俺の夢見たバンド活動は何処へ   作:灰鳥

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描き始めるのが午前3時とか昼夜逆転不可避、というかまだ全然余裕あるのに2徹して課題終わらせようとか馬鹿か俺は。
あ、どぞー。



誰か頻繁に女子が迎えにくる畜生だコノヤロウ

「あ、来たぞ」

「うるせぇ、黙れ知らん振りしろ」

「でもあの人ずっと居るぞ…、色々ダメだろ」

「その色々が何かはあえて聞かないからな」

「一応男子の方に来るには女子は勇気いるらしいしな」

「聞いてねぇよ、ったく…悪い、行ってくる」

「おう、ハーレムしてこい」

「殴るぞ」

「ド直球だな…というかはよ行け」

「お前覚えてろよ…、あそこの弁当取って」

「おう、切り替えはえーな…いってらー」

 

…と適当に送られた俺を待ってたのは。

 

「おっそーい!女の子を待たせちゃダメってお母さんから習わなかったー?」

「あのすいません、大きな声出すのマジやめて。特にここでは」

 

そう、紛うことなき美少女…じゃない、いや違うそうじゃない。見た目の話をしてるんじゃない。そう今井リサ、俺の中ではもうリサ姉の呼び名が定着している。

ほんとにこの人距離感近い、頼むから男子棟から手を引っ張ってあそこへ連れていくのはやめてくださると助かるのですがご検討頂けないでしょうか?。

 

あそこってのはどこかって?まぁ待て気を速めなさんな、そろそろ…いたわ。

「修人、今日はここって言ったじゃない」

「知ってたよ、でも迎えに来るのが早すぎじゃないですかね?」

「私、五分も待ったんだよー?」

「なんで昼休み開始してから1秒も経たずに俺の教室の前にいる計算なんですかリサ姉は」

「不思議だよねー」

「他人事かよ」

「二人共、今日は真面目な打ち合わせなのだからそこまでにしなさい」

「友紀那さんナイス、ありがとう」

「むぅ…また後で弄り倒してあげる♪」

「すみません、一切皆目望んでないので勘弁していただけないでしょうか!」

「ダーメ」

「俺が何したってんだよぉぉぉ…」

 

 

「それじゃ、合同ライブの件だけれど…受ける事にしたわ」

「あれだけ言ったのに受けるんですか…」

そう、Roseliaを見るようになってから二週間。順調にafterglowもRoseliaも伸び、だんだんコミュニケーションも取れるようになってきてようやく軌道に乗った時だった。

まりなさんから紹介されたPoppin’Party、通称ポピパ。pastelPalettes、通称パスパレ。ハローハッピーワールド、通称ハロハピ。その内のポピパのボーカル&ギターをやってるらしいなんか猫耳みたいな髪型した戸山香澄という子の発案でロゼリア、アフグロ、ポピパ、ハロハピ、パスパレ、合同のイベントをやろうという案が出た。

当初は友紀那さんもキッパリ断わって紗夜さんもやる必要がないとそう言ってた記憶が…うーん、根負けしたな恐らく(確信)

 

「しょうがないじゃない、あそこまで熱意を見せられては受けない訳にはいかないでしょう?」

「見てないから分かんないでしょうけど、日程少しタフでしたよ。Roseliaはまだしもハロハピやポピパは結成してそこまで経ってないですしきついとこあるかもしれませんし、その場合は少しだけ向こうのフォローに入るかもしれないんですけど…」

「構わないわ、私達の方でも困ったら相談しても構わない?」

「むしろそっちが本職なんでどんと来いです」

「いやー、これからまた忙しくなるね、修人」

「俺は最近というか高校来てから大抵忙しいですよ、それこそ猫の手も借りたい」

「猫?」

「ん?なんか変なこと言いました?」

なんか友紀那さんが下を向いて目を通していた書類からばっとこちらへ視線を向けた。なんかこの人にしてはリアクションが過剰だな…。

「…なんでもないわ」

「…友紀那ー?もしかして…」

「なんでもないわ…」

「あはは、ごめんごめん」

 

拗ねて顔背けてるけどリサ姉の満面の笑みに負けて機嫌直したな…。リサ姉すげえな。

 

「修人は今日はうちじゃないよね?」

「まだアフターグロウとロゼリアだけで大丈夫ですけど、近くなってきたらどうなる事やら、合同曲の歌詞も決めなきゃですし…」

「それに関しては心配ないと言っているでしょう?」

「見てないから分かりませんけど…まぁ友紀那さんかそう言うなら大丈夫なんでしょう、俺もそこまで手を回せる余裕ないので」

「というか、修人は具体的に何をしてるの?」

「今現時点だと…ロゼリアとアフターグロウに教えてて…後は、イベントの宣伝とウェブ更新、必要なもの仕入れたりとかその他諸々の雑務をまりなさんと一緒にこなしてる…と言った感じですかね」

「それさ…キツくない?」

「正直言います…大変です」

「私達にもなにか手伝える事はないかしら?」

「何言ってんすか、俺がこんだけやってんのは友紀那さん達含め5バンド全員が合同イベントに集中できるようにですからね?」

「でも…なんか悪い気がして…」

「まぁ、ヤバくなったら少し頼ります。それはいいですか?」

「えぇ、任せて」

「うん、任せて」

「ありがとうございます、それじゃ俺戻ります」

「えぇ、また明日」

「はい、また明日」

 

 

 

「今日、友紀那先輩とリサ先輩とお昼一緒だったんだってー?」

「今日の午後0時から1時までどこにいらっしゃいましたモカさん!?」

「あ、私は普通に蘭達とご飯食べてたよ。なんかさっきリサ先輩から昼休み、修人と一緒に食べたーってLINEが来てたから」

「あの人は…また勝手に」

「それで蘭とつぐがしょんぼりしてたよー」

「なんで?」

「してない!」

「してないよ!?」

「おぉ、噂をすればなんとやらー」

「何?どした?」

「うるさい!」

 

蘭のドロップキックが炸裂した、コラコラちょっとスカート履いてんのに公衆の面前でドロップキックはやめとけよ?今誰もいないからいいけど。ていうか、割と痛い。

 

「おうふ…なかなかいいキックだ」

「リアクション違うだろ…」

「巴、そこじゃない」

「あ、全員来た」

 

 

 

「何してんの?」

「ウェブ更新してる、要は宣伝」

「そうなんだ…」

「そういう蘭は?」

「見てわかんない?課題やってる」

「あー、あの漢字の…」

「男子クラスも出たの?」

「まぁやってる内容は一緒だしな、にしたって…」

 

今いる場所はマック、練習をいつも通り終え、俺が先に来てパソコンでウェブ更新作業に入っていたら、 蘭が入ってきて「そこいい?」と言われ向かいの席に座って課題を広げ始めたという流れだった。

で…普通にコツコツやっとけば苦もなく終わる課題のはずなのに、溜め込んだのかそこそこの量があった。

確か、全部プリントで30枚ぐらいのやつで1枚20問のシンプルな課題だったはず。国語の授業で漢検受けるやつ限定で渡された課題のはず…俺は何となく漢字が得意だから受けた。

だがまさか蘭も受けるとはな…。

 

「意外だな、蘭も漢検受けるのか?」

「うん…まぁね」

「溜め込むって事は…本当は受けたくなかった?」

「なんで分かるし…」

「自分で希望しといて溜め込むなんて蘭がそんな事するやつじゃないってのは俺でも分かる」

「…お父さんが…受けろって言うから」

「そっか、まぁそういうやつも少なからずいるだろうな…」

「そうなの…かな?」

「実際俺も中学の時親に言われて英検受けたし…」

「そうなの?」

「そ、受験に有利って言われてな」

「そう言えば、修人は普通で受けたの?」

「いんや、学業推薦」

「頭いいの?」

「ここじゃせいぜいTOP10だろうな」

「喧嘩売ってる?」

「滅相もありません、ていうかやれよ」

「その口ぶりだと、終わるまで付き合ってくれるの?」

 

(待って何言ってんの私!?)

 

「なんでそうなる…」

「それでどうなの?」

 

(なんでうそって言えないの!?)

 

「ま、暇だしな。出来るだけ早めに終わらせてくれ」

「そっか、ありがと」

 

(なんでいいって言ってくれたんだろ…)

 

なんでこいつ自分から言っといて不思議そうな顔してんだ…?。

 

 

 

「終わったぁぁ…あれ?」

「スゥー…スゥー…」

 

時刻は既に午後7時、辺りはすっかり暗くなっていた。それに加えて目の前で寝ているこいつは最近寝不足気味という事を散々常々聞かされている。

寝るのも無理ない…かな?。

この席は今の状況だと誰の目に触れることも無い、レジは壁を挟んでいるので見られる事もない。

 

…いいよね?

 

 

 

 

 

「あれ?…寝ちまってた…」

 

気づくと既に辺りは真っ暗、寝過ごしと言う奴だろう。携帯を確認し時刻を見ると既に午後9時。やっちまった…はよ帰ろ…ん?。

なんか液晶に反射して映るこっちの光景がおかしい。あれ…なんで蘭が俺に引っ付いてるのが写ってるんだ?蘭は多分もう帰ったはず…。

軽めにそちらを向いてソッコーで戻した。

 

なんで蘭が俺の肩に頭乗っけて寝てるんだよォォォォォ!!!???

 

これあれだぜ?夜9時に女の子にさせる事じゃねえぜ?いかん!悪いのは俺じゃねえぞ!?寝落ちする寸前の記憶は曖昧だが蘭はきちんと向こう側にいたし俺は悪くねぇ!。俺は悪くねぇ!(どクズ)。

えっと…というかまずこれどうしたらいいのぉぉ!?。

この状況で起こしたらあらぬ誤解を生むぞ!?しまいには動転した蘭の全力腹パンが待ってっぞ!?。

落ち着け崇原修人!あえて普通に起こす、もういいそれで行こう!。

行くぞォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!。

俺は蘭の肩をポンポンと叩く、するとうっすらと目を開いた蘭が目をぱちくりさせ周囲の状況を確認する。

んー?なんか徐々にというスピードじゃねえな、猛スピードで顔が赤く染っていく蘭を見て俺は悟った。

あ、これあかんやつや…。

俺は覚悟をして蘭の腹パンを耐え凌ぐ準備をした。

だがそれは来なかった、目をつぶる寸前まで蘭が振りかぶってたのは見えた。

もしかして…寸前で止めた?。

目を開けると蘭の顔がすぐ近くにあった…、うん…どゆこと?。

慌てて離す蘭はやっぱり顔が赤かった。

 

「あの…蘭?」

「その…ごめん、気づいたら寝てて…」

「いや、それはもういい…」

「じゃ…私帰る…」

「あ、送る」

「なんで?」

「女の子をこんな時間に1人で帰らせる訳にはいかないだろ?」

「勝手にして…」

「さて、それじゃ帰りますか」

 

その後ちゃんと送り届けました、あと俺は帰ったら死んだように寝て翌朝普通に寝坊こきました。

 

 

 

 

「昨日、大丈夫だったか?」

 

寝坊してお叱り受けて、解放されたのは昼休み。今日はリサ姉と友紀那さんではなく、アフターグロウの面々…今は蘭を除く4人が購買へパンを買ってくると言う事で俺と蘭の2人でランチを楽しんでいます。

あと高原に聞いたんですけど男子の中の俺の評価、モテ男と畜生になってるらしいです、解せぬ。

 

「え、なにが?」

「いや、あんな時間まで外にいた訳だし親になんか言われなかったか?」

「あーうん…まぁ言われたけど大丈夫だったから」

「そっか、良かった」

「ていうかアンタの方が大丈夫?寝坊したんでしょ?それもかなり」

「う…完全にやらかした」

「それで、理由は?」

「二度寝」

「あんたねぇ…」

 

うるせぇ俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!。

悪いのは二度寝を誘う朝の眩しい朝日とふかふかの布団だ。

 

「しょうがないだろ、布団には勝てねぇんだよ」

「はぁ…ちゃんと寝なよ?」

「珍しいな、蘭が心配するなんて」

「あんた私をなんだと思ってんのよ…」

「少なくともあんなめちゃくちゃなスカウト俺は知らねぇ」

 

この後めっちゃしばかれた、そしてつぐに慰めてもらいました。その後また蘭にボコられました、解せぬ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これを毎日投稿出来るようになるのが目標です。
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