君は朝日のように眩しくて   作:藤井 悠

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藤井 悠です。

久しぶりの投稿になります。

それでは本編どうぞ。


Returns

俺は今蔵に来ている。その理由は2つだ。1つ目はいつもみたいにポピパの練習。もう1つは、

 

 

 

蒼生「こいつらがWild Babyの・・・」

 

蓮「神代 蓮だ。よろしく。」

 

天音「妹の神代 天音です。」

 

海斗「暁 海斗、よろしくな。」

 

Wild Babyをポピパに紹介するために来た。主催ライブに出演させてもらうのだから、お礼も兼ねて連れてきたのだ。

 

沙綾「この人達が・・・」

 

有咲「Wild Baby・・・」

 

たえ「すごい、4人そろうとすごいオーラを感じる。」

 

蒼生「いや出てねえから。それより皆、Wild Babyをポピパの主催ライブに出させてくれてありがとう。Wild Babyの代表として礼を言うよ。」

 

りみ「ううん、気にしないで。私達も蒼生くんのバンドとしての演奏も見たかったし。」

 

香澄「皆でキラキラドキドキしようね!」

 

蒼生「おうよ。じゃあ練習始めるか。市ヶ谷ちょっと俺たちの練習もしていいか?勿論お前達の練習も見るぞ?」

 

海斗「そういやお前、バンドのサポーター引き受けて金稼ぎしてるらしいじゃねえか。」

 

蓮「そういやロックがそんな事言ってたな。5バンド引き受けてるそうじゃないか。他にはどんなバンドなんだ?」

 

蒼生「あー、ほら!すぐに主催ライブの顔合わせするんだし説明するより聞いたほうが早いと思うぞ?」

 

蓮「それもそうか。」

 

天音「どんなバンドか楽しみです♪」

 

俺が今濁したのには理由がある。俺達Wild Babyは実は4人共パスパレのファンなのである。ロックが俺にはWild Babyが待っているというサプライズを施したが、メンバーの皆にはパスパレと会わせることで、サプライズをしたいのだそうだ。勿論パスパレに話は通してある。

 

蒼生「じゃあ皆やるぞ!」

 

「「「おう!(はい!)」」」

 

香澄「じゃあ私達も始めよう!」

 

〜2時間後〜

 

蒼生「ふぅ、とりあえず休憩。」

 

蓮「あ"〜疲れた。」

 

海斗「久しぶりに合わせたからか若干音ズレもあったな。」

 

天音「私、飲み物持ってきたので皆さん飲んでください。ポピパさんもどうぞ・・・ポピパさん?」

 

天音が不思議そうにポピパを見ていたので俺たちもポピパを見ると、一足先に休憩に入ったポピパの面々は口をパクパクさせたり、見開いた目でこちらを見ていた。

 

蒼生「・・・どした?」

 

有咲「これが本当に久しぶりの演奏かよ・・・」

 

たえ「全くブランクを感じなかった。」

 

蒼生「それでもまだまだだよ。Roseliaじゃないけど俺達は俺達が出せる音を出したいからな。まだバラついてる。」

 

沙綾「じゃあ向こうにいたときはもっと凄かったってことだよね?!」

 

蒼生「まあそうだな。良い言い方をするとそうなるな。」

 

りみ「そういえば蒼生くんはWild Babyはそれなりに大きい大会に出たことあるって言ってたけどどんな大会に出たことあるの?」

 

蒼生「1番大きいのだと【FUTURE WORLD FES】かな。」

 

有咲「え!?それってRoseliaが目指してる大会のことじゃねえか?」

 

蒼生「ああ、だからRoseliaには黙ってる。いろいろ聞かれたら面倒だし決していい結果だった訳でもないしな。」

 

蓮「あ〜あれか。審査員が『君たちは技術はあるがつまらない。』ってだけ言ってきたんだよな?」

 

海斗「そうだったな。だからその後みんなでパフォーマンスの練習とかしたけど結局どういう意味だったんだろうな?」

 

天音「いま気にしても仕方ないですよ。ところで蒼生さん、Roseliaって蒼生さんが見てるバンドですか?」

 

蒼生「ああ、FWFの為に技術を高めてる。多分5バンドの中で1番レベルが高いと思う。」

 

たえ「FWFに出て、つまらないって言われて凹まなかったの?」

 

蒼生「確かに良い気はしなかったな。でもそれでションボリしてたら、出せるいい音も出せなくなる。俺達は常にベストコンディションでいる事が最優先だからな。」

 

有咲「なんつうか、凄えな。」

 

沙綾「私達、実は結構凄い人に教わってたのかも。」

 

蒼生「はいはい、もうこの話は終わり。練習するぞ。」

 

話が変な方向に行く前に、練習を再開する。ちなみにFWFの件はしっかり口止めした。

 

〜数日後〜

 

まりな「じゃあポピパの主催ライブのポスターは入口と中の掲示板に貼っておくね。」

 

蒼生「ありがとうございます。」

 

俺は今、ポピパの主催ライブの宣伝ポスターを色々な所に配ったり貼ったりしているちなみにこのCIRCLEで最後だ。

 

まりな「それにしてなんでポピパをうちで主催させなかったの〜?」

 

蒼生「す、すみません。色々ポピパも俺も忙しかったもので。」

 

まりな「え〜、まあいっか。そのかわり、今度なにかライブある時はうちに誘ってよ?」

 

蒼生「わかりました。善処します。」

 

するとCIRCLEのドアが開く音が聞こえた。

 

蓮「よ!」

 

海斗「来たぞ〜。」

 

天音「すみません、少し遅れました。」

 

Wild Babyの面々が入ってきたのだ。

 

蒼生「いや、ギリ時間ピッタリだ。心配すんな。」

 

まりな「お!その子達がもしかして蒼生くんのバンドメンバー?」

 

蒼生「はい。Wild Babyです。」

 

まりな「そっかそっか〜。うんうん。蒼生くんの実力の理由がわかったよ。」

 

蒼生「え?」

 

まりな「私、全員の顔は知らなかったけど名前だけなら知ってるんだよ?結構大会とかも出てたから。」

 

蒼生「そういう事ですか。あんまり広めないでくださいよ?」

 

まりな「わかってるよ。」

 

天音「あの、蒼生さん。」

 

蒼生「ん?どした?」

 

蓮「聞いて驚くなよ。なんと天音が新衣装を作ってきてくれたのだ!」

 

海斗「なんでお前がドヤ顔なんだよ。でも新衣装ができたのは本当だよ。」

 

蒼生「マジ!?サンキュー天音。まりなさん、更衣室借りていいですか?」

 

まりな「うん、いいよいいよ。」

 

蓮「お前気が早すぎだろ。」

 

天音「そういえば。新衣装ができた時に1番テンション高くなるの蒼生さんでしたね。」

 

海斗「しかも1番似合うのも蒼生だもんな〜。」

 

蒼生「いいから着替えようぜ!」

 

海斗「はいはい。」

 

〜5分後〜

 

天音「うん!みんな想像通り似合ってます!」

 

蓮「おお!久しぶりに帰ってきたって感じがするな!」

 

海斗「確かにな。気合い入るよな。」

 

蒼生「その気合いは本番までとっとけよ。」

 

海斗「分かってるよ。所でGalaxyまでこの格好で行くのか?」

 

蒼生「え?だから着替えたんじゃないのか?」

 

海斗「いや、目立ちすぎないか?」

 

蓮「別にいいんじゃないか?別にそう遠くないんだろ?」

 

蒼生「ああ、商店街の中だからな。」

 

天音「私も兄さんと蒼生さんに賛成です!」

 

海斗「・・・じゃあいいか。」

 

そして俺達はなんだかんだCIRCLEを出た。

 

〜10分後〜

 

蒼生「ついた、ここだよ。」

 

蓮「おお!地下だ。」

 

天音「地下って聞くとワクワクしますね!」

 

海斗「確かに何なとなく分かる気がする。ちなみになんでさっきから蒼生はチラチラスマホを見てるんだ?」

 

蒼生「え?いや、なんでもねえよ。」

 

海斗「??ならいいんだけど。じゃあ行くか。」

 

俺がスマホを見てたのはLI○Eをしていたのだ。俺達が1番最後に来るようにするためだ。

まず入り口にポピパとAfterglowがいた。

 

蒼生「Wild Babyです。今日はよろしくな。」

 

香澄「うん!こちらこそありがとう!」

 

蘭「いつも偉そうにしてるんだからそれなりの音は出せるんだよね?」

 

蒼生「ああ、勿論だ。」

 

蘭「楽しみにしてるよ。」

 

そう言い、2バンドの面々は中には行っていった。

 

天音「蒼生さんって偉そうにしてるんですか?」

 

蒼生「まあ教える側になるとどうしてもそうなっちゃうのかもしれん。」

 

蓮「はは、でも一応信用はされてるみたいじゃん?」

 

海斗「まあ確かに蒼生の聞きの才能は凄いからな。」

 

蒼生「いいから行くぞ。もう時間ないんだから。」

 

話をそらし中に入る。中にはRoseliaとハロー、ハッピーワールド!、ロックに店長さんがいた。

 

蒼生「Wild Babyです。よろしくお願いします。」

 

友希那「Wild Baby!?」

 

なんだ?急に湊が驚いた声を出す。・・・まさかな。

 

友希那「Wild Babyって、じゃあ貴方、FWFに出た事が?」

 

・・・そのまさかだった。大した結果でもなかったのに俺達を知ってたとは、結構隅々まで結果の確認をしていたのだろう。

 

蒼生「・・・ああ、そうですよ。。」

 

友希那「後で詳しく聞かせて頂戴。」

 

蒼生「わかりましたよ。でも別に高評価を受けたわけじゃ無いですからね?」

 

友希那「ええ、だとしても出場したということは実力は持っているはずよ。」

 

蒼生「わかりました。じゃあ主催ライブが終わった後、いくらでも聞いてください。」

 

まさか把握しているとは予想外だった。隠し通そうと思っていたが無理だったようだ。

 

こころ「蒼生!来たわね!」

 

蒼生「相変わらず弦巻は元気だな。」

 

こころ「勿論よ!私達は世界を笑顔にするバンドよ!」

 

六花「蒼生さん、おはようございます。」

 

すると横からロックが出てきた。

 

蒼生「おはようロック。」

 

六花「はい、皆さんもおはようございます。」

 

蓮「おはよう。今日は頼むな?」

 

天音「ロックちゃんおはよう。」

 

海斗「完璧になんとか仕上げたからな、期待していてくれ。」

 

六花「はい!」

 

蓮「そういえば蒼生、全部で6バンドって言ってたけど後1バンド来てないぞ?」 

 

蒼生「いや、もう来てるぞ?」

 

海斗「は?でもここには5バンドしか・・・」

 

天音「あ!あのドアの向こうですか?」

 

蒼生「流石、天音は察しがいいな。その通りだ。あの向こうにもう1バンドいるよ。」

 

そう、こいつ等に一番会わせたかった奴等だ。

 

蒼生「じゃあ呼んでくるよ。」

 

そしてドアを開ける前に、

 

蒼生「そうだお前ら、心臓の準備はしておいた方がいいぞ?」

 

蓮「どういうことだ?」

 

蒼生「開けたらわかるよ。じゃあ開けるぞ。」 

 

みんな訳のわからなそうな顔をしている。ちなみにWild Baby以外の人はニヤニヤしたりしている。全員に事情は言ってあるからだ。

そしてドアを開ける。するとまず最初に、

 

彩「まんまるお山に彩りを!Pastel*Palettesふわふわピンク担当の丸山彩です!」

 

蓮「・・・え?」

 

千聖「いつも蒼生くんにはお世話になっています。」

 

天音「・・・へ?」

 

麻弥「フヘヘ、上から読んでも下から読んでもやまとまや、大和麻弥です、」

 

海斗「・・・うえ?」

 

イヴ「ブシドー!」

日菜「るん♪ってきた〜!」

 

「「「え!ーーーー−」」」

 

蓮「蒼生!?どどど、どういうことだ!?」

 

天音「夢!?夢なんですか!?」

 

海斗「なんでパスパレがここに・・・」

 

蒼生「あ〜、結果から言うとパスパレも俺が教えてるバンドの1つなんだよ。」

 

蓮「んな!?」

 

天音「蒼生さん、いつの間に!?」

 

海斗「ありえねぇ。」

 

彩「えーっと、みんな私達のファンなのかな?」

 

「「「ひ、ひゃい」」」

 

お!皆仲良く締まりのない返事。

 

千聖「いつも応援ありがとうございます。これ、いつも蒼生くんにお世話になってるのでメンバーの皆さんにも、これどうぞ。」

 

そして渡したのは最近発売したシングル(パスパレメンバー全員のサイン入り)だった。ちなみにすでに俺は持っている。

その後みんなは握手したり話ししたり大ハッスルだった実はこの時間を取るため皆には少し早めに来てもらった。俺らも早めに来たがこの時間の確保のためだ。皆喜んでくれたようで何よりだ。

 

蒼生「じゃあそろそろリハしようぜ。その後たっぷり話してくれていいから。」

 

その言葉で全員の顔が変わる。別に気合いが入るような言葉でも無かったがみんなにとっては十分だったようだ。

 

そして各バンド順にリハを済ませていく。最後のポピパの番、リハ曲は【Returns】だった俺が作曲した花園がポピパに対する思いを歌った歌だ。ポピパにしてはしっとりとした曲だが感動するという意味では凄く盛り上がる曲だろう。

そして演奏終盤に差しかかる。これで終わりか、と思ったが、アウトロが少し長い。花園と戸山以外少々驚いた顔をしている。内心俺もちょっと驚いているが、そして戸山が付け足した歌詞はこうだった『ありがとう 心から震えだす歌 Returns』この短い歌詞にとても重い意味が込められたのを感じた。そして曲が正真正銘終わる。そして他バンドからの拍手が飛んでくる。

 

六花「ポピパさ~ん、なにか修正点はありますか?」

 

香澄「大丈夫!」

 

六花「はい!これでリハは以上になります。お疲れ様でした。」

 

そして今日のリハが終わってみんな帰宅準備、と思ったのだが、

 

香澄「ねえ!Wild BabyもReturnsやってよ!」

 

蒼生「はい?なんでまた?」

 

市ヶ谷「そうだよ。あんまり無理言って蒼生を困らせるなよ?」

 

たえ「でも私も聞いてみたいな。」

 

蒼生「なんでだよ。別に文句がある訳じゃないが、この歌はポピパの曲だろ?」

 

たえ「でも作曲したのは蒼生だよ?」

 

蒼生「・・・」

 

蓮「いいじゃねえか。」

 

蒼生「蓮・・・」

 

天音「私も賛成です。」

 

蒼生「・・・天音」

 

海斗「俺達はまたこうして揃った。つまりReturnsしたんだからいいんじゃないか?」

 

蒼生「・・・海斗」

 

「「「それは色々間違ってる。」」」

 

海斗「あれ?いいと思ったんだけどな?」

 

蒼生「はぁ、分かったよ。1回だけだぞ。」

 

そう言うと、ポピパ以外のバンドからも拍手が沸き起こる。俺は髪の毛をかき上げると、

 

蒼生「じゃあ聞いてください。Returns。」

 

この瞬間俺は自分の居場所に戻ってきたのを感じた。




どうだったでしょうか?

次回で1章最終話です。ここでお願いなのですが、前回報告した友希那さんの作品以外で、燐子か、香澄のどっちかを同時進行してくれと頼まれました。なので皆さんの意見を聞きたいので感想で意見を言ってくださると助かります。

感想&評価お待ちしています。
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