閉ざされた蒼空の下に咲く白薔薇   作:ENDLICHERI

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お久しぶりで~す!あ、『この小説では』って意味ですよ。

なんか、ノリで書いちゃった♪のワリにはめっちゃ長いんだよな~。なんでだろ?(知るか!!)


そんなことより、本編どうぞ!


番外編:2

 

 

 

最終回からほんの少し経ち、番外編の1からだいぶ時間を巻き戻して、高校3年の7月。・・・・・・早速メタいね。

俺はのんびり自宅警備員をしている。・・・・・・マジでニートになってないよ!!

 

 

和「蒼空兄ー!起きたー?」

蒼「起きてるよ。うっさいな~。」

 

 

前に住んでいた家からそれなりに離れた場所に燐子と住む家を建てた俺は、現在そこに住んでいるが、ほぼ毎朝和美が起こしにくる。

 

 

和「蒼空兄がニートにならないために決まってるでしょ!」

 

 

勝手に人の心を読むな!

 

 

和「ほら蒼空兄、行くよ!」

蒼「あのなぁ、まだ集合時間まで1時間半もあるぞ。」

和「分かってるけど、楽しみで仕方ないの!!」

蒼「子供だな。」

 

 

とにかく、身支度をして、持っていく荷物を持って、バイクに乗る。

 

 

和「イエーイ!蒼空兄のバイク久しぶり~!」

蒼「はいはい。」

 

 

和美にヘルメットを渡し、後ろに乗せて集合場所の駅にに向かう。

着いた頃にはRoseliaと紫音が既に集合していた。先程から約1時間経過してる。

 

 

紗「遅いですよ。」

和「ほーら蒼空兄!怒られてやんの!」

蒼「俺だけじゃないと思うんだけど?」

紗「聞いていますか?和美さん!」

和「僕だけなの!?」

紗「当たり前です!」

 

 

なんか()()()()和美に説教し始めた。集合時間10分前なのに、みんな来るの早いね。

俺は駅の駐輪場にバイクを停めて、みんなのとこに向かう。

 

 

あ「あ!りんりん!蒼空兄戻ってきたよー!」

 

 

そんな報告すんな!

 

 

燐「蒼空君!」

 

 

めっちゃ笑顔だし・・・、めっちゃこっちに一直線で来たし・・・。

 

 

燐「ウィッグに興味「無いよ!」ぅぅ・・・・・・。」

 

 

まだ言ってるのか。可愛いけど拗ねるな。

 

 

リ「でも、ロン毛の蒼空も悪くなかったよ~?」ニヤニヤ

友「ええ。それで女子の服装していれば、女の子と思われてもおかしくないわ。」

蒼「そんなことはしないし、おかしいって思うぞ、普通。そして、今おかしいのはお前らの頭だけだ!」

リ「うーん、やっぱり燐子に言わせる方が良かったかな・・・?」

友「私たちでは、蒼空に『効果はいまひとつのようだ』みたいね。」

蒼「燐子に言われてもやんねぇって。」

 

 

全く、めでたい頭してやがるよ・・・。

 

 

紫「・・・・・・そういや、筋肉バカと海璃は?」

和「あ、それなら朝連絡あって、『行けなくなった』って。」

あ「え?なんで?」

和「海姉は実は今日仕事あったんだって。」

 

 

あちゃ~・・・。

 

 

リ「忙しいんだね・・・・・・。」

紫「じゃあ、筋肉バカは?」

和「連絡したら出なかった。」

蒼「寝てるな。」

友「寝てるわね。」

紗「寝ていますね。」

あ「寝坊だね!」

紫「じゃ、寝坊は置いて、行こうか?」

 

 

そう言って、みんなで電車に乗り込み、とある場所へと向かう。席は友希那とリサ、紗夜と燐子、あこと和美、俺と紫音というペアで、2人席にそれぞれ座っている。気付けば友希那たちが燐子たちと向き合って座っている。

 

 

紫「蒼空、大丈夫なの?」

蒼「うん?あぁ、耳なら大丈夫。耳栓とかも用意してるし。」

紫「そうじゃなくて、」

 

 

え?・・・・・・なんか他に心配されることあったか?

 

 

紫「ちゃんと燐子の水着姿を褒めれるの?

蒼「お前はそんな心配をしてたのか・・・。」

紫「当たり前でしょ。恋人として当然の責務だよ。」

蒼「お前は恋愛したこと無いだろ?」

紫「当たり前じゃな~い!少女漫画ならいっくらでも見てきたけど?」

 

 

そっから情報手に入れてたのか!?

 

 さて、これ以上移動中の面白いお話は無いから、シーンジャンプ!ってことで来たのが、海

 

 

あ「海だーーー!!」

和「海・・・、キターーー!!」

 

 

・・・・・・はい、海です。セリフのタイミング早くない?

 

 

紗「今一瞬宇宙が見えたような・・・?」

蒼「気のせいだから。これ以上あのネタを掘り下げると別の蒼空が出てくるかもしれないから止めよ。」

和「蒼空兄!ビーチフラッグで、タイマン張らせてもらうね!」

蒼「それ以上そのネタを使うな!!」

 

 

この作品に『メタ発言』のタグあって良かった~!

えっと、ああそうだ、ここだ。海の家に向かい、全員水着に着替え始めた。男なんて海パンだけだからすぐに着替え終わる。でも、水に濡れてもいい上着は着ている。・・・・・・名前調べみたけど、分かんなかった。

それと、レジャーシートとパラソルを立てて、自分の荷物を置いて、昼寝スペースを作った。

 

 

紫「なーに寝ようとしてんの?」

蒼「うん?」

 

 

声のする方を見ると、紫音が水着姿でいた。・・・・・・名前の通り、紫の一般的な水着だ。

 

 

蒼「まだ寝ようとしてねぇって。」

紫「でもさっき、『昼寝スペースが・・・』って言ってたよね?」

蒼「ナレーションで言ったけど『今から寝る』とは言ってない!」

 

 

コイツと話していてふと思った。

 

 

蒼「あれ?他のみんなは?」

紫「日焼け止め塗ったり、髪型変えたりしてるよ。まぁ、アタシは髪短いからそんな必要無いけどね。」

 

 

ちょっと髪型変えれば可愛いと思うけどな・・・。

 

 

紫「そういうのは彼女に言うものだよ。」

蒼「心読むな。・・・・・・だったら、ショートの和美は?」

紫「みんなのオシャレの手伝い。」

蒼「へ~。じゃあ、お前が先にこっちに来た理由は?」

紫「Youが寝ないか見張りに来た!」

 

 

信用されてねぇな~・・・。

 

 

リ「おっ待たせ~!」

蒼「ん?」

紫「みんな来たみたいだね。」

 

 

またまた振り向けば、海で遊ぶ気満々のRoselia+α(和美)がこっちにやって来た。

 

 

リ「ど~お?みんな似合ってるでしょ?」

蒼「あぁ、似合ってるよ。」

リ「そりゃそうよ!」

 

 

なんでお前が威張るんだ?

 

 

リ「なんたってアタシが選んだんだから!」

 

 

あ、さいですか・・・。・・・・・・あれ?

 

 

蒼「燐子は?」

リ「え?」

紗「先程まで一緒にいたと思うのですが?」

あ「あ、いた。りんりーん!」

友「・・・・・・隠れているわね。」

 

 

海の家の更衣室の出入口から顔だけ出してやがる。

 

 

和「旦那様、お迎えに行って下さい。」

蒼「お前、さっき言ってたタイマン、本気でやるからな。」

和「僕の命が危なくなった!!」

 

 

日陰になってたパラソルから出て、更衣室に隠れてる燐子の下に向かった。

 

 

蒼「燐子。何隠れてるの?」

燐「そ、その・・・・・・恥ずかしくて・・・・・・。」

蒼「でも、そこにいると他の人の迷惑になるから、こっち来いって。」

燐「え?きゃっ!?」

蒼「あ、ゴメン!大丈、夫・・・。」

 

 

やや強引に燐子の手を引っ張ったからちょっと躓いてしまったと思い後ろを見たら、燐子の水着姿に釘付けになってしまった。本編で何回か燐子のアレについて言ってたけど、改めて見ると・・・・・・うん、ヤベーイ。

 

 

燐「そ、蒼空君・・・・・・?」

蒼「・・・・・・え?あ、ど、どうした?」

燐「もしかして・・・・・・水着、変だった?」

蒼「いやいや!全然変じゃないよ!スッゴく似合ってる!」

燐「本当?」

蒼「ああ!」

燐「・・・・・・蒼空君が言うなら、似合ってるんだね。」

 

 

・・・・・・ホント、水着って困る。目のやり場に。

そんな時、ふと和美とあこを見てしまった。毒が少ないから。

 

 

和「今僕たちを安全地帯にしたな!!」

 

 

ヤッベ、バレた・・・。

 

 

 

 

 

あ「リサ姉~!カズミ~ン!遊ぼー!!」

リ「オッケー!」

和「りょうかーい!」

 

 

そこの3人は海に入って遊んでいる。他のメンツは、

 

 

蒼「・・・・・・。」

友「・・・・・・。」

紗「・・・・・・。」

燐「・・・・・・。」

紫「・・・・・・。」

 

 

のんびりパラソルの下でくつろいでいた。

 

 

リ「ちょっとみんな!遊ぼうよ!」

蒼「こんだけの人数で遊ぶことなんてあるのか?」

和「ビーチフラッグ!」

蒼「さっきの約束か?」

和「あ・・・・・・やっぱり無し!」

紗「はぁ・・・。・・・・・・そうなると、他の遊びは・・・?」

友「・・・・・・ビーチバレー、とか?」

紫「ベタだね・・・。」

あ「それだ!!」

 

 

人を指差すなよ・・・。

 

 

あ「友希那さん!紗夜さん!やりましょうよー!」

紗「私はパスします。」

友「私も。」

和「紫音姉ちゃん、一緒にやろうよ!」

紫「アタシもパス~。」

 

 

・・・・・・俺が呼ばれないってことは、さらっとコイツら耳のことを配慮してんのか?

 

 

リ「蒼空は諸事情でダメ、燐子は蒼空の付き添いとして、」

 

 

コイツ、さらっと隠していたであろう答えを言いやがった。

 

 

リ「3人とも、負けると分かってて逃げてない~?」

3人「!?」ピクッ

 

 

あ・・・。

 

 

友「リサ、幼馴染にケンカを売るとはいい度胸ね?」

 

 

・・・・・・コイツ、中身ポンコツだから怖いと思えない。プロレスだけは強いのに。

 

 

紗「あまり調子に乗らない方がいいですよ?」

紫「和美、大義のための犠牲になる?」

 

 

こっちは実際に運動神経あるから、怖い・・・。

 

 

燐「私たちは、のんびり見てましょう。」

蒼「ソダネー。」

 

 

えーそれでは、遠距離ながらも、友希那・紗夜・紫音対リサ・あこ・和美のビーチバレーの実況を、()()()()()やります!

 

 

6人「やるならちゃんとやれー(やりなさい)!」

 

 

はいはい。じゃ、意気込みシーンをどうぞ!

 

 

リ「勝つのはアタシたちだよ!」

(ヤバい!友希那は実力知ってるから圧をなんとかすればいいけど、他2人がスッゴク怖い!!)

 

あ「ふっふっふ!妾の力、見せてやる!」

(わーい!みんなで遊べる♪)

 

和「心火を燃やしてぶっ潰す!!」

(紫音姉ちゃん、怒るとあんなに怖いんだ・・・!ちょっと、オーバーフローする勢いでオーラが・・・!?)

 

友「リサ、覚悟しなさい!」

(ビーチバレー・・・、1年振りね。)

 

紗「さぁ、準備は出来ています!」

(こうなることを想定して、少しバレーの練習をして正解だったわね。)

 

紫「大義のための、犠牲となりな!」

(あのバカ共をギャフンと言わせてやる・・・!!)

 

 

ちょっと、危ないセリフもちらほらあるが、あこのサーブから、スタート!

 

 

燐「蒼空君、海の家に何か人だかりが・・・。」

蒼「ん?・・・・・・ホントだ。行ってみるか?」

燐「うん。」

燐(大丈夫、蒼空君と一緒だから。)

 

 

あっちはほっといて、俺たちは海の家に向かう。

 

 

蒼「のど自慢大会?」

燐「『飛び入り参加もあり』なんだって。」

 

 

海の家に貼られているポスターを見ながら2人で会話している。ジュース片手に。

 

 

蒼「しかも、『曲は持ち歌でもOK』って、そうそう持ち歌ある奴いねぇよ。」

燐「・・・・・・出るの?」

蒼「出てみたい、かな~。一応ヘッドホンもあるし。」

 

 

でも、1人で歌うのもな~・・・。

 

 

蒼「じー。」

燐「な、何・・・?」

蒼「燐子、これに「出ません。」即答かよ・・・。」

燐「だって、恥ずかしいし・・・。」

 

 

聞こえてるぞー。・・・・・・さて、あのバカ共に言えば誰か1人くらい出るかな・・・?とりあえず戻って話してみるか。

 

 

蒼「おーい、みんなー!・・・・・・あ。」

 

 

帰ってきたら、凄い光景が目に映った。

 

 

紫「はぁ・・・、はぁ・・・、あ、帰ってきた。」

紗「はぁ・・・、っ・・・、何処に行っていたのですか?」

あ「蒼空兄たちも見れば良かったのに!面白かったんだよ!」

 

 

この3人はこっちに来たが、他の3人は・・・・・・顔から腰まで砂に埋まっていた。

 

 

蒼「お前ら・・・・・・、どうすればそんな結果になるんだ?」

 

 

リサと和美はともかく、なんで友希那まで埋まってんだよ?

 

 

紫「・・・・・・あ、友希那はノリでつい!」

 

 

アッハッハ!相当頭にキテたのね?・・・・・・おかしいだろ、普通!?

 とにもかくにも、埋められた3人を掘り出し、のど自慢大会のことを話した。

 

 

和「出たーい!!」

あ「あこもー!!」

 

 

お前ら、元気だな・・・。

 

 

紫「燐子はどうする?蒼空と一緒に出るの?」

燐「いえ・・・・・・私は、多分・・・・・・歌えなくなる、ので・・・・・・。」

 

 

失礼だけど、確かに・・・。

 

 

紫「だったら、アタシが蒼空と一緒に出る。」

燐「え・・・・・・?」

紫「大丈夫大丈夫!蒼空をカッコよく見せてあげるから!」

燐「あ・・・・・・それなら・・・・・・。」

 

 

それでいいの!?

 

 それでは、『和美&あこ』が先にエントリーして、その後ろに『蒼空&紫音』がエントリーした。

 

 

 「蒼空と紫音のペアね。・・・・・・ん?蒼空?もしかして、ENDRECHERIの!?」

蒼「え?あ、はい。そうですが・・・。」

 「マジで!?俺、大ファンなんだよ!!」

 

 

受付さん、仕事しなさーい。

 

 えー・・・はい、シーン飛んで俺たちの出番から!

 

 

 「それでは次の挑戦者!私、大ファンなんです!『ENDRECHERI』の朝倉蒼空と、鳥羽紫音ー!!」

紫「なんか・・・、」

蒼「凄く歌いづらい・・・。」

 「それでは歌っていただきましょう!『ジェットコースター・ロマンス』と『フラワー』!」

 

 

 客席の方は少しザワザワしていた。俺たちの正体ってより、()()()()()()()()()()()()()()()()()()ってことに。・・・・・・まだ耳のこと公表してないんだよね~。そんなこともお構いなしに2曲を歌い終わった。

 

 

 「蒼空と紫音、ありがとー!!この事は一生忘れないよー!!」

 

 

恥ずかしいから止めなさい・・・。

 

 

燐「蒼空君!」

 

 

ステージ降りて少し離れた瞬間に走ってくんなよ・・・。ちょっと抱きしめたいって思うだろ・・・。

 

 

紫「そんなことは2人だけの時にしなさい。」

蒼「他人の心を読むな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺たちは着替えて、今は電車の中にいた。帰りは紫音と燐子が座席の位置を変えていた。・・・・・・ああそうだよ!燐子と一緒に座ってるよ!(何にキレてんだ?)

 

 

燐「蒼空君。」

蒼「ん?」

燐「楽しかったね♪」

蒼「そうだな。」

燐「また、遊びに来ようね?」

蒼「・・・・・・来年な。」

 

 

そして、少し沈黙が起きると、俺は沈黙を遮った。

 

 

蒼「燐子、ちょっと肩借りていい?」

燐「?・・・・・・いいですけど。」

蒼「ありがとう。」

 

 

俺は燐子の肩に頭を置いた。

 

 

燐「え・・・!?蒼空君・・・・・・!?」

蒼「ちょっと寝かせて。」

燐「・・・・・・ふふっ、どうぞ。」

 

 

俺は『のど自慢大会』で少しはしゃぎ過ぎたのか眠くなって、燐子(恋人)の肩を借りて、少し仮眠を取るのだった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐「ふふっ、蒼空君可愛い♪」カシャ

 

 

・・・・・・若干意識があるから撮られたに分かってるんだよね~。

 

 

 

 

 




みんなの水着は、ご想像におまかせしま~す。

なんか、『燐子と蒼空の水着って回を書きたい』ってなっちゃったんだよね~。

さて、ここでどうでもいいお知らせ~。
11月9日、アタシが小説を書き始めて1年経つこの日に、小説を1つ投稿します。ま、1週年記念作品と思っていただければと。


それでは、またいつか~!

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