前回同様またしてもデートですが、どうぞ
ん~こっちの本棚にないかなあ?この本棚になければ他をあたろうかな。それにしてもリサはなにを探しているんだ?
「リサなに買ったんだ?」
「アタシは漫画を買ったよ。ハルはなにを探してるの?」
「ミステリー系を探してる」
「ミステリーだなんて珍しいね」
「昨日恋愛小説読んで泣きすぎたから気分転換にな」
「そうなんだ......」
なんかリサが引いてるような気がする。そんな引かなくてもいいんだけどなあ......。あれ?なんか見覚えのある人がいるな。黒髪に紫の髪の少女がいるけどもしかして......。
「あこと燐子じゃん。どうしたの?こんなところで」
「こんにちは。今井さん、陽希さん」
「ハル兄、リサ姉おはよう」
あこは元気いっぱいで、燐子は落ち着いてる。二人共揃うと性格が違うってはっきりとわかるなあ。
燐子は人見知りなところはあるけど、ピアノを弾くときは人が変わる。あこは妹系だけど、しっかり者なところはあるし頑張り屋だから将来はいいお嫁さんになるかもな。
俺はどうなるかはわからない。リサからも女子力高いって言われてるけど、それはリサも同じなんだがな。俺とリサは女子力においては右に出るものはないって羽丘で言われてるみたいだが。
「二人共なにを買いに来たんだ?」
「私達は......ゲームの雑誌を......買いに来ました」
「NFOの特典のコードが付いてるんだ!」
相変わらずゲームが好きなんだな。俺とリサはゲームに関してはわからないが、好きなものを二人で共有できるっていうのはよくわかる。
俺とリサは少女漫画や恋愛小説を二人で貸し借りして読んでるからこれはよかったとか次の展開が気になるとかで話し合うことも多いから、それは絆が深いのかなと俺は思っている。
「ここで話すのもなんだし、ちょうど昼だからどっかでお昼にしないか?」
「さんせー!」
「わかりました。私も行きます」
「よし、じゃあ行こうか!」
▼▼▼▼
それからアタシ達はファストフードで済ませることにした。お昼にしている中、あこが紗夜と日菜がいることに気づいた。
「ハル兄、あれって紗夜さんとひなちんじゃない?」
「あ、ホントだ。ここにいるなんて、また二人で出掛けてたんだな」
「お二人共......仲良い......ですね」
まさかここで見かけるなんて。日菜は紗夜にポテト食べさせてるし、紗夜は恥ずかしがっている。満更ではないみたいだな。
「どうする、声かける?」
「いや、二人だけにしてあげよう。せっかく姉妹で出掛けてるんだから」
「そう......ですね」
「紗夜さんとひなちんなんかカップルみたい!」
おいあこ、それ紗夜には言うなよ。日菜ならまだしも、紗夜ならマジギレしそうだから言わないでくれよ。
「そうだね。遠くから見ても姉妹どころかカップルみたいだね!」
「リサそうなると色々やばいから止めよう」
「えっ、なんで?」
「今井さん......世の中には知らなくても.....いいこともあるんですよ......?」
「そ、そうなんだ」
なんか燐子が怖い!?燐子ってこんなに怖かったっけ?紗夜と日菜はあのままにしておこうかな。
......って待って!?なんか紗夜と日菜がポテト食べさせ合ってるんだけど!?えっ、なにこれなんか見てるだけで胸が熱くなるんだけど。
「どうしたリサ?」
「ハル見て、あれなんだけど......」
「どれどれ......。えっ、マジかあれ!?」
「どしたの?ハル兄、リサ姉」
「な、なんでもないぞ!?」
これはあこには見せられないなあ。あこが知るのはまだ早いし、見ちゃったら紗夜に聞きそうだから後が怖い。
「燐子なにしてるんだ?」
「氷川さん達のアレを......撮りました。無音スクショで」
「燐子それ止めたほうがいいぞ」
「大丈夫ですよ。バレなきゃ......犯罪じゃないんですよ......?」
あれ?燐子ってこんなこと言う子だったっけ?今日の燐子なんか怖いんだけど!?
▼▼▼▼
「では私達はこれで......」
「じゃーねー!リサ姉、ハル兄!」
「じゃあね!」
「また練習でなー」
お昼を済ませて燐子とあこと別れたが、燐子がさっき撮ったアレバレなきゃいいんだけど大丈夫か?
またリサと二人きりになったけどどうするか......。どうしようか。よし困った時は手を繋ぐか。俺はこの状況をなんとかするためにリサと手を繋ぐことにした。
「ハルどうしたの?」
「ちょっと手を繋ぎたくなってな」
「へぇ、ハルって可愛いところあるね」
「なんか複雑だな、まあいいか」
リサから可愛いって言われるのは慣れないな。てか次どこいこうか迷うけど、ここはリサに聞いてみるか。
「リサどっか行きたいところあるか?」
「行きたいところ?どうしようかなあ」
「俺としてはアクセサリーショップに行こうかなって思ってるんだけど」
「じゃあ行こうよ!私もなんか買おうかなって思ったんだ」
「そっか。実は髪留めのゴム買おうかなって思って行こうとしたんだ」
アクセサリーショップに来てからしばらく経ち、「アタシが髪留め決めてあげるよ!」とリサに髪留めを決めてもらうことになり色気は見たけどなかなか決まらない。
「ハル、これいいと思うよ」
「それ赤の髪留めじゃん」
「ハル茶髪だからきっと似合うよ」
「そうかな?なんか想像できないなあ」
リサが赤の髪留めで縛ってたところは何度か見たことはあるけど、俺に似合うのか?リサが選んでくれたんだから試してみようかな。
「ハルなら似合うと思うよ。帰ったらアタシが縛ってあげるから」
「わかった、じゃあこれにするかな。ありがとリサ、買って来るよ」
俺はリサに選んでもらった赤い髪留めのゴムを買いに会計に向かった。俺に似合うかはわからないけど、その時はリサに聞いてみよう。リサがどんなことを言ってくれるのか楽しみだな。
▼▼▼▼
風呂を済ませてから俺はさっき買った赤の髪留めをリサに縛ってもらい、縛った後ろの髪は肩に下げることにしたが......。どんな感じなんだ?
「リサ、どうかな?」
「ハル、似合ってるよ!選んだ甲斐があったなあ」
「ありがとなリサ。今度リサに似合いそうな髪留め選んであげるよ」
「いいよ、今回はハルのためにやったんだし......」
「俺はリサに似合うものを選びたいんだ。リサは可愛いんだからなんでも似合うと思うんだよ」
「か、可愛いって!?」
「本当のことだろ?リサが可愛くないなんてそんなのありえないよ」
俺はせめてリサに恩返しをしたい。妹とはいえ、リサには色々と世話になってるからな。
あれ?リサ顔赤くなってるような......。もしかしてさっき俺が可愛いって言ったせいかな?
「ねえハル」
「ど、どうした?」
「じゃあさ、スカーフ選んでもらっていいかな?」
「わかった。今度になっちゃうけどいいか?」
「いいよ。ありがとハル!」
「楽しみにしててな。リサに似合うとっておきのスカーフを選んでやるから」
リサに似合うスカーフ選んでやらないとな。リサはどんな色が似合うかな......。
次の日から赤の髪留めゴムで縛っていたら友希那からの「ハルにしては珍しいわね。猫耳を付ければ完璧よ」と言われてしまったが、なんでそこで猫耳なんだよ。友希那の猫の執着心がいつもより異常すぎると感じてしまった。
終わり!
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