陽だまりの双子と恋のロードナイト   作:ネム狼

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今回はリサ看病回です
前半は少し控えめ、後半は刺激的?な感じに仕上げました
では本編です



付き合ってからの看病、妹よキスは我慢しなさい

 アタシってついてないなあ。まさか風邪で休むことになるなんて思わなかった。

 

「38.6℃か。今日は休みだな」

「マジかあ。ねえハル」

「どうした?」

「今日は一日中看病してくれる?」

 

 アタシはハルに甘えるように言った。こうすればやってくれるかな?アタシは期待しながらハルの発言を待った。

 

「いや、駄目だ」

「なんで!?」

「いくら付き合ってるとはいえ、一緒に休んだら余計怪しまれるだろ?」

 

 アタシはハルに正論を言われて何も言い返せなかった。そりゃそうだ。一緒に休めば友希那達に余計な心配をかけてしまう。そうなってくるとアタシとハルが付き合っているのがバレてしまう。

 

「わかったよ」

「ごめんなリサ、一緒にいてやれなくて」

 

 ハルは謝りながら言い、アタシの頭を撫でた。寂しいけれど仕方ない。ハルのために我慢しよう。

 

「いいよ。ハルと一緒にいられないのは残念だけど、我慢するよ」

「ありがとリサ。風邪治ったら今度デートに行こうな」

「わかった。約束だよ?」

「ああ。楽しみにしててな」

 

 私はハルが出掛けようとしたので、キスをしようとした。しかし、キスは手で防がれてしまった。え、なんで!?

 

「リサ、何しようとした?」

「え、そりゃあ......ね?」

「風邪引いてるのにキスは駄目だぞ」

「そんな~」

 

 なんでキスは駄目なの、とハルに聞いた。唇にされたら風邪が移ってデートに行けなくなるだろとハルは言った。そんなこと言われたらできないじゃん!

 

「まあ、待て。リサ、じっとしてて」

「なんで?」

「いいから」

 

 ハルはそう言ってアタシに近づいた。その瞬間、額に感触がした。なんだろう?アタシは気になってハルに聞いた。

 

「ハル何したの?」

「何って、そりゃキスだよ」

「キ、キス!?」

「言っておくが、唇じゃないぞ。えっと......。ひ、額にやったからな」

「なにを?」

「だからキスだよ!恥ずかしいから言わせんな!」

 

 ハルは顔を真っ赤にして言った。ていうかアタシも顔赤くなってるような気がする。アタシ達何回キスって言ってるんだろ?

 

「とりあえず行ってくる。帰ったら看病するから!」

「わ、わかった!いってらっしゃい!」

 

 ハルはそう言って部屋を出た。アタシは窓からハルが出るところを覗いた。友希那と登校するみたいだ。

 

 アタシはハルにキスされた額を触り、指を唇に当てた。

 

「......ズルいよハル。あんなことされたら余計キスしたくなるじゃん」

 

 これじゃあ熱が上がりそうだ。あんなことを思い出したら頭から煙が出そうだ。それに、心臓も凄くドキドキする。ハルにキスされた感触は林檎を齧った時のように甘かった。いや、甘酸っぱいが正しいかな?

 

 

▼▼▼▼

 

 練習はリサ無しでやることになった。ベースは俺が代理で弾くことにしているので、ベースの穴はなんとか埋めることはできた。

 

「珍しいですね。今井さんが体調を崩すなんて」

「言われてみれば......そうですね」

 

 紗夜と燐子はそう思ってたのか。まあ、そうだよな。リサが風邪を引くなんて滅多にないからな。確かに珍しいと言われてもおかしくはない。

 

「ハル、リサは大丈夫なの?」

「さっき連絡来て今のところは大丈夫って聞いたから、問題はないかな」

「そう......。けれど心配ね」

 

 さすがの友希那でも心配するよな。リサがいないRoseliaか。俺もリサがいないとこんなに寂しく感じるなんて思わなかった。それに、心が痛む。

 

「ハル兄、リサ姉の看病行ってあげた方がいいよ!」

「宇田川さんの言う通りです。看てあげるべきです」

「私も......同じです。陽希さん、行ってあげて......下さい」

 

 あこが行ってあげた方がいいと言った瞬間、紗夜と燐子も同調した。やっぱり行くべきなのか?友希那に聞いてみるか。

 

「なあ、友希那」

「ハル、行ってあげて」

 

 友希那は聞かれることを予想したのか、即座に言った。

 

「しかし、ベースが抜けるんだぞ。いいのか?」

「ベースがいなくても私達は平気よ。それよりも、ハル。練習も大事だけど、私はリサが一番心配なの」

「そうか......」

「だから、ハル行ってあげて。今日は早めに抜けてもらうけど、次は倍以上に頑張ってもらうから」

 

 友希那はリサが心配だった。幼馴染みとして、そしてRoseliaのメンバーとしてリサが心配なんだ。これは行くしかないな。友希那、紗夜、燐子、あこ。すまない!

 

「わかった。みんなごめん!先に抜ける」

 

 俺はそう言って練習を早めに抜けてライブハウスを出た。そして家まで全力で走った。急ごう、リサが心配だ。

 

 

▼▼▼▼

 

 ハル、まだかな?アタシは平気だって言ったけど、正直言うと身体が重い。この前のライブで無理をしすぎたのかもしれない。

 

 時計を見たとき、時間は5時だった。もう夕方だ。アタシはどのくらい寝てたんだろう。精々3時間くらい寝てたのかもしれない。

 

「ハル......寂しいよ」

 

 アタシの目から一滴の涙が流れた。駄目だなアタシ。ハルがいないとこんなに弱くなるなんて......。ハルにはアタシをここまで寂しくさせたんだから、責任を取ってもらわないと!

 

 その時、ドアが開いて誰かが入って来た。アタシは開いたドアを振り返ると、そこにはハルの姿があった。

 

「リサ、待たせてごめんな」

「ハル......ハルッ!」

「わっ!どうしたんだリサ!?」

 

 アタシは耐えられなくなり、布団から出てハルに抱き着いた。風邪が移るかもだけど、今のアタシにはそんなことは関係なかった。

 

「寂しかったよ、ハル!」

「ごめん、リサ。一人にさせてごめんな」

「ホントだよ!アタシがどれだけ辛かったと思ってんの!」

 

 一人にさせてごめん、ハルは必死に謝った。それも泣きそうになるくらいにだ。確かに辛かったけれど、今はハルが側にいるから辛くない。

 

 アタシは耐えられなくなり、ハルの唇を塞いだ。駄目だ、やっぱり我慢できないや。ごめんねハル。

 

「......ぷはぁ!リサ、いきなりなにするんだよ!?それにキスは駄目って言っただろ!」

「だって、寂しかったから」

「寂しかったからって......。全くこのキス魔は」

「キ、キス魔!?」

 

 キス魔だなんて、酷い言い方するなあ。事実だから何も言えないけど、もう少し違う言い方あるんじゃないかなあ。アタシはキス魔と言われて肩を竦めた。

 

「そうだよ!リサは最近キスしすぎだ!」

「アタシってそんなにキスしてたっけ?」

「してたよ、今週でも20回以上しただろ!」

「そんなに!?ていうかなんで数えてんの?」

「自然と数えちまうからしょうがないだろ。とにかく、リサは一週間キス禁止な」

 

 そんなあ、アタシはハルにキス禁止宣言を言われた。しょうがないじゃん!アタシをキスがしたくなる身体にしたのはハルじゃん!アタシは心の中でキスを禁止にされて残念だと感じた。

 

▼▼▼▼

 

 

 どれくらい経ったか。リサにキス禁止宣言をしてしばらく経つ。

 

「リサ、背中はどんな感じだ?」

「うう、気持ち悪い。ベトベトするよぉ」

「拭いてやるから待ってな」

 

 俺は目を瞑った。リサは背中を拭くため、ブラジャーを外し、前は布団で隠した。さすがに前は自分でやってもらおう。

 

「ハル、前と下も拭いてもらっていい?」

「駄目だ。何を言ってるんだお前は。頭をぶつけておかしくなったのか?」

「違うよ!言ってみたかっただけだよ!」

「やめろ!気まずくなるからマジでやめてくれ!」

 

 ホントにリサはとんでもないこと言うなあ。やっぱりキス禁止はやりすぎたか?いや、これはリサのためだ。リサにはキスを少し控えてもらわないといけない。学校でキスしすぎたらマジでバレるかもしれないからホントに控えてもらわないと困る。

 

 しかし、前を隠して背中を晒してるリサはエロかった。いや、ホントリサが妹でいいのかなって疑問を感じるくらいだ。こんなの男子にバレてみろ。ドラム缶に入れられてコンクリで詰められて海に沈められてるぞ。

 

「じゃあ、拭くぞ」

「うん、お願い......」

 

 俺はリサの背中を優しく拭くことにした。よく見ると汗だくだ。ホントリサには辛い想いをさせたな。

 

「ん、んぅ」

「......」

「はぁん!」

「リサわざとやってるの?誘ってんの?」

「気持ちいいからつい出ちゃうんだよ!あと、誘ってないからね!」

 

 嘘つけ、俺は心の中で呟いた。指のケアは慣れてるけど、どうにもこれは慣れない。リサのベッドにはピンクのブラジャーが投げ捨てられていた。隠せよ、このキス魔!

 

 なんでリサこんなになったんだろう。あれ、俺のせいか?

 

「ねえハル」

「なに?」

「さっきからうなじ見てるけど、どうしたの?」

「......なんでもない」

 

 そう、俺はリサのうなじを見ながら背中を拭いていたんだ。色っぽいのがいけない。これはリサが悪い。俺は悪くない。

 

「ホントに?」

「ホントだよ」

「ふーん」

 

 俺は背中を拭き終わり、リサを後ろから抱き締めた。寒そうにしてたから暖めてあげようと思ったから抱き締めたんだ。

 

「ハル!?」

「ごめんリサ。ちょっと抱き締めさせて」

「いいけどさぁ、なんかやるんでしょ?」

「よくわかったな」

 

 俺はリサに何をするかがバレてしまい、咄嗟に俺はうなじを甘噛みした。

 

「ちょ、ちょっとハル!」

「大丈夫、歯形はつけないから」

「そういう問題じゃなくて!い、いやぁ!」 

「ふっ、可愛い声出しやがって」

「か、可愛いとか言うな!」

 

 リサは抵抗するが、俺は逃がさないために強く抱き締めた。端から見たら犯罪みたいだが、付き合ってるのでセーフだ。

 

「リサに辛い想いをさせたから優しくしてやろうと思ってな」

「それがこれって、おかしいって!」

「ごめんごめん。それとリサ。風邪のところ悪いが......」

 

 

――今夜は寝かせないからな。

 

 

 その後、俺とリサは快楽に堕ちた。あくまで堕ちただけであって、一線は越えていない。だから全くもって問題はない。

 

 




ラスト辺り無心になって書きました
刺激的な看病になったことは許してください
リサはキス禁止にされても絶対に途中でやりそうかも
感想と評価お待ちしてます
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