僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase2 作:エターナルドーパント
「まぁ、アクシア君の世界線は話によく絡んでくるしな」
(出久サイド)
「で、何だ用って」
「ありがとよ、来てくれて。取り敢えずハイこれ」
開口一番に結論を求めて来たかっちゃんに、用意しておいたサイダーを薦める。
俺の部屋には今、雄英ライダー適合者全員が集まっていた。かっちゃん以外は俺が回収に出向き来て貰っている。因みに麗日、三奈、フランは俺が引っ張り出してきた座布団に座っており、勿論かっちゃんの分もある。
「どっこいせっ、と・・・」
大げさに呟きながら、座布団に腰を下ろすかっちゃん。
「さて、急で悪いんだが・・・まぁまた平行世界関連な訳だよ」
「え?《また》って?」
「平行世界って、仁君達の所?」
三奈、気にするな。フラン、その通りだ。
「あぁ。昨日nascitaで、思わぬ拾い物をしてな」
「nascitaだぁ?何でそんなとこに」
「俺が知りたい」
尤もな疑問だ。ホントに何でnascitaだったんだか・・・あ、双方の世界に共通する建造物って事かな?
「さてと、紹介と行くかな」
───
──
─
「成る程、
「そう言う事」
スキマスペースにて説明を終え、かっちゃんの質問に頷き返す。
「まぁ俺がちっとばかし動力源を弄ったからな。メモリガジェットみたいなもんだ」
ふむ、我ながら上手いこと言ったな。差し詰め
「あぁ、この人はお腹が空いて動けない私達の身体をむりやり弄んで・・・」
「誤解しか招かない言い方は良くないわよ~ガリィちゃん?」
「お前が地味に弄びと称した
「恩を仇で返すのは良くないゾ?」
姉妹達から集中砲火を受けるガリィ。どうやら他の皆は常識的なようだ。
「うっせェんだよ一々ィ!大体何でコイツなんかの為に───
「仮にも女の子を永久凍結とか気が引けるんだけどナ~(棒)」
───ガリィちゃんにお任せで~っす☆」
「・・・おい出久、コイツ等マジで信用出来るんか?掌見事にクルックルしとるぞ。裏切りとか・・・」
「それはありませんわ。私達を再起動してくださった恩があります故。この下水を煮詰めて濃縮したような心をもつガリィちゃんは、私達がキッチリと手綱を握りましょう」
「オイ!」
「腐りきって地味に汚染物質並になった性根を持つのは、地味にガリィだけだ。ワタシは派手に、恩を返す」
「ガリィ水を司ってるのに心はまるでガンジス川だゾ」
「よくガンジス川知ってたなぁミカ。メッチャびっくりした」
「・・・うぇ~んまぁすた~!皆がガリィを苛めるんですぅ~!」
「虚偽無効って
「チックソが!」
「お前さぁ、せめてもうちょい包み隠せよ」
あ~ぁあ、大分賑やかになっちゃってまぁ。
「・・・その青色、一番クソだった時の俺よりヒデェ」
「いや、ドッコイドッコイだったぜ?」
「何・・・だとッ!?」
あ、かっちゃんが冷やし土下座カマした。どんだけ嫌なんだよ、ガリィと同率なのが・・・
「・・・三奈ちゃん。何かスッゴいカオスだね、ここ」
「アハハ、奇遇だねフランちゃん。あたしもそう思ってたとこ」
「あ~2人もか~!良かった~私だけやなくて!」
あ、女子がこっちを切り離しちまった。どうしよう・・・
「あそうだ!レイアさん達の特技って何?」
「ワタシか?」
お、いい感じにコミュニケーションを謀ってくれてるな。関係良好っと。
「さっきから聞いてんのかテメェ!」
「あぁごめんガリィ、聞いてなかった。え~っと何だっけ、味覚が欲しいって話だっけ。大丈夫、ちゃんと搭載してあげるから」
「テメェいい加減ブッ殺すぞ!!」
「殺すって宣言する奴に限って殺せないんだよな」
「あ゛あ゛あ゛あ゛もうッ!!」
ガリィ弄るの楽しいな。ドS心が擽られると言うか・・・何か、生まれて初めて憎悪以外の感情で人を泣かしたいって思ったよ。
「つーか今、俺のこと《
「ハッつい何時もの癖がッ!FUCKッ!!」
何処で覚えたんだよそんな言葉。
「まぁ、私達は別にあなたがマスターでも問題在りませんわよ?」
「むしろ、仮面ライダーなら地味について行きたいくらいだ」
「強い奴といっぱい戦いたいゾ~マスター!」
「嬉しい事言ってくれるじゃねぇの」
─ぎゅっ─
「ん?三奈、フラン・・・どうした?」
2人が俺の両手を掴み、抱き締めてきた。
「「私達も、忘れないでね?」」
「忘れられる訳無いだろ。俺を救ってくれた恋人を」
「え~?ますたぁ~まさかの二股ですか~?」
「いや、三奈公認だ」
「成る程、正妻公認か。地味に問題無いな」
唯一の問題は、結婚する時の国籍だよな~。日本は一夫一妻制だし、一夫多妻の国で結婚しないと・・・ん?そこから日本に引っ越したらどうなるんだ?誰か教えてくれ。
「よし!じゃあ、今日は交流会だ!お互いに質問しあってくれ!」
─────
────
───
──
─
何やかんやで、保須の悪夢から1週間。
母さんに
さて、ワン・フォー・オールの力加減を練習していたかったが、そう言ってもいられない。何故なら・・・
「ねぇ出久!こんな感じで大丈夫!?オールマイト来るんだよ!?」
そう、家庭訪問だ。何でも、雄英が全寮制になるから親に入居許可を取りに来るんだとか。
で、母さんが無駄に緊張してる。俺は普段からオールマイトと気軽に話してるけど、よくよく考えりゃ世界的アイドルがウチに来るようなもんだからな。
「いや、大丈夫だから。こう、滅多に来ない叔父さんが遊びに来る、ぐらいの感覚で良いからあの人は」
ハァ、トップヒーローって大変なんだな~。勝手に崇拝されちゃうんだから。
─ピンポ~ン♪─
来たね。
「ハ~イ!母さん、俺が出るわ」
俺は母さんをテーブルに着かせ、玄関に向かう。ガチャッとドアを開ければ、見慣れた痩せ顔が見えた。
「あ、緑谷少年。どうも」
「いらっしゃいオールマイト。何もない家だけど、どうぞ」
「お邪魔します」(この子に限って、何も無い筈無いんだよな・・・)
(とか、考えてんだろうな)
まぁ否定もしないけどさ。と言う間にリビングに着き、俺は母さんの隣に座る。オールマイトはテーブルを挟んで反対に座った。
「え~事前にお話行ってるとは思いますが、雄英の全寮制について・・・」
「はい、存じております。その事なんですが・・・
私、嫌です」
・・・ま、そう思うわな・・・
「この前の記者会見、テレビで見ました・・・何も悪くない人を、決め付けだけで寄ってたかって責めて・・・出久は正しい事をして戦ってるのに・・・それに、火吹さんまで・・・」
・・・聞いてみれば、火吹は昔は純粋に優しい人だったそうだ。となると、あの歪みは後天性か・・・何がどうしてあれになったのかは分からんが、優しい火吹しか知らない母さんからしたらショックだろうな。
「
・・・ふむ、ならばどうなるのかな・・・もし雄英を辞めて別のヒーロー科高校に行けば、それこそ敵共の恰好の餌食だ。俺は別に問題無いが、問題はその高校が受ける被害・・・国家レベルの予算を持つ雄英なら即時修復が可能だが、他だとそうも行かないと思うぞ?それに・・・
「なぁ母さん。俺が居なくなったら、ライダー適合者達はどうなるんだ?」
「っ!」
「あいつ等のシステムを修理・改良出来るのは、俺以外居ないだろう。そして何より、三奈とフラン・・・俺の真骨頂は、2人とのコンビネーション。他の奴じゃ、代用出来る筈がない。まぁ他にも色々言いたい事があるが・・・取り敢えず、済まなかった」
「・・・え?出久、どういう事?」
「認識の違いを指摘しなかった事、と言えば良いか。俺は雄英に入る時点で、自分がある程度苦痛や危険に出会う覚悟はしていた。だが母さんは戦いを知らぬ身故、その覚悟が出来なかったんだろ?だからあの時、俺が危険に晒される可能性を最初から話しておくべきだったんだ・・・ごめん」
忘れていたが、戦を経験した者としない者では常識感覚が全く異なる。俺は雄英に入る時、戦になるのは当たり前という感覚だった。だが母さんは、ヒーローになった結果行き着く未来・・・凶悪な敵との殺し合いに、目が行かなかったんだ。
「でも、俺は雄英を辞める気は無い。あそこは色んな所と繋がりがあるからな。メモリの情報も入ってくるだろう。
それにな、母さん。クラスメイトの奴らは、皆良い奴なんだ。あいつ等だからこそ、俺達は共に磨き合い、高め合える・・・
だから頼む、母さん。俺を、雄英に通わせてくれ」
「私からも、頼みます!」
─ボゥンッ─
そう言ってオールマイトはマッスルフォームになり、母さんに土下座した。
「出久少年は、多くの人々を救ってきました!私は彼が、私に変わる希望だと・・・笑顔を守護する戦士、《仮面ライダー》の象徴になるべき人間だと思っています!」
あ、今のは少しグッときた。
「彼がこれ以上血深泥の中にのめり込まないよう、隣を共に歩んでいこうと思っております!
出久少年に、私の総てを注がせては頂けませんでしょうかッ!
この命に換えてもッ!守り育て、磨きますッ!!」
・・・ったくオールマイト、あんたって人は。
「・・・換えないで」
やっぱり母さんも、考える事は同じか。
「命に換える、とか、言わないで・・・しっかり生きて、守り育てて下さい」
「っ!」
一本取られたな、オールマイト。それに・・・
「なぁオールマイト、俺も言ったろ?あんたが笑いながら、老衰で死ねる世界を目指すってよ。俺が救う《笑顔》には、あんたの分も含まれてるんだ・・・文々。新聞の初取材でも言ったが、もっと自分を大事にしな。
ありがとう、母さん。許してくれて」
「・・・まぁ、出久が一般市民じゃ手に負えない所まで行っちゃってるのは、認めるしかないしね・・・でも忘れないで。ここが、出久の帰る場所だから」
嬉しいね。ホントに闇墜ちしないで良かった。ここあったけぇもん。
「では、責任もって出久少年を預からせていただきます!」
「はい、宜しくお願いします!」
(NOサイド)
暗い廃ビルの中、3つの影が動いている。1つは、身体中に手首をくっつけた男・・・死柄木弔。もう一つは、黒いモヤ状の黒霧。そして最後・・・キッチリとしたスーツに身を包んだ、ジュラルミンケースを持つ
「此方が、契約の品で御座います」
「・・・確かに」
セールスマンがジュラルミンケースを開いて見せ、死柄木が頷く。ケースの中身は、多種多様なガイアメモリだ。
「悪いな、こんなに貰っちまってよ」
閉じられたケースをセールスマンから受け取り、口を開く死柄木。その目は鈍くも妖しく輝き、口角は吊り上がっている。
「いえいえ。あなた方に手配して頂いた
「あぁ、今後とも贔屓に頼むぜ」
「勿論ですとも、死柄木弔様」
そう言い、セールスマンは影の中に溶け込むように消えていった。黒霧の個性では無く、それ以外の要因によって・・・
「あぁ、楽しみだなァ黒霧ィ・・・」
そう言って死柄木はスマホを取り出し、テレビ視聴アプリを起動する。
──尚、これらの行方不明者は、年齢・性別・職業等に共通点は見られないとの事で・・・──
次の世代にシフトするのは、
闇もまた、変化する
to be continued.......
「ねぇ、最後めっちゃ不穏じゃない?」
『ヒーロー物は不穏無しじゃ成り立たんじゃろ。
さて、最後のシーンに全部もってかれた人も多いと思いますが、オートスコアラー達の方に関する感想も書いてやって下さい』
「狂喜乱舞します、主が」
『らんぶはしません。喜びます。ではまた次回!』
「チャオ~♪」
ちょっと面白いこと考えたから、パルスィ出して良い?
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良いゾ~ソレ
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ウェッ!?ナジェダァ!?(OwO)
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ゆ゛る゛さ゛ん゛ッ!!
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(良い訳)無いです。
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パルスィ登場ッ!承認ッ!!