陽だまりの双子と恋のロードナイト   作:ネム狼

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久々の更新
今回は初のキャラ崩しです
期待通りになるかは作者もわかりません
コレジャナイ感出てるかもですが、楽しんで頂けたら幸いです
最後に、深夜テンションで書きました



青薔薇の酒飲み、困惑するオッドアイ

 俺達は成人を迎えた。成人を迎えると酒が飲めたり、一人暮らしをするようになる。人によって異なるが、成人したらしたで大変であることに変わりはないが……。

 

 そんな俺ももう20歳になった。妹のリサも20歳だ。大学に通い、更にRoseliaの活動もある。卒業してからは活動は続け、今はアーティストとして活躍している。あと、俺とリサは家から離れ、二人で暮らしている。

 

 そして今俺はRoseliaメンバーと共に飲み会をやっている。しかも俺とリサの家でだ。ここまではまだいい、問題はこれからだ。俺が見ている光景は天国なのか、それとも地獄なのか……。

 

「ハル、お酒が止まってるわよ!私の……お酒が……飲めないのかしら!?」

「友希那近い!俺あんまり酒飲めないから!飲ませようとするな!あこ、止めてくれ!」

「なぁーにーハル兄?あこはー宇田川じゃなくて、櫻川あこだよー!間違えないでよー!」

 

 誰だよ櫻川あこって!?お前宇田川じゃなかったのかよ!?てかいつから名字変わったんだよ!?因みに、あこも酒は飲める。飲めるが、一気にキャラが変わってしまう。ホント誰だよお前!?

 

 あこは駄目だ。ならば燐子はどうだ、燐子なら止めてくれる筈だ!俺は酔ってない?燐子に声を掛けることにした。なお、燐子はこの時点でウィスキーを飲んでいる。酒には強いと言っているが、果たしてどうか……。

 

「なーんですかーハルさーん!私はですねぇ、まだまだ飲めるんですよぉ?ホラホラ、もっと酒持ってきて下さいよー!」

「燐子!お前は飲み過ぎ!あと、服!気まずいから整えてくれ!目のやり場に困るから!」

「えー!?ダールいからいやですー。これでも誘ってるんですよー?」

 

 うっざ!?燐子って絡み酒激しかったっけ!?こんなに激しくない筈なのに、何があったんだよ!?

 

 これは紗夜に直してもらおう。紗夜は"あれでも"風紀には厳しい。前はシベリアンだったが、今ではRoseliaのポメラニアンだ。大丈夫、紗夜なら何とかしてくれる筈だ!

 

 

――多分……。

 

 

「紗夜、燐子の服直してやってくれないか?凄いヤバいんだ。頼む!助けてくれ!」

「はーいー?何を言っているんですか陽希さーん?風紀はですねぇ、乱すものですよー?何なら、このまま白金さんを乱しますよぉ?」

 

 乱さなくていいから!俺にはリサがいるし、こんなこと見られたら殺されるから!はぁ、紗夜も駄目、と。俺は諦めていた。友希那の絡み酒を止めてもらおうとあこや燐子、紗夜に声を掛けて止めてもらおうとしたが、駄目だった。

 

 キャラ変わりすぎだろ。明らかに二重人格疑惑出てないか?そして紗夜は何故風紀は乱すものって言うんだ。風紀委員とは思えないし、酒控えた方がいいんじゃないのかと思う。こうなったら、最後の希望はリサだ。

 

「リサー助けてくれー」

「スヤァ、もう飲めないよハルー」

「リサー!?」

 

 シスター!?起きてマイシスター!何で寝てるの!?何でこんな所で寝れるのお前!?酒弱かったっけ!?強かったよね!?

 

 何故こんなことになったのかは俺にもよくわからない。リサが皆を誘って飲み会をやろうから始まり、冷蔵庫に酒あるから乾杯、途中で友希那が酔って歌い始める。そっからは混沌とした風景だ。俺には止めようがない物だ。

 

 

▼▼▼▼

 

 

 時は2時間くらい前に遡る。最初に出した酒は缶ビールだ。ここまではまだいい。そう、まだいいんだ……。

 

「それじゃあ皆乾杯!アーンド」

 

 がんばRoselia!とリサの乾杯と共に始まった。俺以外は皆酒は強い。俺は少ししか飲めない。たまにリサと飲むことはあるが、未だに酒には慣れない。

 

「ハル、歌っていいかしら?」

「何を歌うんだ?」

「ハルとリサが付き合った時の記念のラブソング」

 

 やめーや!それ恥ずかしいからやめろー!俺とリサは全力で友希那を止めようと動いた。止めようとした瞬間、友希那は俺に十字固めを極めようとした。え!?いつからそんなこと出来んの!?お前プロレスラーだったっけ!?

 

「ちょ友希那!?ハルが死んじゃうから今すぐ止めて!」

「何ーリサァ?私は酔ってないわよぉ」

「酒臭っ!?友希那マジでやめろ!息止まるから、あと酒臭いから!」

 

 誰だよ、うちの歌姫をこんなにした奴は。酒か?酒が悪いんだな?飲んでも飲まれるなと言うが、この歌姫完全に飲まれてるからな?

 

「さぁ皆、羽ばたくわよ!頂点の夢へ狂い酒!」

「羽ばたかなくていいから!」

 

 リサは必死に羽交い締めで友希那を止めた。俺は何とか技から解放された。息を整える。はぁ、飲み会って怖いな。

 

「湊さん!あまり飲み過ぎないように!ですが……狂い酒にはまだ早いですよ?夜はこれから何ですから、飲みましょー!」

「紗夜、キャラ定まってない!お前こういう時は止める側だろ!?何で酔ってんだよ!はええよ!」

「あっれー陽希さん?もしかしてお酒飲めないんですかぁ?ふふっ、お子様ですねぇ」

 

 紗夜が煽ってきた。こいつ、俺の知ってる紗夜じゃねぇ。真面目過ぎた結果、ぶっ壊れたのかもしれない。そうだ、夢だ。これは夢なんだ。いや、夢であってくれ。

 

 紗夜は手遅れ、あこと燐子はどうだ?この二人なら大丈夫な筈だ。あこは心配だが、燐子は酒豪だ。あれで酒豪という辺りが意外だが、酔うとやばくなる。あこに至っては一気に絡みが激しくなる。

 

「ハル兄ーお酒持ってきてぇ。足りないよー!リ゛サ゛ね゛え゛ものもーよー!」

「あこぉ!?ハル、どうしようあこがー!?」

 

 ヤバい、リサまで巻き添え喰らった。あこはこうなると止まらない。止まるまで相当時間が掛かる。燐子も相当ヤバいが、彼女はこの場だとまともだ。酒豪なんだから強いに決まってる。

 

「陽希さん、聞いて下さいよぉ?私清楚で綺麗だねって言われたんですが、裏では部屋散らかってそうとか、巨乳はいいよねぇとか言われたんですよ?これ聞いて思ったんですよ?」

「何を言ってるんだ燐子?落ち着けよ……」

「落ち着けと言われて納得しますか!?巨乳はいいよねって言われたんですよ!?しかも男の人に!そうですよね!男の人は所詮胸に釣られるんですよね?そうなんですよね?あと、部屋散らかってるって、私の部屋は綺麗ですよ!この気持ちわかりますか今井さん?」

「アタシに振らないでよぉ!?」

 

 だーめだこりゃ。燐子は酒豪だけど、愚痴全開、更に饒舌になる。途中から何を言ってるのかわからなくなるくらいに饒舌になる。しかもリサに振ってもわかんねえだろ。

 

 そう、この中では俺とリサがまともなんだ。自分で言うのもなんだが、まともだと思うんだ。うん、もうどうにでもなれ。

 

 

▼▼▼▼

 

 

 ということが続いた。しかも2時間だ。そして今では友希那と紗夜が肩を組み合ってイチャついてるのかわからないが、歌い合っている。何だよ、"酒の祈りを酔いに乗せて"って……。名曲台無しだよ。

 

 一方のあこと燐子は"目覚めるような二日酔いの歌よ"とか"りんりんに満ちる愛しさと共に"とか"伝説は焼き鳥から生まれた"とか言いやがっている。お前ら、自分達の曲だろ!?

 

 そんなことを思っているとリサが起き上がり、俺に抱き着いてきた。は!?リサもか?リサもなのか!?勘弁してくれ、俺の胃が持たない!

 

「ねーえーハルー。あの時アタシ達さぁ、頬濡らした夜に乱れたよねぇ?アタシの全て受け止めてさぁ、アタシのことをハルの優しさで満たしてくれたよねぇ?」

「ごめんリサ、ちょっと何言ってるかわかんない」

 

 俺はリサの言うことをスルーした。言ってることが完全におかしいもん!自分のテーマ曲なのに何で下に使うわけ!?さすがに聞きたくないぞ俺は!

 

「ハル教えてくれたじゃん!アタシの胸にハルが音を刻んだでしょ!アタシはハルを信じれば必ず満たされるってね!ハルの心に身体預ければそのまま奇跡(事後)起こしてくれるって信じてたよ!」

「リサもう黙っててくれ!言ってること無茶苦茶だから!あと、すっごくアウトだから!」

 

 もう助けて、このポンコツ達俺には止められない。こんなのRoseliaじゃない、ただの酒飲みだよ。なんでこんなことになったんだよ、俺が何したってんだよ。

 

 そして深夜1時、頂点に狂い酒事件は幕を閉じた。俺もあのままリサに抱き着かれ、更に耳を舐められながら眠りに就いた。起きた時間は朝の6時。辺りは地獄絵図だった。

 

 俺とリサ以外は昨日のことは全く覚えておらず、何故ああなったのか、原因も覚えてない、とのことだった。俺とリサは固く誓った。飲み会はしばらくやらない方がいいと……。

 




書いてて思った、ただのキャラ崩壊じゃん!
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