僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase2   作:エターナルドーパント

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『キャラクター紹介とかやった方が良いかな』
「好きにすりゃ良いんじゃねーの?処理が追い付くならな」
『分かったやってみよう』
「言わなきゃ良かったかも・・・」
『と言う事で、今回から試験的にキャラクター紹介を付けて行きたいと思います。需要あるか否かはコメントで』
「あ!お前、端ッからそれが目的だったな!?」


第24話・ヒーロー召集/Kの許可

「こ、これは・・・!」

「あぁ、成る程・・・!」

永遠亭の研究室。チンピラの銃弾から取り出した成分の解析結果を見て、2人の男女が顔を顰める。

ウィリアム・バーキンと、アレクシア・アシュフォードだ。

「この形質・・・ヒーローにとって、いや・・・僕達にとっても、正に天敵だね」

「えぇ。でもそれ以上に・・・胸糞悪いわ。コレ作った奴、大概良い趣味してるわね」

2人はそのデータを使い、解説資料の作成作業に入るのだった。

 

―――――

――――

―――

――

 

数日後・・・朝。

 

「おはよー麗日、切島~、梅雨ちゃ~ん」

「お?皆今日インターンか、奇遇だな」

ハイツアライアンスから、三奈、フラン、麗日、切島、爆豪、蛙吹の6人が出発する。

「奇遇って言うか、このメンバーが同時に召集されて尚且つ・・・」

「出久が昨日から居ない。となれば・・・」

出久は昨晩、永遠亭から急行要請を受けたまま帰っていない。その事に出久の恋人2人は早くも大方察しが付いており、それを聞いてスクラッシュ組も半ば理解した。

切島と蛙吹は、未だ首を傾げている。

「十中八九、ドーパント絡みだろうなァ」

「リューキュウも言うとった、他事務所とのチームアップってやつかも知れんね。死穢八斎會対策の」

「あぁ~」

「確かに、言ってたわね」

2人も理解したようだ。

そして6人は同じ電車に乗り、指定された集合場所であるビルを目指すのだった。

 

(出久サイド)

 

「出久君、データ入った?」

「大丈夫だ、問題無い」

「フラグにならなきゃ良いけど・・・」

「弁えてらぁよ。そっちこそ、テンパってデータ消さないようにな」

「それなら平気さ、バックアップはとってある」

ウィルやレックスと共に資料を纏めながら、軽口を叩き合う。

現在会議室にて、バブルガール達が召集された地方ヒーローに八斎會の現状を説明中だ。そして俺達は、ドーパントについての説明をこれから行う。兄さん達にも、幾らか喋って貰う予定。

「では緑谷君、お願いします」

と、お呼ばれが掛かったな。じゃ、いっちょ行きますか。

 

―――

――

 

「解説役の緑谷出久だ。仮面ライダーエターナルの方が伝わるか?」

裏からPCを運び込み、全員の前に立つ。少しざわめきが起こるが、まぁ当然だわな。

「と、そんな事はどうでも良い。

先程話に上がった、人体組織封入弾頭・・・これよりバイオパーツウェポン、B.P.Wと呼称する」

人体組織封入弾頭・・・その中の組織を解析した結果、若いを通り越して幼いと言える年齢の女の子の物だと分かった。十中八九、エリちゃんの物だろう。昨晩から出来うる限り検索を走らせ、情報を探し回ったものだ。

「遺伝子工学専門の2人のお陰で、このB.P.Wの作用機序が判明した。

この弾頭に利用されている個性・・・それは、()()()()()()と形容出来る性質だ」

再び起こるざわめき。殆ど全員が、どういう事だと疑問を溢している。

「どういう事かと言うと・・・このB.P.Wは人体内の個性因子に作用し、個性が辿ってきた()()()()()()を逆行させる。つまり、無個性の旧人類に戻すんだ」

『ッ!』

全員の眼が一斉に見開かれ、呑み込んだ息が良く聞こえた。

「天喰先輩の場合は数日で治った事を考えると、恐らく中途半端な不完全品。だが・・・十中八九、お試し品として意図的に不完全な弾を流したんだろう。

調べた結果、意図的にグレードを落とした痕跡が見られた。試作品を更に複製したんだろうな。

そしてそれを聞き付けた敵は、ヒーロー相手に圧倒的優位に立てるこの弾丸がほしくて堪らなくなる」

「そこに本命・・・完成品の個性完全滅殺弾を流し、独占価格で売り捌いて裏社会を牛耳る・・・こんな所でしょうね。武器商人の典型的なパターンだわ」

俺の言葉を、永琳が引き継ぐ。彼女の目元口元は険しく顰められており、フゥゥ・・・と、重く息を吐き出した。

多くの人がする、心を鎮め苛立ちを抑える呼吸だ。

「そして・・・今の所、エリちゃんを何処かに輸送した様子は無かった。恐らく、研究施設をポンポン作れる程の財力が無かったんだろう。若しくは、我々が《彼女を移動させる前提で組む作戦》の裏をかくつもりなのか・・・しかし、引き続き監視は必要だろう」

「ちょっと待てよ」

と、声を上げたのは・・・浅黒い肌に錠前をや鍵穴を象った全身タイツタイプのコスチュームが特徴的なヒーロー、《ロックロック》だ。

「まず、その女の子の動向はどうやって調べた?ソイツを明かしてくれなきゃ、信用出来ねぇぜ」

「ロックロック。言いたい事は分かるけど、もう少し歯に衣着せた言い方があったんじゃない?」

「待て待て永琳。説明不足は俺の非だ」

かなりのストレスのせいか、ロックロックに食って掛かる永琳を宥める。貫徹をエナドリで誤魔化してるからな、どうも若干メンタルが不安定になってるみたいだ。

「エリちゃんの居場所だが・・・俺の能力で特定した」

「お前の個性か?」

「個性ではない。コイツだ」

俺はデスクの上に1本のメモリを置いた。

「ソイツは・・・?」

眼を薄め眉間に皺を寄せるロックロック。そのロックロックとその他ヒーローに見せながら、俺はスタートアップスイッチを押した。

【キー!】

「キー・・・鍵か?」

「その通り。キーは鍵の記憶を封入したメモリだ」

「それでどうやって特定したってんだ?」

その疑問はごもっとも。一見何の関係も無いように見えるからな。

「キーの能力は2つ。1つは、《ロック機構に分類されるありとあらゆる存在の施錠及び解錠》。これは当然だな。

そして、もう1つ。《捜し物の発見》だ」

うん、皆訳和からんって顔してるな。説明せねばなるまい。

「《捜し物》がこの場に無いと言う状況を、キーメモリは()()()()()()()()()と認識するんだ。そしてこの状況を解錠する為、捜している《鍵》を見付け出す。

当然ながら、捜す《鍵》の()()が無ければ絞り込めはしない。だが幸いな事に、切島が弾いてくれた弾丸の中身は個人特定情報としてはこの上無い唯一性を持つエリちゃんのDNAだ。

流れ先が不透明なチンピラルートにB.P.Wを流しちまったのが治崎の運の尽きよ。クックック・・・」

・・・っとイカンな、つい素が出ちまった。

「とまぁこんな具合に、俺はエリちゃんの居場所が分かる訳だ。

無論、弱点もある。眼が届く範囲外では、展開した地図上にて二次元的な座標で示される。だから直接建物を目視しなきゃ、いる場所の高さは分からない。そして、俺達が今いるこの次元から外れた空間・・・所謂、異空間に入り込まれたら追跡出来ない」

キーが働くのは、同じ次元の空間だけだ。俺のスキマスペースなんかまでは届かない。

「さて、もう1つ。

万が一作戦決行時にB.P.Wを受けてしまった場合を想定して、事前に採血をしておこうと思う。元のDNAさえあれば、ウィルが作ったTウィルスで個性を復活させる事が可能だ」

「・・・そうか、欠損した遺伝情報の修復か。確かアンブレラも、それを言い訳にウィルス開発してたしな」

流石はかっちゃん、バイオ既プレイ者は理解が早い。

「ウィルスだと?大丈夫なのかよ」

ロックロックの疑いも想定内。

「出て来いデップー」

 

―バカンッ ドゴッ―

 

「呼んだ?」

俺の呼び掛けに答え、通風口の蓋を蹴破ってデップーが現れた。しかも着地に失敗してるし。

「ン゙ッン゙。今型破りな登場をした傭兵、デッドプール。コイツはTウィルスの保有者だ。改良型で、身体に定着すれば心肺機能、筋力、瞬発力等を引き上げてくれる」

「デメリットは、定着するまでにあり得ん程エネルギーが必要で食っても食っても腹が減る所ぐらいだな。それも2~3時間で治まるし。

後は、飯の量が跳ね上がるぐらいか」

こうやって成功例を見せる事が、説明には大切だ。

「では次。これがかなり重要な議題だ」

俺は、声のトーンを低く落とす。幾らかのヒーローは、俺の雰囲気に当てられて冷や汗の滴が額を伝った。

 

「今回の戦い・・・参加する者は、()()()()()()を決めて貰う」

 

『なっ!?』

ほぼ全員が、俺の言葉に息を呑む。

「どういう事だと言われるだろうから、これも説明しよう。

敵組織、死穢八斎會のバックにある謎の組織・・・ソイツ等は俺と同じく、ガイアメモリを生産するプラントを所有している。中でも、ドーパントメモリを・・・

死穢八斎會は、資産的に余裕が無い。しかし、ドーパントメモリは値段もピンキリ。一番下の物ならば1桁万円、下手すれば4桁台の売値で販売される。貧乏な組織の財布にゃ優しいだろうな。銃や薬物よりよっぽど安上がりだ」

此処にいるヒーロー達も、雄英体育祭や保須の悪夢でガイアメモリのヤバさは知っているのだろう。俺の言った値段は、彼らの眼を見開かせるには十分過ぎる情報だった。

「そして、その最下級ドーパント・・・マスカレイドドーパントというのが此方だ。京水姉さん」

「かしこまり~」

俺の身体から京水姉さんのオーブが出現し、直接ルナドーパントとして顕現する。そして長い腕を振るい、T2マスカレイドドーパントを召喚した。

「これがマスカレイド。変身者の服をそのまま着ていて、顔は百足の意匠のマスクに変化する」

「低予算だからショーなんかでも重宝されるぜ。マスク作れば、安物のスーツに黒革手袋はフツーに買えるからな」

「あ~、デップーの言う事は無視して。この次元とは別の世界の事を言ってる」

確かに第四の壁の向こうのヒーローショーなら確実にコストカット要員だろうけど。

「話を戻そう。マスカレイドの性質は身体能力向上と、()()()()()()()()()。その匿名性が、メモリ内に自爆機能として搭載されている」

「自爆機能だと?」

眉を顰めるナイトアイ。日本のヒーローは殺しは御法度だからな。全く甘ったるいったらありゃしない。

「大抵のドーパントは、戦闘不能なダメージを負うと強制的にメモリが排出される。だがマスカレイドは、拘束等も含めた行動不能時に直接自爆機能が作動。変身者は細胞一辺残らず爆散するんだ。

早い話、強いドーパントの方が殺しちまう心配が少ない分ヒーローにも戦いやすいって訳だな。いやはや良い皮肉」

ま、その為に最近夜中駆け回ってるんだがな。

「これについて、警察庁上層部及びヒーロー協会上層部を相手に俺は交渉してきた。そして遂に・・・」

【ボーダー!マキシマムドライブ!】

俺はスキマスペースから2つの判が押された書類を取り出し、高く掲げる。

 

「対ドーパント戦闘時におき、ヒーロー側の()()()()を認めさせる事が出来た」

 

『ッッッ!?』

俺が掲げた書類には、以下の事柄が書かれていた。

 

《1、ガイアメモリを使用するドーパントと戦闘を行う場合、この戦闘の影響でガイアメモリ使用者が死亡した際のヒーロー側の処罰は無い物とする》

《2、自分の意思でドーパントに変身した場合、その時点で人間ではなく、作戦及び戦術級の()()と定義、破壊を許可する》

《3、この際、仮面ライダーシステムの保有者も対ドーパント用の殲滅兵器・防衛兵器と定義するものとする》

 

「え?・・・兵、器・・・?」

三奈が唖然とし、フランが眼を見開く。かっちゃんはワナワナと口角を震わせており、麗日はローグになってからの癖で表情が顔から抜け落ちていた。

「へ、兵器だとォ!?」

「あぁ。これが生き残る確率の最も高い案だと決まった。そうなればドーパント対仮面ライダーの戦いも、要は只の兵器同士の潰し合いだ。ナイフで銃をブッ壊すのと、然して何ら変わりは無い」

「ッ~!巫山戯ンじゃねェ!!」

かっちゃんは椅子から立ち上がると同時、強化された身体能力で飛び上がる。その跳躍は俺との間に横たわる3~4mの空間を瞬く間に飛び越え、眼と鼻の先に着地。

そして歯を剥き出しながら、久々にこれでもかと眼を吊り上げた。

「おいコラ出久テメェ!」

「・・・済まない。俺の都合でライダーにした手前、血で染まる事まで勝手に決めてしまって・・・」

かっちゃんの怒りはもっともだ。

「・・・かっちゃんが降りるなら、戦闘員は俺の分身で補充しよう。何も君まで、血で汚れる事は無い」

 

「違ェよッ!」

 

腹の底から吼えたかっちゃんの声は空気をビリビリと震わせ、俺の全身を強く叩く。

「テメェさっきの、仮面ライダーが兵器っつー内容を説明する時・・・一瞬、俺らを()()()()()()()だろうが!」

「ッ!?」

かっちゃんの言葉は、俺の身体を雷の如く貫いた。

憐れんだ・・・そうかも知れない。俺は、自分と同じ汚れ仕事を皆に押し付ける事・・・それを、憐れんだのかも知れない。

「それだけじゃねぇぞ!

テメェの都合でライダーにしただァ?それこそ巫山戯ンなッ!

ライダーになったのも、それに合わせて特訓してンのも!こちとら全部自分の選択じゃボケェ!

それを勝手に抱え込んで、勝手に憐れむんじゃねぇぞこの()()()()がァ!」

デク・・・久しく呼ばれなかった、この蔑称。だが、不思議と胸が温まるのは何故だろう。

「そうだよ出久」

三奈とフランも立ち上がり、その鋭い眼が俺を射抜いた。

「確かにアタシ達は、成り行きでライダーになった。でもね・・・アタシは、アタシ達は!出久を支える為に同じ力を使ってるんだ!」

「出久に独りで背負い込ませて、重圧を丸ごと預ける為じゃ無いッ!」

・・・いかんな。どうにも、単独戦が長過ぎた。要らない癖を着けちまってたらしい。

「なぁ緑谷。俺、頭そんな良くないけどよ。これから戦ったら、ドーパントを殺しちまうかもしれないって事は分かった・・・」

切島もドッグタグを握り締めて立ち上がる。

「けどよ。一応俺らは、戦う覚悟はしてるぜ。それにだ。俺らが戦わなかったら・・・緑谷に無茶させて、しかもドーパントの相手がおっつかなくなっちまって・・・戦えない民間人が襲われるかも知れねぇ。

俺は自分が汚れちまうのも怖いけどよ・・・護りたい人等護れねぇ方が、よっぽど怖ぇよ!

だから降りねぇ!女の子を切り刻んで売り捌くような奴等のせいで、泣く人がいちゃいけねぇ!」

・・・切島の胸に当てられた拳は、言葉に込められた決意の如く固まっていた。

「私も・・・最初に力を振るった時、凄く怖かった」

自らの手を見つめながら、麗日も口を開く。

「でも、それから分かったんよ。力に良いも悪いも無い。どう使うかが大事やって。

八斎會の奴等は、間違った使い方をしとるよね。ほんなら、私達が止めるのは当たり前やん」

握られた拳と無理矢理引き上げた口角はやはり、少しばかり震えていた。

「俺ちゃんだって、元々只の人斬り庖丁だ。出久と同じ戦場経験者の俺ちゃんにゃ、降りるなんて選択肢はねぇぜ」

デップー・・・格好良い事言ってるけど、屈むようなセクシーポーズのせいで台無しだからな。

「・・・で、人を殺したく無いヒーローはいるかい?今なら降りられるぞ」

俺の言葉に互いの顔を見合わせるものの、降りたいと明言する者は居なかった。

「・・・その大人のプライドを通したきゃ、絶対に死なない事だ。第一優先はエリちゃんの救出だが、死なない事も忘れずに。

そして、サー。俺達はドーパントの露払いとして斬り込むでしょう。全体を見渡す事に長けた貴方に、現場で指揮をお願いしたい」

「・・・良いだろう。お前の戦闘力と判断力は、最前線で発揮出来るものだ。

しかし・・・殺傷は最低限に。これは頭に入れておけ」

「死人の増減は相手次第でしょうが・・・忘れぬようにはしておきます」

芳しくない顔をしながらも、サーは俺から視線を外した。

「作戦決行までに殺し合いのプロを、少なくとも9人は此方で用意します。恐らく戦力は十分。皆さんは、出来るだけ周囲の被害に気を割いて下さい。

サーは引き続き、八斎會のメンバーの監視を。もしそれで、監禁部屋等への最短ルート等が見つかれば御の字です。

では、お願いします」

 

―――

――

 

「そんな事が・・・」

「あぁ・・・」

会議後。俺はロビーでテーブルに着きながら、前回のインターンでの出来事を皆に話していた。

俺は自販機の缶コーヒーを軽く呷って、フゥーっと息を吐く。

「笑えねぇよな。目の前の弱者に手を伸ばしたくて、化物になったってのによ・・・目の前所か、腕の中の女の子さえ救えなかった。

あの日と、たった1つっきゃ変わらねぇ・・・それは、《あの娘がまだ生きてる》って事だ。

だから、今度こそ・・・絶対に、救う」

「出久」

突然、背後から肩を叩かれた。それと同時に襟口から熱気が登って顔を叩き、上昇していた体温と脈拍を自覚する。

「兄さん・・・」

肩を叩いたのは、兄さんだった。

「救いたいのは痛い程良く分かる。が・・・呉々も、身を擂り潰す戦いはするなよ」

「・・・あぁ、分かってる。流石に前回のオーバーワークで懲りたよ」

三奈達にゃ、いらん心配を掛けちまったからな。

「さて、出久。この中で最も戦術がフレキシブルなのは、間違いなくお前だ。故に、今回の作戦・・・お前が、仮面ライダーの司令塔になれ」

「っ!」

兄さんの眼が鋭くなると同時に、他のNEVERのメンバーも出て来る。

「俺達もお前も、最早化物だ。同時に、俺達は傭兵。

その時が来れば、お前が命令(オーダー)を下せ」

「・・・あい分かった」

差し出された拳に同じく拳で応え、その手を開き見詰めた。

「出久、お前は人に頼れよ。じゃねぇと、俺らがライダーになった意味ねぇだろが」

「・・・そうだな。かっちゃんの言う通りだ。共に戦おうや、愛しき同志諸君」

かっちゃんが手を差し出し、俺はその手を掴む。

そして互いに拳を打ち合わせ、再び《友情の証》を交わすのだった。

 

to be continued・・・




~キャラクター紹介~

緑谷出久
ソロプレイ拗らせてるバケモノ系主人公。今回漸く自分が化物になっていると本格的に認めた。
好きな人間に対して無意識に過保護になる癖があり、《血で濡れるのは俺だけで十分だ》という原作とは別ベクトルの自己犠牲を行う。

芦戸三奈
この世界で最初に出久からガイアメモリを受け取った、化物の背中を支える正妻。
掲げる大義は出久と同じ救済だが、出久もその対象に含まれている。

フランドール・スカーレット
無邪気さで出久の心を癒す、第二夫人の吸血姫。
三奈同様成り行きでライダーになったが、出久のサポートが出来るように訓練中。
因みに唾液には酒や自白剤のような効果があり、月一の吸血時には出久のストレスを吐き出させる等、リフレッシュに一役買っている。

爆豪勝己
出久に根性を叩き直され、実は密かに出久に憧れている。
力を得た事で、無茶しそうになる出久を支えたいと思っている。デレデレかっちゃん。
うっすらだがライダーの影響はあり、《心火を燃やす》と言うフレーズを使うようになった。

麗日お茶子
この世界のライダー適合者の中では2番目にライダーの影響を受けており、驚くと表情が抜け落ちてしまうようになった。
その内多分ダサT愛用するようになる。
また、原作よりも関西弁を多用している。これは最初の戦闘訓練で、出久に方言を肯定されたから。

切島鋭児郎
3番目にライダーの影響を受けている。最近ほぼ万丈。
平成ライダーではクウガが好きで、技名もリスペクトしている。

ウェイド・ウィルソン
恐らく最もライダーの影響を受けている、我らがデップー。呼べば大体そこにいる。
グロンギ語話せるしテンション上がるとヴェハヴェハ笑う。

「おい、俺ちゃんの説明雑だぞ」
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