怪人達の冥界事情   作:ヘル・レーベンシュタイン

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いよいよ最終回一歩手前まで迫ってきました。ここまで続けこられたのも見てくれる皆さんの支えがあったからこそです。可能ならばもう少し続けたいのですが、どんな物語も終わりを迎えるもの。特に二次創作の場合、最終回まで至らず永久に未完のままに終わる作品もあるので、それを避けるためにもしっかりと最終回を迎えなければと思いす。
最終回までしっかりと駆け抜けていきますので、どうか最後までお付き合いいただけるも幸いです。


第17撃目 終幕

怪人となった自分との戦いを終えたクリームヒルトは少し体を休ませ、回復に専念していた。そして同時に開放している門へと視線を移す。

 

「あそこから怪人たちがこちらへと訪れてきたというわけだ。つまり、この中へと進んでいけば、怪人たちがいた元の世界へと行くことができるわけだ....」

 

ふと、かつて戦ったボロスという怪人が呟いていた「サイタマ」の名を思い出す。クリームヒルトの中でその人物との対面を強く望んでいた。

 

「この先を進めば、サイタマという人物がいる世界へ行けるかもしれない。」

 

怪人クリームヒルトは、怪人達のいる世界への接続を望んでいた。故に、逆説的に彼女の痕跡を辿ればその世界へと行けるかもしれないと考えられる、とクリームヒルトは考えた。だからこそ、サイタマという人物へ出会うのであれば、その先へと進むという選択を選ぶべきであろうが.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オォォォォォッ!」

 

クリームヒルトが戦っていた頃に、玉座でも激しい戦闘が繰り広げられていた。怪人王オロチと鋼牙の首領キーラが、人外の力を駆使しはかいをまきちらす。既に周りにいる亡者、怪人はこの2人以外誰もいない。逃げたが、或いはこの戦いの余波に巻き込まれたかもしれない。

両者の戦闘は小細工なし、ひたすらに暴力をぶつけているだけだった。肉塊の拳と人外の拳を、最速にして最強の一撃をぶつけ合っている。その拳が衝突し合うたびに、まるで巨大な爆弾が爆発したかのような衝撃が城内を走り抜ける。

 

「なるほど、怪人の王を名乗るにふさわしい力量だ。だが、それだけか?」

「.....」

 

キーラの挑発気味に発した言葉に反応したのか、オロチは頭部の角をまるで鞭のようにしならせながら、キーラ本体に向けて攻撃を放った。

それに対してキーラは肉塊の巨大な腕で防御するも、オロチの角はそれすらも貫通してキーラ本体を刺突する。

 

「ッ!?.....フ、ハハハハハハッ!!少しはやるようだなぁ、しかし温い温い。その程度では止まらんよ。」

 

 

しかしキーラにとっては大した損傷ではないようだ。事実、その攻撃を嘲笑うかのように受けた損傷は瞬時に治癒され、無傷な状態へと回帰している。キーラは発動させた急段によって肉体強化だけでなく、回復能力も向上しているのだ。

 

「___ッ!!」

 

オロチはまるで威嚇するかのように口を大きく開き、頭の角を全て触手のように動かして攻撃を放つ。どれも全てキーラの肉塊に直撃して風穴を開ける。

 

「下らん、この程度どうということもないわァ!おおおおぉぉぉぉぉォォォッッ!!」

 

しかしキーラはその損傷すら気にせず、伸びてきた角を掴んだ。そして、まるで逃がさないと言わんばかりに強引に引き寄せ、至近距離で咆哮を放った。それはまさに大気を震わす魔獣の音波兵器、まして至近距離から放たれるそれは距離による威力低下や回避すら許されない。オロチは最大火力でそれを受け止める羽目になる。

 

「ゴ、オォォォォ.....」

 

結果、オロチはその巨体を揺らしながら後退りをしていた。加えて体の幾つかの箇所に亀裂が走っている。

効いている、そう確信したキーラは追撃として再び巨大な肉塊の拳を正面から叩き込もうとする。その時だった。

 

「甘い」

 

感情を感じさせない、冷徹な一言をオロチは呟いた。その瞬間、キーラは亀裂が走っていたと思っていた箇所に何か変化が起こっていることに気が付いた。亀裂から覗き込んできているのは、無数の龍だった。大きさ自体は大蛇と比較すると小枝程度だが、それがオロチの身体全体から生えてきているのだ。それはまさに『オロチ』の名にふさわしい姿だが、どこかグロテスクさを感じさせる光景だった。

そしてオロチの口と、そして全身から生えた無数の龍が口を開かれ、そこから熱戦が放たれた。

 

「なっ、ガアァァァァァッ!!」

 

そしてお返しとばかりに無風の熱線がキーラへと襲い掛かる。その熱戦はどれも超高温で周辺の壁面や地面はもちろん、キーラの細胞一つ一つを溶かしていく。

 

「なる、ほどなぁ....これは一筋縄ではいかんようだ。」

 

しかしそれでもキーラは屈しない。何度か意識をつなぎとめ、肉体を回復させていく。高熱による影響でやや回復が追いついてないものの、それでも戦闘を続行する気でいるようだ。そしてキーラが自身の肉体に目線を蹴ると、その巨体の肉体から三千の兵士を出現し、銃口を大蛇へと向かせる。

 

「貴様のそのような変形に意表を突かれたことは認めてやる。故にまずは、その邪魔な小枝から潰してやるとしよう。」

 

そのセリフと同時に放たれる銃撃の嵐、常人が相手ならば秒も待たず蜂の巣になるであろう弾丸の量がオロチへと迫る。しかし仮にこの戦闘を見届けている人物がいたら、怪人たるオロチ本人に現代兵器が効果的ではないと疑問に思うだろう。

無論キーラも承知の上だ。キーラの強化によって兵器もある程度強化されてるものの、これがオロチへの致命傷になるとは思っていなかった。あくまで出現した小龍への牽制のためにその手段を取ったのだ。本来の目的は変わらず巨体を活かした肉弾戦のみ、オロチの動きをある程度制限させ、強力な一撃を叩き込むだけである。

 

「.....」

 

しかしオロチは回避や防御するどころか、なんとまるで格闘家のような構えをとった。そそして流水のような滑らかな動きで弾丸の起動を逸らした。それはオロチ本人だけでなく、小龍までその動きを再現して弾丸の直撃を防ぐ。

 

「なッ....」

 

キーラにとっては予想外の出来事だった。さっきまでは怪人らしく暴力を振りましてた存在が、唐突に格闘技の達人のような繊細は動きで銃撃を防いだのだ。本当に人間を逸脱した怪人なのかと疑いたくなるのも無理はないだろう。

 

「これで終わりか?」

「.....ふっ、面白い。まさか人間共の技術も吸収してるとは予想外だった。ならば、私の全霊をその小癪な動きで防げるのか試してやろう!」

 

不敵な笑みを浮かべつつ、キーラは巨体を動かして巨腕の一撃を真正面から放つ。当然オロチは銃撃を流したように、流水のような腕の動きでキーラの攻撃を防ごうとする。

 

「ッ!?」

「フッ.....どうやら力比べなら私の方が上のようだな。」

 

オロチは確かにキーラの攻撃を流すことはできたものの、それは完全に防ぐことは出来ず体の一部を掠めてしまった。これはオロチの油断や怠慢によるものではなく、単にキーラの一撃が強く、重いかったである。

重ねて説明するが、キーラの発動した急段という概念の性質は『自分と相手の合体技』である。そのためキーラ個人だけでなく他ならぬオロチの力まで合わさっているのだ。故につまりキーラの急段が成立し続ける限り、キーラの攻撃がオロチ個人の火力を上回るのは必然であるのだ。故に完全に防ぐことは不可能と言えるだろう。

 

「ならば....」

「小賢しい、その攻撃は既に見た!」

 

肉弾戦での戦闘は部が悪いと判断したオロチは、もう一度熱線を放とうとする。しかしキーラは即座に察知し、城の廊下を粉砕しながらアッパーカットを放つ。それによって熱線のベクトルが全てあらぬ方向へと外れ、キーラへ直撃することはなかった。

 

「.....素晴らしい。」

「.....なんだと?」

 

ふと、アッパーが直撃したオロチは、キーラへと向き直ると同時にそのような称賛の言葉を送った。急に紳士的な態度を取るオロチに、キーラは解せない表情を浮かべる。

 

「貴様、急に態度が変化して気持ち悪いぞ。まさか私を懐柔する気ではあるまいな?」

「いいや、その通りだ。それほどまでの戦闘力をそのまま見放すのは実に惜しい。我々怪人側について欲しいと俺は望んでいる。」

「はっ、私がお前達下衆な怪人側につけだと?寝言は寝て言えよ....第一貴様らは死んだ怪人なのだろう?そんな連中に私が入ってなんのメリットが.....」

「俺をここに送りつけた奴から聞いたが、この城の主人を倒せば現世に戻ることができるのだろう?であれば俺がそいつを殺し、現世に戻る資格を得るとしよう。そうすればお前も共に蘇らせ、共に世界を征服するとしよう。愚かな人間共を駆逐し、我々怪人が世界の頂点に立つのだ。」

「.....」

 

オロチの言葉を聞き、キーラは口を閉じだ。確かにキーラにとって人間は憎悪の対象であり、駆逐する存在である。オロチの提案もキーラにとってはそこまで悪くないものではあるのだろう。

そして、意を決したキーラは顔を上げてオロチへと顔を向ける。

 

「....確かに私にとって人間は全て死ねばいいと思う。それはここの城を支配してる奴にも言えることだ。」

「なら.....」

「しかし、貴様は気に喰わんよオロチ。私はお前のあり方に賛同しない。」

「.....何故だ?」

「お前が同胞を平気で殺すことができるからだ。」

 

そう、キーラはオロチと始めて出会った時に、目の前にいたオロチの部下と思われる怪人達がオロチ本人ちよって殺されたことをしっかり覚えていたのだ。その事に対し、キーラは怒りの炎を燃やしていた。

 

「私はあんな連中は死んでも当然の屑だと思っている。ああ、私にとっては価値を感じない他人ではあるし、見るに耐えん醜い怪人ではあるからなぁ。しかし、連中のほとんどはは言ってたぞ『オロチ様』だとな。であれば主である貴様があの連中をしっかりと支配し、受け入れて然るべき存在であろうが。」

「....俺の組織には弱者・敗者は不要。それに、怪人は幾らでも作ることが可能だ。」

「そんな言い訳が通用するものかッ!王なら部下を家族のように受け入れるべきであろうがッ!!ああ....やはり怪人は吐き気を催すほど下衆で、誇りなんぞ持ち合わせていない存在なのだと確信した。仮に私がそちら側についたとしても、我が子らへ平然と手を掛けるのだろうよ。」

「.....」

 

キーラはかつてないほどに激昂しており、オロチはそんな彼女を見てどう感じたのだろうか。とにかくキーラにとって同胞殺しは禁忌であり、それを平然と行えるオロチは決して許される存在でないのだろう。家族のように愛している部下を怪人たちの被害に合わせることを許すわけにはいかない。

 

「だから消えろ、消えろよ薄汚い畜生共め!お前達のような下衆と同類だと一瞬だって思われたくないのだよッ!」

 

怒りをあらわにしながらキーラはオロチへと襲いかかる。余程交渉へと持ち込まれたのが彼女の怒りに触れたのか、拳ではなく全力の体当たりを繰り出していた。それはまるで、1秒でも早く目の前の存在を消し去りたいと言わないばかりに。

 

「なるほど、よく分かった。」

「えっ.....」

 

その時、キーラにとって奇妙なことが起こった。オロチがそう呟いた瞬間に、融合してたはずの巨大な肉塊が一瞬にして消えたのだ。あまりに急の出来事にキーラは混乱していた。しかしその原因は、次に大蛇から発せられた言葉によって真実が紡がれた。

 

「お前は『人間』だったのだな。」

 

そう、先程の一連の会話でオロチはキーラを人間だと理解してしまったのだ。キーラの急段を成立させる条件は『キーラを人外と認める』であることは説明がついている。しかしこれは逆説的に言えば『キーラを人間と認めると』成立しないのである。当然ながら例え人間や怪人であってもキーラを人間と認めることは難しい。野生生物じみた言動や行動、そして生物界でも珍しい黄金瞳が、キーラを人外魔境の生物だとすり込ませる。これはオロチであっても例外ではない。

ではなぜオロチはその認識を改めることができたのだろうか。

 

「な、ぜだ....なぜ急にそんな事を....」

「.....先程のお前の言動、それらが人間怪人ガロウと酷似したからだ。」

 

そう、それはオロチが生前対面した『人間怪人ガロウ』の存在が大きく働いたからだ。ガロウは生い立ちからして人間でありながらも怪人へ憧れる少し異端な人間であった。当然オロチが率いる怪人協会にも加担しかけたが、入団試験である人殺しを行う事を拒否したのだ。それどころかいじめられっ子を助けるために怪人達と敵対することまでしたのだ。同胞を助けるために命をかけて戦う姿は、オロチからすればまさに人間の行為である。その観点から見てもガロウまさに人間の姿であったのだ。

故にオロチからすればまさにキーラは人間、最早人外たる怪人として認識することは間違いなのだと確信したのだ。皮肉にも、それがキーラの全力を奪う行為に繋がってしまったのだと自覚せずに.....

 

「....なぜ先程の姿を解いたのかは知らないが、弱体化した相手を見過ごすわけにもいかん。」

「グガァァァァァッ!?」

 

容赦なく振り下ろされる鉄槌。当然ながら急段が解除されたキーラにオロチの攻撃を防ぐ術はなく、防御や抵抗を許されないまま直撃してしまう。体は押し花のように押し潰され、強烈な痛みと共に血飛沫が辺りへと撒き散らされる。

 

(まさか.....怪人なんぞに人間だと思われて自覚のないまま急段を解除されるとは.....ここまで皮肉の効いた結末はあるまい。)

 

と、キーラは自虐的にそう心の中で感じていた。皮肉にも怪人に憎い人間だと思われ、その結果奥の手である急段が不成立となった。まさに彼女のプライドに傷をつけるには十分な結果で、最早怒りすらこみ上げてこないのだろう。故に正しを待つのみ、正確には最早死んだ存在で、クリームヒルトの眷属なので完全な消滅とはならない。しかし彼女がもう一度顕現させるとは、キーラからしたらそれはあり得ないと思っていたからだ。オロチの暴走を止める事をできなかった自分が、また顕現させてもらえるとは考えられないと思っていたからだ。

 

「ここまでのようだな。実に惜しい存在だが、こちら側につく気がないのであれば.....死ぬが良い。」

(終わった。)

 

オロチがもう一度拳を振り下ろす姿が見えた。キーラは自分の敗北を受け入れ、ゆっくりと目を閉じた。自分負けた、そして殺される。自身に迫る強烈な痛みを覚悟し、そのまま受け入れようとする。

鼓膜に響く激しい激突音。しかし痛みが体に巡ることはなく、その次には激しい金属音とオロチの咆哮が響き渡る。何かおかしい、とキーラは途切れかける意識の中違和感を覚えた。

 

(.....なんだ?何が起こってる?)

 

違和感を感じたキーラはゆっくりと目を開ける。視界は消耗した体力と微量の血によって見え辛い。どうにか力を込めて目を見開くと、何者かがこちらへと近づいて来る。そして声を掛けてきた。

 

「良かった、まだ意識はあったのだなキーラ。」

「.....ッ!」

 

それは聞き覚えのある声だった。それはここで眷属としての関係を繋いでくれた人物、第3盧生クリームヒルト ・ヘルヘイム・レーベンシュタインに間違いなかった。体こそ起き上がらせることはできなかったが、鈍くなっていた頭と視力を刹那的に取り戻すには充分な衝撃だった。

 

「貴様、何故.....私を冷やかしにきたのか?」

「まさか。黒幕との決着がついたから、まずはキーラの様子を見に戻ってきただけだ。そしたら明らかにピンチだったのでな、あの怪人と戦う事にしたのだ。」

「....なるほどな。」

 

彼女の背後を見てみると、そこにはオロチの体が横たわっていた。徐々に存在感も薄れており、明らかにクリームヒルトとの戦闘で敗れたことが理解できた。あまりにも急な出来事で、キーラは呆れてため息を出してしまう。

 

「最早何がなんだかな.....まあ、もう良いか。それで、また私に雑務でもやらせる気か?」

「いいや、もうここいらで充分だろう。お前はこれ以上、私と繋がる必要はないだろう。」

「.....なんだと?」

「ここはヘルヘイム、生前望みを叶えることができなかった者が訪れる世界だ。もう、望みは叶ったのだろう?」

「望み、だと?私は....盧生に....」

「そうか?その割には、達成感で満たされたような顔をしているぞ?」

 

そう、クリームヒルトから見たらキーラはもはや後悔も無く、やり遂げたと感じられるほど清々しさを感じる表情をしていた。

これはキーラは本人はほぼ無自覚であったのだが、彼女の因縁の相手である我堂鈴子は現世での戦闘の際にこう述べていた。『彼女の本当の望みは人間になりたい』と理解したのだ。彼女が部下を家族に愛していること暗にその望みがある事を示しており、盧生の資格を強く望んでいたのも、その夢を達成したが為に手に入れようとしていたのだ。しかし、オロチによって人間である事を指摘され、キーラ本人もその確信へと進む大きな経験になったのだ。

 

「.....まったく、どいつもこいつも身勝手なことを言いよって。しかし、そうだな....もう良い、これ以上お前達に関わるのは良い迷惑だ。暫くは、休む事にしよう。」

「ああ.....ゆっくりと眠ると良い。もうこれ以上、お前達を傷付ける者はいない。Auf Wiedersehen.keire.」

 

クリームヒルトはどこか慈悲深い口調でキーラへと告げる。手をかざし、キーラの身に纏っていた夢を吸収していく。

それは眷属の資格剥奪しており、完全に剥奪されると彼女は最早この世界に留まることはできない。しかしキーラはそれに抵抗することなく、ゆっくりと瞳を閉じた。そして完全に資格を剥奪されると同時に、キーラは静かに息を引き取り、消滅していった。その後、彼女がどのような世界に行ったのか、クリームヒルトすらわからない。

 

「.....行くか。」

 

完全に消滅した鋼牙の女王を見届けたクリームヒルトはその場を後にしていった。どの世界へといったのかは分からないが、願わくば彼女に害を与えず、愛する家族達と平穏に過ごせる世界へと旅立つことを願いながら。

 




次回はいよいよ最終回、乞うご期待ください!
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