セーブ?そんなの在るわけないだろ?   作:扶桑畝傍

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『なぁ?』

『なっ、なにかしら?』

お互いの好意を確認してから

やったらモンスターや

魔物に襲われ

“レト”が完全に黙り込んだ。
 



隣の町

 

済まないと思いつつ、

 

正直、“使い所が無いのが現状なのだ”

 

『さて、

 どうしたものか。』

 

『そうは言ってもねぇ。』

 

レトが黙り込んではや数カ月

 

魔物も、モンスターも、

 

異様に多い。

 

『監視衛星は普通に見れるし、

 他の能力も問題ないし。』

 

(まぁ、

 フィトとの仲が良くなったのが

 気に入らないんだろうと推測出来るけど)

 

『そうだ、レイジ?』

 

『なんだ?』

 

『レトちゃんってさ、

 女の子?』

 

『え?』

 

(確かに、

 声はそう聞こえるような)

 

『多分、そうだろう。』

 

(今の今まで気にしていなかった)

 

『多分って、

 ほぼ一年は一緒に居るんでしょ?

 少しは気にしてあげなさいよ?』

 

『・・・すまん。』

 

『私じゃなくて、

 レトちゃんに言いなさいよ。』

 

“レト”

 

“・・・”

 

“すまん”

 

“・・・”

 

“いや、です”

 

(おっと、

 ちゃんと返答が来たぞ?)

 

“嫉妬、してる、よな?”

 

(ぁ~、

 女性に対する経験値が

 少ない弊害がここでもかぁ~)

 

“ここから見る風景は好きです”

 

“・・・そうか”

 

“でも”

 

“でも?”

 

“【私も二つの目でこの世界を見たいのです】”

 

『フィト、

 同行者を増やしても?』

 

『レトちゃんでしょ?

 今更じゃない、

 ちょっと恥ずかしい所も、

 きっ、キスも、

 見られてるんでしょ?』

 

『・・・レト、

 どうなんだ?』

 

“・・・私も経験出来るのでしょうか?”

 

『さぁ、な。』

 

『レイジ?

 レトちゃんはどうやって

 同行者にするの?』

 

『・・・錬成魔法でも、

 出来ない事はある。』

 

“そうですね、

 この世界でも禁じられています、

 それに、その代償も、

 甚大を凌駕し、

 世界その物を破壊しかねません”

 

『まぁ、

 ちょっと色々触れる

 ギリギリでやるけどね。』

 

 

別次元?

 

『ちょっと、ちょっと、

 何でアイツこんなに強くなってるのよ?』

 

『神様、

 それは貴女様が“放置”した他に無いかと。』

 

『何よ?ミーティアちゃん?

 部下の癖に文句があるの?』

 

『いえ、

 この様な場合も、

 テラ・地球の管理者様に

 ご報告を入れねばなりません。』

 

『え゛っ?』

 

『既にご報告済みですので、

 お逃げにならぬようお願いしますね?』

 

『よぅ、

 またやらかしたんだって?』

 

『ひっ!?

 お兄ちゃん。』

 

『はぁ、

 馬鹿垂れ、

 レイジのヤツ、

 真面目にこの世界では

 “死ねなくなるぞ?”』

 

『・・・それって。』

 

『えぇ、

 神様のせいで、

 “世界の理(ことわり)”を壊す

 “不老不死者”が、

 誕生してしまいますね。』

 

『ヤバいじゃないそれっ!?』

 

『あぁ、

 だが、レイジは

 人間であり続けるつもりだ。』

 

 

『・・・フィト、

 お前の卵子を貰えるか?』

 

ばちーん

 

『いきなり何言ってんのよっ!!』

 

『いってぇ・・・

 あのなぁ、

 無から肉体を錬成魔法で

 創れないし、

 創れたらこの世界が壊れる、

 だから

 “有から肉体を錬成し直すんだ”』

 

『え?』

 

“まさか?”

 

『俺の精子とフィトの卵子で

 “子供を創り”

 その子を、レトへ再錬成するんだ。』

 

 

別次元?

 

『レイジ、

 お前さん、なぜ?

 人間の枠にこだわる?』

 

『レイジ様、

 素晴らしいですね。』

 

『ば、馬鹿な、

 こんな裏ワザじみた事が通るなんて。』

 

 

『つ///つまり///』

 

『いや、行為は必要ない、

 それに、

 “こう言う事は想定済みだ”』

 

小さな小瓶を出す。

 

“ソレは?”

 

『・・・黙ってて悪かったが、

 フィト、

 あの時に一つだけ回収しておいたんだ、

 俺の精子とかけ合わせて、

 “本当に出来るのか”って、

 調べておいたんだ。』

 

『は?』

 

『い、いやぁ、

 あのさ、

 そもそもが異世界人の俺が、

 こちらの世界の純正エルフに、

 適性があるかも怪しかった、

 ちゃんと出来るのかってのも、な。』

 

『じゃぁ、最初から?』

 

『・・・好きだったし、

 嫁に・・・欲しいと。』

 

“あの~、

 やっぱりアウトオブ眼中ですか?”

 

『・・・どうして

 そのネタを知っている?』 

 

“・・・神様から教えて貰いました”

 

『・・・ほぅ。』

 

(地球よ、

 報復は任せた)

 

(【あぁ、オシオキ中だ】)

 

(そうか)

 

(【一つ聞きたい】)

 

(ん?)

 

(【なぜ、

  人間の枠で居ようとする?】) 

 

『・・・わからん。』

 

『レイジ?』

 

“レイジ?”

 

『わからんから、

 人間の枠でいたいんだろうな。』

 

 

『ふふっ、

 わからないから、か、

 良い答えだ。』

 

 




 
小話

『お、い。』

ん~?

『寝ろ。』

ぁ~・・・02:53
 
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