勘違いしてなるものか   作:プータロー

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アンケート実施してみました。

プロット通りに進めても良いんですけどやっぱりアンケート使ってみたいじゃん?使ってみたくなぁい?


目と目が合うよ中野さん

 

 

 

 

 

 

 

 

チラッ

 

 

 

「「っ!?」」

 

 

可笑しい。いや可笑しくはないのか?

何だか最近中野さんの様子が可笑しい。相変わらず俺が横をチラ見すると高確率で目線が合うのだがその様子が可笑しいのだ。

いつも目線が合うだけで微笑んできたり小さく手を振ってくれたり。思春期の男子高校生をキュン死させるには十分な威力の爆弾を放ってくるのだが最近中野さんがそれをしなくなった。

 

どう可笑しいかと言うと具体的には目が合うと直ぐに目線を逸らされるのだ。え、俺の事嫌いになったん?

 

そうだとしたらそうだな……いっその事転校してしまおうかなぁ。こんな善意100%しかない女の子から嫌われるとかもう生きてけない。

しかしそれだけではない。あの中野さんがよそよそしいのだ。あの他人のパーソナルスペースに問答無用で突撃してくるあの中野さんがだ。俺と目線が合わなければ普通にいつも通りの太陽サンサン明るい中野さんなのだが目が合うと急にしおらしくなる。

 

なんなん?ギャップ萌えで攻め殺す作戦ですか?もうめっちゃ効いてるからやめてください死んでしまいます。

 

しかしだ。やはりこうしてモジモジと何かを恥ずかしがっているように見える中野さんは実に年相応の可愛い女の子に見える。別に普段の中野さんが可愛いくないとかそう言う意味ではない。世間一般的に女の子と言えば今の中野さんのような反応が男的にはグッとくるわけで。

何が言いたいかと言うとやべぇ、なんかすげぇ守ってあげたい。

今もチラチラと中野さんの視線を感じる。おい、ちょっと俯き加減で見上げるように視線向けるのやめて貰っていいですか?その角度はやべぇです。もっとやれ。

 

しかしずっとこんなんでは日常生活すらままならない。いつも気に掛けて貰っている俺としては中野さんに悩みがあるのなら是非とも力になってあげたい。よし、男は度胸だ。

 

 

「……どうかしたのか?」

「っ??あ、いえ……なんでもないんです」

 

 

いや何でもある反応だろそれ。

というか何でそんな申し訳なさそうな顔してるん?俺が悪い事したみたいじゃん。

しかしここで引いてしまったらダメだ。それは馬鹿な俺でも分かる。

 

 

「俺で良ければ話、聞くぞ?」

「大丈夫ですっ!なんの問題もありませんっ!」

 

 

違う。そうじゃねぇ、お前の笑顔はそんなぎこちない笑顔じゃねぇだろ。1番近くでずっとお前を見てきたんだから嫌でも分かるんだ。この脳裏にこびり付いて離れねぇ馬鹿みたいに眩しい笑顔が。

 

 

「まぁその、なんだ」

「はい?」

「いつも中野には世話になってるし、何よりお前がそんな調子だとこっちの調子も狂うんだよ。中野はいつもみたいに馬鹿みたいな笑顔浮かべてリボンをぴょこぴょこさせてりゃ良いんだよ」

 

 

きょとんとした顔をすら中野さん。

あ、やべぇ。これ俺自爆したくね?あらやだ死にたい。

 

 

「ぷっ、ははははっ!」

 

 

すると突如として笑い声を上げる中野さん。もうやめて!死体蹴りよくない。確かにちょっとクサイ事言ったなって自覚あるよ?けど紛れもない本心っつうか……って馬鹿それが思春期の童貞かっていうんだよ。もうやだ何も考えたくない。

 

 

「もぅ、そんなむくれないでくださいよ」

「うせぇ。お前なんて次の小テストで赤点取っちまえばいいんだ」

「えぇ!?それはダメです、拓人くんがいないと私駄目なんです!」

 

 

え。それって告白ですか?

勘違いしてしまいますやめてください。

 

 

「……そこまで言うならちゃんと教えてやるから」

「えへへ、ありがとうございます。でも……やっぱり拓人くんって優しいですね」

 

 

そこチョロいとか言わないの。

うん、やっぱり勘違いじゃねぇんじゃないかって思うんだ。こんなんわんちゃんあるんじゃね?って思っちゃうじゃん。思春期の男子高校生舐めんな。

 

 

「べ、別にこんなん普通だし」

「ふふっ。そうですねっ、ありがとうございます」

 

 

あ、いつもの笑顔に戻った。いやしかしいつもより何となく柔らかくなったような……気の所為か?

ぐぬぬ。何だか手玉に取られてる感がいがめないがいつも通りな感じに戻ってくれたし良しとするか。

 

でなんでそんなにニコニコしてこっち見てんですかねぇ。さ、流石にずっとそんなにまじまじと見られると照れるっつうか……

 

 

「……なんだよ」

「いえ。分かってしまえば簡単な事だったんだなって思いまして」

「?」

 

 

きっと今の俺は間抜けな顔をしているに違いない。

あれか?何か難しい問題がやっと解けたのか?分かるぞ、俺の場合あれなんだっけなぁと後ちょっとでそれを思い出せそうなのに思い出せないもどかしさで唸っている時にそれを無事に思い出した時ってすげぇ達成感あるよな。分かる分かる。

※コイツ馬鹿です

 

 

「ねぇねぇ2人っていつも仲良いよね。やっぱり付き合ってるの?」

「はぁぁぁ!?」

 

 

し、しまった。余りに突然で童貞のような反応をしてしまった。

※合ってます童貞です

 

くそっ。このままでは中野さんに「コイツ童貞かよぉwww」と笑われてしまう。

 

 

「えへへ」

 

 

え。なんでそんな恥ずかしそうに笑ってるん?

さては貴様、この俺を童貞だと思って試しているな?そんな思惑には乗らんぞ俺は。くっ、けど無駄にそんな風に恥ずかしがっている中野さんが可愛い。

※何故そこでそういう風に勘違いするのか

 

 

「そこで否定しないって……キャーー!?」

 

 

うっせぇわ。てめぇら黙れや(困惑)

ていうか中野さんも何か言ってくれ。俺のコミュ力じゃこのコミュ力の塊達を抑えられない。

フル無視を決め込んでいると予鈴がなってコミュ力塊の女子達は席に帰っていく。危なかったぜ、あと少し遅かったら死んでいた。

 

なんというかこういう甘ったるい雰囲気というものは慣れない。きっと童貞特攻があるに違いない。

 

「拓人くん」

「……なんだ?」

 

やめろ。今はお前の顔を直視出来そうにない。ていうか良くあの後に話し掛けて来れるな。やはり女の子っていうのはよく分からない。

 

「これからも宜しくお願いしますねっ!」

「?あぁ……宜しく」

「はいっ!」

 

 

そっぽを向いていたので中野さんがどんな顔をしていたのか分からないが別に見なくてもどんな顔しているかこの時ばかりは想像がついた。

 

たくっ……どうせ無駄に眩しい笑顔なんだろうな。勘違いするだろ、ほんとやめてくれ。

 

 

俺はこれから起こるであろう面倒事の予感に軽く憂鬱になり机に突っ伏す。

 

けどまぁ、こんな毎回も悪くねぇかもな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




如月 拓人
本作の主人公。もう最近は目と目が合うと目線を逸らさずにはいられない、しかしチラ見もやめられない。思春期のせいにして自分を正当化しチラ見を続けている模範的童貞。何でもかんでも悩んでいる人の力になろうとする隣の人を見てられず先回りして問題を片付ける事がしばしば。そんな光景をクラスメイト達は温かい目で見守っている事を彼は知らない。

中野 四葉
本作のヒロイン。付き合ってんのかと聞かれて流石にちょっと意識し始めた。年相応に恥ずかしがる事が隣の席の男の子のハートにクリーンヒットしている事を彼女は知らない。不器用ながらも優しい隣の人とはこれからも仲良くしていきたい様子。最近何だか困ってる人が減ってきたなーと思っており必然的に隣の人との接触が多くなる。やったね!隣の人、イチャイチャ出来るよ!

クラスメイト達(男)
授業中でも構わずイチャコラする2人に血の涙を毎日流している。しかし基本的に良い奴である主人公に協力的でさっさとくっ付け爆発しろと思ってる。

クラスメイト達(女)
イチャイチャする2人を眺めてキャーキャー言ってる。煩いし隙を見せると群がって来る。そして2人は絶対両思いだと信じて疑わない。というか確信してる。

体育館競技女子部員(女)
基本腐ってる。けどどっちでもいけるハイブリッド。お気に入りは後輩×拓人
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