本当は東方キャラをクロスさせたものを先に書きたかったのだがまだ構想が微妙な段階なのでこっちを優先しました。
こちらは徹頭徹尾、悪役側ダークサイドのお話です。
あと超で語られたとある設定を使うため主人公の末路は最初から決定してます。
レッドリボン軍、それはドラゴンボールという作品において初期に登場した地球征服を狙う極悪非道な軍隊である。
いや地球が統一国家であるならテロリストと表現してもいいかもしれない。
まあ、原作やアニメが登場した時代においてその単語はまだ無かったのかもしれないが。
ともあれ本来のドラゴンボールにおいてはレッドリボン軍は主人公にやられる敵役にすぎない。
その残党といえるドクターゲロにしても本人は大した活躍もせず追い詰められたあげく自身が改造した少年に殺されるという無様な始末。
だが、レッドリボン軍は歴史上敗者になったから悪となったに過ぎないのでは無いだろうか?
現実は勧善懲悪のような単純なものではない。
日本には勝てば官軍という言葉がある、実際武士の時代に実質的な日本の最高権力者になった者達は大なり小なり史書に残す記録を自らに都合よく変えている。
有名なのは豊臣秀吉の帝の落胤、つまり天皇の認知していない子供という記録だ。
後年の研究が進むつれわかったのは秀吉は尾張(現在の愛知の西側)の中村の農民もしくは下級の足軽の家の出でしかなく天皇家との関わりはないという結果だ。
何が言いたいかと言えば勝者が歴史を作った部分は多大にあるのだ。
私は偽善者が大嫌いだ。良い顔しながら人を利用としようする卑怯者が嫌いだ。陰口を言うのも言われるのも嫌いだ。
私はこの世界では地球の国家が統一国家を作り上げた時期を知っている。
私はこの世界に産まれた数十年後に百年毎に転生するようドラゴンボールに願ったからだ。
その統一国家を作り上げた国家の起こりも知っている。
実際にその国家の起こりにも関わったから当然だ。
私はこの世界がドラゴンボールと呼ばれる物語に酷似した世界その過去だと知った時に思ったのは早急に地球全域を統一しなければ侵略者、異星人に備えることは出来ないということだ。
だからこそ統一後数百年の時代の体たらくを見たときは吐き気がした。
私は防衛体制を敷くために地球の国家を統一したのだ。
だが数百年の太平は人々から危機感も闘争心も奪い去っていたのだ。
ならば一度壊さねば、この世界の地球が侵略されないのはただの立地的な幸運、侵略者の気紛れにすぎない。
ーーーいや?そうか、そういうことかあ…これが歴史の修正力か。
歴史にある程度沿うなら変えるのも可能かな?
ーーーーー
「ツバキ様、本当によろしいので?」
「ああ」
「いくら実験体が必要とはいえ貴女がかってでなくとも…」
「だからといってそこらのガキをさらって洗脳するなんて手間もかかるだろう?その点私はレッドリボン軍の副総帥だ、人格の操作の必要もなければ貴様の研究にも理解を示している」
「だからといってまだ成功するかわからない段階で貴女が実験体になる必要は…」
「成功するさ貴様と貴様の妻と私が作り上げた理論が完璧でないわけがないだろう?」
「…わかりましたこのドクターゲロ施術に全力を尽くします!」
「頼んだぞ」
その日『正史』といえる世界では失敗作として表舞台に出ることすらなかった人造人間が本来とは違う形で誕生した。
ここより歴史は変わる、いや私が変えて見せよう。
首を洗って待っていろ孫悟空。
貴様を倒すのはピッコロでもベジータでも魔人ブウでもない我々レッドリボン軍とこの私だ!
破壊神「むにゃむにゃ」