ガリィちゃんとわたしたち   作:グミ撃ち

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第百十二話です。

遂にAXZ編に突入。ですが今回は導入編みたいなものなので、原作とほとんど変わりありません。




  AXZ編
第百十二話


 

 

「奴等の狙いは対空兵器だ! 何としても守り抜――」

 

「た、対空兵器、全て無効化されました……アルカノイズもまるで歯が立っていません……!」

 

「っ!? あ、ありえん……化け物か奴等は!?」

 

 バルベルデ共和国内のとある軍事拠点……多数の対空兵器とアルカノイズにより無敵の防御を誇るはずのこの基地は現在、理不尽すぎる暴力により壊滅の危機に晒されていた。

 

「アハハハハハハハ!!!」

 

「はぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

「オラオラオラオラァッ!!!」

 

 無敵の防御を破られた原因、それは数による暴力――ではない。

 基地の対空兵器を破壊し、アルカノイズを次々と葬っているのはたった三人……いや、二人と一体の人形である。

 

「つばさー! あのおっきいの、アタシに分解させてほしいんだゾ!!」

 

 ミカ・ジャウカーン。彼女は翼が運転するバイクの先端に陣取り、アルカノイズを発見すると同時に飛び降り掃討を開始。既に百体を超えるアルカノイズを葬り、次は敵勢力が乗る戦車をターゲットに定めたようだ。

 

「許可する! ただし中の人間は殺めるなよ!」

 

「分かってるゾ!」

 

 風鳴翼。彼女はシンフォギアで武装したバイクで突撃、対空兵器を全て無効化する事に成功する。それを確認すると彼女はバイクから降車し、次はアルカノイズの掃討へと動き出した。

 

「おいおい、あいつらの分もちょっとは残しておいてやれよ……なっ!!!」

 

「一番暴れてるクリスに言われたくないゾ~?」

 

 雪音クリス。バイクの後部座席から飛び降りた彼女は狙いをアルカノイズに絞り攻撃を開始、この時点で最多のキルスコアを記録し、その数を更に伸ばしていた。

 

 

 

「なっ、なんなんだよこいつらはっ!?」

 

「……」

 

「おい、何ボケっとしてやがる!? 早くあの化け物共を撃ち殺せ!」

 

 戦力の要である戦車は赤い髪の子供にオモチヤのように振り回され、アルカノイズは既に半数以上が消滅。

 自軍が地獄絵図と化し、それでもバルベルデ政府軍の兵士達が必死で銃弾をバラ撒き抵抗する中、一人の政府軍兵士が呆然と空を見上げていた。

 しかし彼は一体、銃を構える事も忘れて何を呆然と見つめているのだろうか。

 

 

「……」

 

 

「だから何を見て――っ!?」

 

 

 反応を示さない兵士に詰め寄り、不審に思い空を見上げた同僚の兵士。

 彼がそこで見たものは、二羽の鳥――ではなく二枚の大凧に別れて浮遊し、空からこちらへと迫る四つの影だった。

 

 

「降下ポイントに到着! ファラさん、お願いします!」

 

「承知致しました。行きましょう、レイアちゃん!」

 

「ああ! ミカの奴、どうやら派手に暴れているようだな!」

 

「よーっし!行くぞぉーっ!!」

 

 

 先頭を走る大凧に乗っているのは緒川慎次、立花響の二人、そしてもう一枚の大凧にはレイア・ダラーヒム、ファラ・スユーフ。政府軍に絶望を与える増援が、空を駆け戦場に到着した。

 

 

「っ!? 地上に降下させるな! 落とせ、落とせぇーっ!!!」

 

 

 大凧から飛び降り、無防備な姿を晒す増援メンバーに向けそうはさせぬと銃を向ける政府軍の兵士達。

 そして間もなく多数の銃口から弾が吐き出され、増援メンバーへと襲い掛かるのだが……。

 

 

「派手な歓迎だな――だが甘い!」

 

 

「ふふ、流石はレイアちゃんね。 では私も仕事をさせて頂きましょうか」

 

 

 その銃弾は全て、レイアが放った無数のコインによって撃墜。その間にファラが周囲に上昇気流を発生させ、増援メンバーを安全に地面へと着地させた。

 

 

「兵士達は僕とレイアさんが引き受けます! 響さんとファラさんはアルカノイズの掃討をお願いしますね!」

 

「ああ、了解した」

 

「まっかせてください!」

 

「ええ、任せて」

 

 

 地上に着くと同時に増援メンバーは三カ所に散開し行動を開始。

 響とファラは翼、クリスと共にアルカノイズの掃討を、NINJA緒川とその弟子レイアは兵士達の無力化を開始した。

 

 

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「作戦成功デスね!」

 

「うん、今のところは順調だね」

 

「四人の降下、無事成功しました。敵陣は大混乱に陥り、既に逃げ出す兵士が出始めています……こんな感じで、いいんでしょうか……?」

 

「ああ、その調子で頼むぞ三井君」

 

「はぁ……こんな緊張感の中でいっつもよくやりますよねぇ先輩達……私みたいな小心者は夜中にまったりしてるのが性に合ってますよ~」

 

 S.O.N.G.司令室で作戦の推移を伝えるオペレーター席……そこにはいつもの二人の姿は無く、普段は夜勤を主にしている一人の女性が座っていた。

 彼女の名は三井さやか……S.O.N.G.所属するオペレーターの一人であり友里、藤尭両名の後輩である。ちなみに容姿は黒髪ロングで少し垂れ目、ほんわかした雰囲気を持っている女性であった。

 普段は夜の時間を主にし、戦闘が発生するような任務には携わって来なかった彼女であるが、今回の任務

 はオペレーターの二人が別任務にて不在なため彼女にお鉢が回って来たのだった。

 

「さやかさんならいつも通りにやれば大丈夫です、ガリィもそう言ってました!」

 

「あはは、ありがとねナインちゃん♪ はぁ、ガリィに期待されると逆にプレッシャー感じちゃうんだよねぇ……⦅遠い目⦆」

 

「S.O.N.G.っていつも人員不足デスよね、荒事に関わる人達は特に……」

 

「うん、そうだね。でも危険だし仕方ないと思うよ、切ちゃん」

 

 ちなみに彼女はエルフナインや夜勤が多いガリィとも友人であり、陰でS.O.N.G.を支えている人員の一人である。勿論そのような人間は他にもいるのだが、非常時には裏側で縁の下の力持ちに徹していたため、これまでスポットライトが当たらなかったのだ。

 

「ふむ、この調子ならこちら側は問題無さそうか。 三井君、何かあれば適時報告を頼む」

 

「はーい、分かりま――って早速ですかぁ!? 司令!空中に突然でっかい船が現れましたぁー!!」

 

「なにっ――空中戦艦だとぉ!?」

 

 作戦が順調に進行しているため、少し安心していた司令室の面々……しかし次の瞬間、前線に巨大な空中戦艦が現れるというハプニングが発生し、彼等は表情を引き締めるのだった。

 

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

「な、なんですとぉーっ!?」

 

「こんなものを隠し持っていたとは……!」

 

 上空を見つめる響と翼の視線の先、そこには巨大な空中戦艦が威風堂々と空を散歩していた。

 その操縦席に座るのは政府軍の指揮官の一人。そう、原作で「やったぜ狂い咲きィ!」という名台詞を残した彼である。

 

「――で、どうすんだ? ここからイチイバルで落とせるか試してみるか?」

 

「いえ、ここはヘリを要請して――」

 

 突然巨大戦艦が出現するというとんでも現象を見た響と翼が驚愕するのも仕方ないのだが、S.O.N.G.としてはそういうわけにもいかないのが現状である。

 そのため、クリスとNINJA緒川が対策を考えるのだが……。

 

 

「いや、その必要は無い。 地味に良い考えがある」

 

 

 NINJA緒川の言葉を遮り、いつも通りの真顔で言葉を発したのはレイア・ダラーヒム。

 本来であればここに存在しなかった彼女が、空中戦艦を打倒する策を考案した。

 

 

 

 -  同時刻・空中戦艦コックピット  -

 

 

 

「ハハハハハ!! 愚かな侵略者共め!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!」

 

 政府軍の基地を任された指揮官の一人である男性。彼は今、悪夢から解き放たれた事によりテンションが最高潮である。

 それもそのはず……地上には愚かな侵略者共が呆然と立ち尽くしており、その光景が理不尽な暴力に怯え切っていた彼に勇気を与えていたのだ。

 

「さてさて、それではショータイムだ! 精々恐怖に怯え逃げ惑うといい!!」

 

 この瞬間、戦場から退くという選択肢を取っていれば彼の運命は変わったのかもしれない。

 しかし今、恐怖から解放された彼のテンションはおかしな方向へと向かっていたため、その選択肢を選ぶことはできなかったのである。その結果……。

 

 

 

「――――――はっ?」

 

 

 

 彼はミサイルに乗りこちらに迫る人間(?)という意味不明な光景を見せつけられ……。

 

 

「ば、馬鹿め良い的だ!! 撃ち落としてやる!!」

 

 

「この程度の地味な弾幕、両手を使うまでも無い!」

 

 

「ば、化け物めぇぇぇぇっ!!!」

 

 

 慌てて迎撃するもののその全てを撃ち落とされ……。

 

 

「響ちゃん、船内にいる方は任せましたよ」

 

 

「はいっ!」

 

 

「な、なんだきさ――や、やめろ!?俺に近付――」

 

 

 更に船内に侵入して来た装者の手により拘束され……

 

 

「どれだけ頑強であろうとも空を飛んでいる以上、弱点は共通ですもの」

 

 

「任務、完了」

 

 

 トドメに空中戦艦は気流を乱されそのまま不時着。正にあっという間のスピード決着であった。

 

 

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「作戦は予定通りに達成。ですが、それでも少なくない負傷者が出てしまいましたわね……」

 

 戦闘が決着してから一時間程度が経過した頃……戦闘に参加したS.O.N.G.のメンバーは、国連軍が展開する難民キャンプを訪れていた。

 そこでは現在、今回の戦闘に巻き込まれた負傷者の治療や家や財産を失った住民への支援活動が行われており、彼女達は邪魔にならない場所でその活動を見届けていた。

 

「様々な場所から負傷者が集められているからな、そこは致し方ないだろう。だがお前達オートスコアラーの献身によって、私達が担当した拠点は被害を最小限に留められたのだ」

 

「この状況なんだ、お前の気持ちも分かるけどな……まっ、大将首を取ったのはお前等なんだし、もっと堂々としてりゃいいんじゃねーの?」

 

「翼ちゃん、クリスちゃん……ありがとうございます。ふふ、ですが翼ちゃんや響ちゃん、クリスちゃんの雄姿も立派でしたわよ?」

 

「いえいえ、みんなすごかったです! ミカちゃんも含めて心強いなって改めて思いましたもん!」

 

「最強のアタシにはこの程度、お茶の子さいさいだゾ!」

 

「ふっ、その信頼を裏切らぬよう、これからも地味に精進するとしよう」

 

 終わってみれば圧勝という結果に終わった今回の作戦だったが、それでも負傷者を含めた犠牲者が皆無だったわけではない。

 たった今も流れ弾に当たったのか、腕から血を流す父親とそれに付き添う子供が彼女達の前を通り過ぎる等、犠牲者が出てしまった事は確かだった。

 

 

「それで、次はどうするんだ? クソ野郎共の拠点はまだまだ残ってるんだろ?」

 

「アルカノイズが確認されていない拠点については、既に国連軍の部隊が制圧に向かっているようだ。つまり私達の出番はそれ以外の拠点制圧だが……これで終わりでは無いだろうな」

 

「ええ、そうでしょうね。人を恐怖で従わせ、縛り付けるのにアルカノイズはうってつけの玩具ですもの」

 

 

 現在本部からの迎えを待っている彼女達だが仕事がこれで終わり、というわけでは無いだろう。

 恐らくはこの後、休息を挟んだ後に再度出撃という事になるはずである。

 

 

「……盛り上がっているところだが、どうやら迎えが来たようだな。待機していた二人も同乗しているようだ、こちらに向かって手を振っている」

 

「おお~! しらべ~、きりか~!!」

 

 

 そしてどうやら、話をしている内に迎えが到着したようだ。

 それから数分後、彼女達は本部が寄越した数台の車に乗り難民キャンプを後にした。

 

 

「……(ソーニャはいない、か。 はは、そりゃ当たり前だよな)」

 

 

 その光景を車内のバックミラーから見つめる一人の少女……雪音クリスはほっとしたような、そして同時に残念なような不思議な気分で、その場所を後にした。

 

 

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「なによこのクッソ怪しい建物、絶対なんかあるでしょこれ……ちょっとマリア、アンタ護衛なんだから死んでもアタシだけは守りなさいよ、いいわね!⦅自己中⦆」

 

「このお馬鹿っ、貴方も護衛でしょう!?」

 

「そうだそうだー、もっと言ってやれー!」

 

「こら、藤尭君。本当にガリィちゃんに見捨てられても知らないわよ」

 

(オペラハウスってこんななんだー、初めて見たわ)

【風鳴司令やマスターは錬金術師が出てくるとすれば向こうだって言っていたけど、空振りだったみたいね】

(可能性がゼロでは無さそうですね、警戒しましょう)

 

 バルベルデ共和国内の別地点……日が落ち始めた時刻に、ガリィ達別動隊はオペラハウス外観を確認できる地点に到達。

 彼等はこれから機器の最終チェックを済まし、夜を待って暗闇に紛れ潜入する予定である。

 

「はぁ? 何言ってんのよ、アタシが護衛するのはマスターとアタシ自身だけに決まってるじゃない。まっ、仕方ないからあおいちゃんだけは守ってあげてもいいわよ♪」

 

「なんで俺は駄目なんだよ、いつも一緒に頑張ってる仲間だろー?」

 

「そういう言葉をニヤけながら言うからじゃない? 藤尭君、なんだかんだ楽しんでるでしょう?」

 

「あっ、バレてた?」

 

「バレバレに決まってるでしょ。まっ、とにかくアンタは後回しよ後回し♪」

 

「はいはい、後回しでいいから頼むぞーマジで⦅遠い目⦆」

 

(イケメンは死なない、私は詳しいんだ)

(ほんとぉ?)

【まあアルカノイズ程度ならあたし達とマリアちゃんで余裕だし、問題無いわよ】

 

 雑談しながら機器のチェックを進めるオペレーターの二人。彼等とガリィの距離感は大体いつもこんな感じであり、仲良くワイワイと夜を共に過ごすのが日常である。

 

「相変わらず仲良いわね貴方達……それで、結局向こうに錬金術師は出て来なかったのよね?」

 

「ああ、アルカノイズと通常兵器だけだったらしい。 この様子だとアルカノイズだけ横流しして、この国にはもういないのかもな」

 

「この後もう一つ別拠点を攻めるみたいだから、まだ分からないけどね」

 

「まあ、出て来たとしても向こうの戦力なら大丈夫でしょ。心配するだけ無駄よ、無駄」

 

(うーん、四期の始まりじゃ無かったのかなぁ)

(豪華客船の件も空振りだったっぽいし、よく分かんないね)

【まだ断定するのは早いわよ。油断せず、気を引き締めて事に当たりましょう】

 

 本部からの報告では、どうやら向こうにパヴァリア光明結社の錬金術師は出現しなかったらしい。

 という事は既にこの国からは撤収し、別の国で暗躍を始めているのだろうか。原作知識という武器を失ったガリィ一行には、それを知る術は無いのであった。

 

「まっ、とにかく辺りが暗くなるまでは待機だな。できれば戦闘になりませんよーに……!⦅切実⦆」

 

「ねぇねぇ、暇だしトランプしましょうトランプ! というわけでアンタも暇でしょ、参加しなさいな♪」

 

「……いいけど、罰ゲームは無しでお願いね」

 

「ちっ、はいはい分かったわよ。それじゃ種目は~――」

 

(マリアさん、前に罰ゲームでリディアンの制服を着させられたから警戒してるね)

(なお、胸元がはじけて翼さんが能面みたいな真顔になった模様⦅悲しみ⦆)

【嫌な、事件だったわね……⦅遠い目⦆】

 

 なお、ガリィには緊張感など一切無い。その理由は、例え他が全滅しても自分だけは逃げ切るという断固たる決意が溢れているからであった⦅白目⦆

 

 そしてこの後、予想だにしない事態に彼等は襲われる事になるのだが……果たして、オペレーターの二人は無事生還する事ができるのだろうか……⦅悲しみ⦆

 

 

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「これより我々は化学兵器を製造するプラントを攻略する。移動には小型ボートを使用、暗闇に紛れ川を遡上し迅速に拠点の制圧を目指すぞ。いいな?」

 

「「はい!」」

「分かったゾ!(理解したとは言っていない)」

「おいおい、また忙しない任務かよ……はいはい、りょ~かい」

 

 現在、現地時刻は十九時を回ろうかという所である。

 そんな中S.O.N.G.司令室では、本日二度目の拠点攻略を成すためのブリーフィングが行われていた。

 

「皆、気を付けてね」

 

「錬金術師が現れた場合、すぐに司令室とマスターに報告する事。いいか、忘れるなよミカ」

 

「分かってるゾ!(忘れないとは言っていない)」

 

 

「なお、今回の作戦についてはレイア君とファラ君は参加せず、その代わり切歌君と調君を投入する事になった。レイア君、ファラ君についてはこちらに錬金術師が現れていない現状を踏まえ、これよりガリィ君、マリア君の増援へと向かってもらう」

 

 なお、どうやら今回の作戦行動については配置変更があり、その内訳は……。

 

 レイア、ファラ → ガリィ、マリア、藤尭、友里の下へ

 

 切歌、調 → 化学兵器製造プラントの制圧作戦に参加、ちなみにこちらの参加メンバーは響、翼、クリス、NINJA緒川、そしてミカである。

 

 このようになっている。ちなみに当初、オートスコアラーの内訳について議論されていたが、『ひびき達の方が強いのがいる気がするんだゾ!』というミカの一声によりこのような配置となった。

 果たしてどちらかの拠点に強力な敵は現れるのか、それともどちらにも現れないのか……その答えが分かるのは少し先の話である。

 

「やーっとアタシ達の出番デスね、調!」

 

「うん、頑張ろうね切ちゃん」

 

「まず我々は上陸後、シンフォギアでアルカノイズを殲滅しつつ施設の制圧を進めます。その後は指揮官を捕縛すれば任務完了ですね。ですが……」

 

 作戦配置の次は、作戦内容の再確認である。午前と同じく今回も同行するNINJA緒川によると、基本的には午前の作戦と流れは同じのようだが……。

 

「ン~、なんダ???」

 

「未確認情報ではありますが、現地に民間人と思しき姿を確認したという情報を掴んでいます。 もしもこれが真実だとすれば人質にされている可能性があり、皆さんにはこの事を念頭に置いて行動して頂きたいのです」

 

「なんという卑劣な……分かりました、その場合は民間人の命を最優先に行動します」

 

 現地には少々不安要素が存在するようだ。その場合は民間人の解放を優先的に行動し、それと並行して施設の制圧を進める事になるのだろう。

 

 

「不安要素は残っているが、頼んだぞお前達。 それではこれより、化学兵器製造プラント攻略作戦を開始する!」

 

 

 そして、弦十郎の号令により本日二回目の作戦が開始された。

 

 

「……よし、行くぞ」

 

 

 更に同時刻、別動隊も行動を開始する。パヴァリア光明結社の錬金術師が施設内に存在する事を知らぬままに……。

 

 

 

 

 次回に続く

 

 

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 いきなり番外編・もしも装者とキャロルちゃんがウィスキーボンボンを沢山食べて酔ってしまったら、どんな酔い方をするのか

 

 

 響の場合

 

「zzzzz……」

 

 寝る。

 

 翼の場合

 

「何故いつもいつもいつもいつもっ!本気を出さず手抜きばかりなんだお前は! 全く、普段からダルいだの面倒臭いだのと――」

 

 説教臭くなる。

 

 クリスの場合

 

「あたしはなぁ……お前の事が好きだったんだよ!⦅突然の告白⦆」

 

 素直になる。

 

 マリアの場合

 

「うぅ……私だって、私だって一生懸命頑張ってるのよぅ……なのに、なのにぃ~!」

 

 泣きながら絡む。

 

 切歌の場合

 

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃデスデスデスデスゥ!!…………はぁ、しんど……」

 

 情緒不安定になる。

 

 調の場合

 

「……」

 

 特に何も言わないが、側に寄って来て離れない

 

 未来の場合

 

「ひびきぃ……♪」

 

 なんかねっとりしてる。

 

 キャロル

 

「ガリィ、何処行くの? 駄目だよー、あんまり離れたら私が寂しいでしょ~?」

 

 口調が昔に戻り人懐っこくなる。

 

 

 いきなり番外編、終わり。

 

 





※番外編の装者達の反応については作者が二分程度で考えた適当なものであり、読者さんの思い描くものとは大きくかけ離れている場合があります。

あと、オペレーターのオリジナルキャラ三井さんについてはメインオペレーターの二人が不在なため、緊急処置で登場してもらいました。
恐らく今後出番は無いと思いますが、番外編ではちょろっと顔を出すかもしれません。オリキャラが嫌いな読者さんもおられるでしょうが、どうかご了承下さい。

次話はパヴァリア三人娘とガリィが邂逅する……かも!⦅適当⦆

次回も読んで頂けたら嬉しいです。


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