「な、なんだってー!?」
落ち着いて桃さん
前回のあらしゅじ
「言えてねえよ!」
うーん、まあ、前回見てくれればわかると思うよ
「言わんのかい!」
ダッテメンドクサインダモン
「ふぁー…よく寝た…」
竜は大きなあくびとともに起きてきた、ちなみに竜は地下室を作ってそこに寝泊まりしている(ベット足りないので)
「あ、竜さんおはようございます」
「んー…咲月か…青さんはまだ寝てるのか?」
「はい、青さんはまだ寝てますね」
「なんだ…起きてたら本貸してもらおうと思ってたのになあ…」
竜は暇を持て余しているのか、家事の手伝い以外の時は本をよく読んでいたりする、中でも青さんの持ってる本は面白いものが結構あるからよく読んでいる、そのためか少しがっかりしてしまった
「しょうがないか…起きるまで別のことでもしてようかな…」
そう言い竜は朝食を食べようとすると…
「あら、竜、おはよう」
「あ、黄髪変た…」
「おいこら誰がじゃボケ!」
「いやでも青龍が…」
「あいつ誤情報教えてんじゃねえわよ!」
「うるさいんじゃい!静かにしないかお前ら!」
「あ、マリッサさん、おはようございます」
「ああ、おはよう…って」
朝の挨拶をするとマリッサはあることに気づいた
「ここって常に夕暮れだからおはようなのかわからないな…」
「確かにそうだな…たまには 朝の日の光にあたりたいものだな…」
そう言い竜は少し不満そうな顔をしてお茶を飲む、するとアリスが
「なら向こうの世界に行ってみたら?」
という解決策を考えた
「向こうの世界?そんなものがあるのか?」
「ええ、この世界とは別にちゃんとした朝、昼、夜、その他もろもろのある世界があるわよ」
「へー、そうなのか、気が向いたら行ってみるのも良さそうだな…」
竜は少し驚いたがすぐに冷静になり少しだらける
「何言ってるの、今すぐ行けばいいのに」
「え?行けるの?」
「ええ、家から出たすぐ近くにゲートがあるからそこの中に入ればすぐ行けるわよ」
「そんな簡単に行けるもんなのか…」
これには竜も驚きを隠せない、本来世界の行き来はそう簡単にできるものではないと竜は知っているからだ、なのにそれを簡単にやってのける、そこに痺れる憧れルゥ!(最後の方関係ない)
「うーん、でもなあ…」
「そんな迷うなら行けばいいじゃない!ほらほら、即断、即結、即行動が大事よ!」
「それお前が言っても説得力ないだろ」
「アー、キコエナイキコエナイ」
「向こうに行くのでしたら近くにある人参村というところに人参を届けて欲しいと咲夜さんが言ってましたよ」
「じゃあ竜持って行って」
「えっちょま」
「それじゃあ行ってらっしゃーい!」
「人の話を聞けええええええ!」
こうして竜は訳もわからず通常世界に行くことになった
その頃通常世界では…
「ええ!?ドラゴン達全員人参村に出かけちゃったの!?」
霊夢が予想外の事態を妖夢から聞いてとんでもなく驚いていた
「は、はい…3日前ほどに出かけるお話をしてて…」
「そういうの早く行ってよおかーん!」
「お母さんじゃないよ?」
この有様である、前回のおまけでドラゴン達の姉的なドラゴン、パーシーは桃のことが心配になり他のドラゴン達を連れ去…ゲフンゲフン、連れて行ってしまったようだ
パーシーの心配性もここまでくると尊敬の域だ
「もー!今日頼みたいことあったのにー!」
「しょうがないだろ霊夢、どうせならヤックル達に乗って行こうぜ」
「呼んだら誰か来ないかな…」
「いや流石に無理だろ…」
「ドラゴーーーーーーン!!!」
ドラゴン達が多すぎて誰を呼んでいるかもわからないが、霊夢の叫び声はあたりに大きく鳴り響いた
「ウーーーーーーン…眩しい…」
竜は通常世界に行くゲートを通り黄昏から通常世界に降り立った
黄昏の森が常に夕暮れで薄暗いせいか、雲ひとつない真昼間の激しい陽の光が少し辛いようだ、それをならすかのように目をこすり見開いた
「さーて、人参村?だっけ」
まずこの世界に来る時に頼まれた用事を済ませることにした
「…と言うよりなんだこのにんじんの量…」
確かににんじんを届けて欲しいとは言われたものの、このにんじんの量はさすがに多すぎる、一体どういうことをしたらこんなにんじんを要求してくるのか…
急速なニンジン不足にでもなったか?(A.村長が原因)
「ま、こっち側を見て回りたいし、すっ飛んでいくか」
その一言とともに背中に生えている、まるで星のない夜空のような黒色をした翼を大きく広げその場からニンジン村めがけて飛んでいった
「それにしてもほぼ何もないな…」
黄昏の森ほどではなかったが、どうやら現実世界でも木々が生い茂りほぼ大きな町などは見られない、でも自然多くていいなと、飛びながらぼんやり想像していた
しばらく飛んでいると、ぼんやりものを考えていてもわかるような規模の村を発見した、直感で竜はこの村が例のにんじん村だとわかった
「割と近かったな…それにしても近くに湖があっていい場所だな〜」
竜が言った通りにんじん村の近くには青く輝く湖がありとてもいい場所だと思っている、だが村の畑をふと見るとにんじんは十分にあるように見える…
じゃあなんでこんなににんじん要求したんだ?にんじんの祭りでもするのか?と竜は疑問を抱き続けていた(A.村長が原因)
「考えても仕方ないか…さっさと用済ませないとな…」
落ち着いて空中に浮遊し続けてると竜の左手側から何かが飛んでくるかのような音が聞こえてくる
「…?」
何かと思いとっさに左側を向くと…
「…え?」
そこには最近よく見る竜…いや、ドラゴンらしき顔が見えた、しかも「ドアップ」で、え?なんでドアップかって?そりゃあ
もう至近距離にいたからに決まっている
「ヌグァ!?」という断末魔とともに竜はよほどのスピードで飛んでいたドラゴン(?)に激突し、そのまま湖の方面に飛んでいき、「ザバーン!」という水しぶきを上げた
『い、痛い!な、なんですか!いまの!』
『お、落ち着いて!パーシー!ととととりあえずどうにかかかか』
『其方がまず落ち着かんか!』
気絶直前に竜の耳…いや頭の中に直接慌てる何人かの声が聞こえた
「…ハッ!?」
…知らない天井だ、となんとなく意識の戻った竜はどこかで見たことあるようなリアクションをとった
「…えーっと確か村の上空で何かに追突して湖に落ちてから…」
冷静にその場で自分の身に起きたことをゆっくりと思い出そうとする…が何かを記憶できるほど意識がハッキリしていなかったのか全く思い出せない
「…むにゃ」
「ぬぁ!?」
ゆっくり思い出していると、おそらく竜がゆっくりこんな時間まで寝ていたベットの横に何かの音が聞こえ、勢いよく首を曲げて見てみると…
「zzz…」
「…は?」
全身雪のような真っ白の人間…いや、頭にツノが生えている、と言うことは…。と誰でもわかりやすいような説明調で竜は目の前にいる寝てる女性のことを分析していた
「ド、ドラゴン…?」
「うにゅ…」
(いや待てなんで俺が寝ていた側でドラゴンが座りながら寝ているんだ、そもそもなんでドラゴンがこんなところにいる…(省略))竜は誰が見ても分かるとおりとんでもなくこんらんしている
「ってこんなことしてる場合じゃない!」
今の今まで忘れていた用事を済ますためにベットから跳ね起きて(おそらく)村の民家のドアを思いっきり開け、まだ眩しい日が昇っている昼間の外にでた、すると…
「あれ?もう起きた?」
「わりと早かったですね」
…!?という少しの間を置いて竜は驚いた。外に出た途端に角突きの人型の生物…つまりドラゴンがいた、片方は燃えるように赤い色の君と服をしたやつ、もう一人はどこかで見たことがあるようなないような水色の髪をしたドラゴンがいた。しかも人型で。
何かヤバい気配を感じ取ったのか、竜はすぐさま今さっきまで自分のいた家のうらへ回っていく
(なんだ!なんでこんなドラゴンがいるんだ!?しかも人型の形をとってるし…もしかして『奴らの手先』か何かか!?)
「どうしましたか?」
「ンギャアアアアアアアアア!!!」
くるとは予想していたが先ほどいた青髪の方のドラゴンが無茶苦茶に混乱している竜に突然話しかけてきた、そして案の定驚きのあまり叫ぶ
その声を聞いたから…
「どうかなされたか?」
「うちの聞き間違えじゃなかったらすごい声聞こえたけど!?」
「なになに!?この叫び声!」
なんかしらうじゃうじゃ湧いてきた
「あれ?この人目が覚めた?」
さらには背後から少し冷たいようなものに触れられたような感覚があり振り向けば…
そこにいたのは半透明の少女、もっとはっきり言えば幽霊がいた
「エエエエエエエエエエエ!?」
混乱おさめたいにもかかわらず竜の混乱おさまるどころかどんどん加速していっている
「…これ、まず落ち着かせた方がいいんじゃない?」
「そうですね…」
※しばらくお待ちください
「…」
「…えっと」
とりあえず竜は混乱が収まったのはいいが…
(なんだこの状況…)
普通に見れば何人かの人がある場所で雑談しているような光景ではありのだが…
(なんで全員ドラゴンなの!?)
「まあ…驚くのも無理はないですよね」
「なんでわかった!?」
竜は思わずどこがてみたような水色の髪をした見た目のドラゴンに鋭くツッコミをいれる、まあそんなことは置いといて…
「えーっと…あんた達は一体…」
「あ、申し遅れましたね」
そう言うと水色の髪のドラゴンはここにいるドラゴン全員をまとめて、気持ちを変えて自分たちのことを語り始めた
「わたしはパーシーです、見ての通りドラゴンです」という自己紹介に続き
「うちはジュラシーだよパーシーとは種類は違うけどドラゴンだよ〜」と赤髪のドラゴン
「我の名はクロスケだ」と竜と似たような配色のドラゴン(服はアレな気がするが)
「私は白雪と申します」と白い髪のさっきまで寝てたドラゴン
「あたいはアカネだ」と赤みの強い髪のドラゴン
「私はムクロだよー」と半透明のドラゴン(?)
「アハハ」となぜか名を名乗らない緑髪のドラゴン
「これで全員ですかね」
「ちょっと待って、一人名乗ってないから」
最後の緑髪のドラゴンどう考えても笑ってるだけだったところを当たり前だが見逃さずに少しパーシーをとめる
「あ、すみません、この人はガイアさんって言います」
「一人だけ忘れ去られてるのかと思った…」
なんだかんだで全員の名前が判明し、竜に少しばかりあった緊張もほぐれてきた
「ところであなたのお名前は?」
「あ、俺は龍黒竜というものだ」
「なんだか変わった名前だねー」
「あんたらも大概な気がするけど…」
よくわからん上にくだらないような会話のやり取りをしている気がするがそれよりも竜が思ったのは
(他にもドラゴンはいると聞いたけどまさかこんなにいるとは…)という感じでまだこの数の十人十色の個性を持ったドラゴン達に驚きを隠せていない
「黄昏の方よりも多いとは…」
「黄昏から来られたんですか?」
小声でも聞き逃さないとは…大した聴力だ…と感心しつつも黄昏を知っていることが意外だった
「えーっと、パーシー?さんは黄昏のことを知っているのか?」
「あ、はい、黄昏には一度行ったことがありますし、あとパーシーでいいですよ?」
自分の呼ばれ方の補足をしつつ思い出話を少ししてくれた、話によれば、パーシーは過去に現在黄昏にいる桃と霊夢という人とともに黄昏に行き、青龍や咲夜と会っていたらしい
「へー、桃って元々は通常世界の方にいたのか〜」
「あ!桃って言って思い出した!」
「うわぁ!?」
桃という名前を発すると赤髪のドラゴンのジュラシーが何かを思い出すように突然立ち上がった。それに思わず竜は奇声をあげて驚いてしまう
「桃が心配だからここまできたのにすっかり忘れてんじゃん!」
「ああ!そういえばそんなこと言ってたような!」
結構誰がしゃべっているのかがわからなくなってくるが今ハッとしているのは白雪だった
「あれ?そうだったっけ?」
「いやそうだよ!ムクロちゃん!」
「そそそ」
ムクロのすっとぼけにアカネが鋭くツッコむ、その横にいるガイアはあまりよくわかってなさそうだげど
「あ、あのー、桃なら元気にやってるけど…」
「「「「あ…」」」」
竜がひとこと言うと、桃のことで騒いでいた数人はなぜが静まり返ってすぐさま声を合わせ
「「「「その手があったか」」」」
「え?何が?」
「いやー…黄昏に住んでるって聞いた時に「桃は元気?」とか、聞けるのをすっかり忘れていました」と苦笑いしながら白雪がひっそりと答えているところに少し呆れてしまう
「あっと、そろそろお昼だな、じゃあ俺はこれでっ…」
外の様子を見て今の時間帯を想像し竜は思い切り立ち上がる、と…「グキィ」というイヤな音が鳴り響き…
…竜はその場で倒れて陸に打ち出された魚のごとく苦しみ始めた
「な…なんで…」
「あー…あの時かー…」
ジュラシーが謎に一人で納得している
「え?どういうこと…?」
「実は…」
~数時間前~
『本当に良かったのかな?』
『霊夢さんたちなら許してくれますよ』
『霊夢殿の器がそれだけ大きいものかはわからぬがな』
パーシー達はドラゴンの姿で黄昏の森のゲートの近くにある人参村に飛んできていた
『なになに?ジュラシー少し怯えてるんですかー?』
『怯えてないっての!』
『あまりからかわないであげてよ…』
全員ドラゴンの姿なのでテレパシーで話しているため意訳しております
『それにしてもパーシーの思いつきがここまでくるとはねえ…』
『これだけ離れている期間が空いてるんでしたら心配もしますよ!』
『おねーさんみたいですねー』
『お姉さんですから!!!!!』
※厳密に言うと微妙に違います
『いやお姉さんですから!?』
『誰に対していってるのさ!』
わいわいと言い合いしてるがはたから見るとドラゴン同士が上空でじゃれついてるようにしか見えない
その後ろに赤い石のような模様のドラゴンもといアカネとホネホネなドラゴンもといムクロが少し退屈そうに飛んでいた
『あーもー!話が長い!』
『びつくりしたあ!?どうしたの?アカネ?』
『急に言いだしてついてきたけどちゃっちゃといってしまいたいよ!アタイは!』
『もー、アカネちゃんはせっかちだな〜』
『ムクロちゃんまで〜!もう!アタイは先行っちゃうよ!』
アカネは照れと少しの怒りを隠しながらパーシーたちの前をすごいスピードで飛んでいく
『アカネさーん!あまり早く飛ぶと危ないですよー!』
『大丈夫だよー!空中に何か飛んでるわけでもないんだからー!』
無論、フラグである
『むぐぅ!』
「ヌグァ!?」
…そして現在に至る
「と言うわけで…アカネさんが盛大にやってしまいまして…」
「それもっと早く言って…」
痛みが激しすぎてそのまでもがき苦しんでいる竜であった
「ふう…今日は割とひどい目にあった…っていててて」
竜は通常世界のドラゴン達と別れを告げて黄昏のゲートに向かっている
色々と騒動があったからかもう夕方だ、まだ痛みの残る腰を抑えながら歩いて帰っている途中だ
「まあ…ひどい目だけではなかったな…」
と、しみじみさっきまでの思い出に浸りながら歩いていると…
「…って寒っ!…あれ?」
気がつけば一面真っ白な雪景色
「…なんだ?いつの間に…」
と、きょろきょろ周りを見渡すと少し離れた場所に雪だるま…
いや、正しく言えば、《かぼちゃをかぶった雪だるま》がぽつんと、竜の方を見ていた
「…?」
不思議そうな顔をする竜のの目が雪だるまの動く姿をとらえる前にあたりは吹雪が襲った
「うおっ…ってあれ?」
気がつくと周りは普通の夕焼けに照らされた草原に戻っていた
「なんだったんだ?今のは…」
《雪次郎伝説》
それは見たものは栄えると言う雪だるまの話
その話を竜が知るのは、もっと先のことだった…
今回はだいぶ更新が遅れてしまいました
最近はポケ○ンやらで忙しくて
「待てやあ!それ遊んでただけだろ!」
あ、竜、ついにあとがきにまで出てきた
「いや普通にゲームが楽しいのはいいけど、更新サボりすぎだ!」
すみません自重してます
「あと黒き世界の方もやれよ!」
ごめんなさい、すぐ取り掛かります
と言うことで今回は青龍、桃以外のドラゴンを一気に出してみました!
正直まだドラゴン達との話は書くつもりです!
それとしばらくは短編集のような話で書いていくつもりです
そのうち竜以外のオリキャラも出るかも…?
それはそれとしてまた次回お会いしましょう