夢物語り~奮闘記 作:ゆ~り
ガヤガヤ、ガヤ、
「やっと、千手とうちはの因縁も終わるのかね~」
「ふん、どうだかなー互いに殺し合った関係はそう簡単なものじゃない。特にうちはは根深いからなー」
「もう、いい加減終わりにしたいよ。私は…木の葉とも今じゃあ、上手く行かなく成って居るんだし、千手と仲良くなれば、木の葉とだってうちはに寛容になるんだろう。せめて若い子供達の時代は因縁や遺恨は残したくないからねー」
「ふん、甘い考えだ。実際は婚約とは名ばかりで、互いに人質にと言った所だろう。うちはの息子を火影に差し出し、千手の姫をうちはに差し出す。互いにいつでも殺せる状況にしたいんだろう。何か在れば殺すと互いに脅しているのさ。汚い手を考えるぜ。上のお偉いさん方はよ」
「……そうだとしたら、可哀想だねー互いにまだ幼いのに…」
「まぁ、最低でもうちはの兄は生き残るだろう。あれは、奇才と言われる程の優秀な人材だからな。二人は死んでも我々うちはの直系の血筋である当主の血は残るだろうさ。だから火影も我々には下手に手は出せまい。千手の幼い姫と生まれるであろう子を護るためにもな」
・・・・・・
互いの一族の大半は婚約話の裏の真相を知らない。サスケくんの輪廻眼の事やイタチさんの病気の事も含めて真相を知っている者は、うちはの弱みを消して話しはしないだろう。輪廻眼はコントロール出来れば武器になるが…今現在、イタチさんがいても完全にコントロールは出来ず、イタチさんの病気の発覚で、命を縮めているような、状態ではとても使えないと言う事なのだろう。うちは一族は戦闘一族だ。使えない者はいらないと言う者も多いのだろう。力が使えないなら、別の有効な使い道として、一族の保身と言う形で火影に二人は差し出されているのだ。
私が女だったからこそ出来た手だった。
婚約と言う形でなら受理されやすい。特にこの世界では女性は極端に少ない。その為…うちは一族と千手一族のかつての因縁を差し引いてでも、縁談が叶ったのだ。
何故なら、うちは一族は他者からの血を混ぜた場合に限り、能力が極めて高く互いに力が拮抗した者同士は、レベルの高い術印の影響を受けて、極めて高い確率で女性が生まれやすい事が最新の研究の結果、証明された。その研究結果や報告を受けて、世界や木の葉でも近頃はうちは一族の認識が少しずつだが、変わり初めているらしい。
特にうちは一族の女性は男性よりは感情に支配去れにくく、一時は感情的にはなっても直ぐに冷静に持ち直すそうだ。人間の性質上、女性は理性で考え動く性質がある為か、女脳・女性の脳が考えや行動に影響し、感情を押さえる傾向が強かったのだ。
実際に母様達が山中一族の力を借りて、うちは女性の感情や性質の違いを医学的にも精神的にも調べた検査や実験も行ったのだが…うちは女性の場合、憎しみや破壊衝動は一瞬の衝動的な物で、憎しみが悲しみに直ぐに上書き去れて、遺された者や大切な物を守る傾向がとても強かったのだ。
実際に今の所…うちはの女性は問題を起こしては居ない。木の葉でも愛情深く男性よりも穏やかな性質のうちはの女性は好まれつつある。
娘になる理由は、研究中ではあるが…解った範囲では、レベルの高いうちはの術印は他者の血が入ると母と子の精神と肉体のバランスを保つ為に子は娘になるのだとか…
それだけ、うちはの力と血が濃く強いのだろう。女性は男性よりも血や能力が薄いらしい。だから感情にも力にも支配去れにくいのだそうだ。
常に戦闘を行って来たうちは一族の進化の過程で、男性は血と眼の能力が強い者へ、女性は子を守り育てる為に、眼の能力よりも冷静な感情や穏やかな性質へと変化して行ったのだろうと推測された。
とは言え、この研究結果が出ても、うちは一族の男性は外では受け入れられない。今までの経緯から他の男性からの不満が多く、うちはの男性も世の男性も互いに拒絶してしまっているのが現状。しかも、レベルも拮抗した高い者に限られる為に使い道が難しい。結果、能力の高い一族同士の婚約に限定されている。
今回は、千手とうちはが婚約をするが、うちは一族が他者の一族と友好的になれば、女性問題も何とかなりそうなのだが…うーん、難しいかな?特に男は…プライド高いし…一族同士の能力や秘伝忍術の相性もあるものね。千手の祖先はうちはと同じ大筒木ハゴロモに行き当たり、元祖のルーツは同種で血と遺伝子の相性は言うまでもなく良いのだ。今まではうちはと千手の争いから上手く行かずに婚姻関係に成らなかっただけだ。(うちは一族は愛故に悲しみや憎しみを消して忘れない)うちは女性の嫁入りだと血を薄める必要性が無いから、残念ながら娘を確実には産めないのだ。
ああ、もう、厄介ねー本当にこの一族は…しゃーなろー!
そんな事を思って考えていたために、私はここを何処かも忘れて、拳を空に突き上げてしまっていた。そんな私を見て驚いたのだろう。うちは一家の方達は目を丸くして、どうしたものかと困らせてしまった様だ。私の家族である綱手一家はいつもの事だと気にするだけ無駄だとうちは一家に言って我かんせずである。
う、我ながら、恥ずかしい・・・
そんな私を見て、イタチさんは首をかしげ、サスケくんに至っては疑わしげな眼を向けられてしまった。あー多分、サスケくんの気持ちは、この女本当に大丈夫なのか?と言った所だろう。長年、異世界のサクラとサスケくんを見て来た為に、悲しいかな…サスケくんの考える事が手に取る様に分かる様になってしまった。私はサスケくんには関わりたくは無いと言うのにだ。サスケくんは良くも悪くも純粋すぎるのよ。だから、扱いが難しいし…感情が激情化するから手におえないのだ。イタチさんだけは何とか死守しなければ、そしてサスケくんを押さえて貰わなければ成らない。
じゃなきゃ私が死ぬ!
性的にも肉体的にも精神的にも…サスケくんのドSは本当にヤバいのだ。出来れば一生目覚めずに眠っていて貰わなくては成らない。監禁や虐待等の可能性は断固阻止だ!恐ろし過ぎる未来にしか成らない。
ブル、ブルル。あー思い出して閉まった。
てか、こんな弟を押し付けて逝こうとするなんて言語道断だ。異世界では押し付けられたが、私はそうは行かないわよ。イタチさん、何が何でも付き合って貰うんだから・・・
南賀ノ神社の祭壇では先代のうずまきクシナとその夫である波風ミナトが待っていた。見届け人は、二代目であった猿飛ビワコと夫の猿飛ヒルゼンそれから、御意見番のお二人、うたたねコハルと水戸門ホムラも一緒に祭壇から離れた位置にて、座って見ていた。ダンゾウは居ない見たい…まぁ、敵のど真ん中だし、ダンゾウは居ない方が良いのだけど…姿が見えないと逆に不気味なのよね…
私は何だか死刑囚の様な気持ちになりながら、南賀ノ神社の祭壇に立った。
術印式を行う為にはまず、互いの血を取って、それぞれ相手のチャクラを流して体の相性を見る必要が在る。これで、一定の値にいかない場合は、取り止めになるのだが、めったに無いので形だけだ…相性はともかく、値が出るから術印レベルを知ることが出来るので、今ではそちらがメインと化しているのよね。
さてと、私達の数値レベルは・・・ん、何だかクシナさん達の様子が可笑しいな…母様達も顔が強張っているし、うーん、祭壇が高いから良く見えないー私の頭脳はともかく、体は幼い5歳児では届かないし見えない。暫く待ったのだが、中々判断を下して貰えなかったので、痺れを切らして何とか祭壇が見えないかと兎の様にぴょんぴょん跳んで見ようとした。
両隣にいたイタチさんとサスケくんがぎょっとして驚いて居たけど…大人達は私達の事は眼中に無いのか隅に集まって、相談し始めちゃたので…まぁ、平気だろうとの私の自己判断だ。だって気になるものは仕方ないじゃない。はしたない事は解って居たけど、登る所も無いからこれは仕方がないわよね。
んー跳んでも見えないーこうなったらチャクラを足に溜めて跳んで見るべきか…イタチさんが私がチャクラを足に溜めたのが解ったのか、「それは止めておいた方が良いよ。俺も見えるか微妙な高さだから届くか解らないけど…」と言ってイタチさんは幼いながらもギリギリまで、私を持ち上げてくれた。
その結果、何とか見えたんだけど…
ん?何だか…可笑しいな?レベルにあんなレベル?記号合ったかな?一様私達のレベルは二人ともSS何んだけど…イヤ、それでもこの年頃の最大レベルの可笑しなレベル何だけどね…予想や覚悟はしていたからまぁ、やっぱりそうかーこれから大変だなー。逃げられないかー解除出来ないなーとか思っているくらいだが、問題はレベルのXXの更に上のレベルが実現して表示去れている事だ。しかもレベル記号が∞(無限)って何だ!?愛が無限って事?繋がりが無限とか?イヤ、イヤイヤ、どちらにしても不味いでしょう。ヤバいでしょう。つーか、重い!愛が重すぎだ。成ったらどうなるんだと言う恐怖が過る。私も文字通り母様達と同様に固まり混乱して閉まったので、イタチさんはそっと苦笑いしながらも私を降ろしてくれた。
サスケくんも私の様子を見て、流石に気になって我慢出来なくなったのか、イタチさんの袖を引っ張って、オレにもと言ってねだって上げて貰っていたけど…サスケくんは首をかしげていて良くは解っていない様子だった。イタチさんは混乱しながらも新たなレベルや記号の出現寄りも婚約の儀式の取り止めや婚約破棄の可能性を心配しているようだった。まぁ、レベルはSSだから契約したら解除は出来ない上にまだ、術印契約は去れていないから今なら取り止めも婚約破棄も可能だ。だから不安なのだろう。私はもう、どうでも良いどうにでもなれと投げやりになって来ているのだけど…
暫くして、神社に集まったうちは一族も千手一族も中々儀式が始まらないので、不安になったのか、どうしたのかと互いに話し出す人達が出て来た。母様達は御意見番のお二人と揉めているようだった。多分、レベルも高く例が無い事の為に御意見番のお二人は取り止めを提示して来ているのだろう。あのお二人はうちは一族を余り良くは思ってはいない。婚約も研究結果を集めに集めて説得してやっと成立させたと言っていた位だ。
あー揉めているなー。母様キレて怪力を出さなきゃ良いけど…神社が大破したら洒落に成らないなーとか私は呑気に思っていたのだが…ふと、SS表示去れた儀式って何をするんだっけ?と思い…思い出した。私の顔は一気に真っ青になり、背中に冷や汗が滝の様に流れた。儀式にはレベルに応じて互いに術印を刻む為の決まり事・契約条件がある。儀式を行う最にレベルが低い場合は問題は無いのだが…と言うか、幼い内で儀式をしてレベルが高い者の方がまず居ないのだが…
新たなレベルの出現やサスケくんの事で完全に私の頭の中から抜け落ちて閉まっていた。
◆ ◆ ◆
儀式の条件は…
D・Cは互いに手を繋ぎながら互いにチャクラを流して術印を発動。術印がゆっくり1日掛けて互いの体の一部に刻まれる。
Bはハグ(互いに抱き合う形)でチャクラを互いに相手の全身に流して術印を発動。術印が数時間掛けて互いの体の一部に刻まれる。
Aは互いの体の一部に口付けしながらチャクラを相手に巡らせて術印を発動。大抵の人は口付けした直後に口付けした場所に術印が刻まれる。その為、唇以外の場所にするのが一般的となる。
Sは唇に口付け(キス)をして互いに相手の血を飲む(Sは舐める程度で良い)口付けは結婚式の誓いの様な儀式的要素が強い。口付けをしながらチャクラを互いに流し術印を発動。直ぐに術印が互いの体の一部に刻まれる。術の譲渡が特になければ互いの血を飲む必要は無い。
(Sレベルになると互いに術を譲渡する必要がある為にお互いに相手の粘膜を体内に入れる必要がある為、軽い口付けをして、相手の血飲む必要がある)
SSはディープ・キスを互いに行いながらチャクラを互いに相手の体内に流しながら術印を発動して術印を刻む。直ぐに術印が体の一部に刻まれる。(ディープなのは寄り体液とチャクラを体内に入れる為)術の譲渡がある場合はお猪口一杯分の血をお互いに飲む必要がある。特殊な術の譲渡の為に血を介して術の媒体とする。その為、ある程度は互いに血を飲む必要がある。
・・・・え、マジ?・・・SSだったよね?
SSって、相思相愛の恋人同士か夫婦しかSSに成らないんだけど…私達、今日が初対面何だけど…てか、SSの術印契約…本当にやるの?
(内なるサクラ(混)無理!帰りたーい!(泣) 何て事させるのよー(怒)しゃーんなろ!)
ふと、幼いサスケくんが目に入った。そして、私はある事実に気づいてしまった。 私は顔が引釣りながならもイタチさんの袴の袖をクイクイと引っ張り、ある事実を告げた。
「あ、あの、イタチさん、イタチさん、今は婚約が出来る出来無いか寄りも、重大な事が在るんですが…」
「?思い当たらない…けど?…」
イタチさんは不思議そうに婚約寄りも重大な事は無いんじゃないかと言った感じで首をかしげている。
「サスケくんって、SSの術印儀式でする事って、知ってますか?多分…私が見る限りAまでしか知らないのでは…」
ピシッ!空気が凍った…イタチさんは完全にフリーズし、固まって閉まった。
あーやっぱり、私達の歳だと大抵は高くてもA止まりだから、ご両親もイタチさんも必要無いと思ってSやSSは省いていたんだろう。SSの術印儀式、イタチさんも完全に忘れていましたね…て言うか、あの純粋無垢な幼いサスケくんにディープキスを教えて、行きなりヤれと言うのは、流石にムリだろう。私もサスケくんを引っ張る何て事は、はっきり言ってムリですよ。
「えと、多分サスケくんはご両親がいくら説明しても、イタチさん以外の話は信じないと思いますんで、何とかサスケくんに説明と説得をお願いします…」
あーイタチさんがいきなり冷水を頭から被った様な状態に…必死に今、サスケくんにどう伝えるべきか考えているんだろうなー。あんな困り顔で眉間にしわ寄せて悩むイタチさんは初めて見た。まだ幼さが残る姿だから、困った顔が年相応に見えて可愛い…不意にイタチさんと眼が合った。私が察して、急いでフルフルと頭を振ると諦めて、また悩み出した。
多分…私がサスケくんをリード出来ないかの確認だ!ここは断固お断りさせて頂きます。仮に、出来たとしてもサスケくんはプライドも高く根に持つタイプだ。こんな所でサスケくんの恨みを買いたくも無いし、作りたくも無いのだ。後々、絶対に困った事になるに決まっている。
中々儀式が行われずに、イタチさんの苦悶の表情が見えたのだろう。異変を感じてシスイさんとイズミさんがどうしたのかと察して、祭壇に上がってやって来てくれた。
イタチさんが二人を見て、新たなのレベルの出現に火影様達が思案し、儀式の検討中だと話した。レベルが高ランクのSSだった為に、Aランク儀式までしか知らないサスケに説明をどうすべきか悩んでいると伝えていた。
「あっちゃー、サスケは知らないのかー」
「し、仕方ないわよ。だって、幼い歳でSやSS何て出ないもの。親からだって内容が内容だけに、Aまでしか普通教わらないわ。[[rb:忍者学校 > アカデミー]]に入って授業で習って初めて知るのが、一般的だし…」
チラッとサスケくん以外の三人が私を見た。すみませんねー、一般的で普通じゃなくてー
「あー、私の父様はアレなので、普通じゃないので、むしろ痴漢で変態何で…察して下さい」
私は冷めた極寒の眼差して自来也、父様を見た。
「あー、うん、解ってる。察したから…すまん。気にするなよ。皆いずれ全員知るんだから、早いか遅いかの違いだ。むしろこの状況で、サクラちゃんが知っていて、こっちは助かったぐらいだ」
「そ、そうよ。女の子はオマセさんが多いし、その歳でも知ってる子は知っているわ。だから、自来也様がアレでも気にする事は無いと思うわ」
「そうだね、自来也様は特殊な人だから…サクラちゃんが気にする必要は全然無いよ」
三人の必死のフォローと哀れみの眼差しが痛い…
「だが、実際問題…サスケへの説明どうする?確かに内容が内容だけに、イタチ以外が言っても信じないだろうしなーイタチ、サスケの説明と説得は上手く出来そうか?ここで、嫌がって逃げられたり、輪廻眼発動何て事になったらシャレに成らないぞ」
「・・・わからない…正直…自信は無い」
「そうねー、事前に知っていればまだしも…行きなり知らされて、やるんだもの。サスケくんの輪廻眼は本人の意思とは関係なく感情に左右されるから、どうなるか分からないわよね」
以外にも重たい内容だった。そうか、サスケくんには輪廻眼が合ったのよね。しかも本人のコントロール不可の爆弾の様な物。確かにあのシャイなアンチクショーなサスケくんではどうなるかは未知数だ。こんなところで空間に穴を開けられても困る。母様達の話し合いも難航しているし、皆もざわつき出した。一旦時間を置いた方が良いだろう。私は三人に時間を置くことを提案した。イタチさんはせめてサスケくんには、人のいない安全な場所で、説明と説得が必要だとの事で結局、時間を置く事に賛成してくれたのだ。私達三人は母様の所に行きサスケくんの事を話し、時間を空けても良いかと伺ったら、2時間後に再開する。これまでには何とかあの年寄り連中を説得する。だから、お前達もサスケを説得しろ!と言われた。ミコトさん達もサスケくんの事は盲点だった様で、先程のイタチさんと同じように冷水を頭から被った様になり、真っ青に成って不安そうにしていた。あー親子何だなーそっくりだわ…私達親子は、私の見た目はともかく、中身は綱手様とそっくりみたいだけど…取り敢えず、時間は作れたし…何とか成るわよねー多分…
・・・婚約、中々上手く進まない無いわねー
はぁー…一難去ってまた一難…
火影である母様とミコトさんが一族のそれぞれ、皆に説明してくれた。私達が幼い上に、余りに高いレベルが出た為に儀式を万全に執り行う為、一旦時間を置く事にすると儀式は2時間後に再開すると皆に伝えた。
私達はサスケくんへの儀式説明の為に、何もないうちはの土地の原っぱに来ていた。いつもここで、輪廻眼のコントロールの修行を行うそうなのだが…私の眼から観るに薬草やら山菜が生えていたので、え!もったいない!他の場所は無いの?と聞くと森は木が危ないし、思い当たる場所が此処しか無いらしい。うちは一族の薬草はちゃんと別の場所で管理して育てて居るから問題は無いらしいのだが、やっぱりもったいないので責めて空間で破壊される前にと、私はせっせと着物が汚れない様にタスキをして[割烹着/かっぽうぎ]を着て急いで山菜と薬草を積んで篭に入れていた。タスキや道具は口ち寄せ召喚だ。予め、持ち運びが便利な札に印を組んで持って来ていて良かったわ。荷物は着物様のバックで最小限にと言われていたので、札に必要そうな物を入れて置いたのだ。篭は普段薬草採取を行うので、札にそのまま入っていたものだ。イタチさんの事も合ったし、珍しい薬草が合ったら直ぐに採取出来る様に常備して入れて置いた物だった。まさかここで使う事になるとは思わなかったけど…私がもったいないと叫んで、脇目も降らず一心不乱に凄い速さで薬草と山菜を積み出したので、サスケくんにイタチさん、シスイさんとイズミさんは一瞬唖然としていたが、サスケくんの周りをあらかた終えると、良いわよ。破壊しても問題無いわ!と誇らしげに言った私の一言で、ハッと我に返ったシスイさんがえっと、じゃあ…イタチ頼むと言ってイタチさんを促したが、未だにサスケくんへの説明に抵抗が在るのか、迷っていた。イタチさんにとっては、SやSSランクの任務より、遥かに難しく辛い物のようだ。あの何も知らない無垢なサスケくんに伝えるのだ。純粋さを汚して傷付ける様な物なのだろう。んーイタチさんには酷だわね。もはや困り果てて、泣きそうな表情に成りつつある。何度も助けを求める様にシスイさんに眼で訴えているのだが、無情にもシスイさんは俺には無理だ。諦めろとばかりにイタチさんから眼を反らしてしまう始末だ。あまりにも話が進まない上に可哀想に成ったので、やむ無く私が助け船を出すことにした。
「サスケくんって字って読める?」と私が聞くとサスケくんが行きなり原っぱに連れて来られて、訳が分からないながらも頷いてくれたので、私が札から[忍者学校/アカデミー]での儀式や術式に関する教科書を口ち寄せして、イタチさんに渡して上げた。イタチさん達三人は驚いた様子だったが、イタチさんは神の助けとばかりに内容を確認していた。
イズミさんがどうしてサクラちゃんが[忍者学校/アカデミー]の教科書を持っているの?と聞いて来たので、
「母様は火影だから、[忍者学校/ アカデミー]の教科書は確認の為にも火影邸に常備されて入るし、内容は時代や状況によって、その都度、教科書は変更されて[忍者学校/アカデミー]から贈られて来るの。だから、それを念のためにと思って儀式に関する教科書を拝借して来たのよ。最近では内容も、新たな発見等も合って常に変更もされて居るから…念のために持って来て置いて良かったわ」
「…しっかりしてるわねーサクラちゃんは、私はそこまでは考えが及ばなかったわ。忍術にしても、まだ五歳とはとても思えないものー」
「私の場合は、両親は優秀な忍過ぎてほとんど家に居ないですし、自分の事は自分でするのが当たり前になってしまって居るだけですよ。特に私は解らない事や不安な事は自分でとことん調べて理解して、不安を和らげるタイプなので、何があるか分からないし、忍術も便利な物や必要な物は優先的に修得したんです。三忍の両親と火影の娘なので、上忍や特殊な忍術を得意とする方々とも縁があるんです。先生には事欠かないんですよ。これは利点ですね」
「んーその歳で、その忍術は色々と規格外な様な気もするんだけど…イタチくんやシスイさんの例も在るし、優秀な両親や血筋だと子供はこうなるものなのかしら?何であれ本当に助かったわ。特にイタチくんに取ってはね…クスクス、教科書を見た途端あの藁にもすがるように教科書を引ったくって、必死に内容を確認しているんだもの。久しぶりにあんなイタチくんを見たわよね」
「ああ、イタチには酷な役割だったからな。全く俺に眼で助けを求められても無理だって…」
とシスイさんは言ってイタチさんを見ていた。イタチさんは教科書をあらかた確認し終わり、大丈夫だと判断したのか、サスケくんに読むように促していた。仮にも[忍者学校/アカデミー]の教科書だ。内容も子供に理解されやすく、[卑猥/ひわい]な表現もされていない。保健の授業や理科の授業等と対して変わらない内容だ。だが、儀式を実際に行うとなれば話が全く違う。やはり、理解はしても受け入れがたい内容なのだ。サスケくんは、首を傾げながらも教科書をイタチさんから受け取り、儀式に付いて読んでいたが…途中から顔が硬直し青く成ったり、赤く成ったりして何も考えられないのか、遂には真っ白に成って閉まった。読み終わると本当にやるのコレ?と言った表情でイタチさんを見たので、イタチさんはコクりと頷いて"すまないとサスケ"と言って、サスケくんに申し訳なさそうにしていた。次に助けを求める様に私達全員に目を向けて来たので、私達は何とも言えない表情で、コクりと頷くしかなかった。
「だ、大丈夫だぞ…サスケ!イタチもサクラちゃんも同じだし、サクラちゃん何て2回もしないと行けない事を考えたらたいした事はない」
ピシッ!・・・・
シスイさんの言葉で私は完全にフリーズして閉まった。おーのーれー…人が必死に考え無いように努力していたと言うのにー何故こんな気まずい状況で、今それを言うのよーしゃーんなろよ!本当にもう!サスケくんの視線が痛いじゃない!あーサスケくんの眼が哀れみの眼差しに変わって私に突き刺さる…やーめーてー居たたまれない…
儀式の事何か考えたく無いー
今度は私がこの世の終わりの様な顔になると、イタチさんとイズミさんがもう余計な事は言うなと言う睨みの視線に…シスイさんは自分の失言に気づき…あ、すまん、サクラちゃんと謝って来たが、もう遅い…儀式が終わったら殴らせて貰いますよ。シスイさんに絶対零度の微笑みで言って置いた。因みに私は母様程ではありませんが、ちゃんと怪力は引き継いでいますから覚悟はして置いて下さいね!と言うとシスイさんの顔が、引釣りながらもおてわらかにと言って来たので、んーじゃあ今なら強烈なデコピンで勘弁して差し上げます。と言うとデコピンでも強烈そうだなーと言いながらもシスイさんはしゃがんで顔を近付けて来た。足踏ん張って下さいね。ぶっ飛びますから、と一言私が言うとシスイさんの顔が強張った。私がチャクラを指先に込めて、怪力でデコピンをするとシスイさんの体はぶっ飛んだが、流石に優秀な忍びだけあり、上手く着地して回避。何とか[[rb:袴着> はかま]]に汚れを付けるのは避けられたようだ。だが、痛みは相当だったらしく、悶絶しながらも涙目で動けなく成っていた。うん、暫くほっとこう!イタチさん達はそのやり取りを最初は微笑ましく見守っていたが、私が怪力うんぬんの話しの下りから、顔を引きつらせ逆にシスイさんを心配していたが、シスイさんが本当にぶっ飛んで、あまりの痛みで動けずに悶絶していたので、イズミさんとサスケくんは呆然とし、イタチさんはシスイさんの状況に耐えられないとばかりに吹き出しお腹を抱えて笑っていた。
「おい、イタチ笑い事じゃない!マジでヤバいぞコレは!痛いなんてもんじゃない!構えてなければ確実に気絶してた…」
「す、すまない…だが、シスイお前のこんな表情を見る事になるとは思わなくて…」
「あー俺もイタチお前がここまで爆笑する姿は初めて見たよ。最近はサスケの前ですら、気が抜けないとばかりに過ごしていたからな。いつの間にか作り笑いばかりが上手く成りやがって、俺は心配してたんだぞ」
「…すまない…心配をかけた…ぶ、だ、だが、その悶絶した痛みを耐える格好で言われると…」
「お前な!俺がせっかく心配してやったのに…これは…仕方ないだろ!痛みがジンジンと後から押し寄せてくるんだ…っ…まだ暫くは動けそうにない…」
私はそう言えば、イタチさんがここまで爆笑する姿は初めてかも知れないわ。サスケくんやイズミさんも初だったようで、物珍しそうにイタチさんを見ているし、相当レアな表情なのかも…イタチさんは完全にツボに入って閉まったらしく、シスイさんを見ない様に震えながら話していた。
サスケくんは儀式の事が心配なのだろう。今のやり取りで完全に話すきっかけを無くしていたが、シスイさんとイタチさんの思わぬ事態にチャクラの不安定さが消えて、空気のピリピリした感じが無くなっている。んーまぁ、結果としては良かったのかな?
イタチさんはひとしきり笑いきるとサスケくんに、向き合った。
「サスケ、大丈夫だ。俺も側にずっといるし、何か在れば直ぐに対応する。だから、頑張ろう。母さんも父さんも儀式に漕ぎ着けるだけでも、大変な苦労をさせている。後もう少しなんだ。サスケ、お前なら必ず乗り切れる。大丈夫だ。だから羞恥心と言った感情は極限まで押さえろ。儀式中に輪廻眼の暴走だけは、絶対に避けないと行けない。解るな」
「う、うん、兄さん…」
サスケくんはチラッと私を見た為、私と目が合って閉まった。どうして良いのか戸惑ったが、大丈夫と言う思いを伝える為にもサスケくんに頷いた。そして、サスケくんが冷静になれるようにも酷だが話をしなくてはならない。
「サスケくん、私達は何が何でも儀式をやらくちゃ行けない。じゃないと今のままでは、うちは一族は確実に木の葉に対していずれクーデターと言う形で戦う事になると思うわ。そうなれば…恐らく、うちは一族は生き残れない。サスケくんもそれは感じているはずよ。うちは一族はもう限界に来ている。だがらこそ、私達が儀式をする必要があるの。お互いに人質とでも思わせて置けば、うちは一族も木の葉も多少は我慢も効くし、手を出せないから…私達は互いのストッパーに成らないと行けないの。だがら、私達は逃げられない。沢山の命がかかっているから、守る為に失わない為にも火影である母様も先代であるクシナ様もサスケくんのご両親だって頑張っている…戦ってるの。イズミさんだって、少しでも良くなるように戦いを避ける為にイタチさんやサスケくんの穴を埋めてうちは一族を導く為に養女に成って、シスイさんと婚約して頑張っているわ。シスイさんだって、うちは一族の人達と木の葉の人達との間に立って、[[rb: 宥めて> なだめて]]押さえてくれている。だから今度は私達がやらないと、逃げ出したくても耐えて踏ん張って、頑張って何とか皆に答えなくちゃならないの……相手が私でごめんなさいね…」
私は申し訳無い気持ちで謝って閉まった為にサスケくんだけで無くイタチさん達も、すまなそうにしてしんみりした空気に成って閉まった。
暫くして、サスケくんは私の話しを噛み締めているのか決意したように頷いてくれた。
「分かった…やる。大丈夫だ」と私に言ってくれた。
うん、サスケくんの目付きが違う。これは戦いに行く時の顔だ。もう大丈夫だろう。私はイタチさんに顔を向けて、もう大丈夫と言う様に頷いた。イタチさんもサスケくんの決意は感じたのか、どこか安堵していた。
これでこっちは何とか成ったわ。思わぬ所で、薬草と山菜も手に入ったし…今は丁度初春の季節だからフキノトウやヨモギにツクシと言った有名所にギョウジャニンニクやタラノ芽、コゴミまで合ったら取らなきゃでしょう。天ぷらやおひたしにすると美味しいのよ。ここはうちはの土地だから犬や猫のトイレの危険は無いし…と言うかサスケくんの輪廻眼のチャクラの名残で動物は寄り付かない。だからこんなに自生している訳何だけど…んーサスケくんのチャクラが栄養に成っているのかしら?と首を傾げていると、イズミさんが話し掛けてくれた。
「沢山採れたわね。サクラちゃんあっとゆうまに採るからびっくりしちゃた。うちはの人達もここは立ち入り禁止なの。サスケくんの輪廻眼で危険だから、だからいつの間にか薬草や山菜が沢山自生しちゃたのね。今度私も採ろうかしら…」
「なるほど道理で…あれ、でもイタチさん達が採らなかったのは?」
「サスケがここで修行を始めた頃は更地だったんだよ。今年に成ってからかな?どこかから種が飛んで来たんだろう。いつの間にかこんなに成って閉まった様だ。俺の病気の関係も合ってサスケとここに来るのも久しぶりなんだよ」
「サスケは1人の外出や修行は出来ないからな。必ずイタチが居ることが条件に成って居るんだ。輪廻眼の能力は俺でも止められないから仕方ないちゃ、仕方ないが…後はオビトさんかカカシさんが付き添いでないと今は無理なんだよな」
と言ってポンとサスケくんの頭に手を置いた。サスケくんはシスイさんの手を嫌そうに振り払っていた。
◆ ◆ ◆
うちはオビトとはたけカカシか…私はチラッとだが、はたけカカシとは面識がある。ミナトさんの付き添いや秘書的な暗部の仕事を今は行っていたからだ。うちはオビトの方は私とは全く面識は無い。話では第二次忍界大戦で神無毘橋の戦いにて岩に体を半分損傷し、瀕死の状態に…その時にはたけカカシへと左目の写輪眼を渡して、一時は死んだと思われていたが…岩の真下に神樹があり、大蛇丸が密かに木の葉からの密命を受けてカグヤの秘密を探る為に研究施設を建てて研究をしていたその場所にうちはオビトが偶発的に神威を発動して、堕ちてきたそうだ。後は大蛇丸が岩に潰された右半身に千手柱間の細胞で作られた人造体を移植することでかろうじて生き延びた。(その際の移植痕は身体の右半身に痛々しく残されているらしい)大蛇丸はオビトの神威の能力に興味を持ち助けた模様。波風ミナト班の教え子なのも大きかった様でミナトに仮を作って置きたかったのだろう。死ねばそれまでで素材を回収するだけだし、生きれば何かしら使えるとでも思った様だ。
この辺は大々向こうの世界と同じなのよねー。でもこちらではミナトさんと大蛇丸の取引でちゃんとオビトさんは木の葉の忍びとして復帰しているし、リンさんやカカシ先生ともちゃんと再開している。うちはオビトは半身を失った為に子は作れない体に成っているそうだが、リンさんと契約婚約したらしい。そしてカカシ先生もリンさんと契約婚約をしている。と言うかやっと再開を果たしたら二人はオビトさんの生存を知らずに居たために、すでにカカシ先生とリンさんは婚約していたし、良い感じに成って居たらしいから、オビトさんにとっては御愁傷様と言った感じだろう。まぁ、オビトさんはリンさんにとっては幼なじみ&世話の掛かる弟と言った感じだったので、カカシ先生がその気になれば、恋愛では残念ながら最初から勝てなかったのだ。私達第7班の関係と同じだ。本当に私達とそっくりな性格と関係性だった様だ。
婚約直後に任務中にリンさんが他国の忍びに拐われる事件が合ったらしいが…三代目クシナさんとミナトさん自らが、向かい事なきを得たらしいのだが…クシナさんとミナトさんが動いた事と内容から察するにリンさんの体内に三尾が封印去れた事は明白だった。木の葉や他国には極秘にされ隠されているが、(上層部でも一部の人しか知らない)敏い人はこれらの情報で知れると言うものだ。事件の経緯は、他国では尾獣の封印や人柱力はお粗末な状態の物しかなかった為にリンさんを拐い、人柱力にする事で尾獣のコントロールが出来る写輪眼をも手に入れる作戦だった様だ。三人の関係や契約印のレベルの高さに眼を付けられたのだ。契約印のレベルがなまじ高いとリンさんが操られたり、命を握られたが最後、二人は従う他無いのだ。特にうちはは尚更だ。何でもするだろう。敵側に取ってはリンさんは残念ながら能力も一般的な忍びと変わらず、拉致しやすく利用するには最適な人材だった様だ。
因みに術印のレベルはカカシ先生がSSでオビトさんがSらしい。
リンさんは医療忍者で人柱力の事もあり、母様の弟子に成ったので良く逢うし、私とも仲が良いのでこれらの事情も私は知っているのだ。もしもの時は、私が術で止める必要が出てくる為だった。契約術印はカカシ先生はお腹にオビトさんはその裏側の腰あたりに今は存在している。尾獣を腹に封印してから、封印を守る様な形で心臓の前後に合った互いの術印が移動して行ったらしい。術印は思いを具現化した物だから、二人の思いの影響を受けて移動したのだろう。術印の二人の表と裏の関係性は変わらなかった様だが…カカシ先生が表でオビトさんが裏…忍者としてもだが、光と影の関係に成っているようだ。光と影は逆転しているがこんな所までサスケくん達とそっくりでなくても…
◆ ◆ ◆
リンさんの術印の花はリンドウ(竜胆)だった。
リンドウは古くから根の部分に薬効があり、漢方として使用されており、その品種は竜胆(りゅうたん)や竜胆草(りゅうたんそう)と呼ばれてる。
リンドウの漢方としての効用は、解熱作用や消炎作用、抗アレルギー作用などがある大変優れた物なのだ。
リンさんの性格もだが、彼女の医療忍者としての本質が現れた様な花に成ったようだ。
代表的な花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」「勝利」「正義」「誠実」
色はカカシ先生が青色と紫色だった。
青色…「誠実」「正義」「寂しい愛情」「悲しみにくれているあなたを愛する」
紫色…「勝利」「誠実」「正義」「悲しんでいるあなたが好き」
そしてオビトさんは白とピンクだ。
白色…「貞節」「的確」
ピンク…「愛らしい」「固有の価値」
まぁ、オビトさんはリンさんのイメージや長年の思いが全面に出た色に成った様子。
カカシ先生の場合は、一見恐いイメージの花言葉も含まれているのだけど、秋の野山に、けなげに一輪でリンと咲くイメージから出だ言葉なので悪い物でもないんだけど…リンさんにとって、カカシ先生が一人で慰霊碑に立つイメージが紫色のリンドウを生み出して閉まった要因の様だ。んー、親友を忘れずに過ごして居たところが、リンさんにとっては好感触だったのかしら?残念ながらカカシ先生は悲しみを内側にとことん引きずるタイプなので、良いかと言われるとはっきり行って微妙。まぁ、これは仕方ない。カカシ先生の悪い癖だし、リンさんに取ってはそう言う所も良いのかも知れない。
まぁ、待たされる私達が迷惑を被る訳だが…あれはマジで勘弁願いたいからこの世界では無しの方向で、オビトさんはちゃんと居るし大丈夫だと信じたいわ。真夏の太陽に真冬の寒空の下に何時間も待つなんて、有り得ないし、生徒を殺す気かと問いたい位だ。向こうのサスケくん何て真冬の待ち時間の時は、サクラがくっついても何も言わなかったし…まぁ、今にも死にそうに全身震えてたら、流石に離れろとは言えなかったみたいだけど…風邪引くしね…それほどまでに過酷だと予想されるので、はっきり言って私は無理です。そんな事になったら母様に訴えて、カカシ先生の給料を減給して貰おうと思います。
2時間後…残念ながら運命のこの時が遂にやって来て閉まった。余計な事に母様達は何とか説得してしまったようだ。話しによると二代目の夫であるヒルゼンが、御意見番の二人を説得し説き伏せたらしいのだ。ヒルゼンなら何かしらダンゾウの動きを知っている上に現在のうちは一族の危険性や危うさを一番良く理解している人物だ。ヒルゼンはダンゾウに先手を打たれる前に動き改善する手を提示して、二人は渋々だが理解を示したとの事だ。かつてクローンカグヤと黒ゼツよって、柱間とマダラが捕らわれていた遺跡にて、大筒木の再来[[rb:記述 > きじゅつ]]が発見されたのが大きく左右したのだ。どうやら黒ゼツはこの記述を発見した事により、事を急いだ[[rb:形跡 > けいせき]]が在るのだ。確かにカグヤを復活して対抗する軍隊を作り、育て上げるにはそれなりの時間が必要になる。計算するとギリギリになると判断したのだろう。どのみち追い込まれて打つ手が見出だせない状況なら、カグヤのクローンでも無いよりはましと判断した結果だったのだ。はぁーはた迷惑だわー本当に…お陰で私達は逃げるに逃げられずにこんな状況に成って閉まったではないか!(内なるサクラ…黒ゼツ合ったら絶対に[完膚/かんぷ]なきまでにぶん殴って叩きのめし、息の根を止めてやるわ!しゃーなろ!
ヒルゼンは初代うずまきミトの遺言書を預かって居たので結局の所、御意見番の二人とダンゾウが何を言っても無駄との事。初代の力は今だに絶大の様だ。なるほど、だから志村ダンゾウは来なかったのかー最初から無駄だとわかっていたから…婚約まで取り付けられた時点でうちは一族との事は一旦棚上げしたのだろう。千手一族と繋がったら繋がったらで、ダンゾウが権力を使うためにも邪魔な千手一族をも排除する気なのだろう。流石にレベルがここまで高いとは予想外だっただろうが…これからダンゾウがどう動くか…何かしら暗躍し、仕掛けて来るかも知れない。只でさえサスケくんとイタチさんで手一杯なのにダンゾウまで…はぁーマジでめんどくさい…
「ブツブツ…プツプツ…プシュー…しゃーなろ!」
「・・・・えっと、大丈夫・・・かな?」
「あー気にするなーイタチ、サクラはキャパオーバーになると何処までも自分の世界と考えにフケるし、突っ走る。行き過ぎた考えや行動なら止めるが…まぁ大丈夫だろう。現実逃避する気持ちも解るしのぅ」
ふと、気が付くと何だか父様を初め皆に可哀想な眼で見られていた。サスケくんに至っては変人を目撃したような眼で見られた。ガーン…あーそう言えば向こうの世界での最初の頃の下忍時代は、ひたすらサスケくんにアタックするサクラに対して理解出来ない人種の目だったわ。今の状況は違う意味の眼差しの気がするんだけど…う、聞くのが恐いわね…これは見なかった事にした方が私の精神的にも良さそうだわ。うん、忘れよう。これからする儀式と共に記憶の彼方へと・・・・忘れるったら忘れる!
◆ ◆ ◆
母様とミコトさんが儀式の再開を告げて、中断去れていた所から開始された。南賀ノ神社の祭壇の階段を三人でゆっくり進む。
うー階段がギロチンに向かう道に見えるー誰か助けてー(内なるサクラは泣くわ暴れるはで大変な事に成っている)サスケくんはうゎーめっちゃ怖い…早く終わってーイタチさんは…緊張している?眼を追うとサスケくんに行く付く。輪廻眼の発動を最大限警戒している様だ。どうやら私の事は妹位にしか見てないので問題無いらしい。うん、解ってるし、解ってた。実際に今日が初対面だしねー。イタチさんにしてみれば、サスケくんの動揺ぶりが予想外だったと話してくれた。普段の女の子の淡々とした態度ならサスケくんなら特に問題無かったらしいのだが…ん?もしかして私の容姿はサスケくんに取っては、かなりのタイプなのかも知れない…?サスケくんは私に取っては超イケメンのドストライクでは在るのだが、如何せん性格が…殺された思い出の数々が…恋愛の邪魔をする。怖いのだ!サスケくんは…例え違う世界のサスケくんでも魂は同じ。まだ幼いサスケくんだから何とか成っているが、15~16歳の青年に成ったら…うん、逃げよう。全力で!せめて安全年齢の19歳位になるまでは…私は遠い眼をして決意を新たにした。
祭壇に到着すると、血を取りより詳しいレベルを改めて計り、レベルの数値がより高いサスケくんから初める事に成った。昔から高い数値の人からする決まりなのだ。それは解るし理解している。
だが、はい!やれと言われても…サスケくんも私も周りの眼がめちゃくちゃ気になる。私達は真っ赤に成りながら母様達に大抗議した。この時ばかりはサスケくんと眼で語り合い頷き合ったのだ。私達の思いと行動は寸分違わず一致した。こんな見世物は御免だと!愛し合っている結婚式前後の恋人同士ならともかく今の私達では無理だ。Sの挨拶のチュッては無い(濃厚な)ディープなのだ。私は確実に気絶するし、サスケくんは羞恥の限界で確実に輪廻眼を発動すると訴えたのだ。何が悲しくてうちは一族と千手一族の両者の晒し者に成らなければ行けないのだ。イタチさんもイタチさんだ!何故黙って観ているのよ。次はイタチさんなのに!私達が恨みがましくイタチさんを見るとイタチさんは諦めているし、早く終わらせたいと言った感情が透けて見えた。う、裏切り者ー私も最初はそう思ったけど、いざその場に立つと、羞恥が半端なかったのよ!だが、母様達は首を振り無情にも私達の訴えを却下しようとした。
その瞬間、私達の周りの空間が歪んだ。
!?
暫くの沈黙・・・・イタチさんも焦った様に万華鏡写輪眼を発動していた。
今、確かに私目掛けて発動しなかった?
・・・・
あー成る程ー私が居なくなれば、しなくてすむもんねーそっか…ズザザザ…私は瞬時にサスケくんから距離を取った。どうやら発動去れたのは、移動空間の様だが良くわからない所に飛ばされるのも困る。こんな格好で、砂漠や酸の海または極寒の地にマグマなどに送られたら、確実に死ぬ。カグヤの空間などでそれなりにトラウマに成って居るのだ。空間設定がカグヤとマダラの大戦のままの可能性は十分にあり得るのだ。サスケくんは無意識に発動仕掛けた様だが、直ぐにイタチさんとサスケくんの二人係で、無理やり押さえて事なきを得たのだが、未だに見えないが感じる…不安定にチャクラや空間が乱れ捲っているのだ。甘かった。思った以上に今のサスケくんは危険だった様だ。こんな幼い頃から危険なのは、きっとこの世界だけだろうが…
私は冷や汗をかきつつ、このままでは危険過ぎると一瞬、迷いながらもうずまき一族特有の封印術の鎖を発動させた。封印術の目覚めの条件は大切な者を守りたいと言う強い思いが引き金となる。本人の性質が大きく作用する様だ。私は初めて異世界の夢を見た直後あたりから、発動出来る様に成った。まだ発動出来る段階でコントロールや持続は不完全だったが、修行で要領を掴んだ。コントロールが優れている私でもかなり難しいレベルだったので、香燐さんが扱うのに数年もの時間が掛かったのも頷ける。
私の封印術(鎖)は翡翠色の細くしなやかな植物の蔓のような特徴を持つチャクラの鎖だ。通常よりも細いために強度が弱いと言う弱点がある。だが、木遁の性質を強く受け継いでいる為に、瞬時に千切れた部分から再生される上に細くしなやかなで、術の吸収性と言った特性が合ったのだ。つまり、鎖に上乗せして別の術を付与出来る優れ物だったと言う訳だ。最初は強度に弱さに絶望したが、色々試して見て解ったのだ。
強度は三つ編みの要領で重ね合わせる事で何とか補えた。実際は自在に操り、コントロールをするのに大変苦労したのだ。細い為に数を出さざる得ない。場合によっては数百~数千にもなるのだ。全てを自在にとなると、至難の技だった。何度か挫け掛けたが意地で物にした。私の鎖は単体では弱く脆いが術の組み合わせにより、特殊な効果を与える事が解った。だが、扱えなければ意味が無いとばかりにほぼやけくそでの意地だった。千体の傀儡を操るサソリに出来て私に出来ないはずは無いと言い聞かせたのだ。意外な所でサソリが役にたった物だ。感謝は絶対にしないが…鎖は私自信の木遁の性質上、植物の性能を生かした鎖の攻撃や回復が有効の様なので、色々試している最中だったのだ。
私は成るべく一族達にバレないように傀儡使いのチャクラ糸の要領で、鎖を極限まで透明にして、サスケくんを拘束した。術を封じるのでは無く無効化する術を付与してある。強制的に絶状態にするのだ。これは暴走したサスケくんとナルト対策の為に習得した代物だ。封印では無理矢理破られかねない上に、二人同時封印等は不可能と判断したからだ。化け物二人を同時に無効化する術は異世界から入手した。効果も夢で確認済みだ。だが、いくら私が曾祖父と同じ位の莫大なチャクラの潜在能力が在ると解っていてもまだ幼児な体と経験値不足ではとても扱えず、使えるのは下忍の頃のナルトレベルのチャクラ量が精々なので、最大に鎖を扱った場合は持続時間がカップラーメンと同じ3分が限界だった。無理そうなら、無効化から封印へと切り替えて拘束するしか無いだろう。今の数十の鎖と術のチャクラの消費を考えて計算すると、多少だが白豪ように体内に貯めたチャクラを使っても持って一時間が限界だろうか?
もちろんヤマト隊長の様な木遁・木龍の術の様なチャクラを奪い無効化する術も有るし試したのだが、私の場合はギリギリまでチャクラを奪ってしまう。相手が戦闘不能に成るまで自動的に発動し続けるのだ。これは曾祖母様の悪意を感知する能力が無意識に練り込まれてしまう様で、制御が全く効かなかったのだ。これは敵には有効だが、味方には不向きで致命的だ。使ったが最後、対象者は2~3日はベッドとお友達と言う訳だ。今のサスケくんにはとても使えない代物だった。
サスケくんは鎖に拘束されて、驚き困惑していたが、次第に落ち着きを取り戻した。どうやら強制的に無効化し、絶状態にした事でチャクラの流れも空間も落ち着いた様だ。くそ~行きなり私の切り札を使う破目になるとは~うー母様達に何て説明すれば…怖くて母様達の方を振り向けない。良し、説明は無効化術は罪人の拘束具からヒントを得て作ったと無理矢理納得して貰うしか無いわ。実際の罪人の拘束具はチャクラや術を封じるだけだから、容量を越えたら壊れてしまうのだ。サスケくんとナルトは怒りに任せてあっさり壊していた。あれ、この世界の二人には意味が全く無いのよね。仙術である陽遁と陰遁の前では無意味。だって保々チャクラに底がないもの、逆に溜まりに溜まった力が爆発して危険な程だ。災厄なのは2つの爆発が合わさったら、木の葉を半壊する威力になるって事だ。(危険なので拘束具のご利用は計画的に…)
封印術は苦しいが気付いたら使えたで押し通そう。
私は冷や汗をかきながら考えをまとめると、恐る恐る母様達を見た。母様は無言で指を指して、私達は眼で追うと南賀ノ神社の社中が示されていた。中に入れと言う合図だ。
嫌だなー説教になったら母様恐いしなーと私は弱冠、怯えながらトボトボとサスケくんを拘束したままの状態で社中の中に入って行った。イタチさんも何も言わずに後ろから付いて来る気配がする。
それにしてもこの鎖、今透明化を解いたら、周りから見たらサスケくんに変なプレイを要求している見たいに見えるんじゃー(汗)
ナルトならいたずらっ子の悪ガキの拘束で済むのにこの違いって一体…美形って罪だ。人前では鎖の透明化が必須に成るかも知れない。サスケくんじゃあ、無駄に誤解を招きかねない。これから後一年もすれば[[rb:忍者学校 > アカデミー]]に入る予定だ。何も知らない子達の前で鎖を終始発動し、サスケくんを拘束した構図が私の頭に浮んだ。
・・・・・・
ゾッとした。何としても長時間の透明化を維持しなければならないわ。何故私がこんな苦労を・・・・?
社中に入るとイタチさんがたった今発見して閉まった恐ろしい事実に、私の新たな苦悩を知らずにこんな事を言って来た。
「良かった。サクラちゃんが俺よりもサスケの能力を完璧に抑えられて、これなら俺が居なくても木の葉の街中でもどこへでも行けるし、これから[[rb:忍者学校> アカデミー]]に入っても問題なさそうだ」
あ?問題ないだと?抑える能力に問題は無くても別の問題が在るだろうがー!(怒)イタチさんさっきから色々抜けてらっしゃる。やっぱり病み上がりの病人の様だわ。頭の中はサスケくんの今後の事しか無い様子。
私が怒りを通り越した極寒の笑顔でイタチさんに答え、説明すべく話す事にした。
「イタチさん本気で、言ってます?問題が無いと…?私が鎖を発動してサスケくんを拘束し街中や[忍者学校/アカデミー]を練り歩いたりしたら周囲にどう思われ、見えるか…言わなくても解りますよねー、私にSWプレイの趣味は在りませんよ。それに今の私では透明化は長時間の発動は出来ません。無効化と同時の透明化何てコントロールは神業ですよ。常に針の穴を通すような物です。持って一時間が精々でしょう。仮に輪廻眼の発動のみの一瞬に使っても、イタチさんの万華鏡写輪眼よりも使い勝手が悪く、高位の術の付与を行うので発動に時間が数分係ります。術やチャクラの封印だけなら直ぐに発動可能でしょうが、今の私の持つ陽遁ではサスケくんの陰遁と比較すると、質も量も違いすぎます。本気で来られたら一時しか持たないでしょう。私を殺す気ですか?」
イタチさんに私の怒りが伝わり、術の事もそうだが別の問題の重大制を理解したのか真っ青に成りながら謝られた。何故かサスケくんまで真っ青になり泣きそうになりながら謝られたが…う、これは止めて、不味いわ~鎖に繋がれた幼いサスケくんはちょっとイヤかなり可愛い~私にSWプレイの性癖は無いのにー、寧ろ逆なのにーこれは本当に色々な意味で危険かも知れない…
そう、その扉だけはけして開いては行けない…
そんなに怖かっただろうか?
そんなやり取りをしていたら、バン!ビクッ…びっくりしたー行きなり凄い音で開いたから、母様かと思った。
逆光だったから、直ぐに分からなかったけど、クシナさんだった。私達が先程の事でまさか問題になったのかと覚悟を決めて、身構えたのだが、予想に反してクシナさんが扉を開けたまま私を見付けると、行きなり私目掛けて、社中に飛び込んで突進して来た。そして私を思いっきり抱きしめた。ギムー…う、ちょっとマジで苦しいー、そして胸に私の顔を押し付けるなー(怒)
「凄いってばね。サクラちゃん!うずまき一族の封印術をもう扱える何て天才だってばね。これでナルトやリンちゃんも安心出来るし、特にこれからは私も助かるってばね」
いや、正確には鎖での無効化術では在るのだけど…ん?ナルトに陽の気の九尾が封印されていて、陰の気の九尾がクシナさんに封印去れているのは知っている。必要なのは解るけど、クシナさんのこの異常な喜びようは?特に…これからは?……は!…まさか!私が慌てクシナさんのお腹を心配そうに見たらクシナさんが嬉しそうにお腹に私の手を置いた。
「正解だってばね。まだどちらか解らないけれど…出産の時はサクラちゃんやイタチくん達の力を借りることになると思うてばね。ナルトの時は結局、封印が取れ掛かってしまいナルトに九尾の封印を別けるしか術が無かった…ナルトに業を背負わせて閉まった…半分に分けたとしても陰と陽、互いに影響して不足の事態も有り得るってばね。サクラちゃんが封印術を自在にもう扱えるなら、イタチくんやサスケくんの強力な眼も在るし、ナルトも私もきっと大丈夫だってばね」
・・・そんな!曇りの無い[眼/まなこ]で絶対の信頼を私に向けられても困るんですけど…何で皆、私にばっかり厄介事を押し付けて来るのよー(泣)
・・・ナルトは出産が始まる前に無条件で木遁・木龍の術の付与を施した封印鎖で、強制的に2~3日は気絶して貰った方が安全かも知れない。ナルトのチャクラもゲット出来る。かなり酷い事を考えて居るが相手はナルトだ。日頃の行いも在るし、可愛い妹か弟の為だ。犠牲に成っても文句は言えないだろう。殺してもまぁ、死なないだろうしナルトだし…それに三尾であるリンさんの影響を考えなくては成らない。ヤマト隊長とオビトさんにカカシ先生はリンさんに付かざる得ないだろうし、チャクラが無くなったナルトなら気絶さえして仕舞えば、九尾の半分だけならフガクさんとシスイさんでも、もしもの時も対応可能だろう。ナルトよ…すまん、あんたの犠牲は無駄にしないわ!あんたのチャクラ無駄にせずに有効に使わせて貰うわね!この状況だ。きっと私が進言すれば通るだろう。問題はサスケくんの眼のコントロールにイタチさんの眼と体の負担。何かしら、もっと良い方法を考えなくては難しいかも知れないわね。
私は顔が引き釣ながら、クシナさんのもたらした事柄に喜んで良いのか、どうして良いのか良くわからない状態に成りながらも良かったですねとクシナさんに伝える破目に成って閉まった。素直に喜べ無いのが非常に心苦しい…
イタチさん達も行きなりの事で、困惑しながも祝いの言葉を述べたが、クシナさんに期待の眼差しを向けられて頼られたので、サスケくんは、え?と言う形で事の重大制を理解すると硬直し、真っ青になりながらも不安で泣きそうに成っているし、イタチさんは私と動揺に顔が引釣っている。
うん、間違い無くクシナさんはナルトの母親だわ~こんな婚約儀式の最中で、不安定で問題が在りまくりの今の私達の最悪な精神状態での状況悪化をさせかねない爆発発言。サスケくんに更なるプレッシャーを与える意外性。どうしよう…鎖はずせなくなっちゃた…
バン!ビクッ・・・驚くから、それ止めてと叫びたくなったが、立っている人物を見て黙認した。今回は私が今もっとも恐れていた人物、正真正銘の四代目火影様…母様だったからだ。母様の怒りを感じ、余りの怖さの為に私はサスケくんとイタチさんを咄嗟に私の前に押し出して閉まった。サスケくんもイタチさんも行きなりだったので驚き、サスケくんに至っては私の予想外な怪力で、前に押し出された為によろけて閉まった程だ。
「クシナ!走るな只でさえお前は不味いんだ!転んで大事になったら里が滅びかねん!火影命令だ!じっとしてろ!どうしてうずまきの力と血を引き継ぐ奴等はこうもお転婆でじっとしてないんだ。サクラ!お前もだ!この歳で勝手に忍術の開発や修行を行う何て言語道断だ。しかも、扱う忍術がどれも血継限界にあたる特殊な術ばかりだ!お前、いったい何を考えている!今回の件はお前の術で助かった部分も在るが、一人で修行を行うなど…どれ程危険な事か解っているのか!」
何を考えているかと問われれば、生き残るためと答えるだろう。危険なのは勿論、理解している。だから私は、自分の安全は最大限の確保はしていた。そう、ナルトがやっていた修行を応用したのだ。私がやったのはその上位番の木遁分身だ。
"[木遁・木分身の術/もくとん・もくぶんしんのじゅつ]又は(木遁分身)とも言う。木でできた分身を作る。他の分身と違い細胞を元に作られており、十分な攻撃・防御力を持つため単身で戦場に送られることもある。また人型のみならず、種子状に変化させることで発信機となる。この術の分身を見分けられるのは写輪眼のみと言われる"
この術の強みは、出来た分身は影分身と異なり、オリジナルと常にリンクしているため、相互にリアルタイムで情報のやり取りが可能。そう、これは影分身の上位忍術あたる修行方法。修行は全て木遁分身に行わせて経験と能力そして知識をリアルタイムで共用して修得していたと言う訳だ。これがなければ流石にやらないし、危険過ぎて死ぬレベル。実際に何百回も木遁分身が体の限界値に達して、分身が消滅していたのだから…最初から修行はこの方法になるようにしていた。
初めは大変だった。分身に影分身へと修得して行き、木遁を扱うのに水遁と土遁と陽遁の性質を持つチャクラを引き出して、組み合わせるのにチャクラの量や感覚を掴み、木遁分身を修得して作るのにかなりの時間と根拠が必要だったし、木遁分身を修得してもどれも忍術が特殊過ぎて、曾祖父様の術の記録や忍術書を見ても手探り状態だったからだ。もはや諦めて、自分流に異世界の記憶と知識を頼りに基礎は同じでも術は、私流に変えてしまっている。もちろん曾祖父様と曾祖母様の特殊な忍術の数々はちゃんと残されてはいる。いずれ一族に血継限界として実現する者の為に…書物は千手一族の頭領である母様が保管しているし、扱える者ならば、封印は簡単に解除出来る代物だった。だが、これは全て曾祖父や曾祖母の術だから、私が扱うには全く勝手が違う。だから私に合うように効力を生かすためには、独自のアレンジが必要だったのだ。
流石に怖いので、母様の怒りを少しでも静める必要がある為、私の修行に関しては危険過ぎる為に、木遁分身を作り全て修行は木遁に行わせて修得していたとこれらの説明を母様に話した。母様達は流石にそれを聞いて唖然とし、絶句していた。
イタチさんも驚いてこちらを振り向いた程だ。
「綱手、そろそろ良いかのぅ。お説教は程々にのぅ。何であれ、その子の能力は必要じゃあ、それが速いか遅いかの違いじゃよ。今は速くに目覚めて使いこなしてくれた方が良い。こんな状態じゃからのぅ。流石に婚約の儀式も時間が掛かりすぎておるし…すまんが入るぞぃ」
ギィ、二代目の夫猿飛ヒルゼン様と後ろから二代目の猿飛ビワコ様とうちは一族の頭領にして代表としてミコトさんが入って来た。
「ん?なんじゃ?二人とも大の大人が、鳩が豆鉄砲でも食らった様な顔をして…何か相当、驚く事でも合ったのかのぅ。まぁ、話は後でも良いじゃろう。先程、暗部からの報告でのぅ。ダンゾウがこちらに向かっているそうじゃ。大蛇丸もな…この子達のレベルの事や儀式の一時中断に加え、サスケの輪廻眼の発動の気配にサクラの封印術、流石にこれだけの問題が発生すれば、ダンゾウも動く。眠っていた虎を起こして閉まったようじゃ、節介ワシがダンゾウを脅して大人しくさせておったのにのぅ…今、ミナトがダンゾウへと自来也が大蛇丸を止める為に動いた。それでも時間稼ぎが精々じゃろう。儀式は此処で行う。輪廻眼の発動の危険制やまだ幼い子供達の心情を考慮しての事じゃ、特別処置じゃよ。本来は一族同士の繋がりを強くするためには、皆の前で行わなければならん決まりがあるんじゃが…今回はいきなりじゃたからのぅー仕方無かろう。一族同士互いに監視し合い、不正の有無も確認する為にも必要な事なんじゃ。儀式は三人の両親で在り、それぞれの一族の頭領で在る、千手綱手とうちはミコトそして、今回仲介人であるうずまきクシナ、ワシとビワコはそなたらを監視し、不正が無いかを確認する為の見届け人じゃ。時間が無いので急ぐぞぃ」
「解った。直ぐに準備をして執り行う。三人共、急ぐぞ!二人とももう我が儘は無しだ!特にサスケ!無意識なのは解ってはいるが、サクラに輪廻眼が発動されていた。うちは一族が千手一族に攻撃したと見なされても文句は言え無かっただろう。それだけ、危険な状態だったと肝に命じておけ!お前達は一族の代表だ。本来、我が儘を言える立場では無い。いい加減理解しろ!それと、サクラの封印術は皆にはバレてはいない。サクラの鎖は通常より細く透明化していた上に夕暮れだった事もあり、皆遠目だったからな。うちは一族も儀式中は車輪写眼の仕様禁止を義務付けていたのが幸いだった。仕方無かったとは言え、これから先も三人共術の使用には最大限に注意しろ!一族達の眼も在る。痴話喧嘩の忍術が、一族の攻撃として取られかねん。そうなったらどれ程、面倒になるか察してくれ!それだけうちは一族と千手一族は根が深く未だに悲しみや憎しみを抱える者が数多くいると言う事だ。彼らに争う切っ掛けを与えるな!解ったな!」
「「「はい」」」
私達は何も言えなかった。特にサスケくんは…イタチさんはとばっちりで巻き込まれただけだろう。私達は一族の代表と言う意識が足りなかったし、本来なら我が儘を言える立場に無い事も理解していたけど、それを差し引いても大勢の人達…一族達の目の前でなんて、どうしても無理だったのだ。サスケくんには、相当堪えたのか落ち込んでいた。サスケくんがもし黒子猫だったら、耳と尻尾が完全に垂れ下がり、項垂れていただろう。
私達はダンゾウの介入を防ぐべく、とにかく儀式を急がなくてはならなくなった。社中にて儀式の準備を速攻で終わらせ、私達は酒と清水で口内を清め…私とサスケくんは先程の追い詰められた状況に持ち込まれていた。
私は眼をつぶり、速く行為が終わる様に祈りながら、ほぼマグロ状態になっている。サスケくんは覚悟を決めたのか、噛み付くように彼の唇で私の唇が塞がれた。サスケくんは戸惑いながらも感触を確かめながら何度か角度を変え、舌で遠慮なしに咥内に入って私の舌を絡めた。
儀式の術印を同時に組み、互いのチャクラを与えるために私達は手を重ね合わせた。重ね合わせた手から身体中にチャクラが注がれる。体が熱い…鎖が…維持できない…スー…鎖が消えてしまった。チャクラがサスケくんに根こそぎ持っていかれた様だ。私のチャクラを奪われたと同時に、代わりとばかりにサスケくんの莫大なチャクラが私の体に入り流れる。う、…陰遁が混じったサスケくんのチャクラを上手く取り込め切れない…苦しい…だが、すぐに右腕の肩に近い上腕に術印が現れ始めると術印にサスケくんのチャクラが吸い込まれて、私の体は急激に楽になった。サスケくんのチャクラが私の体に馴染んでゆく。どうやら終わった様だ。だが、絡み合う舌に滴る唾液。
・・・クチュ・・クチュ・・・・・
…………ちょ…ちょっと…な、ながい…もう、……も…もう良いわよね?………流石に私は限界を感じて、私はサスケくんを引き剥がした。ハァハァ、ハァ…ゼイ、ゼイ…ハー…ゴホ、ゴホ…息切れ寸前の状態で涙目になりながら、私はサスケくんを恨みがましく睨んだ。何て事をするんだと殺す気かと…サスケくんは先程の行為は無意識に行った様で息切れはしていたが、サスケくん自信も凄く戸惑っていた。
だが、引き剥がした時は不満そうな執着心の様な怒りが少しだけ、見え隠れしていた。やっぱりサスケくんはサスケくんだった。執着心が恐ろしく強い。気を付けなければ、こちらが呑まれかねないし、裏切ったりなどしたら殺されかねない……異世界でとある世界では、サスケくん以外の人と一緒になろうとしたサクラは実際に殺されたのよね。忍びの世界でも…近代社会の忍びでは無い世界でもだ。
……うー…サスケくん…怖い…泣……
戸惑いながらも、母様達が契約術印の確認をして問題無しと判断された。術印は無事に刻まれた様だ。私に有無を言わせずに休む暇も無く、何せ時間が無いとばかりに母様が私の口に酒と清水で口内を清め(無理矢理流し込み)次はイタチさんと術印を刻むべく、イタチさんの前に立たされた。実際はフラフラの状態で、母様に力ずくで酒と清水を無理矢理流し込れた制で、噎せて涙目になっている始末……
ヒルゼン様の私に注がれる哀れみの視線を感じた…余りの状態だったので、ヒルゼン様が私の体内のチャクラを整える必要があるので休ませよと提案してくれた。実際に私は休まなければ、とてもではないが意識を保っては居られない状態だったのだ。皆は事情が事情なだけに術印を速く終わらせるべく、躍起になっていたので一瞬渋ったのだが、サスケとのチャクラが整われていない状態では失敗するリスクも在るために了承したのだ。(まさに鬼である)
私は集中し、術印に収まっていない大量のサスケくんのチャクラを自分のチャクラと同化させ整え様としたのだが、私の陽遁ではサスケくんの陰遁に及ばずに弱く、サスケくんのチャクラに呑まれて私のチャクラを支配しかねない勢いだった。んーどうしようこれ…サスケくんのチャクラのコントロールが難し過ぎてとてもじゃないが、私のチャクラとサスケくんのチャクラは混じりそうに無い。術印を行えば、大抵は上手く混じり合うのに…なんで?上手く混じり合わないと子供が出来ないと言われていて、相性も悪く術印レベルも低いと決まっているはずなんだけど…は!まさか…私はある可能性に気付き慌てて、先程刻まれた自分の術印にサスケくんのチャクラを全て集めて、白豪と同じ容量で集約さて収めた。
サスケくんの方も私のチャクラを飲み込んで、消滅して仕舞わないように苦心していた。私は急いでサスケくんの側に行き、サスケくんに代わって先程、私が与えた自分のチャクラをサスケくんに刻まれた術印に集約させ収めた。消滅して閉まったら、また先程の行為をやらなければ成らないので、こちらはまさに必死だ。
白豪と同じ様に互いのチャクラを先程と同じ様に術印に集約出来るのではと、私の咄嗟の思い付きだったけど、どうやら上手く行ったみたい。
そう、私は気付いた。私の陽遁は曾祖父のチャクラが混じった物で、アシュラのチャクラも混じっている可能性に…輪廻眼はアシュラのチャクラとインドラのチャクラが混じって生まれたとされるが、正確には違うのだ。インドラのチャクラがアシュラのチャクラを飲み込んで、自分の物にしたのが正解。逆にアシュラのチャクラがインドラのチャクラを飲み込んで、自分の物にした場合は六道の力を得て求道玉を得るのだ。
つまり、仲違いしたままのアシュラとインドラのチャクラは互いに食うか食われるかの状態で、けして混じり合うなんて事はとても無理なのだ。多分…子供は術印があれば作れるとは思うが…子供の能力はどうなるか分からないわね?サラダはどうなるのかしら?不安だわ…
術印のチャクラの使用は注意が必要かも…サスケくんの場合は輪廻眼の能力が一時的に底上げされるだろうし…私の場合は量を上手く調節出来れば、六道の力を少しは使えそうだが…体と能力の相性が在るから、多分出来ても感知と治療の底上げと言った感じになるのかしら?ナルトがしたように…?まぁ、こればっかりは使ってみなければ分からない。何せ例が無いのだから…
私の存在はイレギュラー中のイレギュラーだもの。ボルトとサラダの子供はハムラの子孫であるヒナタの血とチャクラが良い感じに混じり合ったお陰で、アシュラとインドラのチャクラの繋ぎの役割になってくれた。何もなければ…サラダの子供には女の子は写輪眼になり、男の子は白眼になるんだけど…大筒木一族のチャクラや気配が強いと悪意の感知が発動して、身を護り周りを護る為か、かつての祖先達が戦った遺伝子や血の記憶なのかは解らないが、大筒木一族を倒す為に六道仙人(ハゴロモ)と同じ全ての能力が集約された完全に近い形で、瞳術を持った子供か、またはボルトと同じ様に大筒木一族と対抗出来る能力や瞳術に変化する子供に別れる。どちらにしても、全ての血が集約されてとんでもない能力の子孫が誕生する事になるのだが…まだまだ先の話だ…イヤ、私とサスケくん又はイタチさんの間に子供が出来た場合は、子孫に近い能力になる可能性もあるから以外に近い話かも…あーもう、考えると切りがないわ!止めましょう。成るように成るわよ!多分…きっと…
チャクラが整った所で、次はイタチさんとだ。はぁー、もうやりたくない…サスケくんの事が合ったから尚更…でも現実は無情にもその時は来た。
私は再び早く終われとまな板の上のマグロの様に、眼を閉じている。イタチさんは以外にもあっさりと、口付けたと思えば私の口内を舌で、サスケくんによって傷つけられていないかどうか確かめている様な…いや、実際にケガをして無いかどうか確かめていた。そう、それは例えるならば親鳥が雛の口内を問題が無いか確かめる様に…兄妹の雛が食べ物が残っていないか、互いの口内を確認する行為だろうか…?
私は戸惑いながらもイタチさんが術印を組みチャクラを私に流し初めたので、こちらも慌てて術印を組んでチャクラをイタチさんに流した。するとすぐに左腕の肩に近い上腕に術印が現れた。
だが、イタチさんのチャクラを受け入れた瞬間、私は固まって戸惑って閉まった。
何故ならサスケくんのチャクラと(正確にはインドラのチャクラだけど…)イタチさんのチャクラが混じり合わずに存在し、私の中に入って来たからだ。
これはどうすれば良いのかしら?
イタチさんのチャクラとサスケくんのチャクラは反発はしてはいないけれど…混じり合わず~混じり合えずに共存している感じだろうか?術印も先程はサスケくんの多すぎるチャクラを納める為に自動的に吸収して発動していたのに、今回は吸収しても発動してもいないのだ。イタチさんは先程の工程を見ていたので、術印に私のチャクラを難なく収めた。
だが、私がイタチさんのチャクラを術印に入れられずにいるせいで、行為を終わる事が出来ないのだ。私も早く終わりたい(泣)試しにチャクラを集めて、術印に入れようとしたら上手く入らない上に拒絶して閉まった…何で(汗)どうしよう(混乱)イタチさんは術印が終わっているから、中断もやり直しも出来ない。この状態はキツイし、不味いわ。イタチさんも困惑しながらも続けるしか無いみたいだ。写輪眼を使って入るからこちらの状態は把握してくれているけど、向こうもどうにも出来ないって感じだわ。私はこうなったらイチかバチかとばかりにサスケくんの術印にイタチさんのチャクラを収めてみた。するとイタチさんのチャクラだけが、サスケくんの術印からこれは違うとばかりに吐き出された。私は吐き出された純粋のイタチさんのチャクラを再び集めて、イタチさんの術印に持って行くと術印は今度は難なく発動し、吸収して収めてくれた。
……良かった…助かった。これで終われる。
イタチさんは写輪眼でその光景を見届けると、私の術印にチャクラが収められる同時に行為を止めて私から離れた。
ゼイ、ハー、ハー、予想外に長い行為になって閉まったせいで互いに息切れはしていたが、サスケくんよりも激しいものでは無く、労るものだったので私の負担は少なくてすんだみたい。けど、偉い目に合った事に変わりはなく。再び涙目になったのは言うまでも無い。イタチさんはまさかこんな事になるとは思わなかったみたいで、すまなそうにして心配そうに私を見ていた。私もまさかイタチさんのチャクラにこんなからくりが在るなんて、想像もしていなかった。正にビックリ箱だったわ。サスケくんの術印が先で本当に良かったわ。じゃなかったら、大変な事になってたもの。
母様達も私達が余りに長かったので、心配そうに見ていた。私は理由を母様達に説明した。イタチさんも加わり、先程のやり取りを話してくれた。
「まさかイタチのチャクラがそんな事になっていたとはな…これは扱いがもっとも厄介かも知れん。サクラの予想を聞いて、インドラのチャクラが混じっているかもとは思っていたが、混じり合わずに混在しているとはな…サクラの機転で何とかなったから良かったが、すまんなサクラ。儀式をするに当たって、イタチのチャクラまではちゃんと調べ切れてはいなかったんだ。こちらの落ち度だ。血とサスケのチャクラは調べたが、イタチの体調の悪さと時間の無さも合ってな。結局、イタチのチャクラは調べられ無くてな。術印は問題無く、高レベルのSSだったから儀式も行ったんだが…それだと、イタチのチャクラのみの術印レベルも変わるか?」
「母様それは多分、変わらずにSSだと思うから確認はやらなくても良いわ。イタチさんの術印を見れば、SSの四次元化した立体化した桜だもの。問題は無いと思う。在るとすれば、イタチさんのチャクラは取り込むのにサスケくんの術印を通す手間が係って、時間が係るくらいかしら?」
「そうだな、サクラとイタチのチャクラと忍術の譲渡は苦労するかもな。まぁ、どのみちイタチの病のせいで、忍術の譲渡は出来ないのだがな。チャクラの受け渡しは出来るから、色々試してみてイタチのチャクラが使えそうになければ、止めて置いた方が良いだろう」
「うむ、そうじゃな。何であれ、何とか上手く行った様で何よりじゃ。実はな、以前にもうちはと千手の婚約をしようとしたんじゃが…互いに戦争を止めた直後だったからか、上手くいかなくてのぅ。術印を刻めるレベルにも関わらず、チャクラが入った瞬間に互いが倒れて閉まい一時は、千手の女性が昏睡状態になったんじゃ。結局、術印は刻めずに行った男女は暫くの間、チャクラが不安定になり忍術が全く使えなくなる事態になったんじゃよ。じゃから、うちは一族と千手一族の婚約は不可能とされておったんじゃが…サクラには千手一族だけで無く、うずまき一族の血も入っており容姿や性格もうずまきよりの血が強く出ておったのでな。契約が可能かもと思い今回の婚約を進めたんじゃ。以前の一族の婚約はうちは一族と千手一族の不仲を他一族や大名や他里に知らせぬ様に一部の者しか知らぬ事じゃ。この儀式、上手く行った様で本当に何よりじゃ」
「初耳だ!私は知らなかったぞ」
「それはそうじゃ、今となっては知っている者はワシとビワコとご意見番の二人。そしてダンゾウだけじゃ。一番反対しそうなご意見番の二人とダンゾウが割って入らなかったのは失敗すると思っておったからじゃろう。じゃから予想外にも新たな術印レベルの上位の出現と発現に驚き、危険を感じてご意見番の二人は止めようとしたんじゃよ。ダンゾウも慌てた事じゃろうのぅ」
は?おい、じじぃ!何が上手く行って何よりじゃよ!それは相当危ないでしょうがー何、上手くチャクラを術印に収められなかったら私は危なかったって事でしょう。そう言うのは事前に言うべき事でしょうが!こんのクソじじぃー敢えて言わなかったわねーしゃーなろ!私達に儀式をさせるために…は、私達もしかしたら怒られ存かも、だって妙に儀式の準備がスムーズだったし、初めからここで儀式を行うつもりだったんじゃ…失敗しても対応出来る様に…酷い、ヒルゼン様はとんでもない食わせ者だわ。
「さぁ、儀式も終わった事じゃし、我々は後始末をせねばなるまい」
そう言ってヒルゼン様とビワコ様は社中から外へ出て行った。それに続き母様も一足先に一族達の説明の為に出て行った。
何だか煙に巻かれた様だが、先程と同じ様に私とイタチさんは体内に僅かに残ったチャクラを術印に収め、酒と清水で口内を清めて、儀式はやっと本当にここで終了した。全く本当に酷い目に合った。二度としたく無いと心底心から思った。サスケくんは何だか、イタチさんとの行為が自分より長かったのが、気に食わないのかイライラしてちょっと怖いし、完全に眼が座っていて怒っている。理由が理由だった為にイライラの原因も良く解らず、怒れず、消化できず、何に当たれば良いのか解らないと言った所かも…触らぬ神に祟りなしだわ…サスケくんから離れようとばかりにクシナさんの所に行こうとしたら、地雷を踏んだのかこれでもかとばかりに睨まれた…正に蛇に睨まれた蛙の様にこちらは動けない…クシナさんの隣にイタチさんがいたせいで、私がイタチさんの側に行くと思った様だ。ミコトさんがサスケくんの眼に気付き、私をサスケくんから離してミコトさんの側に置いてくれた。ほ、助かった…イタチさんは有り難い事に苦笑いしながらも、サスケくんを宥めに行ってくれた。どうやらイタチさんに宥められて、サスケくんは不貞腐れている様子だった。んーやっぱりイタチお兄ちゃんはサスケくんと私に必要不可欠な存在だわ。
ヒルゼン様と母様達があらかた一族達に儀式の成功と終了を伝え終わると私達も社中から揃って出たのだが、ちょうど大蛇丸が父様を巻いて、こちらに到着して閉まった様だ。
「あら、残念ね…儀式は終わって閉まった様ね。安心して、わたしはこの婚約には賛成なのよ。だって、その子達の間にはより優れた血経限界の子供が現れるかも知れないもの。より優れた者と珍しい能力者を掛け合わせる事にはわたしは大賛成よ。うちはと千手は特殊だから、わたしの手でも掛け合わせの子供は残念ながら、作れなかったわ。そればかりかクローンも製造不可能。細胞の一部の作成と投与がせいぜい。その歳でそこまで高レベルの術印なら可能性は十分にあるわ。どうやらあなた達は特別みたいだし…ふふふ、早く子供を作って頂戴ね。待っているわ…」
相変わらず気色が悪くて不気味な[変態(体) へんたい]オカマだわ。特に今の大蛇丸は…何を考えているか解らない。イヤ、今回は丸わかりだから、何を仕出かすか解らないが正解かも…
イタチさんは大蛇丸が来た瞬間に私とサスケくんを護る様に前に立って、私達を成るべく大蛇丸の眼に触れない様にしてくれている。イタチさんの前にはミコトさんとクシナさんが…クシナさんに至っては結界術の鎖を出して私達三人を護る様に包んでくれていた。
「大蛇丸!儀式は終わったし、お前を呼んではいない!帰れ!」
「あら、冷たいわね。同じ三忍の中じゃないの。せっかくダンゾウを足止めして来てあげたのに感謝して欲しいわね」
「お前の魂胆は知っている。感謝何かするものか!大蛇丸、私の娘達に手を出してみろ。私が必ず貴様を八つ裂きにして、地獄に送ってやる!必ずだ!」
「あなたは相変わらずの様ね。私も流石に三忍の二人を相手にはしたくわないわ。今のところ、わたしの手元にはクローンカグヤの細胞や遺伝子も在るし、研究にとても忙しいわ。必要な材料もちゃんと在るの。その子達はとても興味深いけど、まだ未完成。不安定の品では、わたしの求めるものは出ないし、出来ないのよ。だから、わたしは待・つ・わ・その時が来るまでね。安心して、わたしは優秀でより珍しい細胞と遺伝子が欲しいだけよ。その子達は扱い難そうだし、御せそうに無いもの。無駄な事はしないわ。自分の首を絞めそうだものね」
「大蛇丸よ。いい加減にせんか」
「すぐに帰るわ。先生!わたしはその子達の話を聞いて観てみたくなっただけだもの。三人共に才能がありそうね。残念なのはイタチくんかしら…あら?おかしいわね?私が観た時よりも顔色も良いし、回復しているみたいな?もう動くのが辛いはずだと思っていたのだけど…綱手の治療…その様子では…違う様ね…誰かしら?有効な治療薬はなかったはずなのだけど…まぁ、でもわたしとしては喜ばしい事だわ。イタチくんには生きていて貰いたいし。あなたもサスケくんの事が在るのだから、まだ死ねないでしょうしね。それじゃ、わたしはお邪魔みたいだし、そろそろ煩い自来也が来る頃だろうし…面倒だわ。一族方達もお邪魔したわね。同じ三忍の二人の娘の婚約式なので、わたしは少し見に来ただけよ。何もしないから落ち着いて頂戴。もう行くわね。さようなら」
大蛇丸はそう言って、去って行った。
大蛇丸が言った様に少し遅れて、父様が到着したのだが、母様にちゃんと大蛇丸を抑えていろ!と殴られて叱られていた。
父様が吹っ飛ばされた道は生い茂っていた木々が倒されて行き、見通しが良くなっていた程だ。それを見ていた一族の皆と私達がドン引きする中、夕日がちょうど沈みかけていた。あーやっと厄日が終わるわーそう思って夕日を見詰めていたら、沈む直前に緑色の夕日に変化したのだ。
?!
・・・もしかして、グリーンフラッシュ?・・・
周りを見ると驚きながらもめでたいと歓声を上げていた。母達を見るとこれでもかと驚いた振りをしていた。如何にもわざとらしくもヒルゼン様がこの様な良き日にグリーンフラッシュが現れた。これからはうちは一族と千手一族の間に幸運が訪れる事じゃろうと言って盛り上げていた。私は知っていたの?と言う様にイタチさんとサスケくんに眼で訴えたら、サスケくんは驚いた様にフルフルと首を降られた。イタチさんは私に近づき母さん達が、何か画策をしていたが、内容までは知らなかったと話してくれた。
「めでたいねー何でも千手の姫のサクラ様の生まれた時にもグリーンフラッシュが合ったそうだよ」
「それじゃ、幸運の女神様って事か?」
「ああ、きっとそうさ!うちのサクラ様は格が違うんだ。綱手様以上に我らを導いて下さるに違いないと俺らは確信しているんだ。うちは一族と繋がるのは不安も合ったが、きっと大丈夫さ」
・・・確かに私の生まれた時にグリーンフラッシュが合ったらしいのだが、これをまさか利用するとは思わなかったわ。だから、こんなにも今日にこだわっていたんだわ。要はヤラせって事ね…こうでもしなければ、一族同士の良好な関係は難しいと言う事も事実なのよね。自然現象を利用して、一族同士が良くなるのなら利用するに越した事は無いのかもね。
グリーンフラッシュ
太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に、緑色の光が一瞬輝いたようにまたたいたり、太陽の上の弧が赤色でなく緑色に見えるようになる、稀な現象。緑閃光ともいわれる。滅多に見れる現象ではなく、グリーンフラッシュを見たものには幸運が訪れると言われている。
《サクラ様曰く、グリーンフラッシュの時に生まれてこの方、幸運どころか不運が舞い込んで来ると日々愚痴っているそうだ。彼女の生まれた日時と婚約術印式の日時はとても貴重な気象現象の記録なので、我々の気象現象調査記録にもちゃんと記載されている。だが、彼女は知らない…彼女に関わり幸福になった者は絶えない事を…何故ならば、彼女が日々その不幸の原因を考え、解決して行って仕舞うからだ。故に彼女は幸運の申し子~幸運の女神だと密かに噂されている》
(これ等は木の葉気象現象研究機関で調査・作成した物です)
◆ ◆ ◆
千手サクラ&うちはサスケ
SSレベル…右手に[染井吉野/ソメイヨシノ]の桜と青い(空色)三日月の術印が刻まれる。良く観ると三日月に絡む様に[[rb:一枝> ひとえだ]]、桜の枝花[[rb:寒緋桜 > かんひざくら]]が刻まれていた。
千手サクラ&うちはイタチ
SSレベル…左手に[八重桜/ヤエザクラ]の桜と赤い(紅色)三日月の術印が刻まれる。こちらも三日月に絡む様に[一枝/ひとえだ]、桜の枝花[紅枝垂/べにしだれ]が刻まれていた。
(術印の桜は彼らの彼女の印象やイメージによる物が大きいと考えられる。そして家紋とて刻まれた三日月に一枝の桜の枝花は、聞き込みにより、彼女が彼らに持つ印象やイメージが具現化し、刻まれたと推測される。彼らはの模様が、うちは一族と異なりうちはの家紋では無く、三日月なのはうちは一族の祖である大筒木インドラを象徴とし、うちは一族のうちわの家紋の原型となった物だからと推測される)
" 桜の全般的な花言葉「精神美」「優美な女性」「純潔」"
美しさとはかなさが連想される花言葉です。これは桜が満開になった時の優美な姿、そして散る際の潔さ、その風景に表面だけではなく芯の通った内面の美しさ、散りゆく姿のはかなさを感じさせるためだと言われています。
~うちはサスケ~
[染井吉野/ソメイヨシノ]…古来から最も美しいとされ、観賞用さくらの代表種としてあげられる。桜は咲いてから散るまでが短い花でもありますが、実は染井吉野は木の寿命そのものも短く、老木も少ない桜です。このような資質を持ちながら、それを意に介さないような佇まいで毎年咲かせる。染井吉野からは、花言葉通りの高貴な気品すら漂わせるのが特徴です。
[染井吉野/ソメイヨシノ]の花言葉
「高貴」「清純」「精神美」「精神愛」「優れた美人」
([寒桜/かんざくら]→種類→[寒緋桜/かんひざくら])
"うちはサスケに刻まれた術印は寒桜よりもより色濃い事から寒緋桜であると判明"
[寒桜/かんざくら]つぼみは紅色で、花は淡紅色が特徴。
[寒緋桜/かんひざくら]
(彼女からの印象~イメージ)
[寒桜/かんざくら]&[寒緋桜/かんひざくら]の花言葉
『あでやかな美人』『あなたに微笑む』『気まぐれ』
寒緋桜の花は、色濃く艶やかなピンク色。赤にも紫にも近い色は、やや気まぐれで、美しい人を連想させます。濃いピンクの花が釣り鐘の様に下向きに咲き、やや小ぶりな一重咲きな花が咲きますが、同時にいくつもの花が咲くため、それほど小さくは感じません。むしろ、下向きに咲く姿が他の桜に無い美しさと迫力を生み出します。
~うちはイタチ~
[八重桜/ヤエザクラ]…花びらが沢山重なるように咲く。花はやや大きめで、花弁の多さから丸くふんわりとした形になるものが多い。その見た目の美しさだけではなく内面の美しさを形容する大和撫子の様な花言葉が特徴です。
[八重桜/ヤエザクラ]の花言葉
「理知」「しとやか」「豊かな教養」「善良な教育」「理知に富んだ教育 」
[枝垂桜/しだれざくら]枝が柳のようにしなり、その様子から糸桜と呼ばれます。枝がやわらかく枝垂れる桜
"うちはイタチに刻まれた術印は枝垂桜よりも色濃い花色の為、紅枝垂であると判明"
[枝垂桜/しだれざくら]→種類→[紅枝垂/べにしだれ]
[紅枝垂/べにしだれ]
(彼女からの印象~イメージ)
花は小輪、一重咲きで紅色。枝が下垂するものです。本種はその中でも紅色が特に濃いものです。
[枝垂桜/しだれざくら]&[紅枝垂/べにしだれ]の花言葉
『優美』『ごまかし』『円熟した美人』
垂れ下っているしだれ桜は、他の桜と違ってる部分もありとても幻想的で怪しくに見えます。特に、夜のしだれ桜は暗い闇の中に垂れ下った桜の花がよく目立つようになり、昼と比べて幻想的に見え、枝が垂れている姿がとても優美に写り、他の桜と違い枝が垂れている見た目から、優美という花言葉がつけられました。
枝垂桜の特徴である枝が垂れ下がっている様子が、自分を隠して偽っているように見え、しだれ桜の枝が何かを隠すかのように垂れている。幻想的で怪しげに見える垂れ下る枝の姿に隠れて姿をごまかす等の事から"ごまかす"と言う花言葉になります。
ちなみに、しだれ桜の花言葉は他に円熟した美人というのもありますが、しだれ桜の枝が垂れ下がってる姿が、まるで円熟したかのように見えるからなのでしょう。
【これ等は術印記録~研究機関の調査・研究によって作成した物です。女性側による相手の印象やイメージから同じ花なのに種類と色で細かく異なる花印が、形成されるのは大変に珍しいと言わざる得ません。会って間もないにも関わらず、相手方の男性の特徴や性格を完全に捕らえていた事にも我々を酷く驚かせました。我々の調査の結果、男性側の特徴と性格は桜の種類と色によって完全に表されていたと判断致しました。彼女達の術印ケースは極めて稀で在り、希少価値が大変に高い為、我々術印記録~研究機関は、彼女達の記録を日々更新し、研究し続ける所存です】
(これ等の術印の花言葉は木の葉の各出版社の監修・協力下、花言葉集の中からより適切な花言葉を選び記載しています。)
良かったところは?
-
世界観
-
登場人物
-
発想