俺の夢見たバンド活動は何処へ   作:灰鳥

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ドリフェスが最高でした、ピックアップのもかちゃん含め星四が40連して四体でました。
次回から課金します(するとは言ってない)



無意識って怖いよね

皆さん、6月末と言えば何を想像するだろうか?。

俺達はもちろん7月の初めにある合同イベント、ガールズバンドパーティを想像する。普通の学生でも夏休みまであとひと月かー、早く来ないかなーと思う事だろう。

 

だが…そんな学生の夢と希望をぶち壊すイベントがある、それは…。

 

期末考査である。

 

「…という訳で」

「嫌」

「嫌よ」

「circle合同第一期期末考査対策講座の時間です」

 

そう、俺は豪語した。

 

遡ること今から2日前。

 

 

「修人ー」

「リサ姉、どうしたん?スタジオに行く途中で会うなんて初めてじゃ…」

「いやー、前を見たらなんか見覚えがある人がいたーっと思って声掛けたら案の定って感じ?」

「すいませんね、案の定で」

「あははー、ところでさ。考査の話聞いた?」

「聞きましたよ、まぁ俺は大丈夫だけど…」

「そっか…なら修人は戦力になるね」

「え?なにが?」

「実はね…友紀那が」

「あの人は大丈夫でしょ?」

「いや…ちがうの」

「え?」

「実を言うと友紀那、本当に音楽以外興味がなくて…授業中に寝たりしてるらしくて1年の時も赤点取ったりしてて」

「俺の中の友紀那さんイメージが音を立てて崩れた!」

 

 

「紗夜さん、花咲川もテストの話とか聞きました?」

「えぇ、聞きました、修人さん大丈夫ですか?」

「俺は余裕ですよ、紗夜さんは…頭良さそう」

「私はまだまだですよ」

「あの化け物妹を比較対象にしちゃ行けません」

 

そう…パスパレのギターはこの人、氷川紗夜の双子の妹。氷川日菜、この人はまぁ…うん、天才馬鹿。ギターに関して荒削りでセンスに任せてるがそれでも上手い、普通に上手い。初めて2ヶ月とかうせやろ?。んでまぁ…飲み込みが早いのはギターだけではなく、勉強に関しても学年で屈指らしい。なお、テスト前日以外日菜が勉強してるところを見たことがないと姉である紗夜さんが証言しています。

そんなんチートやチーターや!。

 

「さて、お燐さん」

「…私…ですか?」

「呼び方が独特過ぎないですか?」

「いやー、ダメですかね?やっぱ…」

「いえ…大丈夫です」

「話を戻します、お燐さんは勉強とか…」

「私は大丈夫です、ただ…あこちゃんが」

「大丈夫です、中学3年生は嫌でも勉強しなきゃいけないんで」

「シューくん!やめて!そういう事言わないでー!りんりーん!」

 

あこがりんりんに引っ付いて悲鳴を上げている、りんりん。

いいぞもっと苦しめ…!。(ゲスの極み)

それは俺が音楽したいけど出来なかった中学3年生の三学期でよく味わった。

 

「さて…問題は」

「私は問題ないわ」

「まだ聞いてません」

「…」

 

これダメなやつだな、うーん…困ったなぁ。ここに来て尊敬していた友紀那さんのプライドの高さが裏目に出るとは…。

 

 

「修人ー」

「ん?」

「つぐみちゃんから着信来てるよー」

「つぐから?」

 

俺は携帯を開き、電話に出る。

 

「おかけになった電話番号は現在、電源が入っていないか圏外であるため出られません」

「え?え?」

「ごめんうそ」

「え!?」

 

あれこのネタやるの4回目ぐらいな気がするけど気の所為だよな…。(いやマジで会ってから4回やって4回とも騙されてるつぐ可愛い)

 

「もー、茶化さないでよ…」

「ごめんごめん、んでどした?」

「テストの話…聞いた?」

「聞いた、そっちは?大丈夫?」

「いや…その」

「…具体的に誰?」

「蘭ちゃんとひまりちゃん…です」

「赤点取っても再試受かれば大丈夫だろ、最低限勉強させておけば…」

「修人君知らないの!?」

「え?え!?なにが?」

「再試の日、イベントと重なってるんだよ」

「は?」

 

という事があったのが2日前で、その後各バンドに連絡通したのち、判明したのは。Roseliaは友紀那さん、afterglowは蘭とひまり、pastelPalettesはボーカルの丸山彩って子がやばいらしい、あとは大丈夫という事だ。続いてPoppin’Party、言い出しっぺの戸山香澄がヤバいそうで、あとは大丈夫。ハローハッピーワールドは2人、ボーカルの弦巻こころ、リサ姉曰く頭やべーやつらしい。あと北沢はぐみ。他3人は大丈夫だそうで。

んで…こころの「みんなで教え合えばいいじゃない!」という号令で現在土曜にも関わらず昼からこうして集まっています。

何処にって言うのは弦巻邸です、お嬢様のようでして。最初見た時は城かと思いましたよええはい。ていうかこの家大丈夫か、あの天真爛漫、天下無双の人外お嬢様に継がせるつもりか。

にしたって広い、本当に広い。まさか26人ガチで入るとは思いもしませんでした。お金持ちってい去ね。

というか俺に関しては断ったのに道を歩いてたら急に車に引きずり込まれて誘拐かと本気で思った、ていうかもう誘拐だろこれ。

すみません、俺帰りたいのに司会任された挙句1番目立つところに座らされて帰れません。目立つって言うのはですね…。

左にリサ姉、右にモカが居て俺が逃げようとすると腕を掴んで絶対離さないんですよ。ん?美少女に手を掴まれるなんてご褒美?ふざけんな無言で(ry!。

 

 

「はい、それでは合同イベント前の貴重な時間を割いて、このような場を用いたのはひとつしかありません」

 

紗夜さん貫禄ありすぎません?、というか最初からこの人で良かったじゃん。

 

「嫌」

「嫌よ」

 

この2人は…嫌なのは分かるが…蘭と友紀那さんにはもはやクールビューティのくの字もないな。

 

「友紀那さん、蘭、話を聞け。とりあえず最後までな」

「蘭ー、どうどう」

「友紀那ー、どうどう」

 

あの二人はモカとリサ姉に任せておくか…、いやモカはダメだ。

 

「では修人さん」

「あ、はい。では…始めましょうか」

 

そう言うと皆、教え合い始めた。ついでに今回のこれだけの為に弦巻邸が用意してくれたのはテストまでの間勉強出来るように全員分の弦巻邸の黒い人達監修の問題集全員分。こころさん、あんたやっぱすげえよ。

 

んで…問題の友紀那さんと蘭は友紀那さんは紗夜さんとリサ姉二人体制で、蘭はモカと俺の二人体制。ちなみにあこは巴が教えている、姉妹仲良く…いいね!。

んでひまりはつぐが頑張っている、あれは…まずいな、後で変わろう。

他の所は…見たところ大丈夫そうだな。

 

「どこ見てんの」

「あ、終わりました?」

「終わった、合ってるか見て」

「シューくん私もー」

「はいはいー、少々お待ち」

 

分かってた事だけどやっぱりモカは教えるタイプじゃないな。まぁ、モカが一緒にやってるから蘭のモチベが保たれてるんだろうけど、その原理だとリサ姉が教えてるから友紀那さんのモチベが保たれてるのか…。こう考えると2人って似てたりするのか…。

 

 

 

「ふぅ…」

 

とりあえず、蘭はこの調子でやってけば大丈夫そうだな…。文系科目は元々得意で教える必要はなかったし、理系科目が致命的にダメだったけどなんとか赤点回避ラインまでは持っていけた、あとはモカに任せるか…。

 

「モカ、あと頼めるか?」

「うん、いいけど。どうしたの?」

「ちょっとな」

 

 

実は、気になる事があった…。

 

俺はまだ全員と顔を合わせた訳ではない、顔を合わせたのは少し前にRoseliaとライブが被ったPoppin’PartyとpastelPalettesだけ。ハロハピのメンツとは今日が初顔合わせだった気がする、全員が集まる時も俺はまりなさんと事務的な事してたし。

ちなみに1番親交があるのはこころだ、なんでかって?今朝誘拐される道中車でずっと延々と訳の分からない話を聞かされてたからだ。

それでその時にハロハピのドラムの子が俺の事を聞いてきたらしい、なんでも俺の名前を知りたいとかで…、リサ姉がその場でフルネームと冗談交じりで彼氏と答えた事についてはキッチリ言及したけどその話は置いといて。なんか、がっかりしてたよっとリサ姉から聞いた。というか俺に面識は無いはずだけど…。まぁ…だから試しに声掛けてみようかなと思った次第だ。

というか、それらしき人が始まった時からチラチラこっち見てる…気になってしょうがない。

 

「行くか…」

 

とりあえずこころに声かけよう、まぁかけなくても向こうからかけてくるんだけど。

 

 

 

 

「偶然…だよね」

「どうしたの?花音さん」

「あ、ううん。なんでもない」

「なんかさっきからキョロキョロしてるし…」

「大丈夫、気にしないで」

名前を聞いた時はもしやと思ったけど、あの子がここにいるはずないか…。

そう…きっと偶然、あの子がここに居るなんてあるはずがない…。

 

 

「修人!」

「こころ」

 

なんか項垂れてる人の横で元気よく声をかけてきたこころ、アレというかあのやたらオーラのあったあの人は何処へ?。

 

「分からないわ!」

「あーはいはい、教えるよ、そこで項垂れてる人も」

「うー…」

「ほれ、というかほとんど進んでねぇな…」

「分からないもの!」

「胸張っていうなよ、俺誘拐された意味ないだろうが」

 

というか男の人の前で胸部を強調するのはやめようね、いかんいかん、心を沈めるのだ崇原修人。

 

 

 

「あれ?こころちゃん達誰と話してるの?」

「あー、さっき前で話してたRoseliaとafterglowのコーチの人ですよ、崇原修人っていう…」

「今…なんて?」

「へ?崇原修人って…花音さん!?」

 

信じられないけど…間違いない、彼はあの子だ!。

私は彼に向けて歩き出した。

 

 

「いいか、こころ。解の公式はな…」

「あら、花音じゃない!」

「話を聞けって!」

 

いや、解の公式で止まるとかもはや中学三年生もドン引きするレベルだぞ、どうやって花咲川受けたんだこいつ…。

 

「しゅ…シュウくん!」

「ん?あれ…その呼び名」

 

俺は声がした方を振り向く、正確には先刻からこころが向いている方を。俺は反射的に振り向いた、何故か。シュウくん、その名で俺を呼ぶのはこの世で母親ともう1人。

 

『シュウくーん…』

『花音?どうしたの?』

 

俺よりひとつ上の幼馴染以外にいないはずだ。

 

 

 

そしてそこにいた少女は、確かに成長している(どこがとは敢えて言わんからな)が昔の面影を残して俺に確信を抱かせるには充分だった。

 

「花音…だよな?」

「っ…うん、そうだよ…?」

 

「シュウくん!」

「ふぁっ!?」

 

一体誰が予想しただろうか、あの花音がまさか嬉しかったのは分かるけども、抱きついてくるなんて。

 

「シュウくんっ…シュウくんっ…」

「花音さん!?どないしました!?」

「花音さーん急にどうした…って何この状況!?」

「すみません!誰かは存じ上げないですけど誰か花音を落ち着かせてくださいお願いします!」

「花音さん!落ち着いて!みんな見てるから!」

「ふぇ!?」

 

よし…これで多分離れるだろ…!?。

 

「ふぇぇ…」

 

なんか頭から湯気の幻覚が見えるぐらい恥ずかしがってるのが見てとれるぞ…、ていうか離れないぞこの人。あれれー?おっかしーぞー?なんで離れるどころか顔を埋めて「うー…うー…」とか言ってるの可愛スギィ!。って違うそうじゃない。やばい、色々やばい。何がってそりゃ現在進行形で黒歴史製造されてんのもヤバいけど。もっとやばいの今の状況、今は俺は上半身だけ起こして座っていて、花音が正面からもたれかかって顔を埋めている状態だ。

あとは分かるな?、当たってんだよォ!なんか柔らかいの2つが当たってんだよぉ!。

しかも周りに女子しかいねぇ!マズイゾ!。

 

「みんなー何して…」

「なにこ…」

「ふァァァ!??」

 

最悪だ、よりによって蘭とかモカとかリサ姉とかあの辺にいた人達が来やがった!、そりゃそうだよね、みんなこっち来てるもんね!。

チクショウ!。

 

「話は署で聞くから」

「修人ー、女の子を泣かせちゃダメでしょー?」

「僕はやってない!断じて!僕は潔白だァァァァ!!!!!!」

 

こんなこと…どうして平気なんだ…!僕は潔白だ!。

まともなのは僕だけか!?。

 

 

 

その後、皆に俺と花音が小学校からの幼馴染ということを伝える事にしたのだが…、ちょいちょい花音が無意識爆弾発言していてですね…。

 

「それで2人はどんな関係なのかしら?」

「おいちょっと待てなんだそりゃ…」

 

なんだっけ…確か千聖さんだったっけか、さっきまで俺から離れた花音が今度はその千聖さんに泣きついてたな、ていうかその時の俺に向けられてる視線がヤバかった…。主に蘭とリサ姉と紗夜さんとつぐみの視線が。つぐみのが一番ダメージデカかったけど…。

 

「えーと…一緒にお風呂…」

「花音ステェェェイ!!!!!!!!」

「お風呂!?」

 

馬鹿野郎!泊まるとかならまだしも何故それを持ってきた!?なんで中ボス飛ばしてラスボス行った!?。

…とまぁ、こんな感じで無意識に爆弾発言をちょいちょいかましてくる対俺専用黒歴史製造兵器CANONの初運転がぶっ飛びすぎたおかげで蘭に何故かすごくボコられて助けを求めたつぐに全スルーされて心が折れかけました。

後にリサ姉に慰められて、復活しました。

 

 

 

それからしばらく、花音と話していると周りから生暖かい視線が飛んでくる事に悩まされることになるとは思ってもいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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