セーブ?そんなの在るわけないだろ?   作:扶桑畝傍

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あの~?

ん?

あの~?

こんな澄んだ声で

知り合いは居ない。
 



転生準備

 

『あの~?』

 

「ちょっと、まちぃね。」

 

身体を起こす動作を使用とするが。

 

「あれ?」

 

左腕が・・・

 

『すいません、

 慌ててこっちに呼び込んだ際に、

 “魂の情報が少し欠けてしまいまして”

 貴方は少しカケタ存在になっています。』

 

「ぁ~・・・。」

 

これじゃぁ、

フォークリフト、運転出来ないなぁ。

 

『ふぉーくりふと?は、

 知らないのですが、

 それでは不便でしょうから、

 “私の加護を付けた義手と、義足”を、

 お付けいたしますね?』

 

ん?義手に義足?

 

「なんと、まぁ・・・。」

 

膝から下が無い両足に、

 

肩から無くなった左腕。

 

『それと、義眼はハメ込んでいますので、

 違和感は無い筈かと?』

 

「あのさ?」

 

『はい?何でしょうか?』

 

おじさんになっても、これは頂けない。

 

「服は着て。」

 

『へ?地球の男性は、

 大抵“裸エプロン”で、

 女性をはべらしてしているものだと?』

 

「・・・。」

 

首を振り、それは

 

そう言う趣味の一定男性と、

 

相手との同意を得て

 

成立する物だと説明した。

 

 

小一時間程、はわぁ~っ!?

 

と、叫んでいたが、

 

どうやら落ち着いたようだ。

 

『すいませんでしたっ!!』

 

ばるん、と、大きな実りが揺れ動く。

 

「ぉ~。」

 

『なんでしょうか?』

 

「いや、眼福。」

 

『本当に裏表がない人ですね。』

 

「え?」

 

『ま、本来人間程度に

 謝罪なんてしませんからね、

 今までの会話で、

 “貴方の思考と、記憶を読み取りました”

 そこそこスケベェで、

 気に入った女性には甘くて、

 気に入らない男性には、

 ぐちぐち言う、

 そして、優秀な友人に

 どんな顔して会えばいいか、

 常に片隅で考えている。』

 

「その通りで。」

 

『あ~、

 とっとと転生なりすればって、

 おもったでしょ?』

 

「そもそも、

 こうして会話している時点で、

 おかしいかと。」

 

『えぇ、

 特例中の特例、

 貴方の都合なんてどうでもいい、

 私の世界にちょっかいを出す奴がいるのよ、

 そいつのせいで、

 私の世界が滅茶苦茶になりそうなのよ、

 だから、

 “地球の神様(お兄ちゃん)”に、

 お願いしたら、

 アンタでどうだって言われたのよ。』

 

「どうして、

 カケタ状態に?」

 

『兎に角、

 お役目として、

 私の世界に転生して頂戴、

 “前の転移者の用に”

 余計な事はしない事。』

 

「・・・余計、ねぇ。」

 

『それと、

 その義眼には、

 補助の為に色々詰め込んであるから、

 わかんなかったら、

 ソレに聞いて頂戴。』

 

ぁ~やだやだ。

 

大体、男なんだから、

 

イケメンを送って頂戴よね?

 

あんなフツメンださ男なんて、

 

ゴブリンがお嫁でいいでしょうww

 

「おい。」

 

『なに?

 ステータスは、

 向こうに行ってから確認して頂戴、

 割り振りも

 アンタの自由だから、

 寿命以外では死ねないから

 気楽にやって頂戴、

 あ、その前にお役目が終わっても、

 アンタはこの世界の住人だから、

 もう戻れないからね?』

 

「いや。」

 

『なに?

 なんか文句あるの?』

 

「後ろ。」

 

『え?後ろ?』

 

『・・・。』ニッコリ

 

『ひっ!?

 お兄ちゃん(地球の神様)?』

 

「・・・イケメンだ。」

 

『それはどうも、

 さて、お説教の時間だ、

 キミは、もう向かうといい、

 良く言い聞かせておくから、

 まぁ、

 “くれぐれもやり過ぎないようにね?”』

 

「りょ、了解しました。」

 

 

 




 
「あ、死因ぐらい
 聞いとけば良かったな。」
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