その距離、わずか数メートル。
すかさず身を引くもソファの背もたれに阻まれ、稼げた距離は数センチしかない。
ここが現実であれば手に嫌な汗が滲むような感覚。
今すぐ逃走したいが、私はユイを抱えた体勢。身動きが取れない。
周囲を確認。有利になるための要素を探す。
心臓が早鐘のように脈打つ。
それに合わせて瞳孔が乱れて、視界は明滅を繰り返した。
そうだ。ここは私の借りてるコテージ。家主は私であるから追い返せばいい。
「なんで来たんすか……。帰って――」
「お姉ちゃん?」
「は、はい?」
ユイが肩を掴んで私を揺すった。
「大丈夫ですか?」
「だだだ大丈夫っすよ!」
「あの……。ごめんなさい、急にお邪魔して……」
「本当っすよ! だからさっさと――」
「お姉ちゃん?」
「はい」
「これ、つまらないものだけど。お土産のケーキです」
「いや、そういうのはいいんでとにかく――」
「お姉ちゃん」
「はい」
「この度はその……、団長がご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした」
「ヒースクリフさんとかどうでもいいんすよ。そんなことより――」
「お姉ちゃん!」
「はい」
結城さんを追い返そうとするたびに、ユイが割って入る。
今の私は結城さんの前で使う敵愾心のペルソナと、ユイの前で使う姉のペルソナを目まぐるしい速度で付け替えさせられていた。
落差の激しいペルソナは、付け替えるたびに意識のレベルが大きく変化する。
恐怖や嫉妬から、庇護欲や責任感へ。
私という人格が2つあるような気がして、同一人物であることが苦しくなってきた。
心臓の鼓動はさらに加速して、だんだんと視界が暗くなっていく。
手を強く握られる感覚。温かい。これはユイの手だ。
それを楔に、どこかへ行こうとする意識が縫い止められて、ここに留まる。
「ど、どうしたんすか、ユイ」
「お姉ちゃん、辛そうな顔をしてましたよ」
「…………はぁ……」
私を見上げるユイ。
私はユイに握られていない方の手でこめかみを抑えて溜息をひとつ。
心臓も思考も徐々に落ち着きを取り戻してきた。
視界は安定して、至近距離にあるユイの今にも泣き出しそうな顔がハッキリと見える。
「――あがっていけよ、アスナ。お茶くらい出すぜ」
そう言ってからキリトが私に振り返って確認を取るように視線を合わせた。
随分と勝手な話だ。だが、私はそれを止めなかった。
2つに割れかけたペルソナは、最終的にユイへ向けるものに傾いた。
▽▲▽▲▽▲▽▲
カチャリと、ティーカップを置いた音が鳴った。
私たちは無言でケーキを咀嚼する。
「お姉ちゃん」
「どうしたっすか?」
「あーん」
ユイに私のケーキを一口。
結城さんは別々の種類のケーキを買ってきていたため、食べ比べができる。
「お姉ちゃんもあーん」
「――そっちのも美味しいっすね」
ユイのケーキを一口。生地の甘さにイチゴの酸味がいいアクセントとなっている。
私が選んだのはモンブラン。ユイが選んだのはイチゴのタルト。
甲乙つけがたいが、タルトの方が好みではある。ユイに譲っておいてよかった。
なお、ショートケーキは結城さんだ。
「なあ……」
「なんすか?」
「俺にも一口くれよ」
「なんすか。あーんってして欲しいんすか? 駄目っすよ」
「いやそうじゃなくてさ」
「キリトさん。あーん」
「ありがとう、ユイ……。ありがとう……」
とても嬉しそうに差し出されたケーキに食いつくキリト。
失敗した。そうくるか……。
「お姉ちゃんも、もう一口食べますか?」
「いいんすよ。ユイが食べるっす。はい、あーん」
「あーん」
私はユイにもう一口、与える。自分で食べるよりも、食べさせてる方が楽しい。
「キリトさんは食べますか?」
「ありがとう……。ユイの優しさが目に染みるよ……」
「駄目っすよ。女の子が簡単にそういうことしちゃ」
「駄目なんですか?」
「でも女の子同士ではやってもいいっすからね。はい、あーん」
「あーん」
「キリト君。よければ私の分、食べる?」
「い、いや……。悪いしいいよ」
「むう」
イチャつくなら他所へ行けと言いたくなる。
こうなった原因は結城さんにあった。彼女はユイの存在を知らなかったために、買ってきたケーキの数は3個。1個足りなかったのだ。
色鮮やかなケーキが皿に乗せられてる中、キリトの前に置かれた皿には申し訳程度にクッキーが乗せられている。
なお、結城さんはキリトがいることは知っていた模様。
リズベットから聞いたのだろうか。いや、そうだとすればユイの事も知っているはず。だとすれば、キリトの後をつけてきたということか……。
さぞ、ランクの高い偵察スキルのブースト装備を持ってきたのだろう。
「やっぱりキリトさんに私の分を……」
「いいんすよユイ。こういうときはレディーファーストっていって、男性が身を引くものっす」
「そうなんですね!」
「おい。ユイにあんまり変な事教えるなよ」
「はいはい。代わりに後で美味しいワインをあげるから、それで目を瞑ってくださいっす」
「おっ! ラッキー」
チェストにSTR上昇バフのつく高級なワインが仕舞ってあったはずだ。
祝い事のときに飲もうと思っていたが機会がなくてずっと奥で眠らせたままだったがしかたがない。ワインは攻略のときにでも飲んでもらって、彼の役立ってもらおう。
「それで、そっちの女の子は……?」
「はじめまして! わたしはユイです」
「はじめまして。私はアスナです。よろしくね、ユイちゃん」
「はい! よろしくです」
「ユイちゃんは、エリさんのお友達かな?」
「うーん?」
「妹っす。血は繋がってないっすけど」
「え、えぇ……?」
「はい! わたしはお姉ちゃんの妹です!」
素直に肯定してくれるユイが愛らしくて、ついつい私は彼女を抱き寄せる。
隣に座っていたユイはされるがままに、私へ体重を預けて、もたれかかった。
「あー。説明するとだな。森で倒れてたユイをここで保護してるんだよ。彼女、どうにも記憶がないみたいでさ」
「そうだったの……。大変だったのね、ユイちゃん」
「大丈夫です!」
ユイは嬉しそうに私にすり寄っている。
記憶がないというのに、ユイからは悲壮さがまるで感じられない。
無理をしている――、わけでもないと思う。
ユイは、私が知る限りでは本当に楽しそうに笑うのだ。
これが演技のだとしたら、子役スターとして今すぐ売り出せるだろう。可愛さという面では、すでに十分な素質を持っているわけなのだから。
「エリさんも元気そうで安心したわ。うちの団長が空気読めなくて、本当にごめんなさい!」
「いいっすよ。ギルドの方針ってことなら、正しい判断っすから。すっぽかしちゃったっすけど、あれから大丈夫だったっすか?」
「ええ……。なんとか……」
苦笑いをする結城さん。あんまり大丈夫ではなかったらしい。
「今日の要件はそれだけっすか?」
「お姉ちゃん……」
「大丈夫っすよ。ユイ」
私はユイを優しく撫でた。彼女に触れていると心が安らいで、トゲトゲした感情が鳴りを潜めていく気がする。
「団長の件でお詫びに来たのは本当よ。それに様子が心配だったのも。でも一番の理由は……」
「………………」
結城さんは言い澱む。
なにを言おうとしているかは察しがついてた。でも私から歩み寄ることができない。ずっとそうしてきたから、足が棒になってしまって動けないのだ。
今でもユイが側にいなければ、逃げ出してしまうか、あるいは結城さんを傷つけてでも振り払っていただろう。
なんて卑怯者なのか……。
私はそれを理解してなお、彼女の言葉をただ待ち続けた。
「……あなたと、仲直りがしたかったの」
私の心に結城さんの言葉が刺さる。
真っ直ぐで、とても切れ味のいい言葉だ。
「私は……」
「お姉ちゃんは、アスナさんと喧嘩してるんですか?」
「……違うんすよ」
私は首を横に振る。
逃げて、逃げて、こんなところにまでやってきた私だが、ユイの前では格好よくありたいと、強がっていたいと、まだそんなことを思ってしまう。
そうして失敗を繰り返してきたというのに。相変わらず学習能力のない頭だ。
……そうでなければこんなことにはなっていないか。
「――アスナさん。外で……。2人きりで……、お話、しませんか……?」
「えっ!? う、うん。じゃなくて、はい!」
ユイをそっと離して、私は立ち上がった。
これは精一杯の強がりだ。
ユイのお姉ちゃんとして、ここで逃げるわけにはいかない。
そろそろ、逃げ続けてきた現実に決着を着けよう。
▽▲▽▲▽▲▽▲
空は雲一つないが、晴天というには見慣れた階層の底が邪魔である。
乾いた空気が頬を撫でた。厚手のコートを羽織ってきたが、それでも冬の気温設定はだいぶ寒い。
湖が近いせいもあるだろう。夏場はきっと快適だが、冬場はあまりよくない。
だからこそ過疎なこの場所を選んだのだけれども、ユイには悪いことをした……。
風に乗って落ち葉が流れる音がする。
それ以外はとても静かだ。
ここには私と結城さんしかいない。
コテージに残した2人の声は、建築物の外壁オブジェクトが遮断してくれている。
「なにから、話したものっすかね……」
ユイに分けてもらった温かさが残っているのか、結城さんを前にしても、私はまだ落ち着いていられた。
「私が向こうでなにか、しちゃったのよね? その……、ごめんなさい」
「違うんすよ。アスナさんのせいじゃないんす……。だから謝らないでください」
だというのに私は結城さんを毛嫌いして、嫌がらせをしていた。
嫌がらせをするたびに、自分の惨めさが浮き彫りにされていくような気がして、最悪な気分を味わった。なのに彼女を見つけると感情が抑えられなくなり、また繰り返す。
私は馬鹿なのだ……。
「……少し、歩かないっすか?」
時間を稼ぐようにそう提案した。
最終的に話すのなら、この場ですぐに話しても同じことだ。むしろそうするべきだ。
正解がわかっていても逃げ道を探してしまう……。
結城さんは黙って私の後に続いてくれた。
針葉樹の森を、落ち葉を踏みしめながら歩く。
私たちは無言だった。
上手い言葉を探そうするが、取り繕っても汚いものは汚いままだ。
結城さんの、顔を見れない……。
彼女に見られるのが怖かった。私の醜い一面を、透かして見られてしまうのではないかと、そう思ってしまうから。
「本当に、くだらない、理由なんすよ……」
前置きをする。だから期待しないでほしい。
これは結城さんの納得できるような、崇高な理由じゃないのだ。
「同じ学校に通ってたのは知ってたっすか?」
「うん。クラスは同じじゃなかったから、話す機会はなかったと思うけど……」
「そうっすね。たぶん話したことなんて一度もなかったと思うっすよ」
学校の外でなら、もしかしたらあるかもしれないが、それは重要ではない。
「すぅ…………」
深呼吸しなければ、喋ることさえままならない。
私は振り返って結城さんを見た。学校で見かけた通りの、綺麗な人だ。
「――点数」
4文字を振り絞る。これですべて理解してほしかったが、ここまで来たからには最後まで言わなければいけない。
「テストの点数っすよ。ずっと、私は2番だった……」
結城さんはずっと1番だった。
「家が厳しくて、1番でないと駄目だったんす。それまでの人生で、1番を取るのはあたりまえ。1番でなければ価値がないって。そうやってきたせいっすかね……。負けたのが信じられなくて、次からは寝る間も惜しんで必死に頑張ったんすよ。まあ結果は惨敗っす。あれだけ努力して駄目だったんだから、才能がなかったんすね、きっと……」
2番というのは十分凄い成績だというのは、今でこそ理解している。
でも、それでは足りなかったのだ。私は完璧でなければいけなかった。
当時の私はそう信じて疑わなかったし、両親もそう信じていた。
あらゆる分野には天才と呼べる連中がいる。そんな連中に勝ち続けることができないのは当然だ。だからどこかで負けることになっただろう。そのくらいは幼い私もわかっていた。
しかし、学校のテスト程度で敗れるとは思っていなかったのだ。人生という長い競争のプロローグで躓いたようなものだった。
「勉強に集中し過ぎて、今度は習い事の方に支障が出てっすね。どんどん周りに引き離されていくことが苦しくて仕方がなかった……。苦しさを紛らわせるように勉強に打ち込んで、それでまた2番」
最後に見た中間考査の結果発表を見て、私は倒れた。
ついに2番ですらなく3番になっていたからだ。
「こう、周囲の期待がどんどん失望に変わっていくんすよ。あれは、辛かったっすね……」
ヒステリーを起こした母親が怒鳴り散らして、私は1日中家庭教師を入れ替えて、机に齧りつかされる。勉強をしていない時間は、食事とお風呂とお手洗い、そして睡眠のときだけ。それは特に辛くはなかったが、怒られることは怖かった。
このままでは価値がないと言われ続け、何度も何度も自分を磨き続ける毎日。そうしていたら擦り切れてしまったのだろう。
「それである日突然なにも手につかなくなったんすよ……。学校に通えなくなって、引き篭もって、ゲームに手を出して……。気がつけばここっすね」
肩をすくめてみせる。
「だからアスナさんのせいじゃないんすよ。――今まで、ごめんなさい」
私は結城さんを見つめてから、頭を下げた。
少し、心が軽くなった気がする。こんなことなら、もっと早くこうしていればよかった。本当に、私は馬鹿だ……。
結城さんは私をじっと見つめると、今度は瞼を閉じた。
「……統一模試だったの」
結城さんは目を細めて、過去を思い出すように話し始めた。
「このゲームが始まってすぐの頃かな。もうすぐ受験だったから凄い気にしてたんだ。周りに置いていかれちゃうって思うと、凄く怖かった……」
結城さんは今まで見せたことのない、弱り切った表情をしていた。
こんな表情を私はよく知っている。結城さんは鏡に映る自分の姿にそっくりだった。
「ゲームが始まった頃は毎晩悪夢にうなされたわ。母親に失望される夢。クラスメイトや後輩に笑われる夢。成績発表の順位に私の名前がない夢。そのせいで全然眠れなかった……。今でもたまに見るのよね。皆は高校の制服に袖を通してるのに、私だけずっと中学生のままの夢……。このままゲームをクリアすることが本当に正しいことなのかなって、時々思うのよ」
近くの針葉樹に背を預けて、結城さんは空を見上げた。
天には解放された23層の底。見上げれば、私たちはいつもこの箱庭の蓋を目にする。
檻の中に入れられた実験動物か、あるいはゲージで飼育されるペットにでもなったかのようだ。
けれどそれはこの場所に限った話じゃない。
私たちは現実であって親の所有物だったのだろう。
「じゃあ、どうして最前線で戦うんすか?」
「わかんない。たぶん、今までずっとそうだったから。走り続けてないと不安でしょうがないの。だって立ち止まる方法を知らないから」
視線が交差する。
瞳は互いの姿を映していたが、私たちはきっと同じものを見ていた。
「どうしてあなたのことがずっと嫌いになれなかったのか、ようやくわかったわ」
結城さんはゆっくり私に歩み寄ってきた。
手を伸ばせば届く距離。彼女の方がやや身長が大きく、見上げる形になる。
この数センチの違いが私と彼女の間にあった最初の差だ。
片やKoBの副団長。閃光の異名を持つ、最前線の花形。
片やALFの治安維持部隊元隊長。魔女の異名を持つ、正義を騙る殺人者。
どうしてこうなってしまったのか……。
私も彼女のようになれる可能性があったのだろうか?
「私たち似た者同士だったのね」
初めはそうだったのかもしれない。でも、もう……。
結城さんはそっと手を差し出す。
「私と友達になってください。あなたが必要なの」
「……必要だから友達になるんすか?」
「しょうがないじゃない。ずっと、そうしてきたんだから」
「そうっすね……」
私は結城さんの差し出した手を握った。
歩んできた道は違うけれど、彼女は私のことを理解できる人で、つまり私にも必要な人だった。
「もっと早くこうできればよかったなあ」
「そうっすね……」
初めて会ったときに、こうしていればよかった。
あれからもう2年か……。長い、とても長い2年間だった。何度も足が止まってしまったのに、結城さんを追いかけていた日々よりも濃密な2年間だった。
「そろそろ戻ろっか」
「そうっすね……」
「ふふふ。さっきからそればっかり」
「……似てるからじゃ、ないっすかね」
「そうね」
さっきまでの重たい空気の会話を忘れたかのように、結城さんは弾む声で笑った。
私は……自嘲気味に笑う。笑い方まではどうやら似ていない。
「エリって、呼んでもいい?」
「いいっすよ。……アスナ」
「うん。――よし。エリ、コテージまで競争よ!」
「え!? ちょっと、私STR型なんすけど!」
「あははははは」
「このっ! 速いっすね、もうっ!」
ステータスに差があり過ぎて、アスナに追いつくことなどできるはずがない。
だが彼女はちらちらと振り返って差を引き延ばしはしなかった。
だから私は最後の最後で最長の射程距離を持つ突進系ソードスキルを使い追い抜いた。
目を丸くしたアスナもすかさずソードスキルで加速して――。
コテージに戻った私たちを、2人は笑顔で出迎えてくれた。
キリトとアスナはこの日の攻略を休み、夕飯は4人でアスナの完全習得した料理スキルを使った豪華なディナーを食べた。
キリトは相変わらず買い出しに行かされたが、3人分の奮発したコルを使い高級食材を買ってくると、上機嫌になっていた。
キリトに渡した極上のワインはすぐに開けられ、その大半が私とアスナのグラスに注がれては消費されていった。
ユイも一緒にワインを飲ませることに、アスナは最初反対していたが、酔うことはないの一点で押し切り、ユイも一緒に飲むことができた。その分キリトに注がれる量が減ったわけだが。
夕飯はとても賑やかになり、アスナも「普段はこんなにはしゃいでないからね」と言うくらいにははしゃいでいた。
夕飯を終えると夜も更けていて、キリトには帰ってもらったが、アスナはそのままコテージに泊まった。
ベッドは3人で寝るにはいくらなんでも狭かったけれど、楽しい経験になった。
寝物語に、キリトについて根掘り葉掘り聞いたのは3人だけの秘密だ。
この日も私は悪夢を見ずにぐっすりと眠れた。
アスナの寝顔を見ながら願ったのはただひとつ。
――どうか、彼女をこの手で殺すことになりませんように。
流れ星は見えなかったが、この願いがどうか叶いますように。
エリとアスナの関係はずいぶん引っ張った割にはしょうもない理由でした。
しかし2人とってはそれがすべてで、とても大事な理由だったんです。
プログレッシブの漫画版を買ったのはプロットを完成させた後でしたが、アスナさんの内面が想像していた通りで本当によかった……。
冒頭の部分だけでもすごくわかり易くアスナさんの性格が描かれているので、試し読みを公式サイトでしてみることをおすすめします。