君は朝日のように眩しくて   作:藤井 悠

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藤井 悠です。

課題なんて無くなればいいのに。

それでは本編どうぞ。


言葉は呪い

鴨川に着いてからは早かった。ますきとロック、俺で二手に別れてパレオを探すことにした。当然だが俺はこの辺りの土地勘は無い。文字通り虱潰しに探すことになる。今は原チャを手で押しながらゆっくりさがしている。

 

蒼生「・・・手がかりになりそうなのはパスパレ好きと、鳰原令王那って名前だけか。」

 

かなり厳しい条件だ。これが場所の特定になる訳でもないしこの名前で聞いて回ったりしたら不審者に勘違いされかねない。この時間だし人通りと言えば今目の前を歩いてる女の子だけだ。どうしたものか・・・

 

蒼生「うーむ、ダメ元で聞いてみるか・・・ん?」

 

その少女と丁度すれ違おうとした時、その少女の鞄から何かが落ちるのが見えた。小さかったのでよく見えないが、拾ってみるとそれはストラップ・・・ってこれは

 

蒼生「おまえ、パレオなのか・・・?」

 

少女「!?」

 

その少女は恐る恐ると言った感じで振り返る。髪の毛は黒、眼鏡もかけていて雰囲気こそ全く違うが俺の目に映るのは間違いなくパレオだった。

 

パレオ「・・・どうしてここに。」

 

蒼生「こっちのセリフだ。ライブを無断で休んでどうしてこんな所にいる。」

 

パレオ「・・・っ!」

 

蒼生「おい!」

 

パレオは答えずに走り出してしまう。すぐに原チャに跨り追うが狭い路地に入られて追えなくなってしまう。

 

蒼生(くっ、ロック達に連絡する暇はないか。でもな。)

 

俺はあいつの足音であろう音を頼りに別の道で追いかけていた。土地勘は無いので時々迷いかけたがこちらの方がスピードはあるのでそこまで距離は広がらなかった。そうこうしている内に逆に足音がこちらにちかづくのがきこえた。

 

蒼生(ん、なんでこっちに来てる?ってあれはロックとますき?)

 

なるほど。追った先で2人に遭遇したのか。って俺ここじゃUターン出来ねぇ。どうしよ、もう3人追い抜いた。これ詰んだか

 

〜5分後〜

 

蒼生「やっと回れた・・・」

 

ようやく回れるところを見つけてすぐに向かう。とりあえず先程のところまで行くと話し声が聞こえてくる。そう遠くない場所にいる。

 

蒼生「・・・いた」

 

海沿いの歩道橋の上に3人を見つけた。すくぞばに原チャを止めてその場所に歩きだす。向かいながら耳を傾けるとロック達が説得していた。

 

六花「パレオさんがいなくなったらRASやあらへん!」

 

パレオ「ロックさん・・・」

 

蒼生「その通りだ。」

 

俺も追いつき声を掛ける。

 

ますき「・・・遅かったな。」

 

蒼生「わり。おい、パレオ。」

 

パレオ「・・・はい。」

 

蒼生「お前にとって、RASはそんなものだったのか。俺はここで何をこいつらに言われて、お前が何を言ったのかなんて知らないし聞こうともしない。ただおれはいいたいことだけいわせてもらうぞ。」

 

パレオ「・・・」

 

普段なら俺はこんなことは言わないだろうが、せっかくここまで来たわけだしこいつらの為にも言わせてもらうか

 

蒼生「俺は何が経緯でお前がここから出てこなくなったのか。パレオというお前を閉じ込めたのかはわからんがお前自身はそれでいいのか?」

 

パレオ「・・・私はチュチュ様の隣に居られればよかったんです。でもチュチュ様は、私は必要ないと。私だけいてもしょうがないと。なのでRASに私の存在価値は無くなりました。あそこにいる理由もいていい訳もありません。」

 

蒼生「・・・つまり、チュチュが用済みって言ったからお前はRASにとって用済みになった。と言いたいわけか?」

 

パレオ「・・・はい」

 

蒼生「・・・お前は、ほんとにそれでいいって思ってるのか?」

 

パレオ「・・・」

 

蒼生「お前にとってRASはその程度で止めれるもんだったのか?」

 

パレオ「・・・それは」

 

蒼生「少なくともアイツはそうじゃないみたいだぞ?」

 

パレオ「え?」

 

俺は振り向き歩道橋の少し遠くを指す。

 

パレオ「!?」

 

チュチュ「はぁ、はぁ!」

 

遠くからチュチュとレイが走ってくる。足音が2人分聞こえてきたので俺は先に気がついていた。

 

パレオ「・・・そ、そんな」

 

蒼生「少なくとも、俺の視界には4人ほどその程度じゃない奴がいるが?お前はほんとにそれでいいのか?」

 

言い終わる前にパレオは走っていた。いま、パレオのためだけに走ってきた人のために、大事なご主人のために。

 

パレオ「チュチュ様!」

 

その勢いそのままにパレオはチュチュに抱きつく。

 

パレオ「チュチュ様ー!」

 

チュチュ「わ!?パレオ、苦しい・・・」

 

パレオ「チュチュ様!心配かけてすみません!勝手に休んですみません!電話に出なくてすみませんー!」

 

チュチュ「ち、ちょっと、恥ずかしいから///」

 

レイ「ふう。」

 

蒼生「お、レイ。お疲れ様。」

 

俺は感動の再会(?)を果たしてる2人を少し感動に浸らせてる間に俺はレイに労いの言葉をかける。

 

レイ「蒼生もお疲れ様。」

 

蒼生「俺はなんもしてねえよ。着いていただけ。」

 

レイ「んー、そうかな?パレオにすごく暑く喋ってたし、その間私達が追いつく時間も作ってくれたから何もしてないってことは無いんじゃない?」

 

蒼生「それは、フォローになってるのか?」

 

レイ「ふふ、さあ?」

 

六花「あ、あの、蒼生さん。」

 

息もすっかり整った六花が話に入ってくる。

 

六花「本当にありがとうございました。」

 

蒼生「気にすんなっての。俺は同士を見つけに来ただけって言ったろ?うだうだ言ってねえではよ帰るぞ?」

 

六花「・・・はい、そうですね♪」

 

そしてどさくさに紛れて俺の頬にキスをする。俺はめちゃくちゃ顔が赤くなったがレイは見てないふり。ますきはニヤニヤしながらこちらを見ていた。




大変お待たせして申し訳ありません!課題やらストレスやらテストやらで書く暇がありませんでした!また投稿ペース戻していくのでよろしくお願いします!
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