新庄雄太郎鉄道短編集  車窓に眺める殺意の風景   作:新庄雄太郎

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今回は、穂乃果達と湯けむり飛騨路の旅をします

今回は下呂と飛騨高山と古川へ旅行します


乗り鉄探偵南 達仁 特急「ひだ」湯けむり飛騨路殺意の旅

4月27日・黄金週間

 

達仁は、幼馴染の穂乃果とことりと年下の花陽と一緒に岐阜県の高山と飛騨へ旅行する事になった。

 

「久しぶりだね、達仁君と一緒に旅行するのは。」

 

「うん、今回は岐阜県の飛騨へ行くんだから。」

 

「前は、恵那峡に行ったんだよね。」

 

「うん。」

 

「でも、どうやって行くのかな。」

 

そこへ、花陽の友人の星空 凛もやって来た。

 

「ごめんにゃー、みんな待ったかにゃ。」

 

「凜ちゃん、発車するのはまだ早いよ。」

 

達人たちの旅行の日程は、1日目は下呂温泉へ、そして飛騨高山を観光する事になっている。

 

「もうすぐ、新幹線が発車するから急げよ。」

 

「うん。」

 

達仁と穂乃果達が乗った新幹線「のぞみ3号」は東京駅を発車し名古屋駅まで向かって発車した。

 

「ねぇかよちん、達仁君って鉄道マニアなのかにゃ。」

 

「うん、いろんな特急に乗って旅をするんだよ。」

 

「達仁君って、すごいにゃー。」

 

「だろ、凜ちゃんは一緒に行くのは初めてかな。」

 

「うん、私達仁君と行くのは初めてなの。」

 

「そうか。」

 

そこへ、ある人が達仁に声を掛けてきた。

 

「久しぶりね、達仁君。」

 

「あっ、千歌ちゃん。」

 

なんと、高見千歌と桜内梨子も一緒でした。

 

「あれっ、千歌この2人は。」

 

「紹介するね、この子は津島善子と小原茉莉よ。」

 

「あなたが音ノ木坂の高校生探偵ね。」

 

「わーお、会えて嬉しいでーす。」

 

穂乃果は達仁に行った。

 

「へぇ、千歌ちゃんの友達。」

 

「うん、そうだよ。」

 

名古屋駅に到着した達仁と穂乃果達は高山本線経由の特急「ひだ」に乗って湯けむり飛騨の旅に出かけることにした。

 

今夜は岐阜県の下呂温泉で一泊して、明日は飛騨高山へ観光するのだ。

 

「飛騨と言えばラーメンだニャーッ。」

 

「凜ちゃん、興奮しないでよ。」

 

「ごめんかよちん。」

 

達仁と穂乃果の黄金週間の初日は下呂温泉と飛騨高山と奥飛騨の旅が殺人事件に発展するとは予想もしなかった。

 

千歌と梨子と善子と茉莉と廉君も旅行していたのだ。

 

「じゃあ善子と廉は浦の星学院で一緒なの。」

 

「うん、俺と善子は沼津の中学だけどね。」

 

「って、善子言うな。」

 

「わりぃわりぃ。」

 

達仁と穂乃果達が乗った特急「ひだ」は平成元年からキハ85系が登場し車窓の眺めも見やすくなっている。

 

「うわー、景色がよく見えるね。」

 

「うん。」

 

「海未ちゃんも行きたかったかな。」

 

「一緒に行けれたらね、昨日風邪でいけれなくなるなんて。」

 

一方、海未は自宅で眠っていた。

 

「奥飛騨ーッ。」

 

と、寝言を言っていた。

 

「でも、廉君と一緒に行けれるなんて夏休みの旅行以来だね。」

 

「うん、南紀の海と大和路の旅は楽しかったよ。」

 

達仁と廉と穂乃果達が乗った特急「ひだ」は下呂に到着した。

 

「下呂温泉か、いい湯かな。」

 

「何か湯けむりがもくもくしてるよ。」

 

「うん。」

 

達仁と穂乃果達は下呂温泉で一泊する事にした。

 

「わぁ、いいお湯ニャー。」

 

「ふぇー。」

 

穂乃果とことりと花陽と凜は風呂に入ると極楽気分でした。

 

今日の夕食は飛騨牛の鉄板焼きである。

 

「おいしそうにゃ。」

 

「達仁君と穂乃果ちゃんとことりちゃんと一緒に行けれて嬉しいよ。」

 

「そうか、花陽ちゃんも楽しいか。」

 

「うん、又誘ってね。」

 

「わかってるよ。」

 

宿では、達仁と穂乃果達はゆっくり眠ることにしました。

 

「ねぇねぇ、好きな子、いる?。」

 

「おいっ、修学旅行の夜みたいな寝たふりはやめて!」

 

次の日、達仁と穂乃果達は高山本線に乗り飛騨古川へ向かった。

 

「あっ、達仁君達だ。」

 

そこへ、千歌が呼んでいた。

 

「おーい千歌。」

 

「あなたも来たの。」

 

「そうだよ。」

 

善子と梨子は本光寺にやって来た。

 

「えっ、ナニコレっ。」

 

「やだっ、この人死んでるわよ。」

 

梨子と善子は思わず叫んだ。

 

「キャーッ!。」

 

達仁と穂乃果達は本光寺へ行って見た。

 

「どうした、なんかあったのか。」

 

「この人死んでるわよ。」

 

「えっ、何だって。」

 

「穂乃果、すぐに警察。」

 

「わかった。」

 

まもなく、岐阜県警のパトカーが到着した。

 

「あれっ、君たちはどっかで。」

 

穂乃果と花陽は見覚えある人だ。

 

「あっ、思い出したわ。」

 

「確か、岐阜市の事件の時の。」

 

「唐沢警部ね。」

 

「じゃあ、君たちが発見者だね。」

 

「うん。」

 

「唐沢警部、死因は何だったんです。」

 

「被害者は、拳銃で殺害したものと考えられるな。」

 

そこへ、部下の橋口刑事が身元が割れたと報告した。

 

「警部、被害者の身元が割れました、被害者は西原 克哉さんです。」

 

「うん、確か警視庁で捜索願が届いていたそうだな。」

 

達仁は、唐沢警部と橋口刑事に事件の推理をした。

 

「唐沢警部、犯人は何かの事件で逃げ回っていたんじゃないなのかな?。」

 

「えっ。」

 

「ああその可能性もあるな。」

 

「早速、本部で調査してみよう。」

 

「調べて見ます。」

 

橋口刑事は、県警本部で何かの事件はないか調べることにした。

 

達仁と穂乃果と千歌は、早速飛騨市立図書館へ行って調べることにしました。

 

「あった、これだよ。」

 

「何々、岐阜市の銀行で10億円を運んだ現金輸送車が3人組の男に襲われ警備員を拳銃で射殺し逃走した。」

 

「ねぇ、この事件岐阜の現金輸送車襲撃に関係あるんじゃない。」

 

「ああ恐らくな。」

 

図書館で調べた後、飛騨高山名物棒葉みそ焼きを食べて高山へ見物に行きました、ちなみに凜は高山ラーメンを注文した。

 

達仁と穂乃果達は高山本線に乗り、高山へ向かった。

 

「何て、ロマンチックの街かな。」

 

「海は一つもないわね。」

 

「曜ちゃん、岐阜県は海はないのよ。」

 

「ああ、そっか。」

 

高山の町並みには、にぎやかになっているのだ黄金週間は観光客でにぎわっています。

 

「早く行こうよ。」

 

「うん。」

 

そして、ある日岐阜で起きた事件の犯人らしきの人がやって来た。

 

「おじさん、これ忘れ物よ。」

 

と、花陽はバックを渡した。

 

「おっと、待ちな君たちにもお礼をしなくちゃ。」

 

花陽と千歌は言った。

 

「遠慮するな、君たちのおかげで大金を無くさずに済んだんだからな。」

 

「大金!。」

 

「そうさ、岐阜市の銀行からいただいた金だ。」

 

「じゃあ、そのお金は。」

 

「その通りさ。」

 

そこへ、達仁達がやって来た。

 

「やっぱり事件の犯人だったのか。」

 

「えっ。」

 

「やべぇ。」

 

「あっ、何だい、君たちは。」

 

「それ、岐阜の事件と関係してるな。」

 

「その袋に入ってるのは、岐阜で奪ったその現金でしょ。」

 

「貴様、一体何者だ。」

 

「南 達仁、探偵だ。」

 

「そして、私たち、音ノ木坂探偵団。」

 

「その通りさ、俺が西原をぶっ殺したのさ。」

 

「ぶさけんな、あんな奴らに捕まってたまるか。」

 

「ひっ。」

 

「よしっ、今だ。」達仁と穂乃果は犯人と決闘した

 

ことりは、御剣と戦った。

 

「この野郎。」

 

「ことりのおやつにしちゃうぞ。」

 

「うぎゃゃゃ。」

 

武田は、公園で滑り、梨子に近づいた。

 

「イヤー。」

 

御剣は達仁と廉と格闘し、御剣と武田とその手下の清川を倒し、間もなく、岐阜県警のパトカーが到着し、御剣と武田を逮捕した。

 

「さすがだよ、達仁は。」

 

と、廉は言う。

 

「でもね、達仁君はね音ノ木の高校生探偵なんだから。」

 

「穂乃果ったら。」

 

こうして、岐阜の湯けむりの旅は岐阜の銀行強盗事件を解決し、大手柄を立てた。

 

 

 

 




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劇中の特急ワイドビューひだは平成元年に運転されました

ハーメルンの小説活動は6月までお休みさせていただきます

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