「海行こー!」
「今井さん急になにを…」
「こうなるとは思ってましたけど…」
前回のあらすじ、移動だけで1話分とかネタ切れなるわ。
という訳で現地についてみたんですけど、やべぇ…、なんか山の近くにあるから空気は美味しいわ。すぐ近くに海があるから夏とは思えないくらい涼しいわで天国でした。都会に埋もれた俺の心を浄化してくれる。というかなるほどね、5バンドでそれぞれログハウス5棟ずつななのね…。あれ?俺どこで寝るの?。
という素朴な疑問はモカの「こっちおいでー」という当人からすればなんでもないような質問だったでしょうけど俺からすればあれだったんだけど引きずり込まれたからしょうがないよね。
そんなこんなで、とりあえずロゼリアハウスにお邪魔してコーチングしている所だったという訳だ。
「だって!今夏だよ!」
「そうですね」
「そこに海があるのに入らない理由がある?」
「なんすか、そのそこに山があるからさみたいな…」
「ダメです、今井さん。私達は遊びに来た訳では…」
まぁ俺がリサ姉の提案を断る理由は紗夜さんとはまた違うんだけどな…。だって考えてもみろよ?、25人の女の子プラス男の子1人。
はい証明完了。
「…そうね」
「友希那さん?」
「あの…まさか…」
「友希那ー?」
あのすいません、友希那さんのその顔嫌な予感しかしないです。
おい…まさか…。
「行きましょうか、海へ」
「「はぁっ!?」」
「と、言うことがあってだな…」
「そっかー、それで友希那さんが乗り気だったんだ」
「俺にはあの人がわかんねぇ!」
「大丈夫、私もわかんない」
とある道端にて、モカと蘭とだべっています俺です。
現在、俺とモカと蘭はお昼の食材と夜の買い出しに来ている。なんでも流石にそれぞれの家にご飯作りに行くのは労力的にきついそうで。
(だったらログハウス五軒立てた労力はどうなんだって話はなしな)
ちなみに言うと紗夜さんはあの後何とかねばり、とりあえず今日ではなく明日という事になった。いや明日でも変わんねぇけどな?。
「さーて…何作ろ」
「蘭の和食とかー?」
「作れるけど、手伝ってよ?」
「まぁ、都会のスーパーとここのスーパーじゃ品揃えも違うだろ」
「モカちゃんは料理出来るけどねー」
「パンだけな」
「むー…」
「それじゃ、モカは明日の朝ご飯担当な」
「やったー」
「いいの?」
「いんだよ、パンなら丁度いいし。モカのは普通に美味しい」
「そっか…ならいいけど」
「というか、蘭の和食食べたい、はよ帰ろ」
「私が作るのは確定なんだ…まぁいいけど、手伝ってよ?」
「アイアイサー!」
「アイアイサー」
「食べたら寝るって赤ん坊か…」
「でも今日を楽しみにしてたし、寝れなかったとかじゃない?」
「だとしても小学生なんだよなぁ…」
「あはは…」
その後、今日の分の練習を終え夕食を食べ終えた後、モカが眠いと言い出し、ひまりは既に寝ていたためまったりすることにした次第だ。ちなみに巴はあこと遊んでるらしい、紗夜さんよく許したな…。
というかなんでモカはさも当然のように俺がソファに座っているのにブランケットを持ってきて俺の太ももを枕にして寝始めた。
あのすいません、布団敷くのが面倒なのは分かるんですけど俺で寝るのやめてね?。
「ま、いんじゃねーの?楽しみで寝れずに寝足りてなかったとかありそうだろ」
「そんな人いる訳…あ」
「いるんだよなぁ…約3名」
まぁ、おおよそひまりとか香澄とかこころとかはぐみとかいろいろな人いそうだけど。
「うにゅぅ…」
「あー…これあかんな、爆睡モード入ろうとしてやがる」
「モカちゃんの布団敷いて移動させる?」
「そうしよか、しょっと…」
そうして俺はまぁ英語で言うPrincesshugでモカを抱える。
それでまぁ…出てきた一言目が。
「軽…」
「…お姫様抱っこして一言目がそれ?」
「え?ちょっと待って蘭!?その冷ややかな目は何!?」
「変態」
「えぇ!?」
「うにゅぅ…」
「あーほらほら、モカちゃん起きちゃうから蘭ちゃんもしーっだよ」
助かった、つぐ。マジで助かったあのままだと起きたモカのご機嫌ナナメな目と蘭の冷ややかな目で俺のメンタルゲージが確定演出出してノックアウトされる所だった。
それでその後布団を敷いてモカを寝かせる為に寝室に移動し、モカを降ろしてつぐと蘭は部屋にいると言って俺も部屋に戻ろうとしたが、ベランダから吹き付ける涼し気な海風に吸い寄せられてベランダの椅子に座ってぼーっとしていた。
「こんなとこいたら風邪引くよ」
「…誰?」
「私」
「蘭か…」
「それで分かるなら聞かなくてよかったでしょ…」
涼し気な海風に打たれながらウトウトしていると、呆れた蘭の声が聞こえた。なんでか知らないけどその声を聞いて眠気が飛んだ。
「それで…なんでこんな所にいんの?」
「夜風に打たれてる男ってかっこええやん?」
「自分で言わなかったらね」
「確かにな」
「隣、いい?」
「どうぞどうぞ」
そう言って蘭は肩が触れ合う程近い距離に腰を下ろす。
「近くない?」
「…気の所為でしょ」
「そ、そうか…」
もうすっかり乾いた蘭の髪は海風にサラサラと揺れていてなんというかまぁ…。
「綺麗だな…」
「なっ!?」
…と口に出してしまうほど綺麗だった。
「き、急に何!?」
「あ、声にでてた?」
「無意識って…はぁ」
「まぁ、あれよ隠し事は良くないし…」
「…っ、そっか…」
「…何かあったのか?」
「え?何が…」
「蘭って嘘下手だよな…」
「いや…嘘なんか」
「嘘ついてる時、大抵目逸らしたりする」
「…」
「図星か」
「…うるさい」
「それで…何かあった?」
「うん…ちょっと」
「ま、無理に話させることはしないけど…」
「いいの?」
「無理に話させて何になるんだよ?」
「…」
「蘭なら大丈夫って信じてるからな」
「うん…ありがと」
そう言って蘭はまるで甘える猫のようにこちらは寄り添ってくる、そのなんというか改めて外見とかのあれではなくて蘭の…その女の子の匂いと言うやつなのだろうか。
ただ…その匂いがやけに心地よくてまるで…このまま眠ってしまいそうな…。
「だいじょーぶー?風邪、引いてなーいー?」
「大丈夫、ありがとモカ」
「全く…外で寝るなんて風邪引いても知らないよー?」
「すいません…」
いやね、昨日実はあのまま寝てしまってですね。
記憶に関しては曖昧な部分が多かったんだけど、なんか蘭が隣にいたような気がするんだよな。
でもなんか今日は蘭が目を合わせてくれない。
「もう、今日えらくなったらちゃんと言ってね?無茶しちゃダメだからねー?」
「それはもちろん、はい」
「それじゃ行くよー?」
「え、あれほんとにやるんですか…」
「とーぜん!」
「はぁー…」
「それじゃ行くよ!せーの!」
『海だァァ!!!』
「
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