閉ざされた蒼空の下に咲く白薔薇   作:ENDLICHERI

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蒼「ENDRECHERIのボーカル 朝倉蒼空は日々バンド生活を送っていた。前回燐子の気持ちを知った蒼空は自分の気持ちも打ち明け、晴れて恋人関係になりましたとさ。」

燐「そういえば蒼空君。前回最後に何か言おうとしてたけど・・・・・・?」

蒼「そこは・・・・・・第37話で発表だ!」


第37話

燐子と付き合うこととなって数日が経った。今日は楽器店『nascita』に来ていた。理由は、

 

 

千「ふぅ。・・・・・・どうかしら?」

蒼「・・・・・・まぁ、ここまで出来れば後は基礎を応用した技術を磨いていくだけだな。」

 

 

女優の白鷺千聖のベースのレッスンをしていた。・・・・・・誰か今『浮気か!』って考えた奴いるだろ!?違うからな!これは『教師』と『生徒』としての関係だからな!

 

 

千「そういえば、」

蒼「ん?」

 

 

片付けてる時に話しかけてくる女優。・・・アタシらそんなに馴れ合いしてたっけ?

 

 

千「Roseliaの白金燐子と付き合ってるの?」

蒼「・・・・・・誰から聞いた?」

千「同じパスパレの氷川日菜だけど・・・。あなたと知り合いなんでしょ?」

 

 

あの天才・・・!いや、『天才』ってより『天災』だな!

 

 

蒼「・・・・・・いや、悪いけど俺と燐子はそういう関係じゃないよ。」

千「そうなの?てっきり日菜ちゃんからそんなような話を聞いたのだけれど・・・。」

 

 

アイツ口軽いんだな!今度何かしらお仕置きしてやらないとな!

 

 

千「あっ!ごめんなさい!時間が!ありがとうございました!」

蒼「ん?・・・あぁ!またな!」

 

 

慌ただしく出て行ったよ・・・。まぁ、俺が教えることはもうなさそうだし、呼ばれることも無いだろう。

 

俺と燐子は、・・・・・・さっき言ったように恋人関係ではない。そういう設定にしてある。あの天才(天災)今井リサ(ギャル)に知られるとろくなことが起きないから、そのためにね。『燐子が俺のことが好き』って知ってる奴や薄々感づいてる奴に関しては、『その気持ちは前に聞いたけど保留にした。』って言って誤魔化す予定。・・・・・・上手く行けば良いけど・・・・・・。

 

 

ク「お兄さん・・・。」

 

 

ドア越しにひょこっと顔を見せるクロエ。・・・・・・久しぶりの出演だな。

 

 

蒼「どうした?」

ク「この後・・・予定ある・・・?ギター・・・教わりたくて・・・。」

 

 

この子、意外なことにアコギ練習してるんだよな~。まぁ、俺としてはしっくりくるけど。

 

 

蒼「ごめんな。この後ライブの打ち合わせがあるんだ。また今度教えてやるからさ。」

ク「うん・・・。」シュン

蒼「・・・・・・。」

 

 

クロエ、意外と甘えん坊なんだよなぁ。・・・・・・仕方ない。

 

 

蒼「クロエ、おいで。」

ク「っ!・・・・・・うん・・・!」

 

 

クロエを手招きすると、2歳年下と言うより10歳の子のようにこっちに来た。そんなクロエに俺は、

 

 

蒼「許せクロエ。また今度な。」

ク「イテッ。」

 

 

クロエのでこに人差し指と中指をコツンと当てる。

 

 

ク「うぅ・・・。いつ、教えてくれる・・・?」

蒼「そうだな。・・・・・・3日後かな?」

ク「・・・!うん!その日まで・・・我慢する・・・。」

 

 

携帯のカレンダーを見て、教えれる日を教えると、クロエはニコッと笑う。この仕草、到底15歳とは思えないんだけど・・・。

とにかく、俺はクロエの頭を撫でて、nascitaを後にする。

 

 

蒼「じゃ、またな。」

ク「うん・・・!バイバイ・・・。」

 

 

近くに停めていたバイクに乗り、とある場所に向かう。

 

 

蒼「ふぅ。・・・・・・久しぶりだな、ここに来るのは。」

 

 

バイクから降りて、その建物内に入る。

 

 

「あの・・・、こちらは立ち入り禁止ですよ。」

蒼「え?いや、」

?「ん?・・・・・・蒼空・・・君・・・?」

蒼「あ!巧さん!お久しぶりです!」

巧「蒼空君!お久しぶりだね~!・・・・・・あ!君、ごめんね。この小僧、僕の知り合いなんだよ!」

 

 

コイツ・・・!『小僧』って言いやがったよ!!

 

俺はこの男性『葛城巧(かつらぎたくみ)』と一緒に建物内を歩いていた。ちなみにこの男、俺らが大きいステージをする時にスタッフたちを指示してくれるマネージャー的存在だ。俺たちよく弄るけど。

 

 

巧「にしても、また来てくれるなんて、嬉しいね~。」

蒼「そのわりには受付スタッフに俺のこと伝えてなかったみたいだけど?」

巧「あはは~、忘れてた♪」テヘ

 

 

お~お~、このおっさんホント一発ぶん殴ってやろうか?

 

 

巧「俺のジョーク通じてる?」

蒼「・・・・・・残念ながら通じちゃってるよ。残念ながら。」

巧「根に持つなよ!?・・・・・・あっ、着いたぞ。」

蒼「スタジオの場所変わった?」

巧「あぁ、ちょっとリニューアルしたんだぜ!」

蒼「あーそー。」

 

 

そのスタジオに入ると、今回のライブに出演するサポートバンド、ダンサー、そして裏方スタッフが大勢いた。入って早々、色んなところから俺の名前が聞こえてくる。

 

 

蒼「皆さん、お久しぶりです。それから、色々と迷惑かけてすみませんでした。」

 

 

周りから「気にするな。」みたいな言葉が沢山飛んでくる。・・・・・・みんな俺の事情知ってるの?

 

そして、サポートバンドのリーダーが俺のとこに来た。名前は『武田建(たけだけん)』。俺たちの楽曲のアレンジ等もしたりする、頼れるお父さん的存在だ。

 

 

建「蒼空君、久しぶりだね。」

蒼「建さん、お久しぶりです。」

 

 

建さんが差し出す手を握り、握手をする。

 

 

建「紫音ちゃんから事情は聞いてたけど・・・・・・、うん、良い顔になったな!」

蒼「そ、そうですか・・・?」

?「蒼空君、ちょっとセッションしないか?他のみんなは学校終わってから来るんだろ?それまでの間だけでも!」

 

 

今話しかけてきたのは『堂島浩平(どうじまこうへい)』。建さんと一緒で楽曲アレンジ等音楽面で俺たちを支えてくれて、基本的にはギター、ベース、キーボード、ドラムのアレンジが多い。そして、弄られ担当。

 

建さんはストリングス等、全体のアレンジをしているから、建さんの方が立場は上だ。でも、発想力は建さんより上・・・・・・の時があるから、2人でアレンジしてる、らしい。最近は。

 

 

蒼「そうですね。後、新曲もいくつか持ってきたので聞いてほしいですし。」

 

 

他のメンバーが来るまで後1時間。セッションしたり、新曲聞いてライブ時のアレンジや演出方法を考えて、ライブへの期待にみんなが胸を膨らませていた。




ってことで、またライブの回がありまーす。

蒼空と燐子の関係、上手く隠しきれるのでしょうか!?・・・・・・アタシ『無理』に1票~。
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