心を閉ざした少年と少女   作:お風呂場の蓋

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第7話 姉妹の絆と新たな力

魔理沙「おい!起きろよ夜影!しっかりしろ!」

 

霊夢「ちょっと!何が起きたのよ!起きて早く説明しなさい!」

 

霊夢と魔理沙は夜見に声をかけていたが夜見は一向に目を覚ます様子は無かった。

 

魔理沙「くそ!もしかして、あの赤い服を着た奴がやったのか!?」

 

霊夢「えぇ、おそらくそうでしょうね」

 

霊夢と魔理沙は宙に飛んでいるフランドールと少女を見た。すると、なにやら2人は何かを話していた。

 

?「フラン、なんであなたがここにいるの?」

 

フランドール「オネエサマコソ、イッタイナニヲシテルノ?」

 

?「...あなたには関係無いわ、早く部屋に戻りなさい」

 

少女はフランドールにそう言うと、フランドールは俯いた。よく見ると少し震えていた。

 

フランドール「...ソウダヨ

 

?「どうしたの?早く戻りなさい」

 

フランドール「オネエサマハ、イツモソウダヨ!!!ナンデワタシヲイツモノケモノニスルノ!!!

 

フランドールは急に叫び始めた。すると、夜見の指が少し動いた。

 

夜見「う、うん?一体何が?」

 

すると、夜見は意識がぼやけたまま目覚めた。

 

魔理沙「お、おい!起きたか!夜影!」

 

霊夢「やっと起きたの、早く何が起きたのか説明してくれない?」

 

だが、夜見は意識がぼやけてて2人が何を言っているかわからなかった。

 

夜見(何を、言ってるんだ?そういえば俺は確か...)

 

すると、夜見はいきなり立ち上がった。

 

魔理沙「おい、いきなり立ち上がって「あいつは!?」...え?あいつって?」

 

夜見は周りを見渡すと宙に飛んでいるフランドールを見つけた。

 

夜見「あいつ...」

 

魔理沙「あいつってあの赤い服を着た方の奴か?」

 

霊夢「まさか、あいつにやられたの?」

 

夜見「...あぁ」

 

そしてフランドールと少女は口論をし始めた。

 

フランドール「ナンデ!ナンデオネエサマハイツモソウナノ!」

 

?「うるさいわね!あんたには関係無いって言ってるじゃない!何回言ったらわかるの!」

 

フランドール「ウルサクナンカナイ!オネエサマガイツモワタシニソンナコトヲスルカラワルインダヨ!」

 

夜見「...あいつらは何を?」

 

魔理沙「わからないぜ、なんか赤い服の奴は[いつものけ者に]とかなんとか言ってたぜ」

 

夜見(のけ者?いつも?)

 

すると夜見は考え込んだ。

 

夜見(のけ者、いつも それにお姉様って、そもそもあいつらって一体?)

 

霊夢「ちなみにあの白い服の奴は吸血鬼って言ってたわね」

 

魔理沙「あぁ、言ってたな そういえば」

 

夜見(吸血鬼?てことはつまり...)

 

そこで夜見はこの異変の全貌がわかった。そしてあの姉妹についても。

 

夜見「...なるほどな」

 

霊夢「何がなるほどなのよ」

 

夜見「...すまないが、力を貸してくれないか?」

 

霊夢「はぁ?なんで私が「私は構わないぜ」ちょっと!魔理沙!?」

 

魔理沙「大丈夫だ、夜影は何か策があるから言ってるんだろ?」

 

魔理沙がそう聞くと、夜見は頷いた。

 

夜見「...あぁ」

 

夜見(今のところはすべて俺の予想に過ぎないが)

 

霊夢「...はぁ、仕方ないわね わかったわあんたの策に乗ってあげるわ」

 

そして夜見は少女に指を指した。

 

夜見「すまない、じゃあ、あの白い方の相手を頼む それだけだ」

 

魔理沙「それだけなら楽勝だぜ おい、吸血鬼!勝負はまだ終わってないぜ!」

 

魔理沙がそう言うと少女は反応した。

 

?「えぇ、そうね 決着を着けないとね」

 

フランドール「マダハナシハ「おい、フランドール」...?」

 

夜見「もっと遊んでやるよ、こっちも楽しみたくて仕方ないんだ」

 

そして夜見はフランドールを挑発して、こちらに意識を向けさせた。

 

フランドール「ヘェ ソッカ、アソンデクレルンダ?ジャア、チャントワタシヲタノシマセテヨネ!」

 

そして霊夢と魔理沙は少女の方へ飛んでいき、フランドールは夜見の方へ飛んでいった。夜見はフランドールが飛んでくる最中に鎮痛剤を飲んだ。

 

夜見(これでしばらくは戦える)

 

そして霊夢と魔理沙と少女は攻防一体の弾幕ごっこを始めた。すると同時にフランドールも夜見へ弾幕を放つ。

 

夜見「どうしたんだ?当たらないぞ?」

 

フランドールの弾幕は密度は変わらないものの、弾幕の動きは若干雑になっていた。

 

フランドール「ジャアコレナラドウ?[禁弾 スターボウブレイク]」

 

フランドールがスペルカードを発動させると色とりどりな弾幕が放たれた。

だが、夜見は両手で刀を持って斬り落としていった。

 

夜見「こんなもんか?お前の力はよ」

 

フランドール「ヘェ、ソンナヨユウ、マダアッタンダネ」

 

夜見「あぁ、そうさ[斬弾 弐斬撃]」

 

すると夜見は新たなスペルカードを作った。そして夜見は刀を1度鞘に戻してから抜刀をする。すると、斬撃の弾幕が放たれた。そして刀を両手に持って振り下ろし、2発目の斬撃の弾幕を放った。斬撃の弾幕はフランドールの弾幕を斬り裂いていった。

 

フランドール「ワァ、トト、アブナイアブナイ♪」

 

夜見(まぁ、避けるだろうな)

 

フランドールはヒラヒラと飛んで、夜見の弾幕を避けた。

 

フランドール「フフ、ヤスムジカンハナイヨ[禁忌 レーヴァテイン]」

 

フランドールは間髪入れずスペルカードを発動させると、フランドールの手には1.5mは超える大きな炎の剣が現れた。

 

夜見(まじか、それは予想外だったわ)

 

すると夜見はコルト・パイソンを引き抜き、弾幕を撃った。

 

ダァン ダァン ダァン

 

だが、フランドールはその大きな剣を片手で振り、弾幕を弾いた。

 

キン キン キン

 

フランドール「...ツマンナイ」

 

フランドールはそう呟き、夜見をじろじろと見た。

 

夜見「...なんだよ?」

 

フランドール「ハァ、シカタナイカラジメンデタタカッテアゲルヨ」

 

フランドールはため息をついて、屋上に降り立った。

 

夜見「...ずいぶんと親切じゃないか」

 

フランドール「ダッテ、アナタトベナインダモン」

 

フランドールはやれやれといった感じに言った。すると夜見はこう返事した。

 

夜見「普通、飛べるのがおかしいと思うが?」

 

フランドール「アナタガメズラシイトオモウケドネ!」

 

そう言ってフランドールはいきなり走って距離を詰めてきた。夜見は警戒したため弾幕をすぐに撃つことができた。

 

ダァン ダァン ダァン

 

キン キン キン

 

だが、フランドールは弾幕を弾いてしまう。まずいと思った夜見はコルト・パイソンをしまい、刀を両手で持ってフランドールのレーヴァテインをガードしてつばぜり合いになる。

 

ガキィン

 

フランドール「ナカナカヤルジャン」

 

夜見「地面でもその速さとはな」

 

フランドール「ソンナコトイッテルヨユウハアルノカナ?」

 

するとフランドールはさらに力を込めてきた。そして夜見の顔にレーヴァテインがどんどん近づいてきた。

 

夜見「くっ!おらっ!」

 

すると夜見は刀を少し傾けてレーヴァテインを刃の上で滑らせてレーヴァテインの軌道をずらした。

そして夜見は素早く距離を取った。だが、フランドールは再び夜見との距離を詰めてレーヴァテインを振り回す。そして夜見はそのレーヴァテインを避けたりガードをして被弾しないようにしていた。

 

夜見「くっ!はっ!」

 

フランドール「ホラホラホラホラ!ワタシヲタノシマセテクレルンデショ?[禁忌 フォーオブアカインド]」

 

レーヴァテインを振り回しながら、フランドールはさらにスペルカードを発動させた。するとレーヴァテインを持ったフランドールが3人増えて合計4人になった。

 

夜見「なっ!?増えるとかありかよ!?」

 

フランドール1「アンシンシテヨ」

 

フランドール2「フタリズツデ」

 

フランドール3「コウゲキシテ」

 

フランドール4「アゲルカラ!」

 

するとフランドール3・4は2人下がり、残りのフランドール1はそのままレーヴァテインを振り回し、フランドール2は少し後ろに下がって弾幕を放ち、援護を始めた。

 

フランドール1「アハハ、コンナニタノシイノハハジメテ!ダッテアナタ、ゼンゼンコワレナインダモン!」

 

夜見「あいにく、壊れたくは無いんでね!」

 

夜見はレーヴァテインの速さに目が慣れてきて、フランドール1の一瞬の隙を狙って刀を当てようとした。

 

バンッ

 

夜見「くそっ!」

 

だが、援護の弾幕に被弾して、後ろに吹き飛ばされてしまう。そしてフランドール1は休む暇を与えず、夜見にレーヴァテインを振る。

 

夜見(援護が邪魔だな、なら!)

 

すると夜見は無意味に見える横移動をした後、そのまま後ろに下がりながらレーヴァテインを防いでいた。するとレーヴァテインを振り回すフランドール1はある異変に気付く。

 

フランドール1「ナニヲシテルノ!ナンデエンゴヲシナイノ!?」

 

そう、援護の弾幕が来なかったのだ。そして、援護をしていたフランドール2は言った。

 

フランドール2「ダッテ、アナタガカブッテダンマクガアテラレナインダヨ!」

 

フランドール1「エ!?」

 

そう夜見はレーヴァテインを振るフランドール1を盾として、フランドール2の援護が当たらないようにしていた。横に移動したのはその為である。

そして夜見は動揺したフランドール1の隙を逃さず、刀で斬りつける。

 

夜見「ふっ!」

 

ズバッ

 

フランドール1「キャッ!」

 

そして夜見は腹に蹴りを入れて追撃をする。

 

ドカッ

 

フランドール1「かふっ!」

 

フランドールが前屈みになったところを、刀で頭から斬りつけた。すると、フランドール1は消えてしまった。

 

夜見「ふぅ、まず1人」

 

フランドール2「ヨクアノジョウキョウデオモイツイタネ!エンゴタノンダヨ!」

 

フランドール3「ワカッテルヨ!」

 

すると次は、フランドール2がレーヴァテインを持って走ってきて、フランドール3が援護を始める。

 

フランドール2「イッテオクケド、オナジテハツウヨウシナイカラネ!」

 

夜見「そんな簡単だと思っちゃいねえよ!」

 

すると夜見はコルト・パイソンを取り出し、援護をしているフランドール3に目掛けて弾幕を撃ちながらフランドール2の攻撃に対応していた。

 

フランドール2「コンドハソッチニネライヲツケタンダネ デモ、ワタシヲドウニカシナキャハナシニナラナイヨ!」

 

フランドール3「コッチハダイジョウブダカラ、キニシナイデ!」

 

フランドール3は立ち位置をこまめに変えながら弾幕を放っていたため、先ほどの作戦はやはり通用しないようだ。

 

フランドール2「イツマデムイミナコトヲシテルノ?」

 

夜見は弾幕を撃ちながら、ひたすらフランドール2の攻撃を防いでいた。そして夜見はいきなり、フランドール2に回し蹴りをする。

 

フランドール「ワッ!?アブナイ!」

 

しかし、フランドール2は後ろに下がって避けてしまう。だが、夜見にとってはそれでよかった。

 

夜見「あぁ、避けちゃ俺に行動の隙を与えちゃうよ?[爆符 宙へ舞え]」

 

すると夜見はスペルカードを発動させて、自分の後ろに弾幕を撃つ。そして爆風で飛ばされた夜見は援護をしていたフランドール3との距離を一気に詰めた。

 

ドガアアアァァン

 

フランドール3「アハハ スキダラケダヨ」

 

しかし夜見は隙だらけで、フランドール3は容赦なく弾幕を放ってくる。

 

夜見「誰がそのまま突っ込むかよ!」

 

すると夜見は自分の下に弾幕を撃ち、爆発で夜見は斜め上へ飛んだ。

 

ドガアアアァァン

 

フランドール3「嘘!?」

 

夜見「自分が飛ぶだけの弾幕じゃないぜ!」

 

そして夜見は弾幕を空中でフランドール3に向かって乱射した。

 

ダァン ダァン ダァン

 

もちろんその弾幕はフランドール3に当たらなくとも近くで爆発が起きる為フランドール3は大きなダメージをくらう。

 

ドガアアアァァン ドガアアアァァン ドガアアアァァン

 

フランドール3は爆発に巻き込まれた。そして煙が晴れるとフランドール3は消えていた。どうやら倒せたようだ。

 

ドガアアアァァン

 

そして夜見は地面に弾幕を撃って、爆風で落下速度を落として、安全に着地する。

 

夜見「よっと さぁ、もう2人も倒したぞ どうだ?楽しいか?」

 

フランドール2「アハハ!スゴイ!スゴイヨ、クロヨル!」

 

フランドール4「コンナニハヤク、ワタシヲフタリモタオスナンテ!」

 

夜見「さぁ、ラストスパートだ 本気で来ないと、勝てねぇぞ?」

 

フランドール2「イワレナクテモ」

 

フランドール4「ホンキデイクヨ!」

 

すると、フランドール2人はレーヴァテインを構えて夜見に走っていく。

そして夜見にレーヴァテインを振るが夜見は刀とコルト・パイソンを交差させてガードする。

 

ガキィン

 

フランドール2「ソノカタナ、ゼンゼンオレナイネ!」

 

夜見「さぁな、自分でも不思議に思うぜ」

 

フランドール4「デモ、モウカタホウハムリミタイダヨ!」

 

夜見「くっ!」

 

夜見はコルト・パイソンを見るとバレルという銃弾が通る所が徐々に曲がっていた。

 

夜見(くそっ!なんとかこの状況を抜け出さねえと!)

 

夜見「くっ!無理だ!仕方ねぇ!」

 

すると夜見はコルト・パイソンを捨てて、その場を離れた。捨てたコルト・パイソンはレーヴァテインに叩き付けられて、粉々になった。

 

夜見(くそ、武器が1つ減った このままじゃ不利だ!)

 

そんなことを考えていたが、フランドール2人は容赦なく攻撃してくる。

 

フランドール2「ヤスンデルヒマナンテ」

 

フランドール4「アタエナイヨ」

 

夜見「くっ!おわ!?」

 

夜見は2本のレーヴァテインを刀で防いだり、受け流したりして、なんとか避けていた。

 

夜見(何か、打開策はないか!?)

 

夜見はそう思っていると、声が聞こえてきた。

 

魔理沙「夜影!避けろー!

 

魔理沙の声が聞こえ、魔理沙の方を見ると虹色のビームがこちらに向かってきた。

 

夜見(あのバカ!なにやってんだー!!!)

 

そんなことを夜見は考えていた。フランドール2人もビームに気付き、その場を離れようとしていた。

そして、夜見はある作戦を思い付いた。

 

すると夜見はこの場を離れようとしていたフランドール2の襟元を掴む。

 

フランドール2「クッ ナニヲ!?」

 

夜見「おらあ!」

 

夜見は片手でフランドールを持ち上げて背負い投げをした。

 

フランドール2「ガフッ!?」

 

そして夜見は急いでその場を離れた。するとフランドール2はビームに巻き込まれた。

 

バアアアァァァン

 

夜見「おわあぁ!」

 

ビームが地面に当たると爆発して、夜見は爆風に飛ばされた。そして夜見は15mほど飛ばされた。

 

夜見(あ、危ねぇ、死ぬかと思った)

 

起き上がるとフランドール2は消えていて、残ったフランドールが魔理沙のことを睨んでいた。

 

フランドール「アノマホウツカイメ!!!」

 

するとフランドールはこちらに走ってきた。そして夜見の襟元を掴む。

 

夜見「なっ!?」

 

フランドール「クラエー!!!」

 

そしてフランドールは夜見を魔理沙に向かって投げ飛ばした。

 

夜見(なっ!?嘘だろ!?)

 

すると、狙いが逸れたのか魔理沙の近くにいた霊夢に当たった。

 

ドカッ

 

霊夢「きゃあ!?」

 

すると夜見はその場で落ち始めたが、霊夢は飛ばされ、魔理沙に直撃した。

 

ドカッ

 

魔理沙「どわっ!?」

 

その直後、少女はスペルカードを発動させた。

 

?「[神槍 スピア・ザ・グングニル]」

 

スペルカードを発動させると、紅い槍が手元に現れて2人に向かって投げつけた。もちろん、2人は避けられる筈なかった。

 

霊夢「きゃあ!」

 

魔理沙「だぁ!」

 

2人を槍は貫いたが2人の身体には穴など空いていなかったが、2人はその場から落ちてしまった。

 

夜見「よっ!危ねぇ!」

 

落ちた夜見は地面をタイミング良く転がって衝撃を逃がすことができたが、霊夢と魔理沙はそのまま落ちてしまった。

 

ドサァ ドサァ

 

夜見「おい、2人とも!」

 

フランドール「ナニヨソミシテルノ」

 

夜見「なっ!?」

 

夜見は振り向くとフランドールがレーヴァテインを振り上げていた。

 

夜見(仕方ない、本来の策とは違うが!)

 

すると夜見はフランドールの足をおもいっきり踏んだ。

 

フランドール「グッ!?」

 

するとフランドールは少し動きを止めた。夜見は続けてハイキックをして、フランドールの持っていたレーヴァテインの持ち手を蹴ってレーヴァテインを弾き飛ばした。

 

フランドール「ナッ!?」

 

カラン

 

レーヴァテインはフランドールから5mほど遠くへ飛ばされてしまった。そして夜見は刀を振り上げて、フランドールに目掛けて一気に振り下ろした。

 

フランドール(避けられない!)

 

そして、フランドールは目を瞑った。

 

ガキィン

 

すると何がぶつかり合う音がして、痛みはいつまでもこなかった。

目を開けると少女が紅い槍で夜見の刀を防いでいた。

 

夜見(やっぱりな)

 

夜見「どういうつもりだ?」

 

?「あなた、ふざけてるの?」

 

夜見は少女から離れて、刀をしまう。すると少女はフランドールのそばに寄った。

だが、フランドールは少女を睨んでいた。

 

フランドール「...ナンデ、ナンデ、ワタシヲマモッタノ!?アンナジョウキョウ、ワタシデナントカデキタノニ!」

 

?「...何言ってるの、フラン 目を瞑って諦めてたくせに」

 

フランドール「ウルサイ!オネエサマニタスケラレナクタッテ[ぎゅっ]...オネエ...サマ?」

 

すると少女はフランドールを抱き締めていた。すると少女は涙を流した。

 

?「ごめんなさい、フラン あなたをあんな所に閉じ込めて」

 

フランドール「オネエサマ、ナンデナイてるの?」

 

?「あなたが斬られそうになった時、私はあなたを失いそうになってとても怖かった もう会えなくなるのが怖かった でも、無事で良かった」

 

フランドール「じゃあ、なんであそこに?」

 

?「あなたが狂気に完全に呑まれて、あなたが嫌われる存在になるのが怖かったの でも、それももう終わり もう何も心配いらないわ」

 

すると、フランドールも涙を流し始めた。

 

フランドール「...お姉様、ごめんなさい 私、お姉様が私のことずっと嫌いなんだと思ってた 本当にごめんなさい」

 

?「いいのよ、フラン 謝らなくて」

 

すると少女の後ろから拍手が聞こえた。それはもちろん、夜見だった。

 

夜見「良かった、仲直りできて でも、まだ終わりにする訳にはいかねぇ」

 

すると少女はフランドールから離れて振り向き、夜見に聞いてきた。

 

?「あなた、一体誰よ?」

 

夜見「黒夜夜見、あんたは?」

 

?「私は誇り高き吸血鬼 レミリア・スカーレットよ」

 

自己紹介が終わると、夜見は刀を抜いた。

 

夜見「俺はこの異変を止めに来た 出来れば平和に終わらせたい」

 

するとレミリアはクスリと笑った。

 

レミリア「残念だけど、それは無理よ 私達吸血鬼にとって、日光は邪魔な存在なの だから、この異変を終わらせる訳にはいかないのよ」

 

夜見「はぁ、仕方ない じゃあ、けり着けるしかねぇな」

 

レミリア「私達吸血鬼に勝てるとでも思ってるのかしら?」

 

夜見「勝たなきゃいけねえんだよ、こっちにも事情がある」

 

夜見(特にお金稼ぎにいい迷惑なんだよ)

 

レミリア「じゃあ、しょうがないわね いきましょう、フラン」

 

するとフランドールは笑顔で返事をした。

 

フランドール「うん、お姉様!」

 

すると、レミリアとフランドールは空中へ飛び、夜見へ弾幕を放つ。銃がない夜見は左手から弾幕を放ちながら、刀で弾幕を斬り落としていく。

 

フランドール「どうしたの、黒夜?そんな弾幕当たらないよ?」

 

夜見(くそ、銃があればなんとか出来るかもしれないのに)

 

レミリア「いくわよ![冥符 紅色の冥界]」

 

フランドール「じゃあ、私も[禁忌 カゴメカゴメ]」

 

すると、レミリアとフランドールは同時にスペルカードを発動させた。フランドールのスペルカードが逃げ場を狭め、レミリアのスペルカードがそこに小さな弾幕を無数に放ってきた。

 

夜見「くっ!?」

 

だが夜見は弾幕を放って弾幕を相殺し、刀で弾幕を斬り落としてなんとか逃げ場を作り出し、なんとかスペルカードをやり過ごした。

 

夜見(くそ、さすがに2人分のスペルカードはきついぞ)

 

すると、レミリアは拍手をした。

 

レミリア「スゴイわね、ただの人間があのスペルカードをやり過ごせるなんて」

 

フランドール「しかも、ちょこまかと逃げてて面白かった 服装も全部黒色だし、まるでゴキブ「やめなさい フラン」...はーい」

 

夜見「くっ![降符 ブラックレイン]」

 

すると、こんどは夜見がスペルカードを発動させて、レミリアの上から無数の弾幕を降らせた。だが、レミリアは上も見ずに弾幕を避ける。

 

レミリア「あら、この程度かしら?」

 

夜見「まだだ![斬弾 弐斬撃]」

 

夜見はさらにスペルカードを発動して刀を鞘に戻し、抜刀、さらにもう1度刀を振ってレミリアに斬撃の弾幕を飛ばした。だが、フランドールが弾幕の前に出て手をかざし、握った。

 

フランドール「えい♪」

 

すると、弾幕は砕けて空中に消えていった。それに夜見は驚きを隠せなかった。

 

夜見「なっ!?嘘だろ!?」

 

フランドール「ふふん、スゴイでしょ?これが私の[ありとあらゆるものを破壊する]能力だよ♪」

 

夜見(む、無茶苦茶じゃねえか)

 

すると、レミリアは弾幕を避けながらスペルカードを取り出した。

 

レミリア「さぁ、まだまだ終わらないわよ[紅符 スカーレットマイスタ]」

 

すると、フランドールもスペルカードを取り出した。

 

フランドール「じゃあ私は[禁忌 クランベリートラップ]」

 

また2人はスペルカードを同時に発動させた。レミリアは様々な大きさの弾幕を放ち、フランドールは小さな弾幕を無数に飛ばしてきた。

夜見は大きい弾幕を避けるがその裏にフランドールの弾幕が隠れていて、被弾してしまう。

 

夜見「がっ!?」

 

すると、怯んだ夜見に立て続けに弾幕が当たる。スペルカードが終わる頃には夜見は身体が思うように動かなくなっていた。

 

夜見「はぁ、はぁ」

 

レミリア「...まだ立ってるなんて あなた、よほど異変を解決したいようね」

 

夜見「こっちにも事情があんだよ」

 

フランドール「どうしようか?お姉様?」

 

レミリア「...そうね、そろそろ終わりにしましょうか [神槍 スピア・ザ・グングニル]」

 

フランドール「よーし[禁忌 レーヴァテイン]」

 

するとレミリアは手に紅い槍を持ち、フランドールは炎の剣を持った。

 

レミリア「いくわよ、フラン」

 

フランドール「うん、お姉様」

 

すると2人は夜見に向かって来た。夜見はポケットから鎮痛剤を取り出して飲み、無理やり身体を動くようにした。

 

そして、フランドールがレーヴァテインで斬りかかって来るのを夜見は刀で防ぐ。だが、その隙にレミリアがスピア・ザ・グングニルで攻撃を仕掛ける。

 

夜見「くっ!こうなったら [爆符 宙へ舞え]」

 

夜見はスペルカードを発動させて、自分の真下に弾幕を放つ。だが、何故か手から弾幕が出た瞬間に弾幕が爆発した。

 

バアアアァァァン

 

フランドール「きゃあ!?」

 

夜見「おわっ!?」

 

フランドールは後ろに飛んだが、空中で羽を動かし、体勢を立て直した。一方、夜見は真上へ10mほど飛んだ。そして、真下を見たがあることに気付いた。

 

夜見(なっ!?レミリアはどこだ!?)

 

そう、レミリアの姿が見えなかった。すると、夜見を上から声が聞こえた。

 

レミリア「誰をお探しかしら?」

 

夜見(しまっ・・・

 

バアアァァン

 

夜見はレミリアに先回りされており、レミリアは夜見へ頭から(かかと)落としをしたのだ。そして夜見は地面へ叩きつけられたのだ。

 

夜見「ごほっ がはっ ぶはっ」

 

夜見は口から大量の血を吐いていた。そして、その血は仮面の隙間から流れ出て、地面に広がっていった。

 

夜見(や...べぇ... これ...は... し...ぬ...)

 

夜見は意識が遠退いてしまっていた。すると、レミリアは地面へ降り立った。

 

レミリア「...呆気なかったわね」

 

フランドール「ビックリしたぁ お姉様!大丈夫!?怪我とか無い!?」

 

レミリア「えぇ、大丈夫よ それにしてもなんかあっさり倒せたわね」

 

フランドール「ふふ、きっと私とお姉様の2人なら誰にも負けないよ」

 

レミリア「ふふ、そうかもしれないわね」

 

すると、フランドールはある疑問を持った。

 

フランドール「そういえば、この人間はどこから来たんだろう?」

 

レミリア「...それもそうね この人間は一体どこから?」

 

そして、フランドールがある答えを言った。

 

フランドール「あ!もしかして、地底人とか?」

 

レミリア「フラン、そんなのがいたとしてもただの人間と大差ない訳無いじゃない」

 

フランドール「う~ん、そっかぁ いい線いってると思ったんだけど...」

 

そしてレミリアは思い出した様に言った。

 

レミリア「そういえば、どこかに地底へ行ける穴があるって聞いたことあるわね」

 

フランドール「え?そうなの?私、行ってみたいな」

 

レミリア「やめときなさい、フラン 確か地底には心を読む妖怪がいるって話らしいわ そんな妖怪なんか会いたく無いわ、気持ち悪い そんな妖怪に家族がいるとしたら消えて欲しいわ」

 

フランドール「う~ん、そうだね 確かに心を読むなんて気持ち悪いし、やめとこう」

 

そして、夜見はそんな会話のある言葉が聞こえた。

 

夜見(心を...読む妖怪...?気持ち悪い...消えろだと?)

 

その瞬間、夜見の意識がはっきりした。

 

夜見(お前らが、お前らが!さとりを!みんなを!)

 

そして、夜見は立ち上がった。

 

レミリア「...あなた!まだ生き...て...」

 

フランドール「な、何!?あの姿!?」

 

2人が見たのは赤黒い翼を持っていた夜見だった。

 

【挿絵表示】

 

夜見「おい、お前ら」

 

レミリア「ひっ!?」

 

フランドール「うっ!?」

 

夜見「お前らがさとりを、みんなを否定する権利なんぞねぇ!!!お前らが人をどう思おうが構わねぇ、だが、その相手の存在はちゃんと認めてやらなくちゃならねぇんだ!お前らがその相手を否定するってんなら、それはそいつを殺しているのと同じなんだよ!」

 

すると夜見は新たなスペルカードを作り出した。

 

夜見「[賭符 JACKPOT]」

 

スペルカードを発動すると、夜見の翼がバラバラと崩れ、赤黒い塊は夜見の背後に大量の様々な銃の形を作り出した。

 

夜見「合計777丁 つまり、JACKPOTだ」

 

夜見はレミリアとフランドールに向けて手を伸ばすと、夜見の背後の777丁の銃から一斉に弾幕が放たれる。

レミリアとフランドールは腰が抜けていて、動く事が出来ず、弾幕の餌食となった。

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

 

レミリアとフランドールは悲鳴を上げたが、その悲鳴は銃の発砲音ですべて消されてしまった。

 

777丁の銃は弾幕を撃ち切るとその銃は赤黒い液体となり、その場に落ちた。

それと同時に夜見も倒れてしまった。




どうもお風呂場の蓋です。
今回は挿し絵を入れてみましたが、どうだったでしょうか?
自分で絵を描いて自分って絵、下手なんだなって思いました。
よければ次回も見てください。
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