東方異外録   作:HR-H HR-E

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平成に『東方星桃玉』投稿できなかった…せめてこちらだけでも…

平成万歳!
さらば平成!

令和になっても東方Projectと星のカービィを推し続けるぞ!


第四話 紅き会談

 霧の湖の近くに位置する深紅の館

 この単語だけで皆がほぼ同じ建物を連想するであろうほど知名度の高い、吸血鬼の館『紅魔館』

 

 現在そこには館の主人である『レミリア・スカーレット』によって星のカービィとシャテン・シュテンは呼ばれていた。

 場所は何故かレミリアの部屋や応接室などでは無く食堂。時間帯は吸血鬼の主な活動帯夜

 その為か、周りには妖精メイドが働いたり食事したりしており、シュテンからして右側の席には赤と黄色を主張とした可愛らしい服を着た金髪サイドテール美幼女がケーキを食べていた。ちなみに左にはカービィ、シュテンの向かい側には館の主人のレミリアだ。

 

 シュテンの隣に居る幼女とは違い、白と赤を主張(紅白ではない)したドレスで髪色は薄紫がかった銀とも言えるし銀色がかった青髪とも言えた。そして何処と無くシュテンの隣の幼女と似ていた。

 まぁ、姉妹なので当たり前だが....

 

「ケーキ....食べないのかしら?」

 

 レミリアは赤ワインを軽く飲みながらシュテンの手の付けてないケーキを見る。

目からして「いらないなら頂戴」という目ではない。

 

「血肉とか入ってるだろコレ」

「肉は入ってないわ、肉は」

 

 つまり血は入ってると....隣の金髪幼女ことレミリアの妹『フランドール・スカーレット』が似たような物を食べてれば察しはつくが....

ちなみにカービィには普通のケーキが渡されているようだ、いじめだろうか?

 

代わりにワインには血が入っていないようなので普通に口を付けて飲む。

 

「どう?この館の中でそれなりに良いものなんだけど」

「よく分からん」

 

シュテンはワインは作れるが、ソムリエではない。美味くて飲みやすければワインは何でも良い。

ワインを飲み干すとシュテンは本題を切り出す。ここに呼ばれた理由だ。

もし食事に誘いたかったのならカービィだけで良いはず。わざわざこんな変なのは呼びはしないだろう。

 

 

「で、こんな深夜にわざわざ俺までケーキ一つとワイン一本の夜食に誘うとはどんな意味合いがある?ただ、このワインを自慢したいとかのくだらない理由ではあるまい」

「ええ、そのワインはただワインを作れる貴方に評価してもらいたかっただけ。本題は…」

 

 レミリアが本題の内容を言う前に口を閉じる。そしてシュテン達を見つめる。

 なのでシュテンがレミリアの言いたい本題を当てる。

 

「SCPか」

「正解」

 

 人里に『ペスト医師』と名乗る謎の人物と『ジョン』と名乗る猫が現れたのは人里を除き、ほぼ全員が知っている。

 あの事件の後にヘカーティアと話し合いをしていたジョンが紫や摩多羅隠岐奈などの幻想郷のトップに持てる情報をすべて話したのだ。

 

 本当に持っている情報すべてを教えたのかは疑惑は残るが…

 

 その中で皆が興味を引いたのは『SCP』。外の世界に存在する常識にとらわれない、自然法則に反した存在。どちらかと言えば幻想郷(こちら)側にあるであろうモノたちが向こうには秘匿されつつも存在していた。

 ペスト医師もジョンもそのSCPの一つであり、彼らはその中でも危険度は中の下だという。

 

 人里をほぼ壊滅に追いやった者、シュテンの攻撃を全ていなした猫。それがSCPでは中の下である。当然皆警戒する、だがその中には興味本位でこの吸血鬼の様に…

 

 SCPを欲しがる

 

 呆れるシュテンとは真反対にレミリアは笑顔を見せ、妹のフランはSCPという聞きなれない単語に興味を抱いてる様子。

 

貴方達(ポップスター)のおかげで最近物騒じゃない?だから引き込める者は引き込んでおきたいのよ、死者をゾンビにする医者も気になるし」

「死者をゾンビにしたいなら邪仙でも引き込んでろ」

「フフフ…それじゃあつまらないわ、未知なる外の世界の存在だからこそ良いんじゃない」

「未知すぎて自身を滅ぼすぞ」

 

 レミリアはほくそ笑む

 

「あら、私が滅びると本気でお考えかしら?」

 

 その言葉にシュテンは押し黙る。そしてワインを一口飲む。

 

「分かった、安全ではないと判断した者は紅魔館へ引き渡そう」

「嬉しいわ」

 

 紅魔館が滅びる

 

 一見、あり得無さそうだがあり得るかもしれないという印象だ。しかしそんなことは決して無い。

 この目の前に居る吸血鬼と隣のその妹。さらにはそこらへんに控えている銀髪メイドとこの場に居ない中国妖怪と魔女。

 一体一体が規格外の存在である。

 

 たとえ紅魔館が滅びようと、爆発しようと、この者たちが滅びる事は無いだろう。

 

 危険な奴を凄く危険な所に放り込めば危険ではなくなる。

 いつの日かここに放り込まれる危険なSCPや人間が居たら少しくらいは同情してやっても良いかもしれないとシュテンは思った。

 

 

 そこで丁度空になったワインとケーキの皿(シュテンは手を付けていない)がいきなり消える。

 代わりに妖精メイドや美しい銀髪をしたやや高身長のメイドが豪華な食事を運んでくる。

 

「交渉は成立したし、記念に食事でもどう?貴方達の胃袋を満足にできないかもだけど血肉は入ってないし味は保証するわ」

 

 カービィは喜びながら食事に手を付ける。ナイフやフォークなどを使う西洋風の食事マナーをちゃんと守りながらもテーブルの上に並ぶ料理の三分の二を食してしまうのは見てて面白い。

 レミリアやフランそして先ほどのメイド、『十六夜咲夜』もその光景にはもはや慣れたのか準備した食事が全滅しても眉一つ動かさなかった。

 

 正直、危険なSCPはこのピンクの悪魔に食して貰った方が断然安全だと改めてシュテンは再認識させられた。

 そして一番危険なのがこのカービィである事も……

 





急いで書いたため、短めです。
さて、もうこれが投稿される時は令和になるギリギリ。読み終わる頃には令和でしょう
(まだ、令和の新天皇陛下は即位していないので分かりませんが)

令和になっても皆さん、よろしくお願いします。
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