あの~?
ん?
あの~?
こんな澄んだ声で
知り合いは居ない。
『あの~?』
「ちょっと、まちぃね。」
身体を起こす動作を使用とするが。
「あれ?」
左腕が・・・
『すいません、
慌ててこっちに呼び込んだ際に、
“魂の情報が少し欠けてしまいまして”
貴方は少しカケタ存在になっています。』
「ぁ~・・・。」
これじゃぁ、
フォークリフト、運転出来ないなぁ。
『ふぉーくりふと?は、
知らないのですが、
それでは不便でしょうから、
“私の加護を付けた義手と、義足”を、
お付けいたしますね?』
ん?義手に義足?
「なんと、まぁ・・・。」
膝から下が無い両足に、
肩から無くなった左腕。
『それと、義眼はハメ込んでいますので、
違和感は無い筈かと?』
「あのさ?」
『はい?何でしょうか?』
おじさんになっても、これは頂けない。
「服は着て。」
『へ?地球の男性は、
大抵“裸エプロン”で、
女性をはべらしてしているものだと?』
「・・・。」
首を振り、それは
そう言う趣味の一定男性と、
相手との同意を得て
成立する物だと説明した。
▽
小一時間程、はわぁ~っ!?
と、叫んでいたが、
どうやら落ち着いたようだ。
『すいませんでしたっ!!』
ばるん、と、大きな実りが揺れ動く。
「ぉ~。」
『なんでしょうか?』
「いや、眼福。」
『本当に裏表がない人ですね。』
「え?」
『ま、本来人間程度に
謝罪なんてしませんからね、
今までの会話で、
“貴方の思考と、記憶を読み取りました”
そこそこスケベェで、
気に入った女性には甘くて、
気に入らない男性には、
ぐちぐち言う、
そして、優秀な友人に
どんな顔して会えばいいか、
常に片隅で考えている。』
「その通りで。」
『あ~、
とっとと転生なりすればって、
おもったでしょ?』
「そもそも、
こうして会話している時点で、
おかしいかと。」
『えぇ、
特例中の特例、
貴方の都合なんてどうでもいい、
私の世界にちょっかいを出す奴がいるのよ、
そいつのせいで、
私の世界が滅茶苦茶になりそうなのよ、
だから、
“地球の神様(お兄ちゃん)”に、
お願いしたら、
アンタでどうだって言われたのよ。』
「どうして、
カケタ状態に?」
『兎に角、
お役目として、
私の世界に転生して頂戴、
“前の転移者の用に”
余計な事はしない事。』
「・・・余計、ねぇ。」
『それと、
その義眼には、
補助の為に色々詰め込んであるから、
わかんなかったら、
ソレに聞いて頂戴。』
ぁ~やだやだ。
大体、男なんだから、
イケメンを送って頂戴よね?
あんなフツメンださ男なんて、
ゴブリンがお嫁でいいでしょうww
「おい。」
『なに?
ステータスは、
向こうに行ってから確認して頂戴、
割り振りも
アンタの自由だから、
寿命以外では死ねないから
気楽にやって頂戴、
あ、その前にお役目が終わっても、
アンタはこの世界の住人だから、
もう戻れないからね?』
「いや。」
『なに?
なんか文句あるの?』
「後ろ。」
『え?後ろ?』
『・・・。』ニッコリ
『ひっ!?
お兄ちゃん(地球の神様)?』
「・・・イケメンだ。」
『それはどうも、
さて、お説教の時間だ、
キミは、もう向かうといい、
良く言い聞かせておくから、
まぁ、
“くれぐれもやり過ぎないようにね?”』
「りょ、了解しました。」
「あ、死因ぐらい
聞いとけば良かったな。」