俺の夢見たバンド活動は何処へ   作:灰鳥

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遊んでるだけじゃなくて仕事もしてますよ?

「あんたって本当に頭いいんだ」

「え、何で急にデレた?」

果たしてこれをデレというのかは分からないが女子校初日の昼休みに屋上でこんな事言われた童貞男子の初心な心ということでひとつ。

「デレじゃないし、ほんとに頭いいんだなって」

「あー…」

いや実際飛び抜けていい訳では無いんだけどね、俺の周りに俺より頭いい人なんて山ほどいるし。高田があれでいて俺より順位は上だし、蘭が知っている人で言うならcircleの面々で氷川姉妹は2人とも…いや1人は頭はいいけど馬鹿だ、あとはリサ姉も頭がいい、2年生で他には千聖さんとか麻耶さんは機械いじりとかしてるから数学とかに関してはやばい(褒め言葉)、薫さんと友希那さんと彩さんはダメだ、彩さんは単純に勉強が苦手だけど、薫さんと友希那さんはなんかもう…ダメだ。あ、あと白金さんも頭いいらしい、実際あの人成績は俺よかめっちゃいい。あとイブさんは謎、本当に謎。

一年生だとつぐとか頭いいよな、あとは…紗綾とか、有咲とか、りみもそうだし、たえは知らんけど頭いいらしい、でも香澄基準だから多分普通、巴も同じく。美咲は頭いいと勝手に思ってたけど、こないだ聞いたら「私は…英語が無理」と死んだ顔で言っていた。ライブ後に美咲に話しかけるのはやめよう、闇が見える。逆に頭悪いのは1年でそれこそ蘭とか、ひまりとかあとはこころ、はぐみ、香澄のcircleが誇る三馬鹿。

「あ、いた!」

「リサ姉…?」

…と、circleの面々の成績事情について考えていると屋上の扉が勢いよく開けられそこには我らがリサ姉がそこにいた。

あれおかしいな、ここにいることは誰にも言ってないはずなんだけど。

「リサ姉、なんでここに?」

「え?だってモカが…」

「おーけ、とりあえず左に動いてくれます?」

リサ姉が左にずれるとその後ろにはモカがいた。

「逃げるんだよー」

「逃がすか」

うー、とか言ってるけど…まぁいいか。

「ていっ」

「あれ、今日は軽め」

「いつも軽いだろ、リアクションがオーバーなだけで」

「えー、オーバーじゃないよー、ノーマルだよー」

「はぁ、というかリサ姉だけな訳…」

「リサ、一体どこに連れていく…」

「ないですよねぇ…」

友希那さんがひょこっと不機嫌そうに顔を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はてさて、とりあえずその場にいた5人で昼食をとる事になった。

「そう言えばこういう時に必ずいやがつ…必ずいる日菜さんが今日は珍しく不在ですね」

「生徒会だし、忙しいんでしょ。つぐみもそうだし」

「なるほど…」

というか相変わらずなんで日菜さんが生徒会なんだろうな、そこだけはほんとに謎、永遠の謎。

「巴とひまりは?」

「つぐのお手伝い」

「みんな忙しんだなー」

「そういうアンタは何もしなくていいの?」

「やると言ってもやる事は全部放課後にやれば済む話なんだよな、それに俺は公欠扱いらしいから居てもいなくてもぶっちゃけ変わらん」

「え、何それ?」

「いや何、授業とかそういう評価する先生が違うならいっその事公欠扱いにしようって…」

「いいなー、サボり放題」

「ん?待てよ…これもしかして俺授業出なくてもいい?ここで黄昏ててもいい?」

「知らないけど…いいんじゃない?」

「でも、何か言っておいた方がいいんじゃない、一応はさ」

「そうですね…よし、ただサボるのもあれだし!蘭!」

「え、なに?」

「蘭、確か新曲作ってたよな?文化祭用のやつ」

「確かに作ってたけど、時間的に諦めたやつで…」

「よし、それ手伝うから一緒にサボろう」

「「へ?」」

「え?修人はともかく蘭はいいの?」

「事情説明すれば多分大丈夫、あの先生寛容そうだったし」

「そういう問題かしら?」

「細かい事はいいんです、友希那さん」

そしてすこし考えた後に。

「…うん、まぁいいけど」

「よし、じゃあとりあえず食べ終わったら職員室行くぞ」

「はいはい、分かったからはしゃがないでよ」

「良かったのー?モカ」

「リサ姉…意地悪」

「そうかなー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんとにサボれた」

「いや最初に言った修人がそれ言うの?」

うん、言ったら普通にOKしてくれた。なんの躊躇いもなくすんなりと。

ここの教師はもしかしてちょっとあれなんだろうか?。

「よーし、それじゃ文化祭用の楽曲作りの開始ー!」

「今に関しては便利だよね、その大義名分」

「不思議と罪悪感が消えるからな、いやそれはいいとして」

まぁ、諸々の事情とかはどうでもいいとしてそれよりも…。

「蘭、お前絶対サボり常習犯だろ」

「…何の話?」

「おい待てなんで目逸らした」

やはりそうか、他の学力的同クラスの知り合いと比べても、頭の良さ的な意味合いではそこまで悪いわけじゃない蘭がどうしてあの頭ポンポンクラスにいるのかと気になってはいたが…やはりそういうことか。

「まぁ…ほんとにたまに」

「モカに事実確認とるか?」

「嘘、たまに…」

「大体?」

「週に一時間位…」

「少ないという基準は捨てろよ、まずサボるな」

「うん、分かってる…」

「まぁ、選択科目は個人の選択だし誰か外れるってのもあると思うけどな」

まぁ、大体選択科目等の授業でサボってんだろうが気持ちは分からんでもない。知り合いがいなかったり友達が居ないとか言って教師にクラス替えを要求したりするクソめんどい系ヘラってる女子みたいにならなくて良かった。

「まぁ、あれだ、どうしても無理って時は俺にLINEなりなんなりしてもいいから」

「…どう言う事?」

「ほら?授業中退屈ーってなって、でもほかの4人の授業の邪魔したくないって時は俺に遠慮なく連絡してくれて構わんって話」

「何それ、ナルシスト?」

「おっと心はガラスだぞ?」

ナチュラルに傷つくなぁ、こいつ。というかさ、さっきからこの人近くないですかね?いつの間にか二人揃ってうつ伏せでノート広げて書いてるけど。ていうか、誰か来たら絶対誤解されるよ、来ないだろうけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで…。

「意外と早く終わってしまったっていうね」

「あんためっちゃ早かったのにそれ言うの?」

うん、結論から言うとあれから無言で40分ぐらい2人とも書いて終わらせたつもりが実際問題10分しか経ってない。いくら集中してたとはいえコレは極端だろ。

とまぁ、うつ伏せでいる意味もないので2人とも今は仰向けで空を眺めながら会話しているところだ。

「…ねぇちょっといい?」

「ん?」

「下硬いから腕貸してくれない?」

「あぁ…確かに、いいよ」

そう言って俺は腕を伸ばしてそこに蘭の頭がちょこんと乗る。

いややってから手遅れだけど待って羞恥心でヤバい。

「ねぇ…」

「な、何?」

蘭はゆっくりと顔を上げこちらを向いた。やばい、なんだろう蘭がいつもの65倍ぐらい可愛く見える。

「ううん…やっぱなんでもない」

「え…」

「しばらくは…こうしてて」

「あ、え…おう」

にしても…なんだって急にこんな…。

なんていうか、最近の蘭は優しい。いやまぁ、鉄拳とかドロップキックとかはまだ食らうけど、でもまぁ…なんか優しい。

つぐとかに「蘭って最近変わったよな」って聞いても「え?そう?」

って返ってくるし、やっぱりここは本人に直接…。

…と、俺が空を見ながら考え事をしていると。

俺の肩に何かがぶつかる音がした、その音のした方を見るとゼロ距離…に蘭の顔があった。

うぉわ!ビックリした!声出しそうになったあっぶな!?。ていうか寝てるのかこいつ…。

寝ている蘭の息遣いすら頬で感じられるレベルで近いので寝ているのはとりあえず分かった。

「…ん?」

見ると蘭が少し肌寒そうに震えた、俺はそこに置いてあったブレザーを取り蘭にかける。

余程暖かくなったのが心地いいのか、寝顔で少し笑った蘭はとても可愛く見えた。

「…おやすみ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…むむ」

5時限が終わり、今は6時限前の休憩時間。2人の様子を見に来たモカは眼下の状況を見て竹刀でも持ち出して意中の男をしばきたい一心だった。

そう目の前には修人と蘭が寄り添って寝ている、仰向けで寝ている修人の体にそうようにして寝ている。

見ていてイライラと眠気が達したモカがとった行動は…。

「…寝る」

蘭が寄り添う反対側にモカも寄り添うようにして寝たのだった。

 

 

 

 

 

その後、ひまりやらリサ姉やらに見つかり色々とあったのは別の話。

 

 

 

 

 

 

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