前置きとしてこの物語の時間軸について記載しておきます。
この物語の時間軸は東方紅魔郷の前の時とさせてもらっています。
それでは本編へどうぞ。
少年は暗い地下へどんどん進んでいく。
しかし、自分の体の痛みがだんだん増してきた。
?(...くそ、鎮痛剤を使うか)
少年はポケットから小瓶を取り出しそれを一気に飲み干す。だが、その薬はとてつもなく不味かった。
?(...不味いな、これ)
少年は自分の持っている小瓶のラベルを見ると、こう書かれていた。
[試作品]
...どうやら、自分は鎮痛剤と間違えて試作品の薬を持っていたようだ。
だが特に体に異変は起こらなかったため、特に気にせず、改めて鎮痛剤を飲んだ。鎮痛剤は少し苦い程度だった。
奥へ進んでいくと暗さが増し、周りが見えなくなっていく。そんなとき、ある異変に気付いた。
?(...? ここ、蜘蛛が多いな)
そう、蜘蛛が大量にいたのだ。しかも見たこともないような模様をしていて、しかもかなり大きく70cmほどある為、余計な不気味差を出していた。
ベチャッ
ん?どうやら、足元に蜘蛛の巣があったらしいが、その大きさは明らかにおかしかった。その大きさは人を軽々くっ付けられるほど大きかった。
とりあえず足に糸がくっ付くから先ほどの刀で斬ろうとすると声が聞こえた。
?「ここは地底、人間が踏み入る場所ではない
引き返せ」
声が反響して、声の主がどこにいるかわからないが少年はこう答えた。
?「...断る」
少年はそう答えると、さっきの声がもう一度聞こえた。
?「そうか、仕方がない、ならお前はここで死ぬ運命だ 恨むなら断った自分を恨め」
すると、周りの蜘蛛が一斉に自分の方へ向かって来た。
だが、自分にはちょうど武器があった。
ザクッ
少年はまず1番前にいた蜘蛛に刀を刺した。すると蜘蛛は赤い血のような液体を出して死んだ。切れ味は申し分ないものだった。
すぐに他の蜘蛛も向かって来るが、
ザクッ ブシュッ ザクッ
少年は蜘蛛を刀で斬ったり刺したりして蜘蛛を倒していった。蜘蛛はかなり大きい為、刀が短くても十分に届いた。そして、しばらく倒していると蜘蛛はもうこっちへは向かって来ないでどこかへ行ってしまった。
目が慣れてきたのか自分の周りには大量の蜘蛛の死骸があった。そしてまた、あの声が聞こえてきた。
?「あんた、よくもこんなに殺したもんだなぁ」
声が少年の後ろから声が聞こえた為、少年は足元の蜘蛛の糸を斬って後ろを見ると、自分と同じ年ぐらいの少女がいた。
その少女は、金髪に黒いリボンを付けたポニーテールで黒い半袖の服の上に下がスカートの形をしたオーバーオールの様なもの着ていた。
そしてその少女は少年に訪ねる。
?「あんた、なんでこんなに殺してまでこの先へ進みたいんだ?」
だが、少年は何も答えなかった。
?「なんだい?質問に答えてくれたっていいじゃないか」
すると少年は
?「...さっきの蜘蛛はお前が?」
と質問をした。
?「私の質問には答えないのか、はぁ
まぁ、別にいいけど そうさ、さっきの蜘蛛は私が命令したんだよ、これでも私は土蜘蛛だからね」
そう少女は答えると少年はこう聞いた。
?「...土蜘蛛? ...何言ってるんだお前」
?「ん?何言ってるってそのままの意味さ
私は土蜘蛛の
すると、少年は静かに聞いた。
?「...人間じゃ、ないのか?」
ヤマメ「そうだね、ぱっと見は人間だけどね」
?「...そうなのか」
ヤマメ「ところであんたの名前はなんて言うんだい?」
ヤマメは少年に名前を聞くが。
?「...別に...なんとでも」
少年は答えなかった。
ヤマメ「ふ~ん、何か答えたくない事情でも?」
ヤマメは事情でもあるのか聞いてみたが。
?「...」
ヤマメ「だんまりかい」
少年は黙ってしまった。
ヤマメ「まぁいいさ、先に進みたければ進んでもいいよ」
少年は少し不思議そうに聞く。
?「...いいのか、こんなに殺したんだぞ」
ヤマメ「まぁ、あんたならすぐには死ななそうだしね」
?「...」
そして少年はヤマメの横を通り、さらに地底の奥へ進んでいく。
ヤマメ「...本当にすぐに死ななきゃいいけど」
ヤマメの声が聞こえるはずもなく少年は橋が架けられた場所へたどり着いた。だが、そこには自分より1、2歳程度年下に見える少女がいた。
その少女は金髪のショートヘアーで黒の服の上に茶色の半袖の服を着て、白いスカーフの様なものを巻き、黒いスカートを履いていた。だが、少年が一番気になったのは少し尖った形をしている耳だった。
少女はこちらに気付くと質問をしてきた。
?「誰よ、あんた」
?「...」
少年は黙っていた。
?「何よ、無視するなんて妬ましい」
?「...」
?「なんで私の質問を無視できるのかしら、妬ましい」
そして、少年は少女の質問を無視して、あることを聞く。
?「...お前は人間じゃないのか?」
?「何よ、私の質問は無視かしら、妬ましい
そうよ、私は人間じゃないわ、私は
?「...橋姫、なるほど」
そう答えるとパルスィは聞いてきた。
パルスィ「何がなるほどなのよ、妬ましい」
?「...お前が、妬む理由」
実は橋姫とはとても嫉妬深い妖怪であり、少年はその事を知っていた。
パルスィ「隠さず答えるなんて、妬ましい」
?「...通ってもいいか?」
少年はここを通っていいか聞いてみると。
パルスィ「えぇ、勝手にすれば、あぁ妬ましい」
あっさり通してくれた。
?「...」
少年はパルスィの横を通り橋を渡ってまた、地底の奥へと進んでいく。
パルスィ「自分の名前を言わないなんて、妬ましい」
少年はパルスィにまた妬まれていることも知らず、歩いていると少し風を切るような音が聞こえた。
ヒュウウゥゥ
少年は1歩後ろに下がると案の定、自分がさっきいた場所に何かがすごい勢いで落ちてきた。
ドオォンッ
それは桶にはいった緑色の髪を2ヵ所ツインテールより上の所を縛った白い着物の様なものを着た女の子が落ちてきた。人間でいうと6、7歳くらいだった。しかし、こちらの顔を見るとふらふらと浮かんでどこかへいってしまった。
?「...」
特に気にする事もなく少年は先へと進んでいく。
先に進み地底深くまで来たのにも関わらずなぜか周りが明るくなってきていた。少年が先に進んでいくと少し先は大きく開けていてそこには昔の日本の都の様な場所になっていた。
?(...ここは、一体?)
そしてその都には人ではない者が見え、なにやら魂の様なものが飛んでいるのが見えていた。
?(...このままの格好で行くには不味いな)
何かないかと思っていると壁の近くにぼろぼろの大きな黒い布の様なものを見つけた。少年はそれを手にとって見るとそれは人の顔が見えなくなるような大きなフード付きのマントだった。
少年はそのマントを被り身体をマントに包んで先へ進むことにした。
その都に足を踏み入れると人ではない者がどんな者かがわかってきた。
?(...あいつら、鬼か?)
人ではない者達はどれも鬼を連想させる様な顔立ちをしていた。その鬼達の近くを通ると何やら不審な目でこちらを見てくるが少年は気にも止めずそのまま奥へと進んでいく。
すると、ある者に話かけられた。
?「おい、そこの黒い奴、ちょっといいか?」
少年は声が聞こえた方へ向くと金髪ロングヘアーに白い服と青いロングスカートを着た手首と足首に鉄の枷のような物を身に付けた額に赤い角がある女性が立っていた。
?「ちょっと、こっちに来てくれないか?」
少年は少し警戒しながらその女性に近づくとその女性は笑顔を浮かべていたが。
ドッ
何故か、少し鈍い音が聞こえ、自分は腹を殴られていた。
?「がっ!?」
少年は5、6m位後ろへ転がった。
?「あんただろ?ここらで見かけない黒い不審な奴って、さっき鬼達から聞いたんだよ 何なんだお前?」
女性はそんな質問をしてくるが少年はその質問に答える暇はない状態だった。
?「なんだい?軽く殴っただけだろう」
少年は女性の言ったことが信じられなかった。
?(これで...軽く?)
少年は腹の痛みを抑える為に鎮痛剤を飲む。
そして女性は少年に聞いてくる。
?「そんなマント身に纏ってたら顔も見えないだろ?さっさと顔でも見せたらどうだい?」
すると少年は、フードを後ろに下げ、身体に纏ったマントを自分の背中に持っていき頭と身体が見えるようにする。
だが、少年は仮面を被ったままだった
?「なんだい?その仮面は?それじゃあ顔が見えないだろ?」
少年は女性の言ったことを無視して静かに刀を引き抜き右手で刃先を女性に向ける。
すると女性は少し嬉しそうな顔をした。
?「ほぅ、やるってのかい?いいじゃないか、ちょうど暇だったんだよ」
と軽く女性も身構える。すると、周りの鬼達が足を止め、2人を囲むように集まってくる。
すると、周りから色んな声が聞こえてくる。
「なんだ、なんだ?」「喧嘩か?」「姐御が黒い不審な奴と闘うらしいぞ」「まじか、さっき聞いたあいつとか?」「姐御の闘う姿が見られるのか!?」
と周りは何故かどんどん盛り上がっていた。
?「ほら、かかってきなよ、どうしたんだい?」
女性は軽く挑発をするが少年はゆっくりと近づき刀を横に振り払う。
ヒュンッ
かなりの速さで振ったはずが女性は軽く避ける。立て続けに女性に刀を振るが全て避けられてしまう。
?「おいおい、なんだい?その攻撃は?1つも掠りやしないじゃないか」
女性はそんなことを呑気に言っていた。すると少年は刀を振るった後に足払いをした。
だが、女性は軽々と避ける。
?「よっと、おぉ、刀だけで闘う訳じゃないんだね、いいじゃないか、すぐに終わらせようと思ったけどもう少し楽しませてもらおうか」
少年は刀を振り、途中で足でハイキックや空いてる左腕を使い、肘を女性に当てようとするが女性は全て避けてしまう。
?「ほらほら、そんなもんかい?あんたの力は?」
すると、少年は刀を右へ振りそのまま回り左腕の肘を裏拳の様に当てようとするが、避けてしまう。しかしそのまま回り、ハイキックを決め始めた。
すると、その連続攻撃が読めなかったのか女性は少年の足首を顔に当たる前に掴む。
?「おっと危ない、ふ~ん、なかなかやるねぇ、あんた」
そして、少年は黙ったまま刀を振る。しかし、女性は足を掴んだまま、半身で避けてしまう。
?「まぁ、私にガードをさせたお礼に最後に1つだけ教えてやるよ 私の名前は
すると、勇儀は少年をそのまま近くの壁に叩きつけた。
ドゴオオォン
?「がっ!?」
すると、少年は血を吐きてズルズルと落ち、壁に背中を預けて座り込む形になってしまった。
?(く...そ、体がうご...かねぇ)
すると、勇儀は少年に近づき拳を構えた。
勇儀「じゃあね、少しだけ楽しめたよ」
勇儀は少年へ拳を叩き込む。
バアアアアァァァァン
大きな音がし、誰もが決着がついたと思ったが勇儀は驚いていて、それは少年も同じだった。
なぜなら、勇儀の拳を赤い色をした謎の薄い壁が防いでいたからだ。そして勇儀は少し後ろに下がるとその壁は液体となり地面へ落ちた。
勇儀「な、なんだ?それ?あんた、もしかして能力持ちかい?」
勇儀は少年に訪ねるてみるが少年はそんなことは1つも聞いていなかった。
?(さっきの壁...あれは確か...)
少年はあの壁の正体に少し気が付いていた。少年は殴られる寸前に少しだけ見えたのだ
すると、少年は壁に手を当てふらふらになりながらも、立ち上がり鎮痛剤を飲もうとしたが勇儀はそれを止めた。
勇儀「いや、待て!あんた!それ、ただの鎮痛剤だろ?待ってろ!すぐになんか治療できる物を持って来るから」
そんなことを言って勇儀はどこかへ走って行った。周りの鬼達はざわざわしていたが、そのうちどこかへ行ってしまい、少年はその場に座り込んだ。
しばらくすると、勇儀が救急箱を持って戻ってきて少年の手当てを始める。
勇儀「いや、本当にすまない、少し本気になってしまったよ」
勇儀は少年に治療をしながら謝ってきた。
?「...」
しかし、少年は黙っていた。
勇儀「ところで、あんたは名前なんて言うんだい?」
そして、勇儀は少年に名前を聞いてみた。
?「...」
だが、少年はやはり黙ったままだった。
勇儀「だんまりかい?まぁ、別に言いたくなければそれでいいさ」
だが、勇儀は特に気にはしなかった。
?「...」
勇儀「待ってろ、もう少しで終わるから...よし、できたぞ」
勇儀は少年を丁寧に手当てをしてくれた。
勇儀「立てるかい?あんた」
勇儀は少年に手を伸ばすが、少年はそのまま立ち上がった。
勇儀「そういや、さっきの壁はなんだい?あんたの能力で作ったのかい?」
?「...」
少年は壁の正体に気付いてはいたが、黙っていた。
勇儀「まぁ、いいか、それにしてもあんた、人間にしては強いじゃないか、私相手にここまでやるだなんて驚いたよ
改めて、私は星熊勇儀 鬼さ、よろしくな」
勇儀は手を伸ばし握手を求める。
そして、少年も手を伸ばしお互いに握手をした。
そして、少年は都のさらに奥へとまた進もうとしたが勇儀が肩を掴み止め始める。
勇儀「お、おい、手当てをしたからといって怪我が治った訳じゃないんだぞ?しばらくどこかで安静にしておいた方が良いんじゃないか?」
勇儀は少年にそんなことを言うが少年はこう返事をした。
?「...いや、いいさ」
少年はそう言ってフードを被り、マントで身体を包み、奥へと進んでしまった。勇儀は歩いていってしまった少年の姿を心配しながら見送った。
勇儀「大丈夫だと...いいんだが
そういや、あいつは地底の1番奥には誰がいるのかわかってるのか?」
そして少年は地底を進んでいたら1番奥らしき場所にたどり着いた。それはさっきの都とは不釣り合いの洋風の大きな屋敷の様な建物が建っており、窓は綺麗な模様をしたステンドグラスで出来ていた。
そして、少年はその屋敷の扉に手を伸ばしゆっくりと開けた。
そして、少年はここである少女と巡り会うこととなった。
どうもお風呂場の蓋です。
今回は会話や戦闘を出来るだけメインにしたなつもりなのですがどうでしたでしょうか。
[何かここを改善した方が読みやすい]
という意見がございましたら気軽にコメントを送ってくれれば改善していきたいと思います。
それでは次回も楽しんで読めるように頑張っていきますのでよろしくお願いします。