僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase2   作:エターナルドーパント

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『今回、少し描写を前倒しして出久の覚醒を早めようと思います』
「活動報告も見てね」
『アイディア下さい。因みにPはファントムです』
「ではどうぞ」


第32話・骨休め/Pの謎

(出久サイド)

 

あぁ、これは夢だ。

そう感じた。理屈で無く、なんと無くだが、妙な確信があった。

周囲がぼんやりとだが見えてきて、周囲が淡い火に照らされる夜の色だと分かる。

(何だ?こんな夢は初めてだ・・・)

正直、俺が見る夢は大体が明晰夢だ。だが今回は、今までの明晰夢とは違う。

動けないのだ。

身体を動かせない・・・否、身体がそもそも()()。感覚からして両の眼と耳、右手はあるが、それ以外は無いらしい。

視線は動かせるので周囲を見渡すと、複数の人影が見えた。

スーパーウーマン的なコスチュームを着た美女、黒革ジャンを着て無精髭を生やしたスキンヘッドの男。それに俺らと同年代かちょい上程度に見える若い黒短髪の男に、目元の涙ラインが特徴的な男。そして・・・他よりボヤけてるが、あの帯状になった2房の前髪。間違い無く、若い頃のオールマイトだろう。

他にも、黒くボヤけたシルエットが2つ。

(これは・・・夢、じゃない。鮮明な、人格?意思?ワンフォーオールの因子に、埋め込まれてるってのか?)

 

――ビキッ――

 

(いっ!?)

不意に、鋭い頭痛が襲う。夢の中だというのにお構い無しに降り掛かったそれは、しかし、ただの痛みでは終わらない。

記憶だ。痛みと同時に、膨大な風景や映像が脳内に流れ込んで来た。

(ぐッ・・・ぬぅぅッ・・・!)

意識にしか無い奥歯を噛み締め、激痛に耐える。幸いな事に、どうやら流れ込んでいるのは一人分らしい。ギリギリだが、処理は間に合っている。流石に内容までは覗けていないが・・・

(・・・っと、ここで一旦打ち止めか)

始まりが唐突ならば、終わりも唐突。激痛を伴う記憶のインストールは、何の前触れも無くピタリと止んだ。

『君が、9人目だね・・・』

(ッ!)

いきなり聞こえた声の方に振り返ると、闇の中から痩せ細った男が歩いて来る。

見るからに虚弱で、今にも死にそうに見える男だ。

『出来れば、もう少し見せてあげたかったんだが・・・まだ、20%なんだね。

気を付けて。()()()()()()()()()()()

でも、大丈夫――――』

差し出される右手。それに答え、俺も手を差し出す。そして俺はその手を・・・

『――――君は、独りじゃない』

掴んだ。

 

―――

――

 

―CRASH!!―

 

「ずおっ!?」

急な衝撃と轟音に、俺は変な声をあげながら飛び起きる。

見てみれば、俺が寝かされていたベッドと掛け布団がボロボロに千切れとんでしまっていた。

「うっわ・・・何がどうなって・・・?」

今まで、こんな事は無かった筈なんだが・・・

「出久君ッ目覚めたのッ!?」

ドタドタと足音を響かせ、ガラッパーンと見事に音を発てながら襖を開きえーりんが入って来る。

そうか。ここ永遠亭か。

「って、どうしたのこれ!?怪我は無い?大丈夫!?」

「あー、えーりん落ち着けって。

一応、俺は大丈夫。派手に()()()()()()()()()()()けど」

「・・・プッ、貴方って、駄洒落とか言うタイプだったのね」

「最近ちょっとジョークが達者になってきたんだよ」

さて、えーりんがちょっと笑ってくれた所で・・・どうしたもんかなぁ、コレ。

「ちょっとー、何の音よ~!」

「おぉ、わりぃな輝夜」

なんて考えてる間に、また部屋に新顔が入って来た。

蓬莱山(ほうらいさん)輝夜(かぐや)。此処で保護されている美少女。

濡れ羽色の黒髪を長く伸ばしており、顔も整っている。体型は三奈やフランと比べて慎ましやかだが、しっかり引き締まって健康的だ。

「って、出久君起きたの!?」

「あぁ、今し方な・・・っあ゙~、身体中がバッキバキだ」

凝り固まった身体を捻れば、全身の関節から折れてるんじゃないかって思うような音が鳴り響く。

「そりゃそうでしょ。3日寝てたのよ?」

「・・・え、3日?そんなに寝込んでたのか?俺・・・いぃてててっ、肩が回らん・・・」

寝たきりだったせいか、肩や腰、股関節がガチガチに固まってしまっている。

「えーりん、ちょい風呂場借りて良いか?」

「え?えぇ良いけど・・・あ、着替え預かってるの。置いときましょうか?」

「おぉ、頼むわ」

俺の頼みに頷き、バタバタと出て行くえーりん。一方俺は輝夜に案内してもらい、風呂場に向かった。

「よし。サンキューな、輝夜」

「別に良いわよ。お安いご用」

嬉しい事を言ってくれた輝夜と別れ、俺は脱衣所をスルーして風呂場に入る。

【オーシャン!】

そして着せられている病院着をはだけ、首元にオーシャンメモリを挿入した。

すると俺の身体は透き通り、青っぽい流動体になる。そして身体を波打たせながら、ストレッチ開始。

思った通り、この状態なら伸びる伸びる。

で、伸ばした状態で固体化する事で引き伸ばし完了っと。

「ガイアメモリの何が便利って、こう言う応用が幾らでも利く所だよな」

一通り身体を解したら、メモリを引き抜いて半ドーパント態を解除。そしてまた身体の具合をしっかり確認して、ふっと軽く息を吐いた。

(それにしても・・・あの記憶、少し読み解いて見るかな)

「出久君、服此処に置いとくわよ」

なんて思ってみた所、ある意味タイミングバッチリにえーりんが着替えを持って来てくれた。まぁ、仕方無いか。解析は後にしよう。

 

―――――

――――

―――

――

 

あの後、簡単な検査を受けて異常無しと診断されたのでそのままハイツアライアンスにボイルダーで帰って来た。もう暗くなっちまったけど・・・

因みにミリオ先輩は永遠亭でT-ウィルスを使った個性復元治療の最中だった。えーりん曰く、元からタフな人だったから2、3日で動けるようになるだろう、との事。

 

それはさておき。

 

「帰ってきたァ!!遂に奴が、帰ってきたァ!!」

「「出久ゥ~ッ!」」

えーりんには連絡は入れて貰ってるが、それでも皆大騒ぎだ。

取り敢えず、俺の胸に飛び込んで来るお姫様2人を抱き止める。

「悪ぃ、心配掛けたな」

「ホントだよッ!」

「私達は一晩寝ただけで平気だったのに・・・」

「逆に凄くね?それ」

あんだけ無茶してたった一晩か・・・GGGスタイルの負荷は、俺が全部背負い込んじまったって事か?

「にしても、ホントお前ら毎回スゴい事になって帰ってくるよな。こえぇぜ流石に」

「あぁ、うん。流石に今回は上鳴の言う通りだな。ぐうの音も出ん」

「いや今回()、だろがバカタレ」

そう言いながら、かっちゃんが俺の頭をベシッと叩く。

「あ痛ッ・・・確かに。振り返ってみりゃ、もう高校の時点で大冒険だよな。

USJが襲撃されるわ、職場体験でヒーロー殺しとカチ合うわ、挙げ句林間合宿中に誘拐されて人体改造だもんなぁ・・・

えっ?俺の運命、波乱万丈過ぎ?」

「なんてもんじゃないね」

「其処らの漫画の主人公よりカオスだよ」

漫画の主人公、ねぇ・・・

多分、と言うかほぼ間違い無く、デップーがちょいちょい干渉してる観測世界から見たこの世界の主人公は俺だよな。何せ、あらゆる因果が何もかも俺中心に回ってる。

いやはや全く、これからどうなるやら・・・

「あぁそうだ!ヒーロー殺しと言えば緑谷君!朗報がある!

遂に兄さんが、来月退院する事になったんだ!」

「おぉ、そう言えば順調に回復してるんだったな。そりゃ良かったなぁ飯田」

俺とした事が忘れかけてたが、飯田の兄のインゲニウムの脊髄損傷の回復を促したのも俺だ。多分奇跡扱いだろうがな。

「さて、今日はここまでにしよ!出久もピンピンしてるけど、一応しっかり慣らさなきゃだろうし!」

「うむ、芦戸君の言う通りだな!では全員、此処で解散だ!」

飯田の取り仕切りの元、ロビーでは一旦解散。俺達は各自の部屋に戻った。

現在、午後6時30分。取り敢えず、オールマイトに気掛りなあの夢の事を聞きたい。

【ゾーン!マキシマムドライブ!】

ので、教員室にテレポートして来た。

「すいませーん、オールマイト居ます?」

「あら、緑谷君。お帰りなさいね、無事で何よりよ。

オールマイト先生はお見舞いね、サー・ナイトアイの」

「あぁ、そうですか。情報ありがとうございます。失礼しました~」

ミッドナイトから情報は貰った。えーりんからサーの入院先は聞いてある。

【ゾーン!マキシマムドライブ!】

再びゾーンを使い、サーがいる病院の前にテレポート。受付で部屋をちゃちゃっと聞き出し、其方に向かった。

「此処か」

1階、508号室。名前の所に佐々木未来(サー・ナイトアイ)と書かれているので間違い無い。

 

「彼ならば・・・私が視た貴方の未来も、覆せるかも知れない」

 

サーの意味深な言葉が聞こえ、俺は扉をノックしかけていた右手を止めて気配を消す。

 

「あぁ、きっとひっくり返してくれるさ。それに、少しだけだけど最近はお酒も飲めるようになってきたんだ。君と緑谷少年を交えて盃を酌み交わすまでは、オチオチ死んでも居られんさ」

「ハハハ、それは良い。安い居酒屋で、ボンジリ串でも肴にしながら飲みましょう。約束ですよ?」

 

雰囲気的には微笑ましく感動的なシーンだが・・・気になったワードがある。

()()()()()()()()()』、そして・・・『()()()()()()()()()()()()()』。

あ~・・・つまり、あれか?サーはオールマイトの未来に、死のヴィジョンを視たって事か?

となると・・・あのオールマイトヲタクのサーが、サイドキックを止めた理由も想像がつく。恐らく、オールマイトの延命や活動休止を望んだサーを、彼自身が突っぱねたんだろう。あの人の事だ。どうせ『自分が戦わねば誰が戦う』的な事を言ったんだろうな。

あ~ぁあ、そら気まずいわな。自分を心配してくれた時は突っぱねておきながら、後継者が出来ればそれの育成に付き合わせる。端から見れば、滑稽な程に虫のいい話だ。

だがそれ以上に、少~し、いやか~な~り腹が立ってきた。

「じゃあ、うちで宅飲みなんてどうだい?ヴィンテージ物のワインとかもあるぜ?」

「「ッ!?」」

なのでスルリと扉を開け、片頬を吊り上げながら会話に加わる。

「緑谷・・・」

「緑谷少年ッ!何時からそこに!?」

「『彼ならば私の視た貴方の運命も~』、って所から。所でさぁ、()()?」

普段とは違う俺の呼び方に、オールマイトは怪訝そうな顔をする。そんなオールマイトに、俺は帽子をとって眼を合わせた。

「な、何だね緑谷少年、急に・・・」

「俺に何か、言うことがあるんじゃ無~い?」

「えっ・・・ッ!?」

俺の問いに一瞬呆け、次いで脂汗を滲ませ硬直するオールマイト。

当然だ。俺は今、怒っている。彼の目には、微笑む俺の背後に阿修羅か不動明王か閻魔大王でも浮かんでいるだろう。

「あ・・・あっ、あの、その・・・えっ・・・と・・・」

何か弁解でも立てようとしたらしいが、それもすぐに不可能と悟って押し黙る。全く、人外の域に飛び込んだ狂気の英雄様が今やこれだよ。

「さっき、サーは何て言ったっけ?私の視た貴方の運命、だっけかねぇ?で、あんたはこう答えた訳だ。『オチオチ死んでも居られんさ』、ってね。

あっれれぇ?そんな重要そうな話を聞いた記憶、俺には一切無いんだけどなぁ~ぁあ?俺の記憶違いか~な?」

「あ、あばばばば・・・・・」

オールマイトの顔がどんどん蒼白になっていってるのは、多分義眼の光に照らされているせいだけでは無いだろう。何せ白眼剥いて泡吹いてる。

「まぁ、話の流れからして大体想像はつくさ。サイドキック時代にオールマイトの死を予知しちまったサーが引退だか休止だかしろっつって、それをオールマイトが突っぱねたとか、どうせそんなとこだろ?」

椅子に座って縮こまっていたオールマイトが、今度は床に正座して更に縮こまる。何処まで縮むか見物だがそれはそれで、これもう図星だな。間違い無い。

「・・・あぁそうだ。概ね、貴様の言う通りだ緑谷」

「やっぱりな」

サーが呆れ顔で溜め息と共に肯定する。

「まさか、後継者に話していなかったとは・・・」

「ホントそう言うとこだぞアンタ」

「め、面目無い・・・」

反省の言葉と共に、一粒の涙すら溢すオールマイト。全く情けない限りだ。

「全く、貴方は何時もそうだ。何故そこまで自分を蔑ろにするんですか」

「アンタから印を奪った時言ったろ?無個性に生まれて化け物や兵器が背負うべき《平和の象徴》なんて称号を背負っちまったせいで、戦う事でしか己の存在価値を証明出来なくなったのさ。自分にはそれ以外無いってな」

「ぐっ・・・」

俺の指摘に、オールマイトは呻いた。否定出来ないんだろう。

「まぁ、このお説教の続きは今度に回すとして・・・今回ちとばかし、ワンフォーオールについて聞きたい事があってな」

そのワードに反応し、2人の顔が引き締まる。

「何か、あったのかい?」

「あぁ。心当たりを聞きたい」

そして俺は、寝ている間に見た夢・・・そして、流し込まれた記憶の事を話した。

超常黎明期の混沌、それを纏めたオールフォーワンのカリスマ、初代ワンフォーオール。そして、歴代継承者の姿も。

「そして何より・・・彼は明確な意思を持って、俺に語り掛けて来た。

『特異点は過ぎている』・・・個性の進化が極まった時、その暴走によって世界が滅ぶっつぅ終末論があるが・・・それの事なのかは分からん。

つか、ぶっちゃけワンフォーオール抜きにしても現時点で恐らくシンギュラリティに最も近いのは俺だろうな」

あらゆる事象、現象、伝承、概念を力として使える訳だし。

「うぅむ・・・私も歴代の面影を見た事はあった。曰く、私の先代、お師匠も見たらしい。

だが、それは所詮面影だ。意思や、ましてや自我などは、私が知る限り存在しない筈だ」

「フム・・・その面影ってのは、胎児が母の感情や感覚を感じ取り、生後もそれを覚えているって現象に近い感じがするな。

だが、意識や人格が受け継がれても何ら不思議では無いと俺は思う。ホラ、聞いた事ぐらいあるだろ?心臓移植による記憶や人格の複写・・・」

確か、心臓には脳と同質のニューロンがあるから、そこにあった記憶が現れるとか何とか。まぁ今でもハッキリと解明はされてないが。

「心臓でさえそれなんだ。なら、普段から意識そのものが深く絡む個性因子、個性神経に人格が宿っても、何ら可笑しくない」

「確かに、一理あるか・・・」

無事な左手を顎に当て、フムフムと考え込むサー。

だが、あいにく話はこれだけじゃない。

「それと、眼が覚めた時・・・一瞬だが、ワンフォーオールが暴走した」

「ッ!」

「何だと!?」

「安心してくれ、怪我は無い。寝てた布団はズタズタになったがな」

「そ、そうか。良かった・・・」

おや、オールマイトは気付かなかったか。

「・・・待て緑谷。貴様、今『布団()』と言ったな?布団だけがズタズタになったのか?」

流石はサー。気付いて欲しい事に気付いてくれる。

「あぁ、布団だけが、だ。たった数%で人を吹っ飛ばすワンフォーオールが暴走したにも関わらず、壁や窓は無傷だった」

「ど、どう言う事だ?」

オールマイトは理解が追い付かず眼を丸くしている。まぁ良い。解説しよう。

「ワンフォーオールの能力は、平たく言えば《身体能力の生物濃縮》。此処まではご存知の通りだが・・・個性だって、()()()()だよな?」

「ッッッ!!?」

今度は眼を点にしたか。漸く理解したらしい。

「つ、つまり、歴代継承者の個性さえも受け継いでいる、と言うことかね!?」

「まだ仮説段階だがな。しかし、可能性は高い」

椅子から立ち上がり、ポケットに手を突っ込む。そして帽子を被り、病室の扉に手を掛けた。

「あぁそうそう、オールマイト」

「なっ、何だね?緑谷少年」

「アンタのお師匠さん。えらく美人さんだな。何処と無く、俺の母さんに似てる」

「・・・フフッ、だろう?」

一瞬ポカンとし、しかしすぐにサムズアップするオールマイト。

彼等を残し、俺は病室を跡にするのだった。

 

to be continued・・・




~キャラクター紹介~

緑谷出久
今でも異常なまでに強いのに、更なる強化フラグが建った化物主人公。
原作では文化祭後だった強化フラグが、アダムのプレッシャーで引っ張って来られた。
一応、近い内にアダムに関しても情報を集める予定。

蓬莱山輝夜
Phase1の時から存在だけは出ていた、永遠亭の住人。中卒。
個性は《位相差空間》。世界の一部に、座標が対応した別次元の空間を作り出す能力。許可を得ている者、ないし物は普通に歩くだけで入り込めるが、されていないものは輝夜、または許可されたものに接続状態で招き入れられないと入れない。
ぶっちゃけマン・イン・ザ・ミラーの反転してないバージョン。因みに作れる空間は1つだけだが、解除しない限り消えない。スタンドで言うなら自動操縦型に近いものである。

サー・ナイトアイ
世界の因果律から外れているデップーのお陰で、右腕を失いながらも生還した男。
今回にてオールマイトと一応和解。しかしヒーロー活動は続けられるかは怪しいので、事務所は原作通りセンチピーダーに継がせてサポートに回る予定。

通形ミリオ
個性破壊弾を撃ち込まれたが、T-ウィルスのDNA修復能力で復活しようとしている。
このままT-ウィルスを保有し続けるか、ウィルス死滅剤デイライトを投与して普通の人間に戻るかは未定。
多分保有者になるかなぁ?

オールマイト
説明不足を後継者から説教されて縮こまった、無様な英雄。
ホントそう言うとこだぞ。

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