ガリィちゃんとわたしたち   作:グミ撃ち

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第四十五話です。




第四十五話

 

 

 ガリィ・トゥーマーンは戦場をゆっくりと移動していた。

 

≪ふぅん、あれが今回のラスボスってやつかしら?≫

 

(そうだよ~)

(ネフィリムだね)

 

 前線から後退していたガリィが見つけたもの、それは前線に突如出現した巨獣ネフィリムであった。声達によるとどうやら、今回のラスボスはあの巨獣のようだ。

 

≪アイツ見るからにタフそうじゃない。三人で倒せるのかしらね?≫

 

(もうすぐ援軍が来るはず!)

(それからが本番だね)

 

 巨獣と相対するは二課の装者三人であった。どうやらクリスも目的を果たし本来の居場所へと戻ってきたらしく、その手にはソロモンの杖が握られている。

 

≪あのガキどもは何やってるのよ…って言ってるうちに始まっちゃったわね≫

 

 戦闘の火蓋を切ったのはクリスであった。ガトリング砲とミサイルを展開しネフィリムへと一斉に攻撃を仕掛ける。

 

≪相変わらず我慢のできない奴――チッ! その上世話のかかる!≫

 

 脳内でクリスへと文句を言おうとしたガリィが見たもの、それは彼女に向かって火球を放とうとするネフィリムの姿だった。

 

 

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(しまっ…!)

 

 ネフィリムへと一斉射撃を仕掛けたクリスは、それが全て命中した事で気を緩めてしまっていた。その結果爆炎の中から無傷で現れた相手に無防備な姿を晒してしまい、ネフィリムはクリスへと火球を放つ。もちろん硬直している彼女にそれを回避する手段など無く…。

 

「っ!――な、なんだ!?」

 

 しかし衝撃がクリスを襲う事は無かった。彼女の目の前に現れた半透明の巨大な盾、それは僅かな時間火球からクリスを守り…。

 

「雪音!」

 

「――わ、悪い!」

 

 そして翼が彼女を助ける時間を稼いだ。その次の瞬間に爆発が起きた事からも正に間一髪の救出劇であった。

 

「クリスちゃん、大丈夫!?」

 

「くそっ、助けられちまった…」

 

「…今の介入したタイミングを考えると、魔法使いは今も我々を見ているようだな」

 

「えっ、本当ですか!? どこ、どこにいるの!?」

 

「落ち着けバカ! 今はそれどころじゃねーだろ!」

 

「――来るぞっ!」

 

 クリスを心配し駆け寄って来た響だが、魔法使いという言葉を聞きポンコツと化してしまう。当然その隙をネフィリムが逃してくれるはずもなく、三人へとその腕を伸ばし…。

 

 

「させない(デス)!」

 

 

 しかし次の瞬間、その腕は半ばから切断されネフィリムは腹部へも裂傷を負ってしまう。このタイミングで駆け付けた人物、それは…。

 

 

「シュルシャガナと」

「イガリマ、到着デス!」

 

 

 それはシュルシャガナの装者、月読調とイガリマの装者、暁切歌であった。どうやら彼女達も無事に和解し援護に駆け付けてくれたようだ。

 

「二人とも来てくれたんだ!」

 

「…とはいえ、こいつを相手にするのは骨が折れそうデ――」

 

「大丈夫だよ切歌ちゃん!私達みんなと魔法使いさんの力があれば、絶対に大丈夫!」

 

 切歌が言葉を言い終わる前に、響は彼女の手を握り熱のこもった目で語り出す。切歌はそれを呆然とした表情で聞き、そして…。

 

「ま、まほう、つかい…?――あ、あたしの前でそいつの名を出すんじゃないデス! 調も聞いちゃ駄目デスよ!!」

 

「…切ちゃん?」

 

「えぇ!?なんでぇー!?」

 

 そして切歌は爆発した、どうやら魔法使いに惑わされ続けとうとう限界が来たらしい。一方、魔法使いと絡んでいない調は取り乱す切歌を不思議そうに見つめていた。

 

「お前達、話は後にしろ!」

 

「あいつ、再生してやがる! どうすんだよおい!このままじゃ…」

 

 お気楽な様子の三人を余所に、翼とクリスがその異常な光景に気付く。

 なんとネフィリムの切断された腕が、そして腹部の裂傷が元通りに再生し始めたのである。二人の装者が駆け付け五人となった彼女達だが、状況は装者達を不利へと追い込みつつあった。しかし…。

 

 

「だけど歌がある!」

 

 

 その状況で最後に駆け付けた人物が一人、そこには…。

 

「「マリア!」」

 

「マリアさん!」

 

「やーっとお出ましかよ!」

 

「ふっ、そう言ってやるな雪音」

 

 母の言葉により呪縛から解き放たれた女性、マリア・カデンツァヴナ・イヴの姿がそこにあった。それを見た装者達はマリアが立つ場所へと移動し合流を果たす。

 

「もう迷わない…だって、マムが命懸けで月の落下を阻止してくれている」

 

「「マリア…!」」

 

 マリアは月を見つめ、迷いの晴れた表情で決意を語る。それを見た調と切歌は喜び、そして…。

 

 

「行こう、みんな!」

 

 

 そして、遂に六人の装者がここに揃ったのだった。

 

 

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「できそこないを一人片づけられるところだったのにぃ!! おのれ魔法使いぃぃぃ!!」

 

 遺跡内部でネフィリムを操作するウェル博士は癇癪を起こしていた。その怒りの矛先はもちろん散々邪魔をする介入者へと向けられており、彼はその名を恨みがましい声で叫んでいた。

 

「クソクソクソクソ! 焼き尽くせ!ネフィリィィィィィム!!!」

 

 彼の視線の先には一カ所に固まる装者が見えていた。怒り狂うウェル博士はネフィリムに命じ彼女達へと向けて巨大な火球を放つ。しかし…。

 

「――やはり邪魔してきましたねぇぇぇぇ!! だがそのような薄皮一枚でネフィリムの攻撃を防げるなどと思ってもらっては困りますよぉぉぉぉ!!」

 

 ネフィリムの火球へと立ちはだかったもの、それはクリスを守った半透明の盾である。

 しかし今回ネフィリムが放った火球はクリスを攻撃した時よりも巨大なものであり、当然半透明の盾一枚では僅かな時間すら稼ぐ事はできず消滅するはずなのだが…。

 

「ハハハハハ!ハーッハッハッ…は?」

 

 盾が破壊される事を確信するウェル博士。しかし彼は次の瞬間、とんでもない光景を見てしまったのだった。

 

「バ、バカな…」

 

 盾を突破した火球へと衝突したもの、それは盾であった。ウェル博士が見たとんでもない光景、それは装者達の場所まで数えきれない程出現し、火球へと立ち塞がる盾の姿だったのだ。

 

「そ、そんなもの全て突破してしまえ! ネフィリィィィィム!!」

 

 ウェル博士が叫ぶ中、火球は盾を破壊し突き進んでいく。しかし勢いを弱めながら装者達の直前までたどり着いた火球を待っていたのは…。

 

「――だ、だいじゃ…?」

 

 そこにいたのは水の大蛇だった。大蛇は自らの体を氷結させ火球を迎え撃つ、衝突した両者は激しくぶつかり合い、そして…。

 

「と、止められた…――ハッ、できそこないどもは何をっ!?」

 

 結果は相打ちであった。その信じられない光景にウェル博士は僅かな時間硬直するが、やがて何かを仕出かそうとしている装者達の事を思い出した。

 

 

「セット!ハーモニクス!」

 

 

 しかしウェル博士が気付いた時、装者達の行動は既に最終段階へと差し掛かっていた。

 マリアを背に、そして響を中心に手を繋ぎ始める装者達を見てウェル博士はもはや手遅れである事を悟るが、しかし…。

 

「ネフィリム!!奴等を止めろぉぉぉぉ!」

 

 しかし彼はネフィリムへと攻撃を指示し、装者達へと再び火球を放とうとする。だが…

 

「グオォォォォォッ!!!」

 

「――なっ!? う、上からだと!?」

 

 その時上空からネフィリムへと降り注ぎ傷をつけたもの、それは数え切れない程の半透明の槍だった。それ自体は再生能力を有するネフィリムに対して有効なものではないが、しかし…。

 

「――こ、小癪な真似をっ! クソっ、奴らは何を…――――そうか…ははは、ハハハハハハハ!!たかが六人の絶唱でネフィリムに勝てるとでも思っているのか魔法使いぃぃぃぃぃ!!」

 

 しかし、僅かな時間を稼ぐには有効な手段である。装者達を守ろうとする魔法使いの行動にウェル博士の苛立ちは限界を超えつつあったが、彼はその時魔法使いが守ろうとしているものに気付き顔を歪め嘲笑し始めるのだった。

 

 

「…六人じゃない…」

 

 

「――――は?」

 

 余裕を取り戻したウェル博士が聞いた声、それは彼がしている勘違いを正すものであった。

 

 

「私が束ねるこの歌は」

 

 

「なんだ!なんだそれは!?」

 

 

 もはや彼には事態を見届ける事しかできない。その結果…。

 

 

 

「七十億のッ! 絶唱おおおおおおおおおおおッ!!!!!」

 

 

 

 戦姫達は限定解除(エクスドライブ)へと至りその姿を変えた。

 

「うわあぁぁぁぁぁぁっ!? ネ、ネフィリィィィィィィィィム!!!奴らを――――」

 

 ようやく自らとネフィリムの危機に気付き発狂するウェル博士だが、それはもはや悪足掻きですらない事に彼は気付かない。そして…。

 

 

 

「響き合う皆の歌声がくれた、シンフォギアでぇーーーーーーーっ!!!!!」

 

 

 

 七十億の想いを束ねた閃光がネフィリムを包み、その肉体を跡形も無く消滅させた。

 

 

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≪危なっ! は、早めに逃げて正解だったわね…⦅危機一髪⦆≫

 

(あれはシャレにならないでしょ、いやマジで⦅冷や汗⦆)

(今までの吹き飛ばされた経験が生きましたね…)

(オーバーキルってレベルじゃないんですがそれは…⦅ドン引き⦆)

 

 ガリィ一行は装者達への援護を終えた後、前線から全力で後退していた。今まで散々吹き飛ばされた経験を持つガリィが早めの撤退を決めたからである。

 

≪なんなのよあの威力、バカじゃないの…≫

 

(最終回だからね、仕方ないね⦅謎理論⦆)

(キャロルちゃんはあれと張り合えるんだよなぁ…⦅遠い目⦆)

 

≪とにかく、後はあいつらに任せてとっとと引くわよアンタ達≫

 

(次はガリィちゃんの援護も効果無さそうな相手だし仕方ないよね)

(そもそも足場が無くなっちゃうしねぇ)

 

 こうしてこの後の仕事を装者達へと任せる事にしたガリィは戦場を後にした。

 

 

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 眼下に映る光景を見た瞬間、ガリィはそれが非常にまずい事態であることを察した。

 

≪…あれ、まずいわよね?⦅確認⦆≫

 

(まずい、ですね…⦅正直な返答⦆)

(原作どころか、このままじゃ世界が終わるかもね、ハハハ…⦅渇いた笑い⦆)

(ここで動けるのは…)

 

 まずは現在の状況であるが、ガリィはあの後二課仮設本部である潜水艦が座礁している地点に後退し戦場を見守っていた。

 そしてその後フロンティアと融合したネフィリム・ノヴァが出現し足場である大地が消滅、ガリィは潜水艦と共に地上へと落下した。

 そして現在は装者達がネフィリム・ノヴァを異空間へと誘導し最終決戦を繰り広げている、という状況である。

 

≪な、なんで最後の最後にこんな事になるのよ!! えぇ…そうね分かってるわよ助けりゃいいんでしょガリィが!!≫

 

 ガリィが眼下に捉えているもの、それは…。

 

 

「ぐっ、うぅっ…ひ、響、みんな…!」

 

 

 潜水艦より飛び出して来た小日向未来の姿であった。原作ではこの後ソロモンの杖を使いバビロニアの宝物庫を閉ざすという大仕事を成し遂げる彼女であるが、その様子が明らかにおかしいのだ。

 

≪そんなフラフラじゃとてもじゃないけど間に合わないわよ! ほら、こいつに乗りなさい!≫

 

 そう、未来は表情を苦痛に歪めフラフラしていたのだ。実は神獣鏡のギアを纏っていた時の被弾による負傷が原因であり、彼女はとても走れるような状態では無かったのである。そしてそれに気付いたガリィが慌てて助け船を出すのだが…。

 

「――っ!? な、なに、これ…?」

 

 突然目の前に現れたものに困惑する未来、しかし…。

 

≪――あぁもうこうなったら!≫

 

「――えっ!? ちょっと! わっ、わわわわ!!」

 

 焦るガリィは強引に未来をそれに乗せ移動させる事にしたようだ。

 

≪さぁ行くわよ! 時間が押してるんだから乗り心地については我慢しなさいよね!!≫

 

 こうして響達の落下に備え移動を始める未来とガリィ。果たして未来はバビロニアの宝物庫を閉じる事ができるのだろうか…。

 

 

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(ぽよん♪ ぽよん♪)

 

「うぅ、杖が…すぐにゲートを閉じなければ間も無くネフィリムの爆発が…」

 

 装者達はネフィリム・ノヴァを異空間に残し脱出に成功していたが、しかしネフィリム・ノヴァは既に爆発寸前であり早急にバビロニアの宝物庫を封鎖しなければいけないという状況であった。

 

(ぽよん♪ ぽよん♪)

 

「まだだっ…」

 

「心強い仲間は、他にも…!」

 

「…仲間…?」

 

 しかし装者達は皆満身創痍であり、側にあるソロモンの杖を取りに行くことすらできない状態だった。絶望するマリア、しかしクリスと翼はまだ駆け付ける事のできる仲間が存在すると語るのだが…。

 

(ぽよん♪ ぽよん♪)

 

 

 

「私の、しんゆ――ってええぇぇぇぇ!? み、未来っ!? 何それ、何に乗ってるの!?」

 

 

 

 響が顔を上げた瞬間に見たもの、それはぽよんぽよんと気が抜ける擬音を出しながらこちらに迫ってくるナニカと、それに乗っている未来の姿だった。

 

(ぽよん♪ ぽよん♪)

 

 

「「「えぇ…⦅困惑⦆」」」

 

 

 未来を乗せているナニカ、それは半透明の球体に何故か目と口が付いているものだった。それが飛び跳ねながらこちらに迫って来ており、響以外の装者達は困惑一色である。ちなみに切歌と調は気絶していたのでこの光景を見なくて済んだようだ。

 

(ぽよん♪ ぽよん♪)

 

「…」

 

「(すっごい笑顔だ…)」

 

 そしてとうとう球体がソロモンの杖の目の前に辿り着き、未来を地面へと下ろす。ちなみに響は近付いた事によりその球体がものすごい笑顔であることに気付いたが、流石の彼女も空気を読んで口には出さなかったようだ。

 

(ぷるん♪ ぽよん♪) 

 

「…」

 

「み、未来…?」

 

 未来は地面へと下ろされた後、無言でソロモンの杖をその手に掴む。響が心配し声を掛けるが、彼女はそれを無視して

 

(ぷるん♪ ぷるぷる♪)

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!(半泣き)」

 

 

 

 半泣きで叫びながらソロモンの杖をゲートへとぶん投げた。杖は超高速でゲート内へと進み、そしてバビロニアの宝物庫の入り口は閉じられたのであった。

 

(ぷるぷる♪ ぽよん♪)

 

「…ま、間に合ったの…?」

 

「あ、あぁ…そのようだが…」

 

「あっちは、大変そうだな…」

 

「「…う、うぅん…」」

 

 聞こえて来る擬音を無視してマリア達が状況を確認する。そこには何故か消えずにまだ側にいる球体と困惑する自分達、そして意識を取り戻した切歌と調、そして…。

 

(ぷるん♪ ぶるぶる♪)

 

 

「な、泣かないで未来! 私は未来が来てくれて嬉しかったし、きっと魔法使いさんも悪気は無――」

 

 

「ひっく…私の時はあの変なのが来るしお尻も痛いしもうやだよぉ!!うわぁぁぁん!」

 

 

 泣き叫ぶ未来とそれを慰める響の姿であった。なおそれを見つめる年少組以外は皆死んだ目になっていた。

 

(ぷるんぷるん♪)

 

「…な、何が起こって――ってなんデスかこいつは!?」

 

「…かわいい」

 

「調!? 頭でも打ったんデスか!?」

 

 そしてとうとう年少組も気付いてしまい、現場の混乱が更に加速してしまうのであった。

 

 

 

 

「お前達! 無事かっ!?」

 

 それから五分後、装者達の下へと駆け付けた弦十郎であるが…。

 

 

(ぷるぷるんぷるんぷるるん♪)

 

 

「あれも、心強い仲間なの…?⦅死んだ目⦆」

 

「結果的に助けられた事は認める。だが…⦅死んだ目⦆」

 

「というかなんでまだいるんだよ…早く消えてくれよ…⦅死んだ目⦆」

 

 

「わぁ…この子、水でできてるみたいだよ切ちゃん」

 

「さ、触っちゃ駄目デス! 油断させて私達を食べるつもりかもしれないんデスから!」

 

 

「み、未来? あの、よく見たらあの子も可愛いというか、大蛇さんにも引けを取らないというか…」

 

「そういう問題じゃないのぉぉぉぉ!!(号泣)」

 

 

 

「…なんだ、この状況は…?⦅困惑⦆」

 

 

 こうして舞台は装者六人の全員生還という最高の形で幕を下ろした。ちなみにその陰で一人の少女の見せ場が犠牲になってしまっていたが、それについての苦情は全て原因である人形へ、どうぞ⦅誘導⦆

 

 

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≪さっきから消そうとしてるのに消えないんですけど! なんなのよアイツ!?≫

 

(えぇ…⦅困惑⦆)

(またホラーだぁ…⦅怯え⦆)

(あ、調ちゃんを乗せて遊び出したみたい)

 

≪えぇ…⦅困惑⦆≫

 

 余談であるがその頃ガリィ一行はホラー展開にてんやわんやしていた。なお、消えるまで三十分以上掛かった模様(調を乗せて遊んだあと、満足したかのような表情で消えた)

 

 





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次回も読んで頂けたら嬉しいです。



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