君は朝日のように眩しくて   作:藤井 悠

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藤井 悠です。

前の話で次の日に出すと言いましたが私用が重なり遅れました。申し訳ありません。・・・宿題なんて滅べばいいのに、

それでは本編どうぞ


音の本流

氷川さんが倒れた次の日。まりなさんから今日の練習は氷川さんが来ないので俺は来なくて大丈夫と連絡が入った。ってなると持て余すんだよなぁ・・・

 

蒼生「はぁ」

 

六花「蒼生さん?」

 

蒼生「あぁ、いや、なんでもないんだ。」

 

ちなみに今は朝の教室。俺のとこにロックが遊びに来ていた。

 

六花「そ、それにしても先輩の教室って・・・緊張します。」

 

蒼生「まあ、そのうち慣れるよ。顔見知りもいるだろ?」

 

六花「そ、そうですけど、雰囲気が・・・」

 

あー、なんか違う教室でそうなるの分かるかも。特に学年が違うとそうなるよな。特にロックはそういうのに敏感なところあるし・・・

 

蒼生「気にすんな。誰も殴ってきたりしないよ。」

 

六花「わ、分かってますよー。もう。」

 

蒼生「あはは」

 

六花「そう言えば、Roseliaさん、大丈夫だったんですか?倒れたんですよね?」

 

冗談で少し和んだのかこの話題になる。

 

蒼生「幸いただの高熱らしい。今日の練習は俺は行かなくていいんだとよ。ロック、予定ある?」

 

六花「すみません。今日は練習で・・・」

 

蒼生「ならしょうがないか。・・・お?チャイムなったぞ?」

 

六花「あ、わかりました!また今度。」

 

ロックと別れ授業が始まる。なんだか身が入らなかった。Roseliaの事が何度も頭をよぎった。なんだかんだで俺も心配みたいだ。他のバンドの事は自分で解決させるようにしてるんだが。やっぱり長いこといるど情が出来るのかね。

 

先生「今日はここまで。各自復習しておくように。」

 

蒼生「あ・・・おわったのか。」

 

いつの間にか授業が終わっていた。

 

蒼生「・・・はぁ。」

 

仕方ない。氷川さんのとこ行くか。なんだかんだで心配だし。

 

リサ「あれ、蒼生じゃん!」

 

蒼生「今井さん!宇田川と湊さんも。」

 

あこ「奇遇だねー!あこたちこれから紗夜さんのお見舞い行くんだけど蒼生さんも行くー?」

 

蒼生「ああ、行くよ。」

 

リサ「じゃあレッツゴー」

 

というわけでRoseliaメンバーと行くことになった

 

〜氷川宅〜

 

あこ「さよさ〜ん(⸝⸝o̴̶̷᷄ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)」

 

紗夜「宇田川さん、落ち着いて」

 

氷川さんは自室のベッドで寝込んでいた。日菜さんによればなんと39度もあったらしい。

 

蒼生「とりあえず色々買ってきたので冷蔵庫入れておきますね?」

 

紗夜「すみません、ありがとうございます・・・」

 

リサ「じゃああたしリンゴ向いてくるねー」

 

あこ「あ!あこも手伝うー!」

 

日菜「じゃああたし、お粥作るよ!」

 

燐子「わ、私も手伝います!」

 

友希那「・・・私は?」

 

リサ「友希那はまってて?」

 

湊さんと氷川さんを置いてリビングに行く。あの二人にしておけば多分Roseliaはいい方向に行くだろう。というのも音楽の方向性やあの対バンライブで割れてたのはあの二人だし落ち着いてる今なら多分いい話し合いができるだろ。

 

リサ「ねえ蒼生?」

 

蒼生「ん、はい?」

 

そんなことを考えてると今井さんが話しかけてきた。

 

リサ「蒼生ってさ?あの時私達に票入れてくれたって言ってたじゃん?」

 

蒼生「・・・はい。」

 

リサ「なんでアタシ達だったの?」

 

あこ「あ、それあこも気になる!」

 

燐子「わ、私も気になります・・・」

 

なんか他のふたりも食いついてきたな。

 

蒼生「・・・そうですね、正直最初はRASに入れようと思ったんですよ?ロックのデビュー戦ですから。」

 

リサ「わお、正直。」

 

蒼生「まあ直ぐにその考えは捨てましたけど。真面目な話、RASとRoseliaの技術は俺から見ればだいぶ近いものです。それこそ聞く人の好みで別れるくらいだと思います。」

 

燐子「それなら、どうして?」

 

蒼生「あくまで個人的な技術の話です。バンドとしての完成度はRoseliaの方が何段も上。俺はそう思ったので。」

 

3人「・・・」

 

あれ?なんか俺変なこと言ったか?

 

蒼生「えーっと?」

 

リサ「いや、思ったよりまともだったから。」

 

どういうことだコラ

 

リサ「あ、いや変な意味じゃなくて。なんか嬉しいこと言ってくれたなって思って。」

 

あこ「うん!ね、りんりん?」

 

燐子「う、うん、バンドマンとしては多分1番の褒め言葉、だと思います。」

 

蒼生「・・・それならようございました。」

 

日菜「あ、そろそろお粥できるよー!」

 

蒼生「あ、了解です。」

 

その後はリンゴを剥き何故かポテトを揚げ氷川さんに渡した。その後氷川さんは寝てしまったので帰ることにした。

 

〜金曜日〜

 

今日は最後の練習日だ。氷川さんも復活し練習に取り組んでいる。いい完成度だ。

 

リサ「今の、いい感じじゃなかった?」

 

蒼生「はい。申し分ありませんね。」

 

紗夜「ふぅ、本番ギリギリに時間を作って下さってありがとうございます。」

 

友希那「いえ、紗夜が言っていなかったら私が言っていたわ。」

 

燐子「あの、氷川さん?もう体調はいいんですか?」

 

リサ「はい、すっかり。」

 

みんなの音がまとまってる。これなら本番も・・・

 

友希那「・・・今日の私達は今までの私たちとは違う。」

 

リサ「そうだね。」

 

あこ「あこ、クタクタだけど燃えてます!」

 

燐子「わ、私も・・・!」

 

蒼生「皆さん。今の俺に言うことは無いです。思いっきりやってください。」

 

友希那「ありがとう。それじゃあ、いくわよ!」

 

そして本番当日皆さんの気合いも十分だった。

 

蒼生「それじゃあ皆さん、頑張ってください。」

 

友希那「行ってくるわ。」

 

リサ「行きますかー。」

 

紗夜「行ってきます。」

 

あこ「行ってきます!」

 

燐子「行って、きます・・・!」

 

そして、メンバー紹介が始まる。そして最後。

 

リサ「そして我らがボーカル、湊友希那!・・・??」

 

いつもならここで一礼が入るのだがしない。どうしてだ?

 

友希那「・・・皆。」

 

ん?なんだ?俺も聞いてないMCが始まる。

 

友希那「いつもRoseliaを支えてくれて、ありがとう」

 

・・・わぁぁぁぁぁ!!

 

会場がこれまでにない熱気に包まれる。今の思い。全てが籠っているのを感じる。

 

友希那「今再び、燃え上がれ!」

 

そしてFIRE BIRDが始まったのだが、

 

蒼生「!?」

 

この感覚は・・・

 

〜3年前〜

あれは俺が弾き語り終わりの時だった。

 

海斗「お前、凄いな!」

 

蒼生「ん、誰?」

 

天音「あの、突然すみません!」

 

俺の前にあいつらが現れたんだ。

 

蓮「ギターだよ。すごい腕だな。」

 

蒼生「ああ、その事か。ありがとな。これでもまあまあ長くやってるんでね。」

 

蓮「その腕を見込んで頼みがある。俺たちのバンドやらないか?」

 

蒼生「バンド、ねぇ。」

 

当時の俺はあんまりバンドに興味がなかった。父さんに海外のバンドだどうとかうるさく言われてたし若干の嫌悪感があったからだ。

 

蒼生「悪いが、今はバンドは・・・」

 

天音「あ、あの、1回だけ!」

 

蒼生「え?」

 

天音「1回だけ合わせてくれませんか!」

 

その後みんなから押されて次の日渋々合わせることになったんだ。

 

天音「あの、来てくれてありがとうございます。」

 

蒼生「いいけど、ほんとに一回で良いんだな?」

 

海斗「ああ、気に食わなかったら帰ってもらって構わない。」

 

蒼生「分かった。じゃあ行くぞ。」

 

海斗「1、2、3、4」

 

そして歌い始めた時俺は衝撃を受けた。3人の技術に呼吸の合い方。そしてそこに自然と入っていくような俺の歌声とギター。鳥肌が止まらなくて音の本流が見えるようだった。

 

蓮「・・・どうだった。」

 

蒼生「・・・バンド。入らせてくれ。俺からお願いする。」

 

海斗「うし!そういえば自己紹介もしてなかったな。俺は暁 海斗!」

 

蓮「神代 蓮。」

 

天音「神代 天音です、よろしくお願いします。」

 

これが俺のバンドの始まりだった。そして・・・

 

〜現在〜

 

その時の鳥肌、音の本流が見える。あの時とは違う、Roseliaの色の本流。そして何よりもこの音。この前の練習とは段違い過ぎる。

 

蒼生「・・・ハハ。」

 

これは凄い。今のRoseliaのレベルは間違いなくRASを超えている。俺たちすらも危ういかもしれない。

 

蒼生「・・・面白くなってきた。」

 

まるで自分のことのように俺はワクワクしていた




ありがとうございました。

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