ガリィちゃんとわたしたち   作:グミ撃ち

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第四十七話です。本日投稿分その2。




第四十七話

 

 

「肉よし、野菜よし…」

 

 フロンティア事変から十日ほど経ったある日、雪音クリスは自宅で確認作業を行っていた。

 

(ピンポーン♪)

 

「――っ、はーい!」

 

 しかしその途中、インターホンが鳴りクリスは作業を中断し玄関へと向かう。そして扉を開けた時見えた姿は…。

 

「夜分遅くにすまないな、雪音」

 

「相変わらず堅苦しい挨拶だなオイ…」

 

 そこにいたのは風鳴翼、同じ二課の仲間でありクリスの先輩でもある女性だった。

 

「こればかりは性分でな。 それよりも言われた物を持って来たのだが…どうだ、立派な土鍋だろう?⦅得意気⦆」

 

「土鍋の違いなんて分かるわけないだろ…ほら、持ってやるから早く入れよな」

 

「あぁ、ありがとう」

 

 翼は何故か土鍋を持って来ていた。クリスは土鍋を翼から受け取り中へ招き入れる。土鍋、肉、野菜、ここまで来れば彼女達が何をしようとしているのか薄々分かる人もいるだろう。

 

「立花と小日向は来ているのか?」

 

「まだ、というかあんたが早すぎるんだよ…」

 

 どうやら翼は予定時間より早めに来てしまったらしい。クリスがその事を疑問に思っていると翼はその理由を話し出すのだった。

 

「そうか…。いや、なんというか待ちきれなくてな。早めに来てしまった」

 

「さっきから妙にそわそわしてると思ったらそんな理由かよ! 遠足前の小学生かあんたは!」

 

 その理由はとても可愛らしいものだったがクリスには不評だったようだ。それに対して翼は少しムッとした表情を見せ、そして…。

 

「そうは言うがな雪音、私は友人と鍋パーティーなど初めての事だ。 だから期待に胸を膨らませても無理はないと思わないか?」

 

「あたしだって初めてだっつーの…はぁ、とりあえずあいつらが来るまでくつろいでてくれよ。あたしは具材の確認してるから」

 

「それなら私も――(ピンポーン♪)――どうやら来客のようだな」

 

「あたしが出るから待ってていいぞ」

 

「あぁ、そうさせてもらおう」

 

 翼とクリスが話している途中だが、どうやら待ち人が到着したようなのでクリスは翼に一声掛け玄関に向かうのだった。

 

「はーいっと…」

 

 

「こんばんわクリスちゃん!ガスコンロ持って来たよ~!」

 

「こんばんは、今日は私も呼んでくれてありがとう」

 

 扉を開けた先に居たのは彼女の友人である立花響と小日向未来だった。どうやら彼女達はガスコンロを持って来る係だったようで響の左腕にはガスコンロの入った箱が抱えられていた。

 

「あいつ程じゃないけどお前らも大概早いな…」

 

「えっ、もしかして翼さんの方が早かったの?」

 

「そこの部屋で待ってるぞ、あいつ」

 

「も~! だから私はもっと早く行こうって言ったんだよぉ」

 

「これでもじゅうぶん早いと思うんだけど…聞いてよクリス、響ったら『楽しみで待ちきれないよ~!』って今にも飛び出しそうな感じだったんだよ?止めるの大変だったんだから…⦅遠い目⦆」

 

「お前もかよ…。 ま、とりあえず入ってくれ。ほら、コンロ渡しな」

 

 どうやら早く出発しようとする響を未来が必死で止めていたらしい。クリスは色々言いたい事があったが翼を待たせるのも気の毒なので、とりあえず二人を部屋に招き入れる事にしたようだ。

 

「ありがと~! お邪魔しまーす! 翼さーん、お待たせしましたーっ!」

 

「お邪魔します。あのねクリス、響の相手は翼さんに任せて私達は鍋の準備をしようと思うんだけど、どう?」

 

「はぁ?それって厄介払――」

 

「ふふっ♪⦅陰のある笑顔⦆」

 

「分かった!分かったからその顔やめろ! あの時を思い出して怖いんだよ!」

 

 未来の笑顔に記憶を掘り起こされしまい震えるクリス。どうやら未来との戦闘の事が軽くトラウマになってしまっているらしい。

 

「…今のはわざとだけど、クリスってあれから私が笑うたびに同じような反応するよね…」

 

「体が勝手に反応しちまうんだから仕方ないだろ! いいから行くぞ、ほら!」

 

「…む~、私が悪いのは分かっているけど傷つくなぁ…」

 

 こうして響の相手を翼に任せ二人は準備に取り掛かるのだった。

 

 

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「まだかなまだかな~♪」

 

 響はそわそわと落ち着きのない様子で何かが始まるのを待っていた。

 

「未来~! まだ~!」

 

「はいはい、そんなに慌てないの。えっと、翼さんがお茶で、クリスはジュースだよね?」

 

「ありがとう、それで間違っていない」

 

「サンキュ」

 

 未来が飲み物を運び終え椅子に座る。どうやらこれで全ての準備が完了したようだ。

 

「それで、開会の音頭は誰――」

 

「翼さんがいいです!」

「翼さん、お願いします」

「一番年上の奴がやればいいんじゃねーか?」

 

「…お前達、口裏を合わせていただろう⦅呆れ⦆」

 

 翼が開会の音頭を誰が取るかを相談しようとした途端にこれである。タイミング的に事前に口裏を合わせていた事は明白だった。

 

「あっ、あははは…なんのことか分からないような、そうでもないような…⦅目逸らし⦆」

「響…⦅ジト目⦆ ごめんなさい、でも翼さんにお願いしたいのは本心ですから」

「いいからさっさとやってくれよなセ・ン・パ・イ♪」

 

「…はぁ、私もこういう事は不慣れだなのだが…小日向にそこまで言われては仕方ないな⦅残りの二人はスルー⦆」

 

 どうやら翼は未来の言葉を聞いてやる気になってくれたようだ。なお残りの二人は…⦅悲しみ⦆

 

「やったー!」

「心中お察しします…」

「よろしく~」

 

「ふむ、それでは…」

 

 それまで騒いでいた響達だったが、翼が話し始めたので耳を傾け聞く態勢を取る。これで静かになった部屋で聞こえるのは翼の声だけとなった。

 

 

「まず、この場に私を呼んでくれた事に感謝している。

 この催しは立花曰く『フロンティア事変お疲れ様鍋パーティー』との事だが、私は一人の脱落者も出さなかった事、そしてお前達と何気ない日常を共に楽しめる事を何よりも嬉しく思う。…おっと、あまり長くしては立花が気の毒だな、それでは…皆もこの場を楽しんでくれ!乾杯!」

 

 

「私も翼さんと一緒で嬉しいです!かんぱーい!! ごっはん♪ごっはん♪」

「私も…色々迷惑かけたのに呼んでくれてありがとうございます。かんぱーい♪」

「…そんな事今更気にしてんじゃねーよバーカ。かんぱーい」

 

 翼の挨拶が終わり『フロンティア事変お疲れ様鍋パーティー』が始まった。フロンティア事変においては尊い犠牲はあったものの、彼女達の活躍は称賛に価すると言っていいので、今日は戦いを忘れて楽しんでほしいものである。

 

 

 -  食事中  -

 

「むむむ!?」

 

「ん?」

 

 クリスが箸でソーセージを掴もうとした時、同じく掴もうとしていた響の箸と接触してしまった。

 

「クリスちゃん…そのソーセージは私が育ててた子なんだよ? それを奪うつもりなら…⦅威圧⦆」

 

「えぇ…⦅困惑⦆」

 

 予想外の反応をされ困惑するクリスに対し威嚇を続ける響。だが忘れてはいけない、この場には対立花響のスペシャリストがいる事を。

 

「ひ~び~きぃ~?⦅満面の笑み⦆」

 

「クリスちゃんを倒してでも奪い取――ひぃっ!! ち、違うんだよ未来!これはえっと…そう、冗談!冗談なんだよ!⦅必死⦆」

 

 笑うという行為は本来攻撃的なものであり獣が牙をむく行為が原点である。つまり響の末路は…⦅合掌⦆

 

「美味いな…⦅我関せず⦆」

 

 なお翼はマイペースに食事を楽しんでいた。

 

 

 -  食事中  -

 

 

「未来が私を虐めるよぉ…助けて翼さーん…⦅涙目⦆」

 

「…ほら、これでも食べて元気出しなさい」

 

「はむっ…お、おいしすぎる!なんですかこれ!?⦅笑顔⦆」

 

「…相変わらず分っかりやすい奴だな…⦅呆れ⦆」

 

「あはは、そこが良い所でもあるんだけど…⦅苦笑⦆」

 

 

 -  食事中  -

 

 

「クリス、あれからどう?」

 

「どうって、何がだよ?」

 

「えっと、舞台で歌った後からクラスの人とはどうなのかなって。余計な詮索かもしれないけど、ちょっと心配で…」

 

「クラスの人って舞台袖にいた人達だよね? ねぇねぇ、どうなのクリスちゃん??⦅好奇心⦆」

 

 未来は秋桜祭の後、クリスが馴染めているか心配だったようだ。なお響は

 

「…⦅不機嫌⦆」

 

 しかしクリスの見せた態度は不機嫌そうなものだった。一体何があったのだろうか…。

 

「ふっ、ふふっ…ほら、二人が心配しているぞ。答えてやったらどうだ」

 

「チッ…。追い掛け回された…

 

「…? ごめん、聞こえなかったんだけど――」

 

「追い掛け回されたんだよクラスの連中に!」

 

 そう、クリスは秋桜祭の数日後からクラスの人気者になっていた。原因はもちろんあの舞台で歌った事であり、普段から娯楽に飢えている級友たちは一斉にクリスに興味を持ちだしたのである。

 

「あ、あはは、大変だったみたいだね…」

 

「良かったねクリスちゃん、人気者だよ!」

 

「立花の言う通りだぞ雪音。どうだろう、今度私と二人でコンサートに出演してみないか?⦅半笑い⦆」

 

「絶対イ・ヤ・だ! はぁ、こいつにからかわれるから言いたくなかったのに…」

 

「えっと、なんだかゴメンね…」

 

 どうやら既に翼は知っていたようで、クリスはまたからかわれるのが嫌で言いたくなかったようだが後の祭りであった。

 

 

 -  食事中  -

 

 

「マリアさん達がどうなるのか、まだ分からないんですよね…?」

 

「あぁ、司令達が色々と手を尽くしてくれているようだが…まだまだ時間がかかるらしい」

 

 マリア達の処遇についてはこの時点でもまだ決まってはいなかった。シンフォギア装者、テロリスト、アイドル⦅マリアのみ⦆という三人なのでお偉いさん方達も扱いが慎重にならざるを得ないのだろう。

 

「ま、あたしが平気だったんだしあいつらも大丈夫だろ」

 

「そうだよ響、弦十郎さん達を信じて今は待とう、ねっ?」

 

「未来…うん、私も師匠たちを信じるよ! それでそれで!皆が帰ってきたら一緒に学校通えたらいいなぁ~♪」

 

「そうだな、一緒に――――いや、立花、二人は問題無いのだがマリアはその…歳が、な⦅目逸らし⦆」

 

 翼は目を逸らしながら響に指摘した。流石に二十歳を過ぎているマリアに女子高生をやらせるのは気の毒だと。

 

「う~ん、それじゃマリアさんは先生という事で!⦅逆転の発想⦆」

 

「えぇ…⦅困惑⦆」

 

「学校に通った事が無い人間に教師をやらせるだと…?⦅戦慄⦆」

 

 響の斜め下の答えに仲間達は困惑した。戦場ではとんでもなく頼りになる彼女なのだが日常ではだいたいこんな感じである。

 

 

 -  食事中  -

 

 

「そういえば、響の見た魔法使いさんって…」

 

「手がかりは今のところ立花の証言だけ。小日向との戦闘の際にも生体反応と熱源反応を調査していたようだが該当者は無しとの事だ」

 

「そうなんだよねぇ…私はこんなに会いたいのにぃ~!」

 

「…ちょっといいか?」

 

「? どうした、雪音」

 

 今は魔法使いの話をしているところだが、クリスが何か気になる事があるらしい。翼がそれに気づき言葉の先を促すと、クリスはその内容を語り始めるのだった。

 

「なぁ、お前とこいつが戦った時の最後だけど、なんていうか…連携してただろ?」

 

「? そうだよ、水の壁みたいなので私の姿を隠してくれたんだぁ♪」

 

「私はあんまり覚えてないんだけど、後で見せてもらった映像では息ピッタリに見えたかなぁ」

 

「あぁ、私もあの連携は見事だと思っていた」

 

 クリスはまず響と魔法使いが未来との戦闘で見せた見事な連携の事を話すが、本当に気になる事はこの先にあるのだろう。響の返答を聞いたクリスは続きを話すのだった。

 

「あの連携ができるって事は相当近くで見ていたって事だろ。でもそれっておかしくないか? 周りは海で隠れる所なんて一つも無いのに」

 

「…確かに、その近距離で船などに乗っていたのなら確実に発見できるはず。しかし姿は見えず各種センサーにも引っ掛からない、これは…」

 

「魔法を使って見つからないようにしていた…とか?」

 

「違うよ未来~、魔法使いさんは海の中に隠れてたんだよ、きっと!」

 

 響、まさかの大正解である。しかし悲しいかな、響を見るクリスの目は非常に冷たいものだった。

 

「…百歩譲ってお前の言う通り海に隠れていたとする。それで、その状態でどうやって戦況を把握できるんだ?」

 

「えっ、それは…鼻から上だけ出して、見るとか…――――や、やっぱり今の無し!クリスちゃんちょっと待って今考えるからー!」

 

「落ち着け立花。…そうだな、相手が理外の存在である以上、我々が話したところで正解に辿りつけるとは私には思えないのだが…」

 

 またも正解をぶち抜いた響だがクリスは全く信じておらず、翼もどちらかというと否定的だった。

 

「ま、動機から何から意味不明な奴だし考えるだけ無駄って事だな」

 

「あはは、結局振り出しに戻っちゃったね」

 

「同じような事を司令も言っていたな、『考えても無駄な相手だ。だから直接聞くしかない』と」

 

「はぁ? その見つける方法が無いから――」

 

「さすが師匠! はい!私も絶対諦めません!」

 

「…」

 

 言葉を遮られたクリスの視線の先には、立ち上がり暑苦しい程のやる気を見せる響の姿があった。なおこの後未来にたんまり怒られる模様

 

 

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「「「「ご馳走様でした」」」」

 

 談笑しながら食事を共にしていた彼女達であったが、どうやらその時間も終わりのようだ。

 

「…さて、準備はほとんど二人に任せてしまったからな、片づけは私と立花がやろう」

 

「は~い。二人はゆっくりしてていいよ~」

 

「えっと、それじゃあお願いします」

 

「任せたぞ~」

 

 一休みした後、翼が立ち上がり片づけは響と二人で行う事を告げる。響もそれに賛同し二人はキッチンへと向かうのだった。

 

「立花、食器の汚れは心の汚れだ。つまり…分かっているな?⦅冗談⦆」

 

「全然分かりません! でも、全力で磨きます!」

 

「よろしい♪ さぁ、始めましょうか」

 

「はいっ!」 

 

 

 

「…ふふっ」

 

 翼と響の会話が聞こえ、未来は思わず笑みが零れた。

 

「? なんだよ、いきなり」

 

 それを見たクリスが不思議に思い未来に話しかけるが…。

 

 

「あのね、嬉しいなって。響が笑っている事が、皆とこうやって過ごせる事が、そして他にも色々な事が嬉しいって思ったの」

 

 

「…そうかよ、変な奴だなお前も」

 

 未来の言葉を聞いたクリスはそっぽを向きぶっきらぼうに言葉を返した。その彼女らしい反応に未来はまた安心した様な笑みを浮かべるのだった。

 

「あはは、そうかも。 あのねクリス…私、響を助けられる二人に嫉妬してたんだよ?」

 

「…」

 

 クリスは静かに未来の言葉を聞いており、未来はそのまま続きを話し続けた。

 

「でも分かったんだ。私が響にできる事、そして私が皆のためにできる事を」

 

「…そっか」

 

「でもそれに気づくまで色々迷惑かけちゃった…本当にごめんね」

 

「あんなの痛くも痒くもねぇっての。だから、その…気にすんな」

 

 クリスの不器用な心遣いに未来は思う、この女の子と友達になれて本当に良かったと。

 

「…ありがとう、クリスって本当に優しいね」

 

「っ!? はぁ!? おまっ!人をからかうんじゃねぇよ!」

 

「からかってません♪ クリスってば顔真っ赤にしちゃって可愛いなぁもう」

 

 その反応を見て未来はついクリスのほっぺに手を伸ばしてしまうがこれは仕方ないだろう。だって可愛いんだし⦅強弁⦆

 

「――か、勝手に人の顔触るんじゃ――」

 

「――あ~! 未来とクリスちゃんがイチャイチャしてるー!」

 

「なにっ!? 不純異性…いや、不純同性交友だな、ならば私も混ぜてもらおうか!」

 

 そして間が悪い事にその光景を響と翼に見られてしまう。ちなみに翼のテンションがいつもより高い理由は楽しいから、ただそれだけである。

 

「おい!お前まで参加したら止める奴がいなくな――って馬鹿アタシの上に乗るな!重い!」

 

「ひっ、酷いよクリスちゃん…今日は一杯食べちゃったけど、いつもは――」

 

「知らないし興味もねーよ! ってお前ら逃げんな、おい!」

 

 クリスが気付いた時、翼と未来は二人でテーブルへと向かっていた。つまりそれは止める気は無いという…⦅悲しみ⦆

 

「私も小日向と話したいのだが、どうだろう?」

 

「はい、勿論です♪ 行きましょう、翼さん」

 

 クリスの叫びが聞こえていないかの様に和やかに話す二人である。クリスは怒涛の急展開に既についていけなくなっていた。

 

「クリスちゃーん! 私ともお話しようよ~!」

 

「話す態勢にしてから言えよバカ!――って寄って来るな!離れろ!」

 

「あ、暖かい…これは、病みつきに…ぐぅ…⦅睡眠⦆」

 

「――は? おいバカ寝るな! 嘘だろ!?」

 

 響はあまりの心地よさに意識を手放した。なお十分後に未来が引き剥がしてクリスは解放された。装者達は今日も仲良しである。⦅確信⦆

 

 





次回も読んで頂けたら嬉しいです。



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