夢物語り~奮闘記   作:ゆ~り

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オレは木の葉の里にて、忍の中でも選りすぐりのエリートで在るうちは一族の次男として産まれた。だが、オレは消して存在してはならない者ったのだ。何故なら、オレのセイで沢山の人が、命を落とすかもしれないのだから……


寒月メモリー1

ガラガラ、

 

タ、タ、タ、タ、

 

「兄さん!お帰りなさい!」

「ただいま、サスケ」

 

オレは兄さんの胸に飛び込んだ。オレの日課だ。オレはずっと昔から兄さんが大好きだ。兄さんは優秀で優しくてオレの憧れなんだ。オレもいつか兄さんみたいになりたい。兄さんはオレなら必ず慣れる、越えられるから大丈夫だって言うけど……兄さんは天才だ!オレに取っては消して届かない大きな壁だった。オレはいつも兄さんと一緒だった。オレが生まれた時からだ。木の葉の里とうちは一族との約束だから、消して離れては行けないらしい。

 

それはオレに原因が在る。

 

オレはうちは一族のマダラって言う人の生まれ変わりに成るらしい……良く分かんないけど、かなり危ない人だったらしい。オレがなぜそんな危ないマダラって奴の生まれ変わり何だと聞くと、オレの左目に"伝説の瞳術・輪廻眼"が合ったかららしい。輪廻眼を持って居た事が生まれ変わりで在る証拠らしい。そいつのセイで皆はオレを恐れて、いつもオレはうちは一族の中でも腫れ物扱いだ。オレにはそのマダラって奴の記憶は無い。だから、うちは一族に伝わっているマダラの記述を読んでも本当にこれ…オレがヤったのか?といつも疑問に思っている。オレはこんな、いかにも破壊的で破滅的な事をしたのだろうか?絶対に違う気がする。何となくだけど…能力は同じでも魂はオレとは異なる別人の気がする。転生って何だろう?魂が転生したら生まれ変わりになるけど……チャクラや能力だけ転生するとかは?転生?生まれ変わりになるのだろうか?良く分からないけど……オレは多分、そのマダラって奴では無いと思う。兄さんもチャクラと能力だけ転生した可能性もあるって言ってたし、オレはマダラって奴とは別人だ。

 

だが、その迷惑なマダラって奴のせいでオレは自由に動けない。動けるのは兄さんとやたら構おうとする"うちはオビト"それから、やる気がなくいつもボーとした顔をした"はたけカカシ"って言う人と一緒の時だけだった。大体はいつも兄さんが一緒に居てくれるけど、任務で一緒に入れない時は、その二人のどちらかと一緒に居る時となっている。シスイさんはオレの輪廻眼とは能力の相性が悪いらしく、オレの輪廻眼のコントロールと空間系の抑制は出来ないらしい。だからオレはいつも、オレの家でもあるうちは屋敷にて監禁状態だ。

 

オレはいつも兄さんの帰りを待つしか出来なかった。シスイさんにはいつもオレはまるで、飼い主を待つ(黒)子猫だと言われた。だからシスイさんに合って兄さんの帰りを聞くといつもからかって、飼い主は夕方にはご帰還予定だ。と言う様になってしまった。完全にオレを猫扱いだ!シスイさんは良くうちは屋敷に来てくれる。兄さんが居なくても家の道場で、オレに稽古を付けてくれるんだ。だから言われなくても家にちょくちょくやって来るんだ。ちょっとオレには不便で退屈な日常だけど、兄さんがその分、変わりとばかりにオレを十分に構って、甘やかしてくれる。一緒に居てくれるんだ。だから、オレは満足だったんだ。だって、修行以外に外に行っても女の子達に付きまとわれたり、追われたりしてロクな目に合わなかった試しが無いんだ。だからオレには丁度良かったんだ。

 

女に捕まれば最後、無駄な話や根掘り羽振りとオレ達の事を聞こうとするのだから、こちらは堪ったモノでは無い。兄さんとオレがセットの時は必ず追われるので、オレはいつも兄さんと逃げるのに必死だった。この世界は女の方が優遇されるから、仕方ないのだと兄さんは言っていた。女を邪険に扱ったり、攻撃は消してしては行けないらしい。すれば名家であるうちは一族の名に傷が付き、母さんに迷惑が掛かると言われたらオレ達には逃げるしか道は残されては居なかった。変化とかしてやり過ごしても何故か、女共は忍犬まで雇い集団で見付けようとするのだから、女は本当に恐ろしい……兄さんの得意な幻術は女には使えない。もしバレたら攻撃をしたと取られてしまうからだ。この世界は本当に面倒だった。なぜオレ達がこんな目に合わされるのか……オレには毎回、買い物は命懸けの様な物だった。

 

こんな目に合うのなら、オレはうちは屋敷に喜んで引きこもると言うモノだ。オレはずっと兄さんと居れたらそれで良い。兄さんと一緒に入れるそんな日々がずっと続くとそう思っていたんだ。

 

 

 

◆ ◆

 

 

 

だが、それはオレ達に終わりを予感させる警報が無情にも鳴り響いた。それは突然やって来た。兄さんが突然倒れて吐血したんだ!後に調べて判明した。それは……助からない病だった。今の医療ではその病にはまだ、有効な薬は存在しないと去れている。不死の病だった。オレはそれを母さんから聞かされて頭の中が真っ白になった。母さんは泣いていた。どうやら兄さんは以前から知って居たようだった。自分の病を…けど、兄さんはずっと隠していたんだ。兄さんは独断で、全てオレを護る為に行った事だった。オレの輪廻眼の為に……言えば、オレの輪廻眼のコントロールが不安定になり、オレがどうなるか分からなかったから…里も兄さんとオレを引き剥がしに来る可能性が高いからだった。

 

兄さんはいつもオレの為に自分を犠牲にするんだ。オレが…出来損ないだったから…完全に輪廻眼が使えたら兄さんの病も悪化させずにこんな事には成らなかったのに…オレじゃなく、兄さんが輪廻眼なら良かったんだ。兄さんなら完璧に使いこなせるに違い無いんだから…何でオレ何だろう。うちは一族の皆も兄さんの病が発覚した夜…ついには父さんでさえ、オレと兄さんが逆なら良かったと言って居たのだから……父さんは兄さんに暗部になって貰い、木の葉の裏を探って貰う積もりだった様だ。だが、兄さんはもう使えないと別の手を考えなければ成らないと言って居た。

 

父さん―オレは?いらない…の?オレが兄さんなら良かったのに……

 

 

ねぇ、神様……何で?どうして?兄さんなの?何でオレじゃないの?

 

その日からオレは毎日、うちは屋敷を抜け出しては南賀ノ神社ですがるようにお祈りをするようになった。オレにはそれしか出来なかったんだ。

 

 

『神様、もし本当に神様が居るというのなら、オレは何でもするし、我慢する!だから……お願いだから、兄さんを兄さんだけは……オレから取らないで!オレから兄さんを奪わないで!』

 

 

兄さんが倒れたのはオレが4歳の冬の寒い雪の夜だった。

 

 

 

兄さんが病に掛かって、オレの家族に変化が合った。イズミさんがオレ達の家族に成ったんだ。イズミさんは家の養女になって、兄さんの変わりにうちはの頭領を継ぐ為だ。本来なら兄さんのお嫁さんと一緒にうちはの頭領も継ぐものなのだ。少なくとも母さんは父さんとそうしている。母さんは直系の血筋ではあるが、うちは一族の行政は難しく難航が予想された為、そうしたそうだ。世界は女性優遇の為、便宜上母さんが頭領となっては居るが、実際は父さんがうちは一族をまとめていた。それはうちは一族は強いものにしか従わないからだ。母さんも十分に強いのだが、うちは一族では…瞳術・能力の強さでしか判断されないからだ。父さんにしか従わない者を考えての処置だった。父さんはうちは一族の中でも抜きん出て瞳術が強かったんだ。

 

そして、イズミさんと共にシスイさんもオレの家にやって来た。シスイさんはイズミさんと婚約した事でイズミさんを護ると言う名目で家に入った。実際は兄さんの抜けた穴埋めだった。兄さんが抜けた穴は大きかった。それだけ兄さんが優秀過ぎたんだ。木の葉からも一目置かれる程に……

 

シスイさんはうちは一族の復興をすると言っていた。その為にうちは屋敷に入る必要が合ったんだ。実はうちは一族は今かなり、世界と木の葉から追い込まれていた。それはうちは一族の愛の特性故に……この世界は一妻多夫制だったんだ。昔は違かったらしいけど、クローンカグヤのセイで今のこの世界は女が極端に少ない。その為、子孫を少しでも遺すためにそうなったらしいんだけど、うちは一族は愛故に多夫がどうしても出来なかったんだ。嫉妬してしまい、妻もろとも惨殺してしまうケースが続出したとオレは聞いている。だから、うちは一族の人々は一夫一妻制にしざる得なかったんだ。けど、理由はどうあれ、うちは一族は世界の法律並びに規定に違反して居るため、木の葉としても問題となってしまい、オレ達は木の葉の端に追い込まれ、肩身の狭い思いをしている。父さんが言うには、世界の法律は木の葉が俺達を老い込む為に利用したに過ぎない!本当は強すぎるうちは一族の写輪眼を恐れて、うちは一族を木の葉から遠ざけ、消してしまいたいんだろうって言っていた。オレが父さんに消すって何?と聞くと父さんは暫く沈黙した後に俺達が居なくなる事何だって、結局、父さんは詳しくは教えてくれ無かったんだけど……それを聞いてオレは里から木の葉から出される事だと思っていたんだ。だってうちは一族は世界でも有名な名家の一族で、最強って聞かされて致し、木の葉が本気でうちは一族をどうこう出来るとは思えなかったんだ。でもそれは…確実に……それは少しずつ確かに行われて居たんだ。木の葉によって……うちは一族の何人かが任務中に殉職・行方不明になるケースが多くなった。優秀な者ばかりの若者達が急にだ。遺体はその場で処分去れた事になっては居るが、それも疑わしいらしい。だから、父さん達は真実を探って居るんだけど……父さんと一緒に木の葉を探って居た周りの一族の人達が、どんどんと消えて行って居た。木の葉に訴えても木の葉は知らないと帰すばかりで、話に成らないらしい。父さん達は木の葉に圧力を掛けられる者がヤって居るに違い無いと話して居た。

 

オレ達―うちは一族はジリジリと確実に死地へと追い込まれて居た。

 

 

◆ ◆

 

 

 

オレは今日も家族の眼を盗んでは南賀ノ神社で兄さんの健康祈願(お祈り)をしていた。オレは家族にも一族にもバレないように変化までして、南賀ノ神社に来ていた。オレはいつもの様にお祈りを終えると神社を後して帰ろうとすると、うちは一族の別の参拝者から声を掛けられた。目が悪い老婆の様でオレが毎日ここへ来ている事は知って居たようだった。

 

「偉いね~いつもここへ来てお祈りをして帰るだろう。私の息子が生きていて孫がいたら丁度あんたぐらいだよ」

 

「お婆さんは良く来るの?」

 

「ああ、息子の墓に行く気がしなくてね。ここなら神様にお願いすれば向こうにいる息子の事も神様はちゃんと見てくださるからね。けど残念だね。ちょっと前まではこの南賀ノ神社の裏手でそりゃあ、見事な桜が咲いて居たんだよ」

 

「!あ、オレ覚えてるよ。オレが2~3歳の時に家族でお花見したんだ!」

 

「ああ、皆ここへ来て桜を愛でて春の訪れを祝ったものさ。今は亡き私の夫と息子もね。あの時が一番幸せだったね……すまないね―私の夫と息子は戦争で帰らなかったんだよ。帰ったのは骨と眼だけさ。だが、私はまだマシさ。血継限界のうちは一族だったからね。他の一般の忍の墓は皆空っぽ何だよ。忍の遺体は情報の宝庫だからね。残念だけど、遺体はその場で処分するのが決まり何だよ。そうするしか無くてね。あの桜の花は多分、坊やが見た年が最後だったかもね―残念だよ。木も病気になってしまったんだよ。最後は私達うちは一族で看取ってあげようね。あの桜はうちは一族の春の象徴だったんだよー」

 

 

お婆さんは悲しそうにオレにそう語り、坊や気を付けてお帰りと言い残して、去って行った。お婆さんは独りでは無い様だった。遠くからお迎えが来ていたからだ。どうやら別の夫がまだ居た様だった。うちは一族でも、当時の婚姻は二人制…特に戦争中は尚更必要と去れたのだ。通常の関係では、難しく上手くは行かないが、中の良い兄弟や家族と思えるだけの相手なら可能だと聞いて居た。例えば、兄さんとシスイさんの様な兄弟のような特別と思える関係だった。その時、オレはお婆さんが独りで居なくて良かったと思ったんだ。この世界は女が居なくて一妻多夫制だけど、それで救われる事も確かに在るのかも知れない。あの失ったお婆さんの様に……

 

[

オレ達も兄弟だからいずれは、一妻ニ夫の関係になる可能性が高いと聞いている。オレは女に興味は全く無い…と言うより、ちょっと最近では恐怖すら感じている程に苦手だった。オレ達兄弟の前で、女共は醜く争い合い&殴り合った結果、勝利した者も敗れた者も最終的にゾンビの様な格好になり、何処までもオレ達を追って来るのだから恐怖するな、と言う方が無理な話なのだ……女共は理解して居ないのだろうか?争ったり、追い回したりした分だけオレ達がヒキまくっている事に…オレ達うちは一族の好みは彼女達の性格と真逆だった。男性はおしとやかで凛とした心の強さを持った女性に引かれる傾向が強く、女性は、強く優しく誰よりも自分と家族を愛してくれる様な…そんな男性に引かれる傾向に在るようだった。だから、この世界の彼女達の価値観や好みはうちは一族には合わないのだ。この世界では1、に家柄や名家で在る事。2、に能力や強さを持ち合わせている事。3、誰よりも美しい女性で在る事がより優位に立つと去れているのだ。だから、オレ達の目の前で彼女達は争い強さをアピールして来るのだ。私が強ければ、その子供も強くなるわよ!と言う男性へのアピールだった。この世界の女は男に媚びを売ったりは一切しない。そんな事をしなくても男はヤって来るし、必要が無いからだ。どちらかと言うと強さと美しさを全面に出してアピールして来るのだ。この世界は強さと美しさが求められる。性格は二の次だった。なぜならこの世界では、子供にそれらを引き継がせなければ成らないからだ。女性には強さと美しさが在ればそれで良い!性格は後からでも変えられるし、子供は育て方次第で、性格はいくらでも変化すると言う考えだった。第一に生き残る子孫、遺せる子孫と言う考え方だ。オレは女の根元が腐っていたら終わりだと思うんだけど……だからオレには彼女達の事は得体の知れない未知の新種の生物にしか見えないのだ。あれはオレが知る女じゃない!あれは別の何かだった!

 

 

 

◆ ◆

 

 

 

お婆さんの話を聞いて、オレは桜の事が気になった。久しぶりに神社の裏手の桜の様子を看てみる事にした。桜も兄さんと同じ様に、病気だから尚更気になったのだ。桜も元気に治れば兄さんも治る様なそんな気にオレはなって居たのかも知れない。神社の裏手に桜は今も立派に佇んで居た。だが、もう春なのに葉は枯れて木もいつ逝ってもおかしくないくらいに木の幹は傷んでいた。オレは悲しくなり、踵を返して帰ろうとしたその時……少女の声が聞こえた……

 

「大丈夫よ。貴女はまだ生きられるわ!花を咲かせられるわ。私達が貴女に力を貸してあげる。皆、貴女の事を心配しているわ。木々や花達だけでなく、人々もね。だから、消して諦めてはダメよ」

オレは初めて桜の木の裏側に少女がいる事に気が付いた。オレはとっさに隠れて、ひっそりと気配と息を殺して少女を見守る事にした。そうしたのは少女の気配が人間離れしていたセイだろうか?それとも淡い桜の髪のセイだろうか?良くは分からなかったけど、何かが起こる予感を直感でオレは感じ取っていたのかも知れない。

「さぁ~皆ちょっとだけ、この桜に力を分けて頂戴。私達でこの子を救うのよ」

 

そう言って少女が片手を桜の幹に触れ、もう片方の少女の手は大地に触れ何事か唱え初めたその直後、大地の木々や花が淡く光り輝きだした。まるで木々や花が桜の事を助け様と少女を通してチャクラを桜に分け与えている様だった。少女もチャクラを注いで居るのだろう。淡く翡翠色に輝いて居る。桜はゆっくりと傷んだ幹を治し、折れた枝葉を伸ばし、新たな葉を作り実を付けた。そして暫くするとその実から満開の美しい花が咲いたのだ。気が付いたら、家族と見た桜よりも一回りも大きく立派な桜となって満開の花びらを散らして居た。

 

とても幻想的て美しい光景だった。オレはこの時、生まれて初めて奇跡を目撃したんだ。

 

「ふー、この桜が[染井吉野/ソメイヨシノ]で良かったわ。病気には成りやすいのだけれど……その分、健康な[染井吉野/ソメイヨシノ]達から力を別けて貰えるもの…同じ姉妹だから、皆惜しげも無く別けてくれたわ……他の木々や花達では貰えるのは少しだから、私の能力を持ってしても貴女を復活するまでには至らなかったでしょうね。ゴメンね。私はまだ未熟なの」

 

その時、風も無いのに彼女達にお礼を言うようにザザァ、と桜の花葉達が揺れ動いた。

 

「どういたしまして、良いのよ。皆貴女に元気になって欲しかったのだもの。だから、貴女も皆が助けを必要とする時は貴女も協力してね」

 

ザザァ―ザザァ――

 

「にしてもどうして桜の代表的な病気はてんぐ巣病って言うのかしらね。天狗の巣よ。桜と天狗―偶然が重なると必然になるとは言うけど、逃れられない運命や宿命を感じるから…私…毎回この病気の桜を見ると、へこむのよねー、はー、あっと、行けない桜の花びらを追って人が来ちゃたら大変だわ。この薬草を持って直ぐに帰らなくちゃ」

 

そう言って少女は急いでその場を離れて帰ろうとした。オレは慌てて木陰から飛び出し、少女を引き止めた。

 

「あ、待って妖精さん!」

「?!」

「さっきの桜を治した時の様に、オレの兄さんの病気も治して!」

 

少女を妖精さんと言ったのは余りに人智を越えた力だったからだ。それに容姿の見た目も桜を型どった様な春の様な色だったから、髪は桜色で瞳は新葉の様な翡翠色何て人間、オレは今まで見たことが無かったんだ。しかも格好も淡い黄緑色の背景に桜があしらわれた柄の着物を来ていたんだ。だからオレは、春か桜の妖精何じゃないかと思ったんだ。だって、イズミ姉さんの絵本にも妖精は不思議な能力を持っていて、花を一瞬で成長させて花を咲かせたていたんだ。オレはそんなメルヘン童話の様な内容の絵本は、全く信じて無かったし、正直バカにしていた……だが、実際に眼にしたのだから、仕方がない。オレに疑う余地なんて無かったんだ。オレが急に木陰から飛び出し、妖精さんを引き止めると、少しの間妖精さんは考えてから答えてくれたんだ。

 

「・・・お兄さんって、もしかして…うちは一族かしら?病状は?歳は?」

「うん、うちは一族だよ。歳はオレの5歳上になって、今は9歳だよ。病状?兄さんの病気の状態って事?ならかなり悪いんだ。咳も一杯して血も一杯吐くんだ。最近は食事も余り取らなくなっちゃたんだ。皆、写輪眼の能力を使い過ぎたから、病が悪化しているって言って居るんだ。このままだとオレが[[rb:忍者学校>アカデミー]]に上がる頃が山かも知れないって言うんだ。皆、嘘付きだ。そんな直ぐに兄さんがオレを置いて逝くわけ無いんだから、皆オレが兄さんよりも出来損ないだから意地悪したいんだ」

「・・・私が知る病だとするのなら…貴方のお兄さんの病は進行が余りにも早すぎるわ!貴方のお兄さんは本当に写輪眼の能力だけなの?」

「?!」

 

万華鏡写輪眼の事はうちは一族意外の人には秘密だ。でも、妖精さんだし…オレが戸惑い言い淀んでいると……

 

「いいわ、隠す気持ちは私にも解るし、理解しているから言わなくて良いわ!でも、だとすると確かにもう危ないわね。既に死に片足処か胸辺りまで浸かって居ると見て良いもの」

「!助かるよね……助けてよ。オレ何でもするから妖精さんなら出来るよね!」

 

「・・・残念だけど…私は……今は無理なの。ごめんなさい。けど、お兄さんの病気を治す事は出来なくても病気の進行を今の状態のままで止めて凍結する事は出来るわ!」

「?!本当に…止まるの!兄さんは死なない?」

「ええ、余程…お兄さんが無茶な事をしない限りはね。だから、お兄さん次第だから完全に保証は出来ないけれど…それで良ければ、私の力を貸してあげるわ!」

「うん、それでも良い!兄さんが死なないかも知れないんでしょう?ならオレは何でも良い!」

「そう、解ったわ。けど…本当はお兄さんに注射を射ちたい処だけど…お兄さんは得体の知れない私では多分、無理よね」

「う、うん、無理だと思う。オレでも射てないと思う……薬も余程、信頼した人達からじゃないと警戒するから、まず無理だと思う」

「そうよねー、うちは一族だものねー騙すのも無理と考えると…薬では無理……あ、そうだわ!お兄さんは咳が酷いのだから、咳どめの…のど飴風の薬にすれば、何とか薬を口に入れてくれるかしら?」

「?!兄さんもそれなら、口に入れてくれるかも……兄さんは、甘い物が好きだし、飴なら抵抗無く食べてくれると思うから、上手く行くかも……」

「そう、なら決まりね。薬をのど飴風にするからその分、薬は効力を発揮するのに時間が掛かるけど、それでも確実にお兄さんの病の進行は止まって、体の中で菌は凍結するハズよ」

「3日後の夕方頃までには、薬は作って置くわ。私の使いの式神を出すから、この桜の木の下に居れば、やって来るから受け取ってね!それと、私の事は誰にも言ってはダメよ。薬の事も出来るだけ隠す事、良いわね!」

「うん、約束する。言ったら妖精さんが消えちゃうんでしょう。子供しか見えないっての聞いてるもん。絶対に言わない!兄さんにだってこれは秘密だ!」

「・・・う、うん、えっと、じゃあ…その設定でお願いね」

「?」

 

そう言って、今度こそ妖精さんはオレの前から急いで去って閉まった。うちは一族達が、桜の花びらをたどってやって来る気配がした。不味い、いくらオレが変化していても分かる人には分かるし、知り合いなら即アウトだ。オレも急いでその場を後にした。桜だけは兄さんが心配だと一緒に行くと言う様に、花は風に靡いて揺れ、いつまでも桜の花びらをオレに的割りつかせていた。

 

 

 

ザザァ――ザザァ――

 

 

オレはいつもの様にこっそりと帰宅した。けど、オレの全身は桜の花びらだらけになって居た。叩いて払っても直ぐにくっつくのだからどうしようもない。もう、オレは諦めるしか無かった。きっと兄さんに会えば離れるだろうし……ここまでくると、もう…あの桜には意志が在ると思う事にした。実際にそうなのだろう。木々や花に意志が無いなんて証明も出来ないのだし、意志が在ると思える実話や話も良く聞くのだから、多分在るのだろう。そう考えた方が楽しいし夢も在る。

 

「兄さん、入って良い?」

「ああ、大丈夫だ。丁度起きた処だ」

 

兄さんの部屋は病の発覚の後に皆が看れる様にと、一階の客間に移動していた。オレが襖を開けて部屋に入ると兄さんが驚いた後に、可笑しそうに笑いだした。

 

「兄さん、笑って無いで取ってよ!中々取れなくて困って居るんだ」

「ククク、くふ、ゴホ、ゴホ、すまん、サスケ!余りの姿だったからツイな…だが、凄い桜の花びらだなぁーここまで、くっ付く物なのか?」

「さぁ、知らないよ。桜も兄さんの事が心配何じゃない?だからきっとオレにくっ付いて来たんだよ」

「ふ、そうか?何処の桜だ。今度、動ける様になったら挨拶しないと行けないからな。教えてくれ、この辺には無かったと思ったが?」

「うん、南賀ノ神社の裏手の大桜だよ!兄さんあの桜が元気になったんだよ。今、南賀ノ神社の裏手で綺麗に咲いているんだ!だから兄さんも今度、見に行こうよ。一緒にまたお昼にお花見をしようよ!」

「そうか、咲いたのか……そうだな。なら少し無理をしてでも見ておかなくてはな。桜にも会いたいし、明日体調が良ければ、何とか外に俺も行ける様に母さん達に話して見よう」

「うん、絶対だよ。約束だからね!」

「ああ、約束だ。だが、サスケ余り無茶な外出は控えろよ。俺が動けないから仕方が無いと母さん達は目をつぶってくれては居るが、見付かると不味いのはお前も解るな!」

「うん、けど、オレはいつも南賀ノ神社に行って帰って来るだけだよ。兄さんの病気が治るようにお祈りをしているんだ。桜も咲いたし、きっと兄さんの病気も大丈夫だよ」

「・・・ああ、そうだな・・・」

 

そうさ、きっと大丈夫。妖精さんも力を貸してくれるって言ったんだ。兄さんは死なないよ。ずっとオレと一緒だ!

 

翌朝、何とか兄さんの外出の許可がリンさんから出た。リンさんは医療忍者で兄さんを看てくれて居た。うちはオビトの婚約者で幼なじみだから、うちは一族の人達とも面識が在るため、兄さんの病もリンさんは診れるのだ。オレ達は南賀ノ神社にお祈りをした後に桜の花を観賞した。お昼もそこで一緒に兄さんと食べたんだ。兄さんは相変わらず、食が細くて昼食は余り取れない様だったけど、花見団子はちゃんと食べて居た。桜はオレ達の事を待って居たの様に、嬉しそうに風に花びら揺らしていてとても綺麗だった。兄さんも久しぶりの穏やかな顔をしていた。けど、兄さんは……帰る時、これで桜は見納めだな、もう観れないと言って、写輪眼で瞳に映像を焼き付けていたんだ。まるで本当に最後みたいな言い方をするから、オレは怖くなって、兄さんからオレは家に帰っても、ずっと離れられなかったんだ。だから、オレは誓った。これから毎日、お祈りの後に桜の花びらを持ち帰って、兄さんに届けよう。そうすれば、最後じゃなくなる。桜が咲いている期間限定になるけど……妖精さんなら、時期を過ぎても桜の花を咲かせられるのかな?後2日かー、妖精さんは本当に薬をくれるのだろうか?全部、オレの幻で夢だった何てオチは、ないだろうか?兄さんと一緒に居ればいる程に不安が、オレを支配した。

 

 

 

◆ ◆

 

 

 

そして、約束の日が来た!夕方には作って届けるとは言って居たけど……大丈夫だろうか?本当にオレは薬を手に入れる事が出来るのだろうか?オレは今日はずっと此処に居ると決めている。何かの手違いで、すれ違ってしまうなんて事には成らないように……だから、長時間の変化は出来ないので今日は、オレだとは分からない様に変装をしてきたんだ。母さんとイズミさんにオレだと分からなくしたいと行ったら、女の子の変装なら絶対に分からないわよ。と飛んでもない事を提案して来て揉めたのは、今日の朝だった。当然、却下だ。それをするとオレは何か大切な物を失う気がする。しかも妖精さんが来るかも知れない。使いの式神って言ってたけど…妖精さんが遠くから、隠れて見ていても可笑しくは無いからオレの中ではそれは絶対に却下だった。なぜか妖精さんにだけは女装の変装なんて、絶対に見られたくは無かったんだ。

 

夕方になった。もうじき日も沈む……日がついに沈んで閉まった。辺りが暗くなる。使いの式神の気配もなかった。オレの体験した出来事は夢だったのかと思い始めたその時、桜の花びらが集まり、人形の女性の形となってオレの前に立った。そして花びらの体の中から宝石箱の様な薔薇柄の木箱を取り出して、オレに渡した後に花びらを散らして使いの式神は跡形も無く消えて閉まった。オレは呆然としながらも、木箱を空けてみた。そこには術式が刻まれた紙と手紙が入っていた。"家に帰って誰もいない場所で術式の紙にチャクラを注ぎなさい"と書かれていた。だから妖精さんの言うとおりにオレは急いで家に帰り、自分の部屋でチャクラを術式の紙に注いだんだ。そしたら、ボンと言う効果音の後に大量の黄金色の飴玉が袋に詰められた状態で表れたんだ。飴玉の袋と一緒に赤いの薔薇柄の手紙も添えて合った。手紙にはこう記されていた。

 

"貴方がお兄様とずっと一緒に居られる様に願っています。そしていつかお兄様が病を克服するその時まで……どうかこの薬を役立てて下さい。春の妖精より"

 

 

 

手紙は二枚入っていた。二枚目は薬の使用方法が書かれていた。薬は一回1粒(個)使用する事。食後に朝・夜に使用する事。夜は咳や吐血が酷い場合は2粒(個)使用しても良い。と言った内容だった。薬の作り方は手紙には記されては居なかった。なくなったらどうすれば良いのだろう?また春になったら、妖精さんがくれるのだろうか?きっと妖精さんには簡単には会えないだろう。残り少なくなったらリンさんに薬を渡して調べて貰おう。妖精さんも薬の事は出来るだけって言ってたし、きっと許してくれるハズだ。勿論、妖精さんの事は絶対にオレは言わない。約束は守る。妖精さんもちゃんとオレとの約束を守ってくれたのだから、今度はオレが守る番だった。

 

 

オレは早速、兄さんに薬(咳止めのど飴)を持って行った。旅の行商人から良く聞くのど飴を買ったから食べて欲しいと言って、兄さんに渡した。兄さんはのど飴と言う事もあり、余り深く考えずに夕飯の後に口にしてくれた。どうやら、味も普通ののど飴と変わらない様だった。味は蜂蜜の味がすると兄さんは話してくれた。蜂蜜のど飴か?と聞かれたが、オレにはその飴の成分が全く分からないので聞かれても答えようが無かった。甘い物が苦手な上に貴重な薬を減らす訳にも行かないので、オレには味見も出来なかったのだ。母さん達にもオレが兄さんの為に買って来たんだから、絶対に食べちゃダメと言って牽制して置いたから、食べる事は無いだろう。

 

効果は直ぐに現れた。夜、兄さんの咳の回数が格段に減ったのだ。兄さんは初めは不思議に思っていたようだが、だんだんとこののど飴の正体を気にし初めたようで、遂にオレにのど飴の事を聞いて来たんだ。

 

「サスケ、こののど飴は本当はどうしたんだ?」

「……言えないんだ……例え兄さんでも…ごめんなさい…約束…なんだ…だから……」

「サスケ、これは恐らく薬だ。しかも今まで効果が全く現れなかった病への有効な効果が確実に在る物と俺は推測している。この病に苦しんでいる者は、俺だけでは無い。死を待つだけだった病も止められるかも知れない物だ。実際に今…俺の病は停滞し、病は凍結しつつ在るとリンさんが調べてくれた。サスケ、無理にとは言わない。薬もリンさんが調べてくれている。だが、大まかな成分は解るが、処方が全く解らずに解明は出来ないそうだ。何でも良い何か在るなら話してくれ!」

「兄さん……その薬をくれた人の事は絶対に言えないけど……それ例外なら…話すよ」

 

そうして、オレは兄さんに木箱と術式の紙と指示の紙、処方箋の紙だけを兄さんに渡して買いつまんで話した。兄さんはオレの話を聞き終えると思案した後、長く木箱を見詰めたかと思うと、薔薇の模様を移動し初めた。?!どうやら、只の薔薇の模様の木箱では無かった様だ。

 

「兄さん!これ!」

「ああ、恐らく…この木箱はからくり箱になっている。中にまだ何か在りそうだ」

 

だが、中々兄さんでも思うようには行かなかった。兄さんが言うには何か順番や法則が在るのだろうと言っていた。

 

「チャクラを流して見たら弾かれた。無理に術で壊すのは、止めた方が良さそうだ。爆発して中の物も木箱も木っ端微塵にされかねない仕掛けが、施されている。これは、長期戦だな。良い暇潰しになりそうだ」

 

兄さんがそう言った2週間後、遂に木箱の底が空いた。兄さんが言うにはかなりのパズルになっていた…一度間違えるとやり直しではなく、新たにからくりが作り替えられる仕組みだったのだとオレに話して、説明してくれた。兄さんでも2週間かかったなんて、逆にこれを作った人?妖精さんは天才何じゃないだろうか?だって、機密事項をこの中に入れたら絶対に空けられないのだから……だが、木箱は役目を終えたとばかりにバラバラになって閉まっていた。もはや、からくり箱の再現は不可能だった。

 

木箱の中には何も無く、木箱の底の木の板に薬の製造方法と調合の仕方が彫られていた。

 

「兄さん!」

「ああ、随分手の込んだ仕掛けだったが、それだけ扱いには注意するようにと言う俺達への警告だろう。木箱を敢えてバラバラにしたのも、扱いを誤ればこうなると言う警告だろう。薔薇柄なのも薔薇にはトゲが在る事へのサインだ。かなりの切れ者の様だな。お前にこの箱を渡した人物は……繊細で緻密な計算が出来る女性かな?いや、何となくだが…薔薇柄の木箱に手紙や文字を見ると、そんな人物像にたどり着くんだ」

「?!絶対に言わない!」

「ふ、解っている。お前が頑なに約束を守り、彼女に信頼を寄せて居るのならきっと良い人物なのだろう。薬の製造方法も処方の渡し方もちゃんと考え、扱える人物に渡るようにしてあったしな。サスケ、お前が信じるのなら俺も信じる。だから心配するな。サスケ……リンさんなら、上手く四代目に伝えてくれる。四代目とリンさんがきっと、俺と同じ病で苦しんでいる者達にもこの薬を施して何とかしてくれるハズだ」

「うん、きっと大丈夫だよね…兄さん…」

 

 

その後、四代目に薬の事が伝わるとオレは四代目の鋭い質問をいくつもされ、尋問に合った。……兄さんの嘘つきー全然大丈夫じゃないじゃないか!四代目、綱手様はオレを尋問した後、綱手様は何故か彼女を見ても居ないのにそれは、お前と同じ年位の桜色の髪をした少女では無かったかと聞いて来たんだ。心臓が止まるかと思った。オレは視力も堕ちているから…分からなかったと言ったら、そうだな桜の花が邪魔をしない限り、顔も髪も良くは分からなかったかも知れんな。と綱手様に言われた後に…オレはうん、桜に邪魔されたんたと答えて閉まったんだ……後からオレは気が付いた。髪が桜色で無い限り、花が邪魔をしていても髪色は分かるハズだ。完全に四代目に引っ掛けられた!だから、オレはニヤ付いた四代目の顔を思い出すと腹が立った。完全にしてヤられたからだ。オレは妖精さんが心配になった。オレが口を滑らせたセイで妖精さんは消えて仕舞わないだろうか?オレはそんな心配をしていたんだ。

 

 

その後―暫くして、四代目―綱手様からうちは一族の頭領の息子で在るオレ達兄弟と四代目火影―綱手様の娘"千手サクラ"との婚約話が持ち上がった。母さんとクシナ様がこれまで何度も綱手様にお願いをして話しても色好い返事は貰えなかったのにだ。急に手の平を返して了承したと言うのだから驚きだった。兄さんは恐らく、綱手様の考えを変える出来事が合ったのだろうとオレに教えてくれた。……兄さんの病が薬で停滞し、凍結したからだろうか?理由は良く分からないが、話が纏まり綱手様の気が変わらない内にと言う事で、母さん達が物凄い速さと勢いで婚約の書類や巻物、術式への式典の準備にと追われていた。四代目火影である綱手様は忙しく、うちはの南賀ノ神社で式典が行われる事も合って、母さんに全て任せると言ったっきり、最後に確認とチェックだけして、終わりなんだそうだ。・・・あの火影、オレが思うに絶対に面倒くさいだけなんじゃないか?だが、母さんは綱手様は妊娠中で身重の体なのだから、良いのよ。綱手様に何か合っては本当に大変な事になってしまうわ!っと言って、うちは一族の人達と日々準備に追われていた。当事者で在るオレと兄さんは完全に蚊帳の外に放置された状態だった。そんな中、シスイさんはオレを気遣って、婚約をしても本当に大丈夫かと聞いて来た。

 

「は?大丈夫も何も無いじゃないか、オレ達には選択権は無いんだ。兄さんの病を治すには最先端の治療が必要だし、うちは一族の事だって在るんだから、仕方無いじゃないか!シスイさんだって解って居るだろ!相手がうざい女で嫌な女じゃなければ、オレはもう何でも良いや」

「サスケ、確かにうちは一族は今は特に微妙な立場で追い込まれて居るが、お前に無理強いするつもりで、俺達はお前にうちは一族の現状を語った訳では無いぞ。能力を自分の力でより良い使い方をして欲しいからだ。お前に一つの考えだけではない。うちは一族側の見方だけではなく、木の葉の考えや立場もちゃんと知って貰う為だ。その上で理解し、大き過ぎる能力を暴走させない精神力と心を育てる為に俺達は、敢えて全てをお前に伝えている。本当はお前は幼いから俺達は伝えずに居たかったんだぞ。だが、イタチの不死の病の発覚で事態は急を要した。今回の婚約もそうだ。本当はどちらもお前達が[[rb:忍者学校>アカデミー]]を卒業した時まで、延ばしたかったハズだ。だから、本当にお前が嫌なら婚約は延ばせるし、イタチの病も停滞し凍結している。無茶な能力の使い方をしなければ、問題は無いとリンさんからちゃんと説明されている。だから、投げ槍にならずにちゃんと考えろサスケ、全てお前しだいだぞ。選ぶのはな……」

「……オレは兄さんと一緒に入れたらそれで良い。それにオレは母さん達を助けたいんだ!何でもする。それがどんな事でもそれでオレの家族とうちは一族が救われるなら、オレにはそれが一番幸せ何だよ。皆が笑って生きて入られるならオレはそれだけで良いんだ……」

「……そうか―サスケ、お前の気持ちは解った。お前はもう居間に行っていろ!俺はちょっとイタチと話が在る」

「う、うん、解った」

 

バタン、パタパタ

 

「で、イタチお前は実際の処、どうなんだ?」

「シスイ、俺はうちは一族から離れた方が良い。お前も気が付いていたハズだ。俺の感情の変化に……今のまま此処にいたら俺はいずれうちは一族に絶望し、何をするか分からない。俺は今、心がそれだけ不安定な状態何んだ。うちは一族は己の力を過信し、プライドばかりが高く、一族だけしか見ようともせずに周りを省みない。そんな連中と閉鎖された場所から俺は出たい!出なくては行けないんだ」

「そうか、解った……それでイタチ、お前は本当に良いんだな…その…イズミの事も……」

「ああ、構わない。母さんと父さん、イズミをうちは一族を頼む……シスイ、お前が居てくれて本当に良かったよ。お前にしか頼めない。すまない……それとシスイ何を勘違いしたかは知らないが俺とイズミは何でも無いし、成る積もりも全く無い。それにもう義理の兄妹だ。シスイ、義妹を頼む」

「ああ、解った」

 

オレは居間に行くフリをして、こっそり隣の部屋に移動して二人の話を聞いていた。オレも兄さんの気持ちを知りたかったからだ。やっぱり兄さんはイズミ姉さんを……

 

「けど、千手サクラってあの凄い娘だよな。俺はかなり心配何だが…」

「ああ、あの娘は本当に凄かったからな。サスケはどうでるのか、俺にも予想が付かない……」

「いや、そっちの心配じゃなくて、俺は物理的な心配をしているんだが……だってボコボコに去れていたんだぞ。あのナルトって子、クシナさんの息子さんだろあの子?」

「彼女が、あの場で容赦なく彼を殴らなければ、あの場は修まらなかっただろう。ナルトくんのイタズラが原因であの子供は死ぬ処だったんだからな。直接的では無くても間接的に原因を作ったのは事実だ。クシナさんもきっとそうしたし、実際にあの事件の事を知ると激昂し、怒って殴り倒したそうだからな」

「……うっわー、ナルトくんは本当に災難だな。だが、珍しく随分冷たいなーお前、やっぱりあの死にかけた子供が弟だったからだろ!自分と重ねちゃたか?」

「まぁな、あの光景は少し俺も堪えた……無意識に感情移入してしまった様だ」

「今度、サスケに話して聞かせてヤれよ。サスケも少しは彼女に興味を持つ内容だと思うぜ」

「……そうだな、考えて置く」

 

・・・・?どうやら兄さん達は婚約者の千手サクラと言う娘の事はどうも既に知って居るようだった。何だよ。オレだけ仲間外れか……どんな娘何だろ?兄さんが興味を持っている感じだったけど……話から聞くとかなり、危ない娘なんじゃー、クシナさんの息子をボコボコってよっぽどだよなー…物凄く、不安だ……

 

そんな話をオレ達は数ヶ月前にしたのだが、婚約儀式の前日に綱手様が式典の確認をし、兄さんの病状をチェックして問題は無いと綱手様の許可も得て、本日を持って婚約は一族同士の間で確実に決定・確定したと言って、綱手様が今日の夜に婚約が決まったとサクラに伝えると言ったのだからオレ達、家族は当然固まった。は?今何て言ったんだこの女!気は確かなのか?娘だぞ!ぶっつけ本番も良いところだろ!本当に大丈夫なのか?

 

「あの、火影様もしかして…全く伝えていらっしゃらないのですか?その…サクラ様に……」

「ああ、全くな、この事はある意味極秘だからな。他の一族の者も頭領しか話して居ないし、式典が終わるまでは黙秘するように伝えて在るからな。流石にサクラでも知るすべは無いだろう。つまり、いくらサクラでも時間が無い!裏でコソコソ動いて婚約を破棄をしようとしてももう遅く、不可能と言う訳だ」

 

火影である綱手はしてやったりと、嬉しそうにニヤツいていた。

 

「そんな、5歳児の子供に何て何も出来き無いでしょう」

「甘いぞ!フガク!だからお前はダメ何だ!子供が何も知らない!出来ないと考えるなど、危険な考えだぞ。そこのサスケも私の娘のサクラも大人以上にちゃんと考えているし、理解しているんだ。サクラならうちは一族とダンゾウの弱味を握ってでも、婚約破棄をヤって除けるだけの頭脳と腹黒さをちゃんと持ち合わせている。見た目と固定観念を捨てなければ、お前はすぐに子供に騙されて足を救われるぞ!」

 

・・・・どうやら、本当にトンでもない娘の様だった。兄さんは特に話も割らずに否定もしなかったって事は本当にそれが可能な娘って事なの?この親も親だが……子も子って事なのだろうか?

 

その夜に母さんから許嫁~婚約の事を改めて聞かされた。本日、オレ達三人の間で正式に決まったと、うちは一族の事と兄さんの病の事、母さんは兄さんに全てを任せて閉まった様だ。

 

オレはずっと不安だった。このうちは屋敷を離れてしまえば、もう母さん達に会えなく成りそうだったからだ。

 

兄さんの病気も治る見込みは無い。正に不死の病だったのだ。結局の処、春の妖精によってもたらされた薬は病の停滞と凍結法でしか無いからだ。いずれ、万華鏡と輪廻眼のコントロールに体が限界を越えれば、眠っていた菌も動きだし増殖し、兄さんの命は無いと宣告されたのだ。そう、彼女が言った様に、時間稼ぎでしか無かったのだ。だが、兄さんはそれでも万華鏡の能力を使い続けたんだ。オレの体の成長と共に徐々に輪廻眼も強力になっている様で、兄さんは万華鏡を使わなければオレの体が持たないと判断したからだ。オレは当然止めたが、兄さんは聞き入れなかった。もう、時間稼ぎの薬は役には絶たない位に兄さんの体は確実に死へと近づいていたんだ。速く春になって欲しい。春になれば、また妖精さんに合えれば、別の薬を貰えるかも知れないのだから……そうすれば兄さんは助かるかも知れないんだ。

 

 

◆ ◆

 

 

 

だが、その翌日、オレは思わぬ所でまた春の妖精さんに会うことに成った。最初は本物かどうか解らずに、視力の低下もあり眉間にシワを寄せて、睨む様な態度を取って閉まった為に、かなり彼女を怯えさせた様だった。兄さんに指摘去れて気が付いて反省した。彼女は全くオレの事は知らない様だった。最初は当然、腹が立ったのだが…オレが変化していた事を思い出し、オレを知らない彼女に腹が立ち、怒るのは筋違いだと気が付き反省した。そのセイで彼女はオレが怖いのか…兄さんを必ずオレの間に入れて行動するようになって閉まった。オレの自業自得だけど……悲しい。何とか出来ないだろうか?余りに人間離れしていたから、オレは妖精さんだと完全に思って居たけど―オレの勘違いで人間だった様だ……彼女の名前は"千手サクラ"と言うらしい。婚約話の時に聞いては居たけど、興味が無かったからオレは聞き流していたんだ。だからオレは彼女の名前を完全に忘れていた。そして彼女の木遁を見てオレは確信したんだ。妖精さんはこの娘だ!サクラで間違いないと……式典の南賀ノ神社に付いてからが本当に大変だったんだ。術式儀式は一時中断になるし、オレは驚きの内容を聞かされて終始チャクラと心が不安定だったし、シスイさんはサクラのデコピンでぶっ飛ば去れるわ。一族皆の前でオレは羞恥に絶えられずに無意識に輪廻眼を発動仕掛けるわ。サクラが絶対零度でぶちギレるし、無駄にオレ達は怒られ、儀式をしたらオレは良く分からないが…止まらなくなってしまい、兄さんの時は術印にチャクラが上手く収まらずに苦戦を強いられた様だった。

 

正直、かなりムカムカしイラついたけど、これは仕方無い!トラブルだったのだから兄さんとサクラが悪い訳では無いし、オレもかなり長い時間サクラとしていたのだから我慢しなくては、大人げ無いとまだまだ子供だと言われて、またシスイさん達に子供扱い去れてしまう。はっきり言って術式儀式の時の記憶は怒涛の1日だった為に何だがとても曖昧だった。

 

解っている事は、妖精さんがサクラだった事とサクラを絶対に怒らせてはならないって事。確実にサクラが兄さんの病を治せるし、治してくれるらしいとの事で、千手のトマトが物凄く旨いって事。

 

兄さんとサクラが二人でいると何だか無性にイライラして嫌だと言う事。

 

サクラに何かするとオレの理性が飛んでヤバいって事だ。

 

そして、サクラは妖精何か目じゃない位に人間場なられした、知識と精神力を持ち合わせていたんだ。

 

 

 

 

※※※※そう、オレ達の歪で息苦しいこの世界を180度変えてしまう程に※※※※

 

 

 

 

 

 




少しずつ誤字・脱字を修正しています。皆様にはご迷惑をお掛けしております。スマホで執筆して居るので、どうしても誤字・脱字が出てしまいます。そして、ハーメルンのシステムに未だに慣れず、上手く機能を生かせませんでした。pixivにて連載していた物を載せています。

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  • 登場人物
  • 発想
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