いんだぁ~?(棒)

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


第39話

「ロン。清一七対子(デザインドチルドレン)!」

 

くっ。まさかラウラさんが自虐ネタだと?!

 

「ほほう。やりますね少尉。早い段階で

壱萬・参萬・四萬を切り捨てておきながら

まさかの弐萬単騎とは」

 

そう、まさかラウラさんがココまで迷彩を

かけて来るなんて想定外っ!

普通に清一色を狙ってればもっと早く

上がれていたし。九連宝塔だって狙えた

のに・・・まさか自虐ネタを使う為に

全てを切り捨ててくるなんてね!

 

「ふっ教頭殿に仕込まれたのは夜のアレ

だけではありませんからね。

それに私の出身であるドイツは技が

豊富なのですよ」

 

おぉう。ここで下ネタまでぶっ込んで来る

なんて・・・コレも成長と言えるのかなぁ?

 

あの純真無垢な銀髪ロリは何処に行って

しまったんだろうね(´・ω・)

 

て言うか確かにそうだよ。アレは前半

のほとんどがドイツ関連だからソレを

考えたらラウラさんが一番ヤバイはず

だったんだよ。

 

まさか全自動雀卓を使っての燕返しは

・・・無いな。ラウラさんでは

司馬少佐の動体視力を上回ることは

不可能だし、ハイパーセンサーは使え

ないけど、私だってそう易々とサマを

させることは無い。

 

そうなると警戒すべきは司馬少佐なんだ

ろうけど・・・

いや、そうやってラウラさんを軽く見て

振り込んだんじゃないか。

 

まだだ!まだ終わらんよっ!

 

「・・・簪特尉、もう諦めたらどうだ?

今ので残り1000点。リーチ一回・

ノーテン一回で箱だぞ?」

 

ふっ愚問だね。

 

「対戦相手に負けを認めるように懇願する

とは・・・甘い。ソレは極上の料理に蜂蜜

をぶちまけるが如き思想だよラウラさん。

だって私はまだ負けてないんだから!」

 

ここで負けを認めてたまるかっ!夏休みが

リンちゃんの監督なんてゴメンだよ!

 

私は側室として旅行に置いて行かれる

わけには行かないんだ!

 

「その通りです。相手が立っている

限り勝負はわかりません。相手の心を

折る為の口上だとは理解していますが、

油断慢心は行けませんよ?」

 

司馬少佐は流石の余裕だね。役満

直撃しない限り逆転は不可能。

この人の辞書にはムダヅモも放銃も無い!

 

まさしく鉄壁!この方と大佐殿の麻雀こそ

神々の麻雀(ラグナロク)でした!

 

「はっ!」

 

電撃戦が得意なラウラさん。

上家が司馬少佐だから中々鳴けなくて

その速さが潰されてたけど・・・

まさかここでアノ世界の技を使って

来るとは。

 

今の彼女はまさしく第四帝国の戦乙女(ワルキューレ)っ!

 

「・・・」

 

そして数合わせのAS●MO!

 

兎さんが作成したらしいけど高性能

な読みと、良く分からない引きで周囲の

流れを力ずくで変えてくる・・・

 

コイツこそまさしく力こそ正義(パワーオブドリームス!)

 

だけど私だって負けてない!

私は技術立国ニッポンの出身として

このままじゃ負けられないんだ!

 

●SIMOもニッポン?知らんなぁ。

 

ラウラさんは逃げるつもりだろうけど

逃がさないよ!オーラス連打からの

究極の国士無双十三面(ファイナルライジングサン)をみせてやる!

 

「いや、海に来て麻雀って・・・しかも麻雀専用

のロボットまで用意してるし。て言うか司馬様

まで麻雀してるんですか?!」

 

ほぇ?このとかちつくちてとか言いそうで、

下ネタが得意そうな声は・・・

 

「リンちゃん?もう来たの?」

 

確かリンちゃんだけはバスで移動

だったよね?

時間の無駄だよなぁって思って待ち時間で

こうして麻雀してたんだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「カカッ!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?今の伝説の騎士が現れそうな音は

ナニかな?しかも三つ?

 

 

「「「・・・・・・」」」

 

 

んんん?なんかおかしい。さっきまでと

場の空気がまるで違わない?

 

コレはリンちゃんの登場云々じゃ無いよね?

 

うん・・・私の勘が警報をならしてるよ。

何を切ってもダメな予感がする。

 

さっきまではこんなのは無かったよね。

 

つまり・・・やりやがったなっ?!

 

この場はまさしく卓上のヤルタ会談っ!

ならば待っているのは三家和(ヤルティックキャノン)かっ!!

 

「さて。准尉が来たのは予想外ですが

オーラスですからね。丁度良いと言えば

丁度良いでしょう。さっさと切りなさい特尉」

 

司馬少佐は逃げる気じゃない。ここで確実に

止めを刺して全てを終わらせる気だっ!

 

「ですね。さっさと敗者を決めて旅行先を

考えましょう。ほら簪特尉、親が切らんと

始まらんぞ?」

 

ラウラさんっ!最初に自分が旅行からハブ

られてたからって、ここで私と立場を交換

するつもりだな?!

 

「ハヤクキレ」

 

A●IMO!貴様喋れたのかっ?!

 

不味い。不味いぞ!明らかに三人とも

張ってやがる。

 

普通なら一番安い相手に振り込むんだろうが

一巡目の一打目。

 

安牌は不明だし、轟盲牌で白を創って逃げ

れば振り込みは防げるかもしれないけど、

白が狙いの可能性も有る。そもそも

振り込まなくても私以外が上がればその

時点でアウトっ!

 

もしかしたらラウラさんとASI●Oが

相打ちになって、どっちかが箱る可能性

もあるけど・・・いや、そんな希望的観測

にすがるようじゃ司馬少佐の副官なんか

名乗れやしない!

 

だけど、状況はあまりにも悪すぎる。

 

くそっ!止めを刺しに来るのはわかってた

のに、何で私は目を離したんだっ!

 

「特尉、確かに時間制限は設けてませんが

あまり長考するのはいただけませんね」

 

時間制限・・・そ、そうだ!リンちゃんが

来たと言うことは他の連中も来たと

言うことだよっ!それならもう少し耐えれば

場を壊す兎さんが来るかもっ!

 

「確かに我々を焦らすのも一つの作戦では

あるかもしれんが・・・往生際が悪いな」

 

往生際が悪くても最後まで生き残れば

良いのだ!

小田原で籠城した北条氏康のようになっ!

(氏政と氏直は駄目だけど)

 

「ハヤクキレ」

 

黙れASIM●!そもそも何で数合わせの

ロボットが積込だのイカサマしてるのさ!

 

「あ~そろそろ千冬さんも来ると思うから

諦めて切ったら?」

 

リンちゃん・・・君も敵か。

 

まさしく四面楚歌。だけど時間を稼ぐ方法

なんざいくらでも有るのだよ!

 

「すみませんっ!お腹痛いんでトイレ行って

きて良いですか?」

 

「「「・・・」」」

 

「簪、あんたって子は( TДT)」

 

逝くんだ簪!この乙女の尊厳を一部捨てた一撃

を以て、時間を稼ぐのだっ!

 

「・・・まぁ目の前の敵から目を逸らすと

言うのは大きな失態でしたが、自分が死地に

あると判断したことと、何としても死地に

向かわぬよう万が一の可能性に賭けて時間を

稼ぐと言うその生き汚さは評価しましょう」

 

ふっ、何と言われようと牌は切りませんよ!

イカサマの瞬間は見てないけどヤラれた

のは間違いないんだからね!

 

「・・・少佐殿が認めるなら私に否はあり

ませんね。それに元々が准尉達が到着

するまでの時間潰しですし」

 

そうそう!知的鍛練兼時間潰しだからね!

 

「チッ」

 

貴様。中の人は誰なんだい?もしかして

兎さんじゃないよね?

 

「あ~確かに司馬様のお仕事を考えれば

仕事より麻雀を優先してましたって

わけには行きませんよね~」

 

「「「・・・」」」

 

「え?何この空気(ФωФ)?」

 

そっか。リンちゃんには何も伝えてないから

私たちは普通に監査の仕事をしに来てるって

思ってるのか。

 

うん。まぁ今はそう言うことにしておこう。

 

「では司馬少佐。私たちは教員たちや機材の

搬入担当の連中の監査に行きますか?

あ、ラウラさんも準備してね」

 

ASIM●は知らん。

 

「そうですね。学園の訓練機だけでなく准尉

の甲龍の見せ兵装も有りますから、明日の

お披露目の前にチェックは必要でしょう」

 

あぁソレも有りましたね。ソッチは私が

担当だから、しっかりやらないと!

 

「準備は構わんが・・・水着など持ってきて

いないから服装はこのままで行くぞ?」

 

別に良いんじゃないかな? 

 

痴女どものサービスショットが必要な世界

じゃないんだし、あんな隙だらけな格好する

護衛なんか居ないって。

 

「あ、もしかして私って一夏と一緒に遊ん

だりは・・・出来ないですよねぇ(つД`)」

 

当たり前じゃない。何しに来たと思ってる

のかな?かな?

リンちゃんは明日の茶番に巻き込まれる

可能性もあるんだし。

 

ソレを知らなくたって新しい兵装なん

だからさ。ちゃんと調整しないと死ぬよ?

 

「准尉。確かに織斑一夏との接触も貴女の

任務です。ですが何事にも優先順位と

言うものが有りますよね?

・・・理解できんなら理解させてやろうか?」

 

うん。警告するだけマシだよね。

 

大佐殿に人格矯正はされなかったけど、

最低限切り替えは出来る子だと思って

たんだけどなー。

 

「スミマセンデシタッ!」

 

「・・・阿呆な事を口に出す前に

もうすこし考えるようにしなさい」

 

まったくだよ。いくら直情的にぶつかるのが

リンちゃんの取り柄とは言え、いつまでも

学生気分で腑抜けてたら怒りたくもなるよね。

 

ただでさえ大佐殿との旅行の予定を潰されて

までこんなところに来てるんだもん。

正直私もイライラしてるんだから、もう少し

空気読めって感じだよね。

 

まぁ学生生活との両立が任務だから、境界線

がわかりづらいって言うのもわかるけどさ。

 

「とりあえずラウラさんが用意するのは

日傘と簡易クーラーと水分補給用の水だね。

工具とか計測機器は向こうで出すから

あとは資料と併せて調整しよっか?」

 

「うむ。了解した」

 

日焼け止めクリームは当然塗るとして・・・

待てよ。大佐殿って日焼け属性は有るのかな?

 

司馬少佐が日焼けとかしたら司馬家の人に

連帯責任で殺られる可能性があるよね?

 

ラウラさんは多分真っ赤になるんじゃない?

健康的って言うよりは痛々しい感じかな。

 

兎さんに日焼けってイメージは無いよね。

 

コレは・・・独占出来るかも?

 

「少尉・准尉。特尉が何やら怪しげなこと

を考えてますので、しっかり妨害するように」

 

「「はっ!」」

 

酷い!ソレがニンゲンのヤることですか?!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「はぁ・・・」

 

最近は放課後にリンとトレーニングして

成長の実感が出来て、ようやくISの操縦が

楽しくなりかけてきたのに・・・何で

海なんかで遊ばなきゃ駄目なんだよ。

 

そもそも俺の立場じゃこうして遊んでる

暇なんか無いだろ?

 

今は少しでも成長して自分の価値を

高めないと、普通にヤヴァイんだよ!

 

移動中の時間も勿体無いし、初日は海で

気分転換って・・・馬鹿か!

 

リンだってIS学園は明らかに時間の

割り振りがおかしいって言ってたよな。

 

千冬姉だって、最初に俺たちが使うISは

『危険な兵器だ』って言ってたのに。

肝心のISの事を学ぶ時間が少なすぎる。

 

まぁその辺に気付くことが出来るかどうか

の選別作業と、生徒の自主性を育てる為

って可能性も有るらしいけどよぉ。

それならこの臨海学校なんか要らないだろ?

 

自主性のある生徒は学校に残ってアリーナ

で練習してれば良いんだし。

 

わざわざ大量の機材も持って来て・・・

人件費の無駄だろうが!

 

「ん?溜息など吐いてどうした?」

 

千冬姉と同じ部屋ってのが唯一の救い

だよなぁ。

一人部屋とかだと絶対こうして考えること

なんか出来ないだろ。

 

「千冬姉・・・今の俺にはこんな事してる

時間って無いんじゃないか?

気分転換とかはもっと余裕がある奴が

やるもんだろ?」

 

リンは俺よりずっと強くても一切の鍛錬を

怠って無いじゃないか。

 

司馬さんとかラウラとかサラシキさん?

はリンよりずっと強いって言うし。

 

今だって他の生徒が遊びに行くって言う

のに、リンは専用機と新しい兵装の

調整に行ってるし。

 

アレが正しいIS操縦者の姿なんだろ?

 

「・・・そうだな。本来なら凰と共に鍛錬

に励むか、一人でも出来るトレーニング

メニューをこなして欲しいところだ」

 

「だよなぁ」

 

流石に最新型の機密情報が関わるから

リンの所には行けないし、かといって

俺の白式は倉持の技術者が来るまで

調整も何も出来ない。

 

千冬姉と生身の鍛錬をしたいところ

だけど絶対に邪魔が入るしなぁ。

 

ソレに千冬姉にも息抜きして欲しいって

のもあるから、無理は言えない。

 

あぁ~せめて整備士さんが居ればIS起動

して鍛錬が出来るのにっ!

 

「お前は今が一番伸びる時だ。だから

こそ今のように慢心を消して修練しよう

とする姿勢は間違ってはいない。

本来は海に行ってクラスメイト共にファン

サービスする必要も無いんだが・・・」

 

ファンサービスなぁ。初日にも思った

けど、やっぱり俺はパンダなんだよな。

 

いや・・・種馬だったか。まさか連中に

品評されに海に行けとか言わないよな?

 

「今後の学園生活を考えれば、一切の

接触を断つのは危険だ。

お前に全くその気が無いと周囲にバレれ

ば夜這いだの痴漢冤罪だのを仕掛けられる

可能性も有る。場合によっては下着を

仕込まれて下着泥棒扱いだってされるかもな」

 

「うげっ」

 

勝手に夜這いしてきて、俺が手を出せば

責任問題で、出さなけりゃ痴漢冤罪?

 

そんでもって俺に隙が無ければ、部屋の

前に下着でも置いて「なんだこりゃ?」

ってやった瞬間を撮影して下着泥棒か?

 

リンから渡された冤罪手口一覧にあった

通りのことをしてくる可能性が有るって

ことだよな。

 

実際手を出したかどうかなんか当人に

しかわからねぇし、国が絡めばいくら

でも無茶をしてくるのはシャルの件でも

確定的に明らか。

 

シャルの場合は男装させるって言う親が

トチ狂った方法を取ったからこそ、政治的な

話が絡んで冬林技研が助けてくれたけど、

流石に夜這いだの痴漢冤罪だのに関して

はなぁ。完全に個人の問題だし。

 

下着泥棒の方は写真とかに撮られてたら

アウトだから、落し物は絶対に拾うな

って言われたな。

 

何かあったら、安直に動かないでリンか

千冬姉に連絡するようにって言われてる

くらい気を付けなきゃヤバイんだよなぁ。

 

前のシャルの電話に出たせいで俺の

評価も下がったハズだし。

コレ以上は本当にヤバいんだ。

 

だからこそ遊んでる暇は無いんだけど、

構わなければ構わないで犯罪に巻き込ま

れるって・・・もう勘弁してくれよ。

 

「ソレにアノ三人がな」

 

「三人?あぁさっき部屋の前に来てた三人?」

 

リン曰くモップと螺旋頭と阿呆か。

 

最初は悪口はどうかと思ったけど、端から

見たら相当印象悪いって話なんだよな。

 

映像見せて貰ったら納得だよ。

 

箒は普段から他のクラスメイトに対して

上から目線で話すし、近くにきた人を

睨みつけてるからな。

 

・・・アレは駄目だろ。

 

セシリアは普通に近づきがたいって感じ

だけど、最近は失態続きで焦ってる

みたいで余裕が無いし。

 

シャルに至ってはもうベッタリだ。

完全に俺に依存してるだろ。

 

パンダ・・・いや、種馬を独占しようと

してるから嫌われるし、リンとか相川さん

みたいな普通の友人も排除しようとする

からなぁ。

 

そりゃ嫌われるよ。

 

女の喧嘩は怖いらしいから呼び方程度なら

可愛いもんだよなって納得したよ。

下手に首を突っ込むなって言うのもわかる。

 

そう言えばのほほんさんが日本のスパイ

って聞かされた時には驚いた。

 

そうは見えないけど、そりゃスパイが

俺みたいな素人が一目見てわかったら

困るよなぁ。

 

あぁやって相手の油断を誘って、色んな

情報を持って行くプロなんだとか?

 

そういう素振りが見えなくても実は

しっかり情報を抜かれてるらしい。

 

喩え本人に情報収集の能力が無くても

機械が有ればいくらでもフォローは

出来るって話だし。

 

対象に警戒心を抱かせずに接近するのが

一番難しいのに、ソレを簡単にこなす凄腕

って言われたら・・・そうなんだろうな。

 

リンだけじゃなく、千冬姉ものほほんさん

が日本の暗部に所属する工作員ってことは

認めてたし。

 

今まではそういうのが側に居た方が

俺の安全の為になるって考えてた

らしいけど、日本政府も信用出来ない

って話だもんな。

 

もうリンが居なかったら確実に人間

不信になってる自信があるぞ。

 

だからこそ最低限信用出来るリンの

ところに避難したいのに、避難すれば

リンの邪魔になる。

 

あぁ~大体なんなんだよあの三人!

アイツらだって海で遊んでる余裕

なんか無いだろ?!

 

いや、箒は・・・まぁアレか。束さんの

関係者だからこそIS学園に居るけど、

別にISに関わらなくても生きて行ける

から遊んでても良いのか。

 

とりあえず俺以外の友達作れよ。

 

 

 

けどセシリアとシャルはなぁ。

 

とくにセシリアが理解出来ないんだよ。

代表候補生で成績が振るわないなら

トレーニングしなきゃ駄目だろ?

 

少なくとも一週間前の俺に負け越すよう

じゃ話にならない筈だ。

 

リンと組手したり映像記録を見てて分かった

けど、セシリアの射撃は素直過ぎるから

避けやすいんだよな。

ソレに止まって撃つ癖があるうえ近接戦闘が

出来ないから高速機動戦に弱い。

 

間合いを詰めればタダの獲物だし、セシリア

が高速で間合いを取る為に動いてるときは

当然狙いも粗いから接近しやすいんだ。

 

この戦い方を選択した場合、俺がセシリア

に負けるとしたら適当に狙いをつけた

攻撃が偶然直撃した場合くらいらしい。

 

いや、リンと組手するようになってまだ

一週間だぞ?リンに手も足も出ないのに

おなじ代表候補生のセシリアにそんなに

簡単に勝てるのか?って思ったら「一緒に

すんな!」って怒られたなぁ。

 

セシリアは代表候補生の中ではかなり

特殊な存在だって話だろ?

 

あくまでイギリスが開発してるBT兵器の

適正が高いから代表候補生なのであって、

他の代表候補生みたいに操縦技術を

優先したわけじゃないんだとか。

 

そりゃ白式をもらった直後の俺にも

苦戦するよなぁ。

 

しかも弱点の改善をしないで射撃に拘るし。

・・・射撃以外の訓練もしろよ。

 

対してシャルは、デュノア社の関係が

あったとはいえキチンと操縦技術を

学んでるから、第二世代機のラファール

でも第三世代機のセシリアとも戦えてる。

 

基礎が出来てるから第三世代機を渡され

てもそれなりに使えるって話だよな?

 

まぁ今は何処にも所属して無いし、

色んな柵から解放されたばかりだから

はしゃぐのはわかるけどさ。

 

せめて女友達作ってそいつらと遊んで

くれないかな?

 

俺の訓練の邪魔はしないで欲しい。

 

て言うか将来どうする気なんだ?

 

俺を種馬にしたってさぁ。アイツの立場じゃ

子供はどうなるって話だろ?

どう考えても隔離されて研究所一直線だと

思うんだが・・・将来とか考えてんのか?

 

「うむ。あの三人だ。お前も分かってる

だろうが、正直言えば今のお前にとって

あの三人とつるんでも良い事など何も

無いだろう」

 

おっと危ない危ない。コレ以上

考えたら表情に出ちまう。

 

「あぁ。むしろマイナスが大きいよな」

 

箒が推奨する剣道はIS戦闘には邪魔で

セシリアはイギリスの紐付きだし。

 

シャルは器用だけど、今の俺に求められ

るモノは相手をあしらう器用さじゃなく

速さとソレを活かした近接戦闘の技術。

 

IS以外の私生活でもアイツらが周囲を

威嚇するから空気が悪くなってるらしい。

 

・・・虫よけには良いみたいだけどな。

 

どうせならリンや、リンより強いって

言うラウラに教えを請いたい俺としては

アイツらって居ない方が良いんだよな。

 

いや、友達としてなら良いんだけどさ。

 

俺を自分の所有物みたいにするのは

止めて欲しいところだぞ。

 

「だが無視してたら連中に刺される

可能性も有る」

 

「・・・はぁ」

 

溜息しか出ねぇよ。

 

確かに箒とシャルにはそんな危うさが

あるかもな。

 

リンと最初のトレーニングしてるとき、

電話に出なかったし呼びかけにも答え

なかったからドア壊したって・・・何でだよ。

 

早く箒から木刀と日本刀没収しろよな!

 

シャルの時もやってたろーが。しかも

今回はシャルまで参加してるしよぉ。

 

普通に考えれば留守だって分かるんじゃ

なかったのかよ?

 

別に口止めされてるわけじゃないから

リンとのトレーニングだって言ったら

「自分も混ぜろ」とか意味わかんねーし。

 

リンの許可が必要だし、リンだって機密

が有るから駄目だって言っても

「それならリンとトレーニングするな」

って何様だ。

 

コッチが鍛えて下さいって頼んでるんだよ!

 

最初の鍛錬を見て千冬姉もリンとの

訓練が俺には合ってるってお墨付きを

くれたし。

 

実際成長の実感できてるし。なんで

アイツらに邪魔されなきゃ駄目なんだ。

 

「とりあえず自分で自分の身の安全を

守れるようになるまでは、程々の接触

をしておけ。

ただし必要以上に踏み込ませるなよ?」

 

「・・・おう」

 

何処までがそのラインかは知らないけどな

 

「それとお前には伝えておこう」

 

「ん?何か厄介ごとでもあるのか?」

 

コレ以上何か言われても俺だって

一杯一杯だし。誰かのフォローも

出来ないぞ?

 

「束がな・・・」

 

「束さん?」

 

臨海学校に何か関係あんのか?

 

前の乱入事件は束さんが関わってる

可能性が高いらしいけど・・・

また何かやらかすのか?

 

「箒に専用機を用意するらしい」

 

・・・専用機?

 

・・・・・・誰に?

 

・・・・・・・・箒に?!

 

「殺す気かッ!!!」

 

何してくれてんだよ束さんっ!

 

箒に専用機って木刀どころじゃねーだろ?!

部屋のドアどころか、部屋が吹っ飛ぶわ!

布団ごとな!

 

「無論無断展開は規制するし、事故が

起こらんよう監視もするが・・・」

 

いやいやいや

 

勢いと感情に任せた行動に定評のある

箒が、そんなんで止まるわけないだろ!

 

「これからどーすんだよ!専用機持ち同士で

訓練とかは無理だぞ?俺だってまだまだ

機体性能に振り回されてるのを矯正中

なのに。今更変な癖は付けたくないし!」

 

具体的には剣道とか射撃特化とか

器用貧乏とか。

 

それに機体が有れば良いってもんじゃ

ないって言うのは痛いほど良く分かって

るからな。

 

どんな機体になるか分かんないけど

それこそシャルやセシリアと練習

させれば良いじゃねーか!

 

箒は遠距離の敵と戦う経験積めるし

セシリアは近接戦闘の勉強できるし

シャルは両方学べるだろ?!

 

ほら!一石三鳥だぞ!

 

「私も凰との鍛錬には割り込まんように

するが、お前が一人の時の鍛錬には干渉

してくる可能性が高いだろうな」

 

そう来るか・・・来るだろうな。

 

「毎回リンが居るわけじゃないし、千冬姉

にもソレを防ぐ理由が無いってことか」

 

学生同士で何とかしろってなるだろうし

学園としても束さんが造った新型のデータ

は欲しいだろうよ。

 

俺のデータも一緒に取れれば万々歳ってか?

 

情報規制とかの言い訳も出来ないしなぁ。

 

そもそもあいつ等とのトレーニングは

リンに禁止されてるって言ったら・・・

三人でリンに殴り込みをかけそうだ。

 

むぅ。コレは後でリンに相談しないとなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ~なんか腹が痛くなってきた。

 

中国四千年の歴史を誇る胃薬とか

持ってねーかな?

 




兎が用意した茶番を前にしてこの余裕である。

ルビを振ってみましたが・・・微妙ですね。
ムダヅモ?ありませんよ?

リンちゃん溺れるイベント回避。
良かったのか悪かったのか・・・
まぁ拙作の場合は海ではしゃいで遊んで足攣って
溺れたなんて知られたら間違いなく止めを
刺されますから、良かったのでしょう。

おや?姉魂の鋼の胃が・・・ってお話

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