とある師弟の成層圏   作:カツヲ武士
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話が進んだぞ!
更なる原作キャラ登場だッッ!

知力99(司馬懿)を舐めるなよ?

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


第7話

「え”クラス代表?」

 

なんで編入初日にそんな話題が?

 

「うんうん、凰さんって中国の

代表候補生で専用機持ちでしょ?」

 

フランクにとは言ったけど、馴れ馴れし

過ぎない?これが日本の女子高生?!

 

「いや確かにそうだけど、私が

来る前にクラス代表は決まってるよね?」

 

あの螺旋頭と一夏みたいな面倒事が

無ければ、その日の内に決まるよね?

 

「そーだけどさ!やっぱり優勝したい

じゃん!」

 

優勝って・・・あぁクラス対抗戦?

私に見世物になれって?殺す気か?!

 

それにクラス代表は色んな雑務が

あるんでしょ?絶対に嫌よ!

 

「ええっと、でも専用機持ちがIS素人の

織斑一夏で他二人が訓練機でしょ?

今から私にしたら流石に不平等じゃない?」

 

そもそもの話、レベルが違いすぎるわよ。

いくらなんでもタダのイジメよね?

 

むしろ普通に訓練機の方が全員のレベルも

揃ってて良いんじゃないの?

 

それに私がクラス代表になったからって

4組の司馬様が出てきたら、訓練機相手

でも優勝なんて不可能よ?

 

「おぉ、あのイギリスの代表候補生に

良い勝負をした織斑君を素人扱い!

コレは行けるんじゃない?!」

 

良い勝負って・・・アレが?

 

いやいや、どう見ても素人に対して油断

慢心した螺旋頭が馬鹿なだけだったよね?

 

まぁ代表候補生でもなければ、みんな

素人だからその辺はわからないかも

しれないけど。

そのレベルの相手に対しても私が専用機

で戦うの?ソレじゃただの公開処刑よ?

 

「「「よし!コレで勝つる!」」」

 

なんで周りも乗ってんのよ!

普通は転校生が生意気な!とか

なるんじゃないの?!

 

「いや、だから、元々の代表の人

にもシツレイだし・・・」

 

だからこの話題はやめようよ!

 

「それは大丈夫!」

 

何が?っていうか人の話聞いてっ!

 

「だって私が代表だから!」

 

「お前かよ!!!」

 

なんで折角なった代表譲ろうとしてんのよ!

 

いい経験になるじゃない!頑張って

ぶつかってこいよ!

 

「いやー実際プレッシャーもあるしさー

優勝したら半年間デザート無料だしさー」

 

「で、デザート?」

 

普通に買おうよ!それにそんなことの

ために最新技術を公開しろと?殺す気か!

 

「あ!凰さん。さてはデザート無料を

甘く見てるわね?!」

 

「「「なんだと?!」」」

 

「あ、あはははは」

 

知らないわよ!そもそもデザートは

甘いモンでしょ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「司馬様ー!司馬様ー!」

 

騒がしい。それに学園内では主任と

呼べと言ったでしょうに。

 

「何ですか?貴女には2組の

クラスメイトと親睦を深めるよう

指示を出したはずですが?」

 

昼休みは仲良くご飯を食べるもの

だと聞いてますよ?

私は職務がありますから馴れ合う

気が無いし、人気のないところで

師と連絡取りたいから邪魔しないで

欲しいんですけど。

 

「き、緊急事態なんです!」

 

「・・・緊急事態を大声で告知して

どうするのですか」

 

「あうっ?!」

 

本来なら矯正ですが、普通の女子高生が

騒がしいのは当たり前らしいですから、

師の許可なく矯正や教育的指導(物理)

は出来ないのですよねぇ。

 

「はぁ。それで、何ですか?」

 

話を聞いてさっさとコイツを

2組に返しましょう。

 

「し、親睦を深めた結果、クラス代表に

されちゃいました!」

 

「「「えぇ?!」」」

 

「・・・はぁ?」

 

何がどうなればそんなことに?無理やり

代表の座を奪ったと言うなら謝罪させて

返上で済む話ですが、見た感じ焦ってますし

「されちゃいました」ですから不本意な筈。

・・・不本意ですよね?

 

「とりあえず場所を移しますか。

そこで状況を説明しなさい」

 

「は、はい」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

カクカクシカジカシカクイムートンイトウ

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「いや、何ですかソレは」

 

専用機持ち⇒強い⇒優勝出来る⇒

デザート無料?

 

「十代女子は理解から最も遠い存在だ」

と師が言っていましたが、まさか

コレほどまでのモノでしたか。

 

当時の兎が世間から理解されなかった

のも頷けます。

 

「何がなんだかわからないまま、

なし崩しに決められまして・・・」

 

ふむ、どうやら嘘では有りませんね。

日本の学校に有りがちな「多数決」に

よる数の暴力に流されましたか。

 

そもそも自分たちが何をしにこの

IS学園に通うことになったのか

理解していないんですかねぇ?

 

クラス代表なら優先的にISに乗れる

でしょう?専用機が無い生徒にとっては

喉から手が出るほど欲しい経験じゃない

んですか?

 

その機会を投げ捨ててデザートを取る?

 

わ け が わ か ら な い よ

 

「ちなみに担任教師は何と?」

 

普通は止めますよね?生徒の意欲というか

秩序的に。クラス代表はクラス対抗戦

だけが仕事ではありませんが、それでも

コレは後出しジャンケンになりますし。

 

「織斑ごときにデカイ顔させるなって・・・」

 

「あぁ女尊男卑思想ですか」

 

先進国ほど染まってるとは聞いて

ましたが、公私混同も甚だしい。

 

ソレが教師のすることですか。

これは監査員として・・・

 

「いえ、それが千冬さん。織斑千冬

の方みたいでして・・・」

 

「・・・そうですか」

 

コレはどう判断したものでしょう。

 

いや、公私混同なのは間違い

ありませんが、私たちが仕掛けた

離間計が成功したとも言えます。

 

そうなると教師を叩くのは逆効果で、

むしろもっとヤレと言うべきなの

でしょうけど・・・なんだかなー。

 

「まぁソレはいいです。しかし主席

入学の国家代表候補生があの

程度なら訓練機でも勝てますよね?

織斑一夏なんて尚更でしょうし、

訓練機で出れば良いのでは?」

 

それならまぁ誰も損しませんし。

IS素人の織斑一夏が専用機で他が

訓練機なら・・・それでも凰准尉が

有利ですが、丁度いいハンデには

なりますよね?我が国としても代表候補生

の実力の違いを見せつけることになります。

 

「それが、現在学園の訓練機は各クラス

代表が使ってるから、専用機持ちは

訓練機を使った訓練が出来ないんです」

 

・・・あぁ、まぁ納得はできますが。

 

「そうなるとぶっつけ本番で使ったことも

ない機体を操縦することになるんですね?」

 

「そうなんです。流石に兵器運用の

観点からソレは有り得ませんし、だからと

言ってこんなことで専用機を使って技術を

公開するのも有り得ませんよね?」

 

「当たり前です」

 

どこの世界にデザートの為に軍事機密を

公開する阿呆が居るんですか。

別にこんな試合でなくとも機体調整は

できますし、そもそも我々の任務は

素人の教導でもなければ、弱いもの

イジメをすることではありません。

 

国家の威信?こんなお遊戯で本気を

出すほうが問題でしょう。

 

「とりあえず分かりました。クラス

代表にされてしまったのは事実ですし、

これからどうするかは今日の夜に

本国と連絡を取ってみましょうか」

 

「は、はい!よろしくお願いします!」

 

凰准尉の学校生活としては緊急事態

でしょうが、我々としては別に棄権しても

いいですしね。

試合前に整備不良が見つかったとか

言っておけば問題ありません。

 

さてさて、この動きに対して師はどう

判断しますかね?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

凰准尉の問題は【面白い】話題の

一つとしてストックしておくとして

私は私でお仕事しないといけません。

 

整備室は・・・ここですか。

しかし、何というか、何ですかね?

この徒労感。これが学園生活という

モノなのでしょうか。

 

「機密情報が集まるISの整備室前に

不審者が一名・・・IS学園の警備は

一体どうなってるのですかね?」

 

コレも改善案件です。

 

「い、いきなり後ろに立って不審者

扱いするのやめてくれませんか?!」

 

この水色は何を言ってるんです?

 

「中途半端に気配を消した上で、

物陰に隠れて「簪ちゃんハァハァ」とか

言いながら中の様子を伺う水色が不審者

じゃなくて何だと言うのですか?」

 

どれか一つでもダメでしょうに。

 

「ぐぬぬ!」

 

何がぐぬぬだ。

 

「自覚症状なし、反省の色なし、

職権濫用とストーカー行為の現行犯です」

 

生徒会長だからって何をしても

良いと言う訳ではありません。

 

法の裁きを受けなさい。

 

「ちょ、違う!私は姉として!!」

 

「姉妹だろうがなんだろうが一人の人間。

当然プライバシーはあります。

むしろ家族だからこそ、その距離感は

大事だと言えますね」

 

「ぐはっ!」

 

暗部の長女と次女が仲違いって。

暗部云々よりまず家庭を何とかしろ。

家庭を纏められないモノが組織を

纏められると思うな。

 

なんて態々教導する気はありませんがね

 

「とりあえず理事長、コイツです」

 

「・・・はい」

 

「十蔵さん?!」

 

「理事長。私はこれから一週間ほど学園内を

監査してから、私の視点で見つけた問題点を

報告させて頂きます。

ちなみに問題点は既に二桁を超えてますので

覚悟しておくように」

 

「・・・はい。行きますよ更識君」

 

「え、ちょ、ちょっと!ちょっと

待ってぇぇぇぇぇ!」

 

聞く耳もたん。さっさと連れてけ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

なんかお姉ちゃんの声が聞こえた

気がするけど・・・

ダメダメ!気にしすぎ!私は私なの!

 

「ふむ、コレが噂の天才、更識簪ですか」

 

「あひゃあ?!」

 

あ、あひゃあって何!自分で言って

すっごく恥ずかしいんだけど!

 

って言うか誰?気配とか全く

なかったよね!

 

「あぁ、驚かせましたか。中国から来た

司馬仲達です。本日付で1年4組に編入

しました。まぁ貴女は授業を休んだので

知らないでしょうが、クラスメイトですね」

 

「あ、さ、更識簪です・・・」

 

し、司馬仲達さんってアノ司馬仲達さん?!

 

「アノが何か知りませんが。まぁこんな

時期に編入して来たのですから噂くらいは

されてますよね」

 

「えぇ?!」

 

こ、声に出してた!?

 

「声には出してませんが・・・貴女は少し

思ったことが表情に出やすいみたいですね?

ソレでは相手に読まれますし利用されて

しまいますよ?」

 

「いや、そんなの普通出来ないですって!」

 

表情から読むって言ってもアノとか

細かいところは無理ですよね!

 

「いや、貴女の相手は普通では無いと言う

ことですね。いくら自身で生まれや家庭環境

を否定してもソレはずっと付いてくる

モノです。受け入れるにしても反発するに

しても個人の自由ですが、本人が忘れたから

といって周りも忘れるわけではありません。

何が言いたいかといえば・・・

現実を見なさいと言うことです」

 

「あう・・・」

 

い、言い返せない。

初対面の癖に私の何がわかる!とか

言うのが普通なんだろうけど、

この人達は私以上に私を知ってるはず

なんだよね・・・

 

「すでに更識の監視は排除しました。

その上で貴女にこうして接触したのは

当然理由があります」

 

「さ、更識の監視?!」

 

わ、私は監視されてたの?!

 

「何を驚いてるんですか?貴女の情報を

調べましたが、普通に実家は更識の屋敷で

帰省先も更識の屋敷。

家族も親族も更識の娘として扱ってるじゃ

ないですか。そりゃ監視されますって。

まぁアチラは監視じゃなくて護衛だと

言い張るかもしれませんが、本人が

知らなければ監視ですよね」

 

「・・・そうですね」

 

当たり前に個人情報調べられてるけど

司馬家のお姫様が国外に出るなら

周囲の人間を調査するのは当然だよね。

さらにウチは更識だし、警戒されて当然。

 

「納得して頂けたところで、こちらの

用件を言ってもよろしいですか?」

 

「あ、はい!」

 

接触したのには理由があるって言ってた

もんね!なんだろう?

「こんにちは死ね」とかじゃないよね!

 

「天才更識簪。貴女、冬林技研に来て

その才能を使いませんか?」

 

「はい?」

 

天才?誰が?え?何?スカウト??

お姉ちゃんじゃなく、ワタシを?!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

このリアクションは全く想定して

いなかったと言ったところでしょうか?

 

いやいや、亀もそうでしたがね。

周りの評価も自己評価も低すぎませんか?

 

ISの操縦、企画、開発、製作、更に行動力。

コレは普通に天才と呼ばれる存在でしょう?

 

「あ、あの、私をスカウトしても

更識は・・・」

 

ん?あぁ、そう言う心配が先に来ますか。

 

「私は別に更識の家なんかに興味は

ありませんよ。・・・あぁ、流石に

『なんか』はシツレイですね」

 

シツレイシツレイ、弟子シツレイ。

 

「い、いえ!司馬さんの家に比べたら

比べることすら烏滸がましいと

言いますかなんと言いますか!」

 

コレは日本人の謙遜ではなく事実を正しく

認識してると見るべきなのでしょうね。

 

「まぁ知っての通り、ウチは諜報組織も

資金も人材もありますから。

取り込むなら正面から飲み込みます。

貴女を使って取り込むような真似はしませんよ」

 

こういう時は事実をそのまま伝える

のが良いんです。

 

「そ、そうですよね!それで、その、

本当に私をスカウトしてるんですか?」

 

ふむ、感触は悪くはなさそうですね。

 

「そうですね。それ以外に聞こえたなら

私の日本語がおかしいか、貴女の耳が

おかしいかという話になります」

 

「な、なるほど!そうですね!」

 

ここでそうですねって・・・あぁ

なんか目がぐるぐるしてます。

コレは余裕が無いんですね?

 

常に姉と比較されて褒められ慣れて

ないんでしょう。

本当に最初の頃の亀に似てますねぇ。

 

「ついでに言えば、別に冬林技研に所属

したからといってそれが日本を敵に回すこと

にはなりませんし、更識の家も敵に回すこと

にはなりませんよ」

 

「え?そうなんですか?」

 

まぁ勘違いするのはわかりますがね。

世の中敵と味方だけではありませんから。

 

「それはそうです。別に戦争状態じゃ

ありませんし。

実際に冬林技研の日本支部には沢山の

日本人の方が居ますが、彼らを売国奴と

呼んで敵として扱う人が居ますか?」

 

「い、居ないですね」

 

まぁ実際は居ますけど。女権団体とか。

ですが普通に考えて、多国籍企業なんて

いくらでもありますからね。

 

「それに織斑千冬も冬林技研に所属

していたときに日本代表として

モンドグロッソに出場して優勝してます」

 

「た、確かに!」

 

その後倉持に移りましたが。コレはまぁ

兎と日本政府のやり取りの結果です。

 

「さらに更識としては我々との繋がりが

手に入りますからね。面白くは無いかも

しれませんが反対や敵視はされないでしょう」

 

「面白くはない・・・ですか」

 

ここで喜ぶとか言えば反発しそうですし。

あえて実家が嫌がるようなニュアンスで

行けば悪い気はしないでしょうね。

 

「それに何より、貴女が今作成している

ISに関して、ウチの副所長が強い興味と

感心を示してるんですよ」

 

いや、なんでか知りませんけど

妙にテンション高かったですよね

 

「え?ふ、副所長さんが」

 

「えぇ、ナッ○ーミサイルだとか

板○サーカスだとか・・・

何でもロマン兵器と言いましたか?

貴女にはそれを開発する才能があるそうです」

 

正直その話を聞かされたときは嫉妬も

しましたが、変態技術者共が賛同して

騒いでましたからね。

アレを見ると・・・この娘の才能は

HENTAIの才能。兎の才に近いモノ

があるのでしょう。

師が私に求めている才能とはまた別モノ

ですからね。・・・住み分け住み分け。

 

「ロマン兵器って、それは本当ですか?!」

 

おぉ?なんか妙に食いつきが良いですね?

やはりコイツもHENTAIでしたか・・・

 

「えぇ、貴女が倉持に出した企画書を

入手しましてね。その内容を見た副所長が

『コイツは天才だ!』と評価を下しました」

 

アリサワとかキラサギもベタ褒めでしたが

奴らに褒められるって本物のアレですよ?

 

「な、なるほど!」

 

ふむ、やはり技術者は自分の技術や発想を

褒められると喜びますね。

 

とりあえず初日の掴みは良好です。

このタイプは押せば押すほど良いのですが

あまり押しすぎてもしり込みしますからね。

 

今日のところはこの辺で引きましょう。

 

「まぁ初対面でいきなりこんなことを

言われても困ると言うのはわかります。

コチラが私の名刺で、コチラが冬林技研の

研究室への連絡先となります」

 

「え、えぇ?!」

 

驚くのも無理はありませんよね。

 

「ふむ。いきなり研究室への直通はハードル

が高いでしょうから、同じクラスの私に

言って貰えれば取り次ぎはしますよ?」

 

「い、いや、そっちもかなりハードル

高いですよね?!」

 

うん?休み時間に私に接触するのが

ハードル高いんですか?

 

立場云々も有るでしょうが、凰准尉は

普通に駆け込んできましたし。

 

あぁ、虐めでしょうかね?なにやら

代表候補生の座も姉や家の力で手に入れた

と言う陰口も叩かれてたようですし。

 

倉持もISの製作を投げ出しましたからね。

このような才を持つ者がここまでぞんざいな

扱いを受けては自信もなくしますよ。

 

つまり今の彼女は授業に出るのが辛いと

言うことですか。

ソレで授業も受けずに専用機を自作して

いると・・・

 

本来第三世代型の専用機を造るなら専用の

人員を集め専用の研究室で専用の機材を使い、

専用の計測器を持って作業を行うものです。

 

武装、関節、装甲、火気管制、機動部、

ハイパーセンサー、慣性制御、空気抵抗

空中機動用バーニアや各種バランサーに

重力計算。更には量子変換機能です。

簡単に言ってコレだけの知識と技術が

必要でさらに資材だって必要なんですよ?

 

全てを備えたデュノア社ですら第2世代

からの脱却が出来ていないと言うのに、

コイツは一人で凡そ4割~5割を造り

あげていますからね。

 

この、学生なら誰でも使える整備室で。

学生なら誰でも使える設備だけで。

それも半年も掛からずに、です!

 

まぁ一人で行う弊害として多少視野が狭く

なっていますが、ソレでも倉持に織斑一夏

の専用機を優先すると告知されてから、

ここまで自作した期間を考えれば・・・

この進捗は異常の一言。

 

まったく日本の選考者や教育者は何を

見てるんですかね?

兎と言いコイツと言い、どれだけの才能を

腐らせる気ですか。

 

アリサワなんか戦う技術者として、勝手に

後継者にしようとしてますよ?

 

ソレがコイツにとって幸せかどうかは

わかりませんが、少なくともこの整備室で

誰にも見向きもされないまま一人殻に

とじ込もって腐るよりはマシですよね。

 

「更識簪。貴女は自己評価が低すぎるし、

周囲の評価も何故か低すぎます。まずは

ソレを自覚なさい」

 

「え、えっと、その、私なんかじゃ

お姉ちゃんには・・・」

 

お姉ちゃん?あの変態が何かしたので

しょうか?それとも派閥的なモノ?

しかしそれなら納得もできますね

 

「なるほど、更識が手を回していましたか。

それならこの不当に低い評価もわかります」

 

まぁ違っても構いません。猜疑心とは

可能性があるなら勝手に大きくなる

モノですからね

 

「え?更識が?!」

 

「憶測ですがね。普通なら名家の娘が不当に

評価を落とされていたなら、何かしらの

行動を取るものです」

 

「何かしらの行動を・・・」

 

「えぇ。噂の払拭や、新しい噂を流すなど

はわかりやすいですが、不当な評価を

している連中を野放しにすることは

有りません。

喩え一時期嫌がらせはあったとしても、

今も嫌がらせが継続しているなどあり得ない

ことなんです」

 

惑え・迷え・疑え。

 

「あり得ない・・・?」

 

「更に研究開発を途中放棄?ISをコアごと

民間人に貸し渡す?あり得ませんよね?」

 

普通に考えて理解不能です。

 

「確かに。研究開発を途中放棄するのは

・・・まぁ織斑が貴重な存在だからって

言われたらそうかもしれないけど、一介の

代表候補生にコアを貸し渡すなんてことは

絶対に無いですよね」

 

最新型のエンジンを学生に渡す車メーカーは

ありませんし、航空機のジェットエンジンを

学生に貸す企業もありませんよ。

 

それがISコア?量産できる兎ならともかく

日本の一企業が?

 

「そうですね。ですが裏に日本政府と繋がり

をもつ更識の手が入ってるなら・・・」

 

「可能性は有ります・・・目的は何でしょう?」

 

ふむ。初日だから無理はするつもりは

ありませんでしたが、コレはいけますか?

 

「予想でしかありませんよ?」

 

実際理解出来てませんからね。

 

「構いません!教えてください!」

 

答えを欲するなら対象が理解出来る

答えを垂れ流せば良い。まぁ今回は

ソレほど難しいモノではありませんが。

 

「・・・嫌がらせでしょう。夢を見るな。

現実を見ろ。貴女には何も出来ない。

だから何もするなと言う無言の圧力です」

 

「何も・・・やっぱりっ!」

 

まぁ私にはソレ以外想像出来ないって言う

のも事実なんですよね。

姉を当主にすることにしたから、妹は

何も考えずに黙って従ってろ的な。

 

「ISコアを貸し渡したのは、機体を完成

させることが出来ない事を理解した上で

貴女から泣きつかせようとしたのでは?」

 

心を折るのは基本ですからね。

 

「完成・・・出来ないんですか?」

 

「えぇ。不可能です。あぁ勘違いがないように

言っておきますが、完成出来ないのは貴女の

能力の問題ではなく、単純に資材や設備の

問題ですよ。冷静に考えなさい。第三世代型

が学園の整備室で出来るなら、各国の企業の

研究室は何のために有るんですか?」

 

「・・・設備。そうか。そうですよね」

 

「学園にあるのはあくまで整備室。しかも

基本は第二世代型用です。

最新型である第三世代型の武装や装甲を

開発するための設備ではありません」

 

「・・・」

 

「正直このような環境でココまで機体を

造り上げた貴女の才能は異常と言っても

良いでしょう」

 

「私が・・・異常?」

 

何で自覚しないんですかね?

まぁHENTAIは自分をHENTAIと認識しない

からこそ自由な発想が出来るのでしょうが。

 

「えぇ、少なくともロシアと言う国の

バックアップを受けた更識楯無とは

比べ物にならないと断言しましょう」

 

「え?私は、お姉ちゃん以上なんですか?!」

 

「無論です。私たちが欲したのは貴女の

姉ではなく、更識簪。貴女です」

 

あんな普通の変態は要りません。

 

「うっ・・・ぐっ・・・うぇっ」

 

いや、泣かれても困りますが。

・・・そういえば亀も泣いてましたね。

 

私には師と言う理解者が居ましたが

彼女たちには居なかった。

やはり師は凡百の連中とは違いますね。

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日にしては慌ただしかったですが、

とりあえずこんなところですか。

 

更識簪は落ち着かせて、今日は休むように

言って部屋に帰しましたし。

なんか憑き物が取れたような顔してました

から、明日以降の接触が楽しみです。

 

凰准尉の面白い話題と併せて師には良い

報告が出来ますね!

 

では資料を纏めて師に報告と行きましょう!

 

 

「司馬様ぁ!司馬様ぁ!一夏が!

一夏が酷いんですよぉ!」

 

・・・

 

初日に事件起きすぎじゃないですかねぇ?!

 

 

 

 




いや、凰さんは原作では転入初日の
ホームルーム前にクラス代表に
なってましたが・・・どういうこと?

あと、かんちゃん。コイツはヤヴァい
くらいの天才だよね?学校の設備で一人で
最新型の機体を作成って有る意味兎より
ヤヴァいんじゃない?知識と技術はともかく
予算と武器弾薬はどうしたの?ってお話

ペンギンの帽子被って語尾にッスを
つけるッスとか言ってる場合じゃ無いッスよ?

あくまで事実(原作準拠)に基づく弟子の
予想です。確定したオリ設定とかではなく、
弟子の予想を語ってるだけです。

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