騎士(キチ)王   作:ひつまぶし。

20 / 22


 落ち着いたので初投稿。

 ……ん? 別の理由があるだろって?



 今回は最後に爆弾落とすから考察してみてね。





20 新人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「騎士って薄っぺらいんだなあ」

 

 

 円卓の間と名付けられたキャメロット城にある部屋にて、アーサー王が項垂れている。

 自分に割り当てられた席に座り、円卓に頬をくっつけて脱力する様は痛々しい。

 

 円卓の騎士を結成して間もなく。割り当てられた席に座った一部の騎士が椅子に掛けられた魔術によって頭が弾けた。

 顔の穴という穴から血を流して絶命する様子はドン引きするしかないものだった。

 早速、脱落者が出てアーサー王が少ないショックを受けておられる。あんな口上をしてこの結果なのだから気持ちもよくわかる。

 遠征、帰還、特命。それを命じられていない仕事のない円卓の騎士がこの場に残っているが、アルトリア卿は当たり前のようにいる。仕事はあったはずだが、しっかりと終わらせているのだから始末に負えない。

 仕事の量を増やしているのに終わる時間は変わらないというアルトリア卿が恐ろしいです。

 

 

「抜けた穴はどうするべきか」

「必要ないでしょう、我が王。この場にいる者だけでも十分です」

「お前とベディくんしかいねえぞここ」

「私一人だけでも十分でしょう?」

 

 

 本気だ。あの目は本気で言っている。

 貴様は要らぬと言わんばかりの視線がこちらに向いているせいで背筋が冷たい。

 

 

「駄目だ。儀式を行う為にも、円卓の騎士は最低でも13人はいる」

「――ああ、例の」

 

 

 儀式?

 

 

「ベディくんにはまだ内緒」

 

 

 いたずらっぽく笑うアーサー王は誘うような仕草で人差し指を唇につける。エロさを感じた。

 瞬間、アルトリア卿から凄まじい殺気を感じた。人を殺さんとする目に冷や汗がドッと噴き出すのを嫌でも感じさせられる。

 

 

「アルトリア、空きが出た補充をしたい。お前から推薦できる騎士はいるか?」

「ふむ……何人かいます。ですが、それらが我が王のお目にかかるかはわかりませんが」

「――よし。ならば善は急げだ」

 

 

 項垂れる態勢から復帰すると、アーサー王はエクスカリバーとシャスティフォルを腰と背中に着けながら立ち上がる。

 上の装束の袖を腰に巻いて固定するのはやめてくださいとあれほど言っているのに、聞いてくださらない。袖がヨレヨレになるのだから。

 

 

「腕試しだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アーサー王が下級騎士の訓練所に訪れる。円卓の騎士が結成されてからは滅多にないことだから若き騎士も教導官の騎士も大慌てだった。

 エクスカリバーを持ち歩くのも珍しかろう。円卓の騎士が結成される前は数えられるほどしか持ち歩いていなかった。初めてエクスカリバーを見る騎士もいるのではなかろうか。

 

 

「これより我が王、アーサー陛下が貴様等をテストする。名を呼んだ者は速やかに帯剣の上、前に出よ」

 

 

 大慌てで整列する若い騎士たち。ああ、こうやって見ると私も年を取ったと思わされる。

 まだ騎士がいなかったアーサー王の下で駆け回っていたのが懐かしい。

 思えば、あれから色々なことがあった。アーサー王が王になる為の旅、王になった後は王としての責務と仕事を果たす日々。そして今は、円卓の騎士を結成した。なんとも激動の時代だろうか。

 

 一応、騎士をまとめる役目を担っているアルトリア卿が名前を呼ぶ。

 無論、知らない騎士が多い。若い騎士も、年を取った騎士もアルトリア卿に呼ばれて前に出てくる。

 ある程度、年を取った者も騎士見習いとして鍛えているようだ。老若男女問わずに雇用しているからか、男も女も訓練を行っているのが見える。

 

 私の右前に立つアーサー王の横顔は楽しそうだ。

 エクスカリバーを立てて両手を添えているアーサー王は呼ばれて前に出てくる騎士を見ては時折、頷いて見定めをしている。

 

 

「お。ベディくん、あの子は中々の才能を持っているぞ」

 

 

 楽しそうですね、アーサー王。

 

 

「おお。そりゃ、若い奴が成長するのを想像すると楽しくならねえ? こん中の誰かが将来、偉大な騎士になって歴史を作るのかと考えたら楽しくもなるって」

 

 

 アーサー王には負けますけどね。既に多くの歴史を作っていますから。

 

 

「わっはっは。人間、必死に生きていれば何でもできるもんさ。それこそ、命を燃やすように生きてりゃ結果は伴うだろ」

 

 

 命を燃やしているんですか、アーサー王。

 

 

「でなきゃ、こんな魔境で王様やれねえだろ」

 

 

 ああ、魔境。皆が言いますが、確かにこのブリテンは混沌とし過ぎて魔境ですね。

 最近では蛮族が暴れる、ブリテンの外周部で作物が育たなくなる、水が毒を含むようになる――。酷いものですね。

 

 

「近々、ローマに殴りこんで問い詰めようと思っている。あのクソ共が関わっているのは明白だし、あの鬱陶しいルキウスとかいうのをボコボコにしてやらんと気が済まん」

 

 

 ルキウス……ルキウス・ティベリウス皇帝ですか。アーサー王に執着しているとの噂がありますが。

 アグラヴェイン卿からそういった文が山ほど届いていると言われました。

 

 

「ああ、ベディくんはアグルくんと仲が良かったっけ? そうだよ。妙に手紙を送りつけてきたり、弓で挑発したりとか。工作するのも俺の気を引くためにやってるらしいぞ……ムカつくわアイツ。ぶっ殺してやろうかアイツ」

「我が王」

「ん? どうしたアルトリア」

「準備が整いました。皆、準備ができて待機してます」

「おう、ありがとさん。ベディくん、行ってくるわ」

 

 

 怪我はしなさそうですが、お気を付けて。

 

 エクスカリバーを持ってぽっかりと穴が開いたようにできている円陣に向かって歩き出す。

 いつものようにリラックスして歩くアーサー王は緊張などはしていない。まあ、見習いの騎士を相手にするのだから緊張もするはずもなかろう。

 反対に、アルトリア卿が呼んだ見習いの騎士たちはとても緊張している。体が強張り過ぎて思うように動かせないだろう、あれは。王がいきなり相手をすると言われていつものように振舞えればそれだけで円卓の騎士入りを果たせる。

 今は……いない。もしかすると、アーサー王のように戦えば気持ちが落ち着く者もいるかもしれないが……。

 

 

「呼ばれた者から前に出て、アーサー陛下と手合わせを行え。貴様ら程度では陛下に傷など与えられないから安心して全力でぶつかれ」

「ちなみに俺が気に入ったら円卓の騎士に入れてやるから頑張れ」

 

 

 すると、何かを言いたそうにする見習い騎士たち。アルトリア卿が視線で黙らせたことでこれ以上は何も喋らなかったが、誰もが期待に満ちた目で見ている。

 急に降って来た輝かしい未来への誘い。誰もが認めるような円卓の騎士に仲間入りすれば将来は安泰。

 アーサー王に憧れて騎士になった者からすれば、最もアーサー王に近いところで働けるとなると、舞い上がりもするだろう。

 

 ――まあ、夢を見るだけなら許されるか。

 

 

「はい、次」

 

 

 エクスカリバーを抜くことすらしない、その場から一歩も動かない、制限時間を設けてアーサー王は最初に攻撃しない。

 これだけの条件下でなお、圧倒するアーサー王が凄いのか。見習い騎士ではそれでも荷が重かったのか。

 

 アーサー王に吹き飛ばされた見習い騎士を傍目に、アーサー王は次の騎士を呼ぶ。

 高くそびえる壁。円卓の騎士に入るにはまず、アーサー王に認められなければならない。そのアーサー王と戦うのだから、それは大変だろう。

 まあ、何も勝てとは言っていない。多分、自分も持ち味をしっかりと出せるかをアーサー王は見ているのだろう。

 アーサー王のプレッシャーの中、自分を出せるかで合否は決まっているようなものだが。

 

 

「――次、()()()()()()!」

「はい!」

 

 

 ――この日、新たな騎士が誕生した。

 アーサー王が直々に試験を行い、アーサー王が惚れ込んだ騎士。

 名を、サー・パーシヴァル。

 

 後に、アーサー王に選ばれた伝説の騎士の一人と呼ばれる者だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「改めて紹介するな。俺の娘のモードレッドだ」

 

 

 と、モードレッドさんを指差すアーサーさん。件のモードレッドさんは座っているアーサーさんに正面から抱き着いてる。どう見てもだいしゅきホールドだよね、これ。

 アルトリアさんの攻撃で正気に戻ったモードレッドさんは迷子になった子供が親をやっと見つけたかのように安心した顔になり、ずっと抱き着いたままだ。アーサーさんも大きな子供をあやすように背中を優しく撫でていた。

 顔は見えないけど、嬉しそうな顔をしているんだろうなあ。モードレッドさん。

 

 

「で、このアホがアルトリアだ。一応、俺の一番の従者だ」

「アルトリアです。我が王、アーサーの妻です」

「内縁関係になるのか? こいつの最後の願いが俺の嫁になることだから叶えてやった結果がこれだ……正直に言えば後悔している」

 

 

 うええ!? 内縁関係!?

 アーサー王伝説の新しい事実がこんなところで判明したんだけど!?

 

 うわあ。この調子だと皆が知らない伝説の裏側がもっと知れそう。生き証人が二人、サーヴァントの一人がいるんだもの。

 モードレッドさんを抱き着かせたままのアーサーさんの隣で、良い妻風に演じているアルトリアさんが肩に手を置いて微笑んでいる。

 なんという猫かぶり。さっきまでの暴走を見ていなかったら騙されていたよ。

 アーサーさんも疲れたように溜め息を吐いているし。

 

 

「さて、アルトリア。ご褒美だが」

「今夜ですかWAGAOH!」

「約束を破ってモードレッドを殺す勢いで攻撃したからなしね」

「馬鹿な!?」

「当たり前だろアホかお前は」

「――我が王との、ドロドロの夢の蜜月が――」

「やっぱり碌でもないことを考えていたなお前。お前がアホで約束破ってくれて助かったわ」

 

 

 なあ、とモードレッドさんの髪の毛を梳くように撫でる。

 うーん、モードレッドさんの表情がとても気になる。あの時のアルトリアさんみたいに見せられない顔をしているのだろうか。二人の顔はよく似ているから同じ表情をするんだろうなあ。

 なんでどうでもいいことを考えているんだろ。

 

 

「やあ立香ちゃん、アーサーくん」

「お。レオナルド。召喚ルームは大丈夫か?」

 

 

 やっほー、ダヴィンチちゃん。

 

 

「急ピッチで修理を進めているけど、何せ人手が足りない。全く、レフも念入りにカルデアを潰してくれたものだよ」

「なんとか生き残った者もいるけど、仕事をするには全く足りないね。アーサーくんの魔力がずば抜けているお陰でなんとかカルデアの維持はできているんだけど」

「伊達に魔力タンクと言われてませんよ」

 

 

 どやっと自分で口に出すアーサーさん。

 魔術、もしくは魔法を使うのであれば間違いなく大英雄になれるほどの素質を持つのに、魔力を持っていても複雑な術を使う才能がないとお抱えのマーリンさんに言われたそうだ。

 逆に、魔力を放出して指向性を持たせることは得意。大地を裂く斬撃はそれを応用したものらしく、その威力が何よりの証拠みたい。

 

 

「でも」

 

 

 額に手を当てて溜め息を吐くダヴィンチちゃん。どうやらまだ問題があるらしい。

 

 

「現状なら、それだけで十分なんだけど。戦力を増やすためにサーヴァントを召喚して維持するとなると、アーサーくんの魔力だけではとても賄えないよ」

「カルデアの電力システムの復旧が最優先。燃料になるもの、破壊され尽くされた炉の部品交換……ああ、クソ! とてもじゃないが手が足りない!」

 

 

 ロマンが苛立つように髪の毛を両手で搔き乱す。その様子に、どれだけ追い詰められているかがわかる。

 こうやってのほほんとしているけど、本当は切羽詰まった事態に陥っている。

 今まで普通に生活できていたのはカルデアを支える電力を生み出す魔力の炉、プロメテウスの火なるものにアーサーさんが魔力を供給しているからこそ、雪山にある施設でも快適に過ごせているのだと思い知らされた。

 

 

「大丈夫だ。生きているだけでも儲けものだ――生きているからこそ、足掻ける。戦える」

「陛下……」

「あ。でも今の俺は死んでいるんだったわ」

 

 

 とぼけたように笑うアーサーさん。重くなっていた空気が解けて柔らかくなったのを感じる。

 

 

「それに」

「――ん?」

「悪い奴だな、レオナルド。もうとっくに対策が見つかっているんだろう?」

 

 

 えっ。

 

 

「レオナルド!?」

「わー、アーサーくんにはわかっちゃうかー」

「伊達に円卓の騎士を率いていませんとも」

「うーん。流石。じゃあ、皆にも対策を説明しよう」

 

 

 どこからか取り出した眼鏡をかけるダヴィンチちゃん。できる女教師っぽい雰囲気に変わる。

 

 

「今回、レイシフトした冬木なんだけどね。人理が焼却されたことで今のカルデアは本来の歴史から外れるように存在している。いわば、特異点と言うべき現象さ。

 聖杯を手に入れ、冬木という特異点は修復されて消滅されたと思われた――んだけどね。あの後に観測をしてみると、消えたはずの冬木が陽炎のように存在が揺らぎながらそこにあることがわかったんだ」

 

 

 つまり、と続ける。得意顔をして人差し指を立てた。

 

 

「その冬木にレイシフトして現状の打開を試みるのさ」

「――冬木で資材を集めるってことか。だがレオナルド、存在が不確定の冬木にレイシフトするのは危険じゃないか?」

「存在が不確定のとびっきりの逸材がここにいるじゃないか。それも、幻想の王とまで言われるようになった最高の逸材がね」

「俺か」

 

 

 ……。

 

 モードレッドさんを抱き着かせたままで言われてもカッコ良くはないと思うんだ。

 

 

「いいぞ。そんなんで役に立つなら」

「俺も行く!」

「お。久しぶりに親子で頑張るか、モードレッド」

 

 

 ぎゅうう、って音が聞こえるくらいに抱き着くモードレッドさん。嬉しそうに笑っているんだろうなあ。

 でも、気持ちもわかる気がする。だって、千年ぶりの親子の再会だもんね。

 

 

「アーサーくんという特大の特異点の影響で存在が不確定の特異点を探索することも多分、高確率でできるだろう。仮説が正しければ、これから修復を行う特異点にもう一度訪れることができると思う。そうすれば資材の収集もできるし、プロメテウスの火もアーサーくんの助けなしで稼働できるはずさ」

「…………うん。いける、いける気がするぞ。不安定のラプラスプログラムとトリスメギストスの修理を優先させれば……立香ちゃんを最大限にサポートできる。うんうん――」

「てなわけだ。マスターちゃんは後ろでずっしりどっしりと腰を据えて堂々とするだけでいいぞ。頑張るのは大人の俺たちの仕事だ」

 

 

 グッと親指を立ててくれるアーサーさんだけど一つだけ物申したい。

 その言い方だと私が太って重いみたいに聞こえるではないか。ピッチピチの若い女の子になんてことを言うんだ!

 

 

「動けない俺を容赦なく叩けるマスターちゃんは大物だなあ」

「陛下を足蹴りにするのは大物どころじゃありませんが!? 立香ちゃん、不敬だよ不敬!」

「俺はもう王様をやめて普通の男の子に戻ったから」

「キャ〇ディーズみたいに言うのやめてください! 陛下のイメージが崩れます!」

「天下のアーサー王も俗に染まってるねえ」

「エイリアンとかプレデターも好きですが何か? 久しぶりにスターウォーズとか見たい。後でよろしくロマニくん」

「何で600年代の人間がエイリアンとかプレデターとかスターウォーズ知ってるんだ! 今考えるとおかしいじゃないか!」

 

 

 でも昨日、アーサーさんともののけ姫見たよ。ロマン。

 ね、マシュ。

 

 

「楽しかったです!」

「良かったねマシュ! 君が楽しそうで何よりだよ!」

 

 

 今日はラピュタとトトロを見るんだー。ね?

 

 

「はい!」

「どっかの職員が残した映画とかドラマがパソコンに大量にあったから全部消化したい」

「陛下!!!」

「あ。大丈夫だ。大半は合法ダウンロードだ」

「そこじゃありません!」

 

 

 うーん。私たちは絶望に追い詰められているのに和気藹々としているなあ。

 うん。アーサーさんとならなんでもできそう。

 

 

「――じゃあ、俺たちの戦いはこれからだ。気合いを入れて頑張ろうじゃないか」

 

 

 …………。それ、打ち切りエンドじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 ……んん? あれ?

 

 

「どうしました? 先輩」

 

 

 いや、なんか……モードレッドさん、小さくなってない?

 

 会議も終わって解散って流れになり、モードレッドさんとアーサーさんが手を繋ぎながら歩く後ろ姿を見ていたら違和感を感じた。

 こう、アーサーさんとモードレッドさんの並んだ光景に首を傾げる。モードレッドさんの背が最初に見た時よりも低くなっている気がしてならないのだ。

 

 

「ふむ。中々観察力がありますね」

 

 

 あ。アルトリアさん。アルトリア様って言った方が良いかな?

 

 

「お好きにお呼びなさい。それよりも、リッカと言いましたか。あなたは見分けができる目を持っているようだ。僅かに縮むモードレッドの違和感に気付けるだけ素晴らしい才能だと思います」

 

 

 マシュマシュ、褒められちゃった。

 

 

「――ふむふむ。これなら殺さずに済むな

 

 

 今、とんでもない発言が聞こえたのですが!?

 

 

「嘘ではありませんよ。我が王のマスターに相応しくない振る舞いをすれば問答無用であなたを殺します。我が王が消えぬよう、私が契約をすることも考えています――故に」

 

 

 ひんやりとアルトリアさんの指が首を這うように絞めてくる。冷たい殺気のようなものが突き刺してくるのを感じた。

 

 

「お忘れなきよう。私はあなたを見ている。あなたを見極める。気に入らなければ殺します。我が王が聞けば止めるでしょうが、最終的には許してくれる。故に、いつものように反省する姿を見せれば我が王は許す――だから我が王に止めてもらおうなどと思わぬように」

 

 

 い、いえっさー。

 

 

「……ふむ。気後れはあまりしていないようだ。見た目に反して肝が据わっている。

 では、褒美に一つだけ教えて差し上げましょう。モードレッドのことです。

 アレが背が縮んでいるのは見間違いではありません。愚姉のかけた魔術が我が王と再会を果たしたことでモードレッドの秘めた力が打ち消してゆっくりと元の姿に戻っているのが現状です」

 

 

 ???

 

 

「今でこそ、あのような姿をしていますが、本来のモードレッドはまだ幼き子。円卓崩壊、我が王が偉業を果たしたあの時はまだ10にも満たない歳でした。

 生まれた時も愚姉が魔術を使い、成長を促してることもありました。円卓入りをした時も愚姉に頼み込んだとも聞いています。我が王から継承した力がようやく実を結び始めた今、愚姉の力を超えて打ち消し始めているのだ」

 

 

 えっ、つまりモードレッドさんはまだモードレッドちゃん……?

 

 

「……コホン。まあ、そういう見方もできますね。ついでにもう一つだけ教えましょう。歴史上ではモードレッドは我が王と愚姉の子、となっていますが真実は違います」

 

 

 待って待って。そんなに情報を出されると混乱しちゃう。

 

 

「モードレッドは私の娘でもあります」

 

 

 ( ´゚д゚`)

 

 

「義理の親、なのでしょうか」

「いえ。今で言えばモードレッドは私と我が王の受精卵から生まれた子です」

「どうしましょう先輩! わけがわかりません!」

 

 

 それは私も同じだよマシュ!

 

 

 

 

 

 





アーサーくん
 「てなわけだ。マスターちゃん。
  今からは人理修復と一緒に、カルデアを修理しなきゃならん。

  そこで、今は俺しかいないが今後、サーヴァントが増えたらマスターちゃんが揺らいだ特異点で探索をする部隊を作ってくれ。
  今は冬木しかないが、増えていくと思う。サーヴァントを育成しながら進めると効率がいいぞ。

  最終再臨して倉庫の肥やしになっているサーヴァントにも光を当てようというわけだ。素材も欲しい、QPも欲しい時は部隊を作って時間を設定すればサーヴァントは色々なものを持って帰ってくれるぞ。
  もしかしたら石を持って帰ってくれるかもな」

マスターちゃん
 「んほおおお! 石が無料でゲットできるのお!」

アーサーくん
 「……残念だが、部隊を作れるのは一つだけだ。
  まだ欲しかったら石を10個ほど捧げれば一か月だけ増えるぞ」

マスターちゃん
 「いつもの」


 なんて妄想した。


 なんか真面目に難しく考えるのがアレになったので頭空っぽにして雑にストーリー組むことにしました。
 残ったメモを見ると、アルトリアに「バサトリア」「我が王をキメて狂ったフリする策士」「CCCAUO」とあったので首を傾げましたが、書きました。

今回、投稿した理由を考察せよ。(結果次第でやる気増減)

  • 頑張って書いたから
  • 仕事の合間に書いた
  • ゲームが落ち着いたから
  • コイツ、バニー乳上見て書いたな
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。