俺が
すでにSAOでは数百人の死者が出た後。
テレビを点ければニュースキャスターがナーブギアの危険性を繰り返し訴え、どの番組でもプレイ中のユーザーやゲーム機を発見次第電話するようテロップが流れていた。家の近所では警察かなんかがスピーカーで叫びながら回収作業に明け暮れ、登校すれば教師が注意を促すほどである。
これだけ大々的に報じられていたわけだが、そのときはまだ、俺には関係のない出来事と一蹴して気にも留めていなかった。
何故なら俺はたった1万本しか出回っていないSAOのソフトどころか、ナーブギアなんて馬鹿高い最新機器など所持していなかったからだ。
ではどうやってSAOにログインしたかというと、それは自分の意思ではない。
無理矢理やらされたのだ。
所謂いじめの一環というやつである。
いじめの原因は父親がいないことや、母親が水商売をしていることだった。
もっとも、今にして思えば気の弱かった俺が格好の的だったというだけで、理由なんてなんでもよかったのかもしれない。
しかしそのせいで俺は母親を恨み、逆に足枷になる俺のことを母親も恨んでいたようだった。
居場所のない俺の日常は灰色どころか、暗闇を進むだけのものだった。
当時のことは思い出したくない。
楽しい記憶なんて何処をどう掘り起しても、埋まってないのだから……。
けれどもあの日のことだけは別だ。
放課後クラスメイトの家に呼び出された俺は、嫌な予感がしつつも断る選択は出来なかった。
自分の意思というものを徹底的に奪われ、彼らの言いなりになる人形と化していたからだ。
俺は部屋に入るなり、待ち構えていた複数の同級生に身体を押さえつけられた。
それから彼らは気が済むまで拳や罵詈荘厳を浴びせると、SAOのプレイを迫ったのである。
事件からまだ1日しか経っておらず、手が回っていなかったのだろう。彼らの手元にはテレビで見たのと同じヘッドギアの機械があった。
俺は暴力に屈して、あるいは自暴自棄になり、ゲームを起動した。
彼らには山ほど恨みがある。
でもこの一件だけは感謝してやってもいい。
おかげで俺は彼らと縁を切る事が出来たし、得難いものも得ることが出来たのだから……。
▽▲▽▲▽▲▽▲
SAOにログインして最初の3カ月くらいは俺も普通のプレイヤーだった。
これでも初期の攻略組に名を連ね、自分より弱いやつや、孤立したり失敗したやつを見下しつつ、それなりに上手くやっていた時期があったのだ。
そんな上流階級から転落したのは、なんてことはない……。
人を殺すのが止められなくなったからである。
切っ掛けは些細なアイテム分配のトラブルだ。
俺の習得スキルが直接的な戦闘に向いていないから必要ないだろと言いだし、そいつらは事前の取り決めを無視してレアアイテムを渡そうとしなかったのだ。
数は相手の方が多く、俺の反論は多数派の意見に黙殺された。
その姿が同級生たちに重なって見え、えらく癪に障ったのを今でも憶えている。
後から知ったことだが、アイテム分配で揉めて殺し合いに発展するのが一番多いらしい。
俺もカッとなって手を出していれば、ありきたりなレッドプレイヤーの1人として監獄に繋がれていたか、返り討ちにあって死者の列に加わっていたことだろう。
そうならなかったのは偏に、その場ですぐに殺すという愚行を犯さなかったからである。
俺は一度怒りを抑え、しかし忘れることなくチャンスを窺った。
あとは2人きりのときを見計らい、モンスターとの戦闘中に背中からグサリだ。
そのとき感じた興奮は途方もなかった。
虐げられる側から虐げる側へ転じるカタルシスは、なにせ初めて経験した快楽である。
俺は生まれてから14年の歳月を経て、ようやく楽しいという感情を知り、生きる理由を得た。
そうなれば止めるなんて無理な話だ。
最初の殺人は正当防衛という作り話を他の連中らに信じさせることができたが、我慢が利かなくなるのは時間の問題だった。
俺は逃亡の準備を整えると、残りの獲物を待ち伏せて、同じように殺害していった。
犯行はすぐに知られることとなる。
殺し過ぎたというのもあるが、どこかの情報屋と攻略組の連中が結託して証拠を掴まれたのだ。
追手はすぐに差し向けられたが、隠密スキルを鍛えていた甲斐もあって俺は逃げ切る事に成功した。
しかしこうなってしまえば街に出入りするのは難しい。フィールドやダンジョンの安全地帯でさえ安全とはいえなくなり、人目を避けながら各地を転々とする生活は非常に窮屈であった。
溜まっていく鬱憤を解消するため俺は新たな犠牲者を見繕い、積み上げた屍が追手を近づける。
悪循環でありつつも、俺を捕まえられない彼らの無能さは実に痛快で、殺人はエスカレートする一方だった。
――PoHと出会ったのは、そんな逃亡生活をしていた最中のことである。
▽▲▽▲▽▲▽▲
攻略組でなくなったとはいえレベルは必要だ。
日中は隠し部屋なんかに身を潜めて休息を取り、人目のつかない深夜にレベリングをするのが俺の日課であった。
俺はその日も効率の良くない狩場で、クマのモンスターを片っ端からから経験値に変えていると、どこからともなくそいつは現れた。
「Hell. Mr Johnny」
男が流暢な英語で笑うように囁く。
「……あんた誰?」
夜闇に溶けるような黒いポンチョ。顔はフードに隠れてわからない。腰には大振りの短剣が刺さっていて、右手は鞘に乗せられている。
見るからに怪しげな男であったが、人のことは言えない。ぶっちゃけ俺も同じ格好だ。違いは背丈くらいだろう。
問題は俺のことを知っているということである。
俺はモンスターを始末したばかりの短剣をすぐに男へと向けた。
「待てよ。やりに来たわけじゃねえ。攻略組から
「見てどうすんだよ。連中に突き出して懸賞金をいただこうってか?」
仲間をぶっ殺された恨みで、攻略組から俺に懸賞金が懸けられていたはずだ。
「10万コルだったか? そんな物に興味はねえよ」
随分な金額を積んでくれたようだ……。
男は興味がないと言うものの、正直にそれを信じるほど俺も馬鹿じゃない。
まずは偵察スキルで周囲の索敵。他にプレイヤーの姿はない。
ならついでに殺しておくか?
……いや。なんとなく嫌な感じがする。ここは撤退だ。
「先に誤解を解いておいた方が良さそうだな。俺もそっち側の人間、つまりレッドだ」
短剣を向けたまま逃走ルートを考えていると、男が言葉で制してきた。
「レッド? あんたのカーソルはグリーンじゃねえかよ」
「カーソルのカラーを変えないで殺す裏技もあるのさ。例えば、モンスターに殺させるとかな」
「自分の手じゃビビって殺せねえチキンかよ」
「他にもデュエルモードなら殺してもカラーに影響は出ない。試したことは?」
β版じゃそうだったって話は聞いたことがある。
けど製品版でもそうなるか確認したやつはいなかったはずだ。
「俺はある」
「……嘘だね」
口では否定をするが、俺はこの時点ですでにこいつが嘘を吐いていないと確信していた。
そもそもだ。俺を人殺しと知りながらこうして会話をしてる時点でマトモじゃねえ。
「なら殺したプレイヤーの名前を上げようか。アリシア、キタロー、焼き鯖、ゲイル、ホーリーナイツって名乗ってたメンバー4人も俺の仕業だ。あとは――」
「待てよ。そいつはたしかザザってプレイヤーが殺したんじゃなかったか」
「俺もその場にいたんだよ。なら俺の殺した数に加えてもいいだろ?」
「………………」
「攻略組にもいくつか種は仕込んだぜ。レジェンドブレイスの詐欺。アインクラッド解放隊とドラゴンナイツブリゲードの対立。他にも色々だ」
「マジかよ……」
男は次々に事件の舞台裏を語っていく。
それらを作り話と断じるには、あまりに内容に精通していた。
中には阻止されたものも多く存在していたが、失敗はこの際どうでもいい。
そんなことが気にならなくなるほど、彼は事件を起こしていたのだから。
彼の語りはまるで漫画にある冒険譚かなにかのようで、胸が沸き立つものばかりだ。スリリングで、時に喜劇的。しかし実際に起こった出来事である。
俺もいくつかの事件に当事者として立ち会っていた。それがまた楽しさを引き立てるのだ。
「あんたさ、何者……?」
彼が気前よく教えてくれるものだから、俺は思った疑問を自然と口に出していた。
「殺人も請け負うが、どちらかといえば殺す行為そのものを売りつける。――所謂殺し屋だ」
芝居がかった言い回し。
顔が見えずとも笑ってるのが伝わってくる。
彼の一挙一動から目が離せなくなり、そのすべてが格好良く見えた。
「金取るの?」
「取るときもある。だがほとんどは無料だぜ。押し売りが好きなんだ」
「ははっ! じゃあ今日は俺に殺しを売りつけに来たのか!?」
「勘が良いな。その通りだ」
俺の気分はさながら賢者によって勇者に抜擢されたかのようだった。
実際のところはまったくの逆であるが、それはそれで趣がある。
「代金は?」
「死体の山」
「商品は?」
「まずはカーソルカラーをグリーンに戻そう。それだけで殺しの幅はグッと広がる」
「最高だぜ、あんた!」
カーソルのカラーは好みだったが、付随する厄介ごとにはうんざりしていたところだ。
特に安眠と程遠い生活は結構キツイものがある。他人に見つからない場所を探す方が、プレイヤーを殺すよりもずっと大変なのだということを俺は逃亡生活で思い知った……。
それに街に入れるようになれば、呑気にしている獲物を見繕うこともできるようになる。
願ってもない提案だ。
「他にもさ。殺しの裏技レクチャーしてくれよ」
「いいぜ。道すがら教えてやろう」
彼と話したのはほんの少しの間なのに、すっかり俺は気を良くしていた。
こんなに打ち解けたのは初めてかもしれない。
攻略組の連中とはまったく気が合わなかったからなあ……。
「そうだ。あんたの名前、聞いてなかったよな」
「俺か? 俺はPoH。長いつき合いになることを祈ってる」
彼から送られたフレンド依頼を承諾すると、ついて来いと言ってPoHは歩き出す。
俺はそんな彼の背を追いかけ、薄暗い道を共に歩むのだった。
▽▲▽▲▽▲▽▲
それからしばらくして、PoHにザザを紹介された。
ザザの名前は以前から知っていた。そいつは俺がまだ攻略組にいた頃、度々最前線に現れては死体を作っていく、イカレ野郎として有名だったからだ。
ザザは長身のヒョロっとした男性で、素顔は顔を覆うマスク装備で隠されていた。
誰に言われたわけでもないが、俺もその頃から顔を覆うタイプの装備を着けるようになっていた。フードでも隠せていたが、それだとPoHと特徴が被るためイメチェンをしたのだ。
入手したばかりの布マスクがザザとお揃いにならなかったのは幸いだった。
ザザと初めて一緒に殺しをしたときの印象は、クレイジーの一言だ。
あいつは真正面からプレイヤーの一団に挑み、装備した大型の細剣で次々に逃げ惑う彼らを串刺しにしていったのだ。
同行していた俺とPoHは逃げ出そうとした取りこぼしの掃除。
ザザはその間も反撃を怖れず果敢にプレイヤーを攻め立てていった。
彼の戦いっぷりからは攻略組でも上位に入るだろう強さを感じたが、それ以上にHPが残り3割になっても平然と変わらぬ様子で戦っていた姿にこそ恐怖を抱かざるを得ない。
俺のスタンスはザザとは正反対。隠密からの一撃必殺か、モンスターとの戦闘中に不意を打って殺すというものだ。
そのせいもあって上手くやれる自信がなかったのだが、話してみると意外と気の合うやつだということがわかった。手法は違えども、同じ穴の狢ということなんだろう。
初めはPoHを含む3人で行動していたが、次第にザザと2人で狩りに出かけることも増えた。
レベリング然り。殺人然りだ。
殺しの方法は交代制。不意打ちと正面戦闘を交互にやっていた。
今日の獲物は3人組のプレイヤー。
最前線からは4つ離れた15層でレベリングをしている小集団だった。
PoHがいないため人数では劣っている。
手始めに1人をモンスターとの戦闘中にやってしまいたいが、生憎今回はザザに従う番で、そうしないことくらいは予想がついていた……。
「周囲に他の仲間はいないみたいだぜ」
索敵スキルは使うなと言われてないので、俺は最低限の安全確保をする。
場所は視界の悪い森の中。
最悪の場合でも、AGIにほとんどのステータスを割り振っている俺なら、逃走するくらいはなんとかなりそうだ。
「わかった。行くぞ」
「俺も?」
「そうだ」
「はぁ……」
「嫌なら、俺が1人で、やる」
「そんなこと言ってないだろ。でも今度は俺の作戦でやるからな」
「いいだろう」
ザザに続いて、俺は隠密状態を解き3人の前にノコノコ出て行く。
彼らもまさかレッドプレイヤーとは思わず「やあ」と挨拶してくる始末。
凄い間抜けな絵面だ。
「剣を抜け。お前たちを、殺す」
ザザは細剣を突きつけ、低く擦れた声を発した。
「え? あの……。どなた?」
「ほらぁ。やっぱり微妙な反応されてんじゃん。さっさと斬りかかった方が絶対いいって」
「そうか……」
「だ、誰かと勘違いしてませんか?」
「違う違う! 恨みとかそういうんじゃないから。手頃なプレイヤーがいたから殺しに来ただけ。わかる? ドゥーユーアンダースタン?」
「はあ……?」
駄目だ。全然伝わらない。
というか、なんで俺がわざわざ丁寧に説明してんだろう……。
「ザザ! さっさとやっちゃってよ」
「ああ」
ザザの細剣がソードスキルの前兆を示すエフェクトに包まれる。
彼らの反応は未だに鈍かったがお構いなしだ。
事態を呑みこんでくれたのは、先頭に立っていた両手槌使いの男が胸を貫かれた後だった。
鎧の間を縫った一撃に男のHPは4割を失う。
「何やってんだ、お前らあ!」
曲刀使いの男がザザに斬りかかるも、反応が遅かったためソードスキルの硬直時間は終了しており、ひょいと避けられてしまう。
もう1人の得物は――片手直剣か。彼が3人の中では一番冷静だったようで、ソードスキルを使おうと準備モーションに入っている。
「ザザ。ソードスキル」
「わかって、いるっ」
突進系ソードスキル『レイジスパイク』。
ザザはその軌道を見切って『リニアー』でカウンターを狙った。
発動は彼が、しかし命中はザザが先だった。
突進の勢いをそのままに喉笛を貫かれた彼はバランスを崩し転倒。大げさに転がりザザの脇を通過していく。大木に衝突して停止すると、HPは半分もなくなっていた。
だが今度の隙は見逃さず、曲刀使いのソードスキルがザザのHPを減らす。
ダメージは3割といったところ。両手槌使いに参戦されると面倒だ。
「ヘイヘイ、こっちも始めようぜ!」
残念ながら無防備ではいてくれない、か。
柄で短剣が凌がれるも、懐に入り込めただけ良しとしよう。
俺は持ち前のAGIを活かしてリズミカルに手を動かしていく。
両手槌使いの動きは鈍い。まだ理性がブレーキをかけているのかもしれない。ならば好都合とソードスキルでダメージを重ねていった。
「こ、このっ!」
両手槌が雑に振り回され、運悪く俺を掠める。
「ジョニー」
「えっ? うわおっ!?」
後から片手剣使いの突進。
背中を斬られ、痛みはないが不快な感覚が滲んでくる。
「そっちで2人相手してくれよ」
「都合よくは、いかない、らしい」
「だから嫌なんだよ!」
俺は両手槌使いと片手剣使いに挟まれていた。
一辺に相手とか無理なんだけど……。
すぐに移動し、全員を視界に収めるよう位置取りをするも、逃がす気はないと言わんばかりに追いかけてくる。
どちらも手負いだが、短剣のダメージでは時間がかかりそうだ。
「君たち、例のレッドプレイヤーだな」
「知ってんの? 嬉しいねえ」
「いい懸賞金が懸かってるらしいからな」
「うげっ……」
「今なら見逃してやってもいい」
「ふうん」
足の速さではたぶん勝っているから、逃げるだけならいつでも出来るんだけどなあ。
「命乞いするのはそっちだろ」
「こっちは3人いるぞ」
「いつまで3人でいられるんだろうねえ」
「………………」
彼の後ろではザザと曲刀使いが絶賛殺し合い中だ。
流石はザザ。HPの残量はすでに逆転していて、曲刀使いがどんどん押されていく。
「なんでこんなことするんだよ。本当に死ぬんだぞ! お前ら頭おかしいだろ!?」
「傷つくなあ」
「こっちはいい。お前はあいつのフォローを――」
「じゃあこうしよう。向こうで戦ってるお前らの仲間が勝ったら俺は引き上げる。俺の仲間が勝ったらお前らは大人しく殺される。それでどうよ?」
「ふざけやがって!」
「お前さあ。俺に勝てる前提だよね? 俺はこの前まで攻略組にいたんだぜ。お前らよりも何倍も強いわけ。だからさあ。――そういうのムカつくんだよ!」
ソードスキルを叩き込んでやろうとしたところで、向こうの2人に動きがあった。
曲刀使いのHPがレッドゾーンに入ったのだ。
それは戦闘が視界に入っていない2人にも何故か伝わっていた。
そういやパーティーメンバーのHPは見えるんだったか。
「今助けにっ」
「させねえよ!」
「邪魔だあああああああああ!!」
片手剣使いが再び突進系ソードスキルを使おうとしているが隙だらけだ。
俺のタックルで姿勢を崩し援護は失敗に終わる。
彼の視界の先では、丁度曲刀使いがザザの細剣に貫かたところだった。
伸ばした手は虚空を滑り、地べたを転がり無様を晒す。絶叫が森に木霊するも、システムは人の形を無情にポリゴンへ変えるとガラス細工を砕くようにバラバラに飛散させた。
「残念でしたぁ!」
「殺してやる!」
俺には目もくれず、片手剣使いが仇のザザに跳びかかる。
けれど地力が違い過ぎた。今更必死になったところでなにもかも手遅れだ。
ザザは軽々とソードスキルを躱しては、細剣を閃かせていく。
片手剣使いが恨み言は吐きかけながら死んでいったのは、それからすぐのことだった。
「命だけは、命だけは見逃してくれ!」
両手槌使いは懸命に戦った2人と打って変わって頭を地面に擦りつけるばかり。
こういうのでいいんだよ。ハッキリしない態度取りやがって。最初からそうしてろよな。
「だってさ。どうする、ザザ?」
「戦え」
……ザザほどハッキリしろとは言わないけどさ。
「いやだあ……」
「期待外れだ」
「じゃあ俺がもらうよお」
武器を取り上げると、俺は自慢の短剣で男を何度も浅く斬りつけ殺害した。
森には静寂が戻り、立っているのは俺とザザの2人だけ。
「この瞬間がイイんだよ……」
鳥が一鳴き。
今日の狩りも絶好調だった。
おそらく、そのうちプログレッシブで登場するジョニーやザザとは違うでしょうが、このような設定でいきます。